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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第103号】~2014年は日本企業攻勢の年に~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年1月8日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第103号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 2014年がスタートしました。私にとって今年は本厄。お正月には実家・広島の中心部にある護国神社で厄除け祈願をしてきました。おみくじも「とにかく仕事に励め」とのことだったので、健康に気を付けながらも今年はより一層自分を忙しくしたいと思っています。
 正月二日には娘を連れてスキー場に行ってきました。広島も中国山地の奥に行くといくつかスキー場があるのですが、思っていた以上に雪が積もっており、雪質もよかったです。娘にとっては初、私にとっては実に17年ぶりのスキーでした。最初はちょっと怖かったものの、時間とともに身体が覚えていたのか、何とかうまく滑ることができました
 今週のコラムは2014年を迎えて、です。では、中国市場インサイトメルマガ第103号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第103回)
     ~2014年は日本企業攻勢の年に~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2013年12月号(vol.10)20日発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ベトナム発の日本食人気」(2013年12月20日付)

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第103回)
 ~2014年は日本企業攻勢の年に~

 新しい1年が始まりました。昨年後半から続く日本企業の攻勢が2014年はさらに加速し、飛躍の年になると期待していたところ、年末の安倍首相の靖国神社参拝で出鼻をくじかれた格好です。
 先日上海で乗ったタクシーでも、この参拝をテーマにした日中関係の議論がラジオで流れていました。専門家は、両国間の外交関係は最悪の状態だが戦争はありえないという話だったのですが、網友(ネットユーザー)からは戦争が起こるかもという過激な発言もありました。
 確かに今回の参拝は少なからず中国人の感情に不快感を植え付けたと思いますが、普段の生活では前回の反日デモ騒動時のような不安や心配は全く感じません。理性的に行動しようとしているのか、こうした日中間の政治的軋轢に嫌気がさし無関心になったのか、それとも、大気汚染や不景気などの問題を目の前にしてそれどころではないのか。個人的意見としては、三つめが大きいのではと思っています。
 中国で生活していると、昨年あたりから色んな場面で「経済差(景気が悪い)」という言葉を耳にするようになりました。先日も広東省で建材配送業を営む方に話を聞きましたが、需要が減って物が動かなくなり、動いてもほとんど利益がないと嘆いていました。北京では予約待ちが半年から1年になるほど繁盛していた高級レストランが政府の倹約令の影響からか席がガラガラになり、ついには閉店してしまいました。
 大気汚染にしろ倹約令にしろ、これまでの経済成長を引っ張ってきたエンジンが「老朽化」し、効率が高い新たな「動力」を得るための改善が必要になっていることを示しているのかもしれません。これまでブランド志向で欧米の高級品を求めていた消費者が、リーズナブルな価格でより良いものを求める方向に変わってきていることもその表れかもしれません。ちょうどその条件を満たすのが、日本製品だとも言えます。
 昨年後半以降、日本車販売が反日デモ騒動以来の攻勢を見せているのも、単にエコ技術やデザインなどの要素のほかに、中国消費者の環境変化に起因しているものと思われます。安倍首相の靖国参拝問題でスタートした2014年ですが、日中の政治・外交問題とは別次元での消費現場の需要構造の変化を見過ごさず、この絶好の機会をしっかりと捉えなければと感じています。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「江蘇省(4)~華東経済をけん引する注目都市~」
 ~潜在性がある蘇州の金鶏湖と高新区
 蘇州の新興地域にある金鶏湖ショッピングエリアと高新区の商業施設はミドル~ハイエンド路線に特化している。レストラン、バー、カフェなどがメインとなるレジャー路線のショッピングモールも多くある。代表的なのは金鶏湖西岸の印象城、東岸の蘇州久光百貨と圓融星座購物中心、高新区の美羅百貨や日本の蘇州泉屋百貨(イズミヤ)である。…… 
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「2014年の中国奢侈品市場(1)」
 ~伸び悩む奢侈品市場、海外購入は増加傾向
 伸び悩みが続く中国の奢侈品市場。内外価格差のため海外で購入する消費者が増加したり、企業側の積極的な店舗展開が裏目に出てブランド価値が低下するなど、様々な要因が指摘されている。2014年の奢侈品市場はどのようになるのだろうか。……
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「右肩上がりの中国紙おむつ市場(2)」
 ~「安全・安心」が優先、中国の紙おむつ市場
 購入層の中心が80后や90后に移行しつつあることも重要だ。この層は、製品の品質が良ければ値段が多少高くても購入するという消費観念を持っている。逆に言えば、値段が高ければ高いほど高品質が保証されるという「信念」を持ち合わせているとも言える。そのため、各社はミドル~ハイエンドタイプを主力製品に据えている。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2013年12月号(vol.10)発行

 会報誌2013年12月号(vol.10)では、いまや上海に匹敵するほどの消費市場と勢いを持つ江蘇省の実態に迫りました。日本企業にとって江蘇省といえばまず名前があがる蘇州や無錫、南京など代表的な都市のほかに、これまであまりメディアでも取り上げられず影の薄い存在だった常州、鎮江、揚州、泰州にも足を運び、現地の消費実態をレポートしています。企業分析では、エアコン販売店から小売流通チェーン店として中国ナンバーワンとなった家電量販店の蘇寧を取り上げ、家電販売のほかに総合モールの展開や不動産、金融業へと事業を多角化する真相に迫りました。現地企業インタビューのコーナーでは、PM2.5による大気汚染が深刻化する中国でパナソニックやシャープなど日本製も奮闘する空気洗浄機市場について、3Mのキーパーソンに同社の事業展開と市場の展望についてヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2013年12月号(vol.10)  もくじ
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【巻頭特集】 中国地域別調査 江蘇省
  『華東経済をけん引、江蘇省の経済&消費パワー』 
   現地調査で注目都市の「今」を分析

【第2特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析 
  『“三本の矢”経営で「中国版ウォルマート+アマゾン」目指す』
   南京発の蘇寧雲商集団、ネット総合企業への躍進なるか

【第3特集】 中国最新マーケティング 
  『地場ブランド強いスキンケア用品、腕時計ではカシオが断トツ』 
   「双十一」ネット販促の売れ筋ブランドは?

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~ 
  『大気汚染への懸念で右肩上がりの空気清浄機市場』 
   3Mの中国展開から見る市場のトレンド 

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 湖北省・武漢編 
  『豪快な武漢の消費スタイル 夏の猛暑が消費活動に影響』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。次号は1・2月合併号をお届けします。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第17回「ベトナム発の日本食人気」(2013年12月20日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第17回は「ベトナム発の日本食人気」(2013年12月20日付)。ベトナム・ホーチミン空港から市内へ向かうバイパス道路。道路を埋め尽くすバイクの数に圧倒されながら、一際存在感をアピールする日本屋台村「TOKYO TOWN」。「焼きそば」「お好み焼き」など馴染みののれんとともに、寿司、刺身、てんぷら、ラーメンなど全320種のメニューが地元ホーチミン市民を魅了する。一番人気は寿司と刺身。その理由はそれらが「ザ・日本食」だから。しかし生の魚を食べる習慣がそもそもなかったベトナム人にそのおいしさを伝えた先駆者がいる。その名は・・・。
 次回の掲載は1月10日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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