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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第105号】~環境やシルバーなどの得意分野、日本企業の躍進なるか~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年1月22日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第105号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 お正月気分も抜け、よしこれからという頃に中国の旧正月に突入し、またゆるりとペースダウンするのが毎年1月の恒例行事と化していますが、今年は来週31日(金)に春節を迎えます。1月に入ってから周囲では忘年会が至るところで行われ、昼間から大人数でお酒を飲んで賑わう場面に遭遇することもあります。
 中国の会社では、忘年会恒例のくじ引きが行われ、チャットアプリの微信上でアンチウィルスソフト大手の奇虎360が一等賞にポルシェを賞品に、また家電EC大手の京東商城の老板(社長)が自ら総額100万元(約1,700万円)の賞金を別途捻出したなどの情報が流れていました。そうしたなか上海の某企業が日本のAV女優を招待し、デート券が賞品になったというニュースも…。
 弊社でも本日夜に忘年会が開かれます。慎ましやかながら毎年恒例のくじ引きも行われ、社員一体となって盛り上がる一日となります。
 今週のコラムはキーワードで読み解く2014年の中国市場最新動向についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第105号をお送りいたします。

◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第105回)
     ~環境やシルバーなどの得意分野、日本企業の躍進なるか~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年1・2月号(vol.11)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「最先端O2O、挑む最大手」(2014年1月10日付)

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第105回)
 ~環境やシルバーなどの得意分野、日本企業の躍進なるか~

 会報誌14年1月&2月合併号の巻頭特集では2014年の冒頭にあたり、「キーワードで読み解く2014年の中国消費トレンド」をテーマに、中国の市場や消費がどのような方向に進んでいくのかを探ってみました。
 習近平政権がスタートして1年強。倹約令の影響もあるのでしょうか、街中では一時の急成長やバブル的な雰囲気が影をひそめるようになってきました。日中間のビジネスにおいても、アベノミクスによる景気浮揚ムード漂う日本との空気が対照的で、昨今の日本企業の東南アジアシフトがますます中国の停滞感を際立たせているように思えます。
 中国は年率7%台の経済成長を維持していますが、消費よりは投資が主導しているのが目立ちます。そのため、シャドーバンキングや地方都市の「鬼城(ゴーストタウン)」がメディアで取り上げられるたびに、いよいよ中国経済も「バブル崩壊、低成長国へ」というシナリオが何ら根拠なく先走っているような気がします。
 しかしこの経済成長を「好景気」と見るか「不景気」と見るかについては、どこに基準を置くかによって大きく意見が分かれるところではないでしょうか。その基準は08年のリーマン・ショックや10年の上海万博だと思います。つまり、ここ1、2年の間に上海に赴任された方は、中国は依然力強い成長を続けていると言いますし、リーマン前の好景気を経験した方は「あの頃はよかった……」と言います。
 一方、先日メディア関係の方と食事をしている際に、中国GDP全体の3〜4割程度と言われる消費も、街中の商店など発票(領収書)を伴わない消費の数値がそもそも計上されているのかと話題になりました。こうした取引まで数値化するにはかなりの困難が想像できます、しかし、実際にすべて計算したら、消費主導の経済実態が明らかになり、日本のGDPをはるかに超えてアメリカに肉薄するのでは……。
 このように雰囲気や数値に惑わされることなく、中国市場及び消費現場の「いま」を把握・分析することが大事だと感じます。消費者層も80年代と90年代生まれでは考え方や主張の仕方も違いますし、中年層も時代や経済の変化に応じて嗜好や消費形態も変わってきています。
 そうした変化のなかで、日本企業にとって本当の意味での「戦える場」が醸成されていると思っています。そのキーワードには「安心・安全、エコ、健康」といった食や環境に関するもの、「個性、控えめ、カスタマイズ」などブランド誇示よりもオンリーワンやニッチを選ぶ嗜好の変化、そして「女性、子供、シルバー」と消費層の拡大及び多様化などが挙げられますが、いずれも日本企業が得意としている分野と言えるでしょう。 

※詳細は会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年1・2月号(vol.11)をぜひご覧ください。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

「江蘇省(8)~華東経済をけん引する注目都市~」
 ~常州の特徴は地元密着型消費
 常州と聞くと、「蘇錫常」という言葉が連想される。文字通り、蘇州、無錫、常州の3都市の総称だ。この3都市の合計面積は江蘇省全体の約17%に過ぎないが、GDPと財政収入では省全体の約40%を占める。省南部の経済をけん引する「3兄弟」のような位置付けだ。常州は江蘇省で蘇州、無錫、南京に次ぐ規模の都市だ。12年GDPは3970億元、都市部1人当たり平均可処分所得は3万3587元で、いずれも同省で第4位となっている。…… 
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「美特斯邦威の戦略から見る中国アパレル市場(2)」
 ~マルチブランド戦略が難しい中国市場
 この戦略はアパレルのインディテックスを参考にしたと考えられる。同社は傘下にZARAのほか、ヤング向けカジュアル「ベルシュカ」、アッパーマーケット向けの 「マッシモ・ドゥッティ」などを抱え、顧客層を広げている。美特斯邦威もこれに習って既存店をME&CITYブランドにそのまま変更する「ブランドスイッチ」を積極的に行い、ブランド設立からまもなく100店舗体制とした。……
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「美特斯邦威の戦略から見る中国アパレル市場(1)」
 ~マルチブランド化を進めた美特斯邦威
 中国のアパレルブランド、美特斯邦威(Meters/bonwe)の不調が伝えられている。多ブランド化のつまずき、外資の攻勢、消費者のテイストの変化などが理由として挙げられる。若者に人気の同社はどのように立て直しを図るのだろうか。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=875

「江蘇省(7)~華東経済をけん引する注目都市~」
 ~無錫で数多く見られる日系ブランド
 無錫には日系企業の投資が集中しており、無錫新区には日立、パナソニック、ソニー、東芝、シャープ、キヤノン、エプソンなど日系企業が約360社進出している。日本人が集まる新区には日本料理レストランが多く見られ、中山路でもかなりの頻度で日本ブランドが目に入る。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年1・2月号(vol.11)発行

 会報誌2014年1・2月号(vol.11)では、力強い成長が続く中国消費市場をキーワードで区切りながら、それぞれの現象や動向を分析及びレポートしています。日中間の政治問題やGDPなどの数字では計り知れない消費現場の実態や変化についてまとめています。シャドーバンキング、倹約令、PM2.5を伴う大気汚染、食への不信感、ネット通販、ソーシャルメディア、商業施設の挑戦、90后など、いずれも中国消費現場の「いま」を客観的かつ多角的に掘り下げました。また巨大市場を目の前に「地産地消」が迫られる日系製造業がいかに販売を伸ばしていくか。欧米や香港、ローカル系企業がどのように情報を収集し、分析及び活用しているかについてヒアリング調査を行いました。そのうえで、これまでの実績案件を例にしながら、日系企業の情報力向上のノウハウと「地産地消」戦略を紹介しています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年1・2月号(vol.11)  もくじ
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【巻頭特集】 中国最新市場動向
  『オリジナルとカスタマイズを重視、環境と子供向け製品にも注目』 
   キーワードで読む得2014年の中国消費トレンド

【第2特集】 中国ビジネス最前線
  『「地産地消」時代をいかに戦うか』
   精度の高い「情報収集」+「データ分析」=「情報力」が鍵に

【第3特集】 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『マルチブランドとM&A戦略を貫く中国小売業界の雄』
   政府系の華潤集団、顧客ニーズを重視して躍進

【マーケティング】 中国最新マーケティング
  『模倣品も登場、過熱する紙おむつ市場』
   右肩上がりの中国紙おむつ市場

【インタビュー】  中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~ 
  『スポーツの認識向上が急務、カジュアルブランドからの脱却を』 
   ナイキの戦略から見る中国スポーツ用品市場の現状と展望

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 
  南京編 『「消費型」スタイル貫く南京の若者世代』
  福州編 『歴史ある古都、華僑の故郷「東街口」が商圏の中心』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第18回「最先端O2O、挑む最大手」(2014年1月10日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第18回は「最先端O2O、挑む最大手」(2014年1月10日付)。昨年9月にオープンした無錫蘇寧広場、街の中心部で絶好のロケーションに位置し、地下にはスーパーのマルエツが中国初の店舗をオープンした。このショッピングセンターはいまや小売チェーン流通業で中国トップとなった家電量販最大手の蘇寧雲商集団が手掛けている。館内には家電売り場が巨大なスペースを占めているが、そのほかにもレストランやアパレルなどのお店のほかに、ベビー及びマタニティ関連のネットショップ大手「紅孩子」が初のリアル店舗を出店。そこで見た業界最先端のO2Oの実態とは・・・。
 次回の掲載は1月24日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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