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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第119号】~チャットアプリからECまで手掛けるテンセント~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年4月30日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第119号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週末に浙江省・舟山の普陀山に行ってきました。普陀山は五台山(山西省)、峨眉山(四川省)、九華山(安徽省)と並び中国仏教四大名山に数えられ、宗教を問わず中国じゅうから多くの参拝者が訪れます。
 普陀山は1,390もの島々が連なる舟山群島の一つで、山という名がつきますが、実際は島です。対岸の朱家尖島までは島々が橋で陸続きとなっており、上海からは車で3時間弱ほどかかります。朱家尖からフェリーに乗って15分程度で到着します。
 3年連続して願掛けをすると願いが叶うという話を聞き、ちょうど厄年のお祓いも兼ね、昨年初めての参拝に続いて今年で2回目。今回は大雨のなかでの参拝となりました。
 普陀山といえば高さ33mの大きな観音像が有名なのですが、昨年は風、今年は雨でフェリーが休航するかもという警告を受け、寺院参拝後に急いで帰ることに・・・。来年はぜひとも「3度目の正直」ということでお目にかかれればと思っています。
 今週のコラムはスマホ向けチャットアプリ「微信(WeChat)」をベースにO2Oを積極的に推進する騰訊(テンセント)についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第119号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第119回)
     ~チャットアプリからECまで手掛けるテンセント~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年4月号(vol.13)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「消費、家族連れが下支え」(2014年4月18日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第119回)
 ~チャットアプリからECまで手掛けるテンセント~

 Windows95が発売されたのは1995年8月23日。この画期的なOSにより、世界中でパソコンが一気に普及したことは周知の事実です。当時大学3年生だった私も、ちょうど流行り始めていたインターネット見たさに人生初のパソコンを購入しました。
 友人との連絡は、最近はEメールやLINEなどのチャットアプリが当たり前ですが、当時は携帯電話もなくあくまでも固定電話が主流。Eメールをようやく自由に使いこなせるようになったのはアメリカ留学中の頃からです。
  よって小中高の友達は大学入学のため実家の広島から東京へ引っ越ししてから、また大学の同級生や先輩後輩とも卒業後にアメリカへ留学してからは完全に音信不通となりました。今でこそフェイスブックを始めたおかげで少しずつ昔の友人との交流が始まっていますが、もう少し早くインターネットがあれば……とつく づく思います。
 こうした友人同士の結びつきに中国で一役買っているのが、中国最大手のインスタントメッセンジャー「QQ」。1999年に開発さ れたQQは、当時若者が主流だったネットユーザー間で話題となり一気に浸透、12年末時点でのアクティブユーザー数は7億人に達しています。「QQ空間」とい うブログも人気で、80后(80年代生まれ)以降の世代の多くが写真や日記などを友人同士で共有しています。
 その運営母体である騰訊(テンセント)は98年に深セン市で設立されたネットベンチャー企業。スマホ向けチャットアプリ最大手の「微信(WeChat)」も手掛け、そのアクティブユーザー数は3億5500万人(13年12月末時点)を誇ります。
  パソコンとスマホ両方のコミュニケーションツールを牛耳る騰訊。中国ネット業界の「風雲児」として一挙手一投足が注目されています。13年12月期の売上高は604億3700万元(約1兆49億円)、営業利益率は31.8%と高い数字を誇ります。豊富な資金力を背景に、各方面で投資攻勢をかけているのも同社の特徴です。
 ネット通販ではB2C大手の「京東商城」、タクシー配車アプリでアリババとガチンコ勝負を仕掛けている「嘀嘀打車」、グルメ・レストラン口コミ情報大手の「大衆点評」などへの出資で世間をあっと驚かせ、また微信にオンライン決済機能を導入した「微信支付」、資産運用の「理財通」、 新世界百貨や北京王府井百貨集団など小売大手との販売支援提携など、最近話題のO2O(オンライン・ツー・オフライン)の先導役としても注目を集めています。
 事業拡大路線をひた走る騰訊。内需喚起による新たな経済成長が急務の中国にとって、こうした勢いのある民間企業の活躍をいかに後押しするかがますます大切になってきています。今後も引き続き拡大路線を目論む騰訊の動向には要注目です。

※会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」の最新号(14年4月号)では、業界&企業分析の特集として騰訊(テンセント)を取り上げました。同社の業績推移や売上構成、事業展開図、直近の提携及び買収の動きなど、さらに深く掘り下げてレポートしています。詳細は下記リンク先から。
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

「進出拡大するブルガリ、著名人効果で躍進なるか(3)」
 ~知名度向上がカギ、ブルガリの次の一手
 「ぜいたく禁止令」によって贈答品の習慣や奢侈消費が打撃を受け、高級時計や贈答品の販売に影響が及んだ。特にお土産の定番の高級時計の販売量は急降下した。カルティエの腕時計の売り上げは55%も減少したとされ、ブルガリも40%縮小。特に役人文化が濃い中国北部で影響が大きかった。北京や瀋陽に加え、土豪(成金)が多い大同でも奢侈品消費が減退した。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「進出拡大するブルガリ、著名人効果で躍進なるか(2)」
 ~ブルガリのブライダルリング、人気のワケは?
 奢侈品ブランドにとっては商業施設のレベルが非常に重要だ。我々は現地でトップの商業施設にしか進出しない。重視する点は、(1)経営期間の長さと経験の豊富さ、(2)進出ブランドに特色があるかどうか、(3)高いレベルの経営管理チームの有無、といったことで、このうち一つでも欠けていてはダメだ。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=965

「中国O2Oビジネス最前線(8)」
 ~快的打車 ~急成長中のタクシー配車アプリ~
 業界最大手の快的打車は、泛城科技が12年5月に開発したアプリが出発点。同9月にサービスを開始し、12月には杭州快智科技として独立した。13年4月にはアリババから400万米ドルの出資を受け、モバイル決済の「支付宝銭包(アリペイ・ウォレット)」と連動。13年12月末時点で全国41都市において事業を展開している。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=962

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年4月号(vol.13)発行

 会報誌2014年4月号(vol.13)では、中国インターネット市場の最新動向について特集を組みました。13年末にインターネット人口が6億人を超えた中国。その8割を超える5億人強がスマホなどのモバイル機器からネットに接続しています。ニュース閲覧や検索だけでなく、チャットやネット通販、決済などこれまでパソコン経由で利用してきたインターネットサービスも、スマホが一気に普及したいま、身の周りでもほとんどがスマホ経由になっている気がします。このように日々目まぐるしく変化する中国インターネット事情について、政府発表の最新データと実際の利用者へのインタビューを交えながら、分析及びレポートしています。
 また業界&企業分析では、「QQ」や「微信」などのチャットアプリやオンラインゲームで有名なテンセント(騰訊)の事業モデルと最近の事業多角化(投資)戦略について、また現地企業のインタビューでは中央政府の「倹約令」により贈答品需要が落ち込み、新たな戦略が迫られている奢侈品市場について、ブルガリのグレーターチャイナ地区販売マネージャーのビビアン・チャン氏に同社の企業戦略についてヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2014年4月号 vol.13 もくじ 
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【巻頭特集】
  中国インターネット市場最前線
  『右肩上がりのモバイルユーザー、ネットショッピングは30億円産業』

【第2特集】
  チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『ネット業界の雄、テンセントがひた走る拡大路線』
   QQと微信を武器にネット帝国を構築中

【インタビュー】
  中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『進出拡大するブルガリ、著名人効果で躍進なるか』
   減速下の奢侈品市場、ブランド力と知名度向上がカギ

【都市別調査】
  都市別マーケティングレポート 成都編~その1
  『グルメやレジャーが盛ん メイン商圏は春熙路』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第25回「消費、家族連れが下支え」(2014年4月18日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第25回は「消費、家族連れが下支え」(2014年4月18日付)。習近平政権による「倹約令」の影響をもろに受ける首都・北京。これまで半年先まで予約で埋まっていた高級レストランも今や閑古鳥が鳴くほど。ブルガリなどの高級ブランド品も、その売り上げの約20%を頼りにしていた贈答品需要が一気に萎み、特に北京や瀋陽などの北部での落ち込みが激しいという。一方で、こうした奢侈品も海外での購入は依然衰えを見せていない。関税や消費税(ぜいたく税)などの内外価格差や元高メリットを背景に、同市場の海外消費比率は67%前後に上るとのこと。こうした消費現場の変化を踏まえ、北京のショッピングシーンにも新たな潮流が生まれている。その潮流とは・・・。
 次回の掲載は5月2日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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