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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第118号】~5億人がモバイル経由、ネットショッピングも人気~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年4月23日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第118号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週の東京滞在時に、大手町や新宿などのビジネス街で研修中の新入社員や就職活動中の学生を至るところで目にしました。皆、スーツ姿が初々しく、その若干緊張した面持ちを見ると、ほのぼのとした気分になりました。すでにその時期から20年近くが経とうとしている中年サラリーマンの私にとって、この光景は毎年の風物詩ながらいつもフレッシュな気持ちにさせられます。
 私の生まれた1973年は、第2次ベビーブーム世代の頂点で、かつバブル崩壊から「就職氷河期」と言われ始めた時代でした。また社会人になっても「新人類」と称され、それまでの世代とは異なる価値観と行動で先輩方をヤキモキさせた世代でもありました。
 そうした新人類も時代とともに変遷しているようです。ある友人の会社では、いまどきの新入社員はパソコンを使えないと。これまでは若い社員がオジサン上司にワードやエクセルの使い方を教えるのが普通でしたが・・・。タブレットPCの普及でパソコン離れが進んでいる次世代の「新人類」が生まれているようです。
 今週のコラムは会報誌最新号で取り上げた中国インターネット最新動向についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第118号をお送りいたします。

◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第118回)
     ~5億人がモバイル経由、ネットショッピングも人気~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年4月号(vol.13)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「消費、家族連れが下支え」(2014年4月18日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第118回)
 ~5億人がモバイル経由、ネットショッピングも人気~

 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」の最新号(14年4月号)では、巻頭特集のテーマとして中国インターネット市場の最新動向を取り上げました。チャットアプリの「微信(WeChat)」やタクシー配車アプリの「嘀嘀打車」など、スマホを介したネット利用が一気に広がった感がありますが、実際に13年末に6億人を超えたネットユーザー人口のうち、実に81%にのぼる5億人強がスマホを含むモバイル機器からのネット接続となっています。
 そうしたなか、中国の街中や地下鉄の中で、多くの人がスマホを手にネットを閲覧している姿を見ていると、果たして彼らはネット通販までもスマホ経由で行っているのか、それともネット通販の主流はあくまでもPC(パソコン)経由なのかという単純な疑問を持ちました。
 一方、タクシー配車アプリや巷で話題となっているO2O(オンライン・ツー・オフライン)などで普及している「微信支付」などのスマホ決済。ネットユーザーは便利だからどんどん使おうと思っているのか、セキュリティー面などで不安を抱いていないのか、などと好奇心を覚えました。
 そこで、最新の中国インターネット市場全体やネットショッピングなどのデータを集めた上で、実際のネットショッピングの動向をユーザー目線から探るため、20~30歳代の8名(男性1名、女性7名)に対してインタビュー調査を行いました。
 モバイル経由のネットショッピングについて、13年時点での比率はPCが90.8%、モバイルが9.2%と依然大きな差があるのですが、17年には市場全体の4分の1がモバイル経由になるとのレポートもありました。一方、インタビュー調査からはモバイル経由のネットショッピングはすでにスタンダード化しており、特に20代のユーザーの間で人気が高いことも分かりました。
 また、モバイル決済市場も急拡大中。13年は前年比707%増の1兆2197億元規模になったと見られ、17年までに現在の10倍の市場に成長すると予想されています。しかし、ユーザーの反応はイマイチで、インタビュー調査によると「セキュリティー面で不安」という声が多かったのも注目に値します。
 スマホの普及により市民のライフスタイルが大きく変わりつつある中国。スマホ決済やO2O、オムニチャネルなど、日本よりも動きや変化が速い面もある現場を、今後もウォッチしていきたいと思います。

※会報誌(14年4月号)で、上記テーマについてさらに深く掘り下げてレポートしています。詳細は下記リンク先から。
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/

「進出拡大するブルガリ、著名人効果で躍進なるか(1)」
 ~代理店を活用するブルガリ、リスク最小限に
 中国の奢侈品市場は2008年時点で1403億元だったが、11年は2660億元まで拡大した。リーマン・ショック後の影響もあった09年は、世界奢侈品市場は8%縮小したが、中国では逆に12%も成長した。中国市場において、奢侈品ブランドはどのように発展し、どのようなトレンドが見込めるのだろうか。ブルガリのグレーターチャイナ地区販売マネージャーのビビアン・チャン氏に話を聞いた。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「中国O2Oビジネス最前線(7)」
 ~海底撈 ~微信と提携して集客アップ目指す火鍋チェーン~
 火鍋チェーン店の海底撈は、インターネットを通じたマーケティング活動を積極的に行ってきた。SNSの開心網や人人網、微博(ウェイボー)の新浪微博やテンセント系の騰訊微博に公式アカウントを開設し、店舗情報やお得なメニュー情報などを発信。顧客との距離を縮め、親しみのある企業イメージが徐々に根付いていった。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「中国O2Oビジネス最前線(6)」
 ~大衆点評網 ~グルメ情報中心の口コミサイト大手~
 大衆点評網は03年に設立された口コミサイトのリーディングカンパニーで、日本のぐるなび、食べログのような存在だ。少々古いデータになるが、13年4~6月期におけるアクティブユーザー数は7000万人超、コメント数は2600万超、紹介店舗は中国2300以上の都市の400万店近くに上る。生活情報サービスサイトの市場シェア(登録会員数ベース)は25.5%で第1位だ。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=960

「中国O2Oビジネス最前線(5)」
 ~スマホ普及と微信人気
 どこにいても情報が得られてサービスを享受できることがO2O市場の発展の原動力であるが、スマホという「インフラ」がそれを支えてきた。中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、携帯ネットユーザーは13年末時点で5億人に上り、07年比で約10倍となった。全ネット利用者に対する比率も07年の24%から13年には81%まで上昇した。また、中国のスマホ普及率は13年6月末時点で71%に上ったとされる。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年4月号(vol.13)発行

 会報誌2014年4月号(vol.13)では、中国インターネット市場の最新動向について特集を組みました。13年末にインターネット人口が6億人を超えた中国。その8割を超える5億人強がスマホなどのモバイル機器からネットに接続しています。ニュース閲覧や検索だけでなく、チャットやネット通販、決済などこれまでパソコン経由で利用してきたインターネットサービスも、スマホが一気に普及したいま、身の周りでもほとんどがスマホ経由になっている気がします。このように日々目まぐるしく変化する中国インターネット事情について、政府発表の最新データと実際の利用者へのインタビューを交えながら、分析及びレポートしています。
 また業界&企業分析では、「QQ」や「微信」などのチャットアプリやオンラインゲームで有名なテンセント(騰訊)の事業モデルと最近の事業多角化(投資)戦略について、また現地企業のインタビューでは中央政府の「倹約令」により贈答品需要が落ち込み、新たな戦略が迫られている奢侈品市場について、ブルガリのグレーターチャイナ地区販売マネージャーのビビアン・チャン氏に同社の企業戦略についてヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年4月号 vol.13 もくじ
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【巻頭特集】
  中国インターネット市場最前線
  『右肩上がりのモバイルユーザー、ネットショッピングは30億円産業』

【第2特集】
  チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『ネット業界の雄、テンセントがひた走る拡大路線』
   QQと微信を武器にネット帝国を構築中

【インタビュー】
  中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『進出拡大するブルガリ、著名人効果で躍進なるか』
   減速下の奢侈品市場、ブランド力と知名度向上がカギ

【都市別調査】
  都市別マーケティングレポート 成都編~その1
  『グルメやレジャーが盛ん メイン商圏は春熙路』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第25回「消費、家族連れが下支え」(2014年4月18日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第25回は「消費、家族連れが下支え」(2014年4月18日付)。習近平政権による「倹約令」の影響をもろに受ける首都・北京。これまで半年先まで予約で埋まっていた高級レストランも今や閑古鳥が鳴くほど。ブルガリなどの高級ブランド品も、その売り上げの約20%を頼りにしていた贈答品需要が一気に萎み、特に北京や瀋陽などの北部での落ち込みが激しいという。一方で、こうした奢侈品も海外での購入は依然衰えを見せていない。関税や消費税(ぜいたく税)などの内外価格差や元高メリットを背景に、同市場の海外消費比率は67%前後に上るとのこと。こうした消費現場の変化を踏まえ、北京のショッピングシーンにも新たな潮流が生まれている。その潮流とは・・・。
 次回の掲載は5月2日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バクナンバーはこちら >>
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