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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第122号】~商業面でも存在感、北京の底力~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年5月21日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第122号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 日本経済新聞(5月18日朝刊)一面の「春秋」欄で、「8」がアルファベット順で8番目に当たる「H」を意味するとして、各国間の受け止め方の違いについて紹介していました。
 例えば、ドイツでは「ヒトラー」、英語では「86」で客を追い出すこと、フランス語では麻薬の「ヘロイン」を想起させるとのこと。
 一方、中国ではご存知の通り、「8」は「発財(お金を儲けるの意)」を代表する数字で、縁起のいい数字。新年の挨拶から「恭喜発財!」というほどで、自動車のナンバープレートや携帯番号など「8」が並ぶ数字が好まれます。
 ちなみに私にとっての「8」はミスター赤ヘル「山本浩二」の背番号(永久欠番)。物心ついたころから広島カープのファンである私にとって、今年はこのまま首位を独走して23年ぶりに優勝してほしい…と願う今日この頃です。
 今週のコラムは会報誌最新号の巻頭テーマで取り上げた北京の消費現場視察についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第122号をお送りいたします。

◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第122回)
     ~商業面でも存在感、北京の底力~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年4月号(vol.13)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ローカル化徹底で成功」(2014年5月16日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第122回)
 ~商業面でも存在感、北京の底力~

 会報誌最新号の巻頭特集で北京の消費現場を取り上げました。北京は中国の首都で政治や文化の発信地ではありますが、経済の中心地としては上海にその座を譲っているようなイメージがあるのも拭えないでしょう。中国内ではこの2大都市について、上海は「国際」的な大都市だが、北京は「中国(国内)」の大都市と言われることもあります。
 私も上海在住がもうすぐ10年を迎えますが、北京を訪れた回数は出張含め20回を少し超えた程度ではないかと思います。北京市内にもあまり馴染みがないだけでなく、最近はPM2.5など深刻な大気汚染のニュースなども影響してか、ついつい足が遠のいてしまいます。
 しかし、北京も2008年のオリンピックを機に街や市民のホスピタリティがガラッと変わったイメージがあります。地下鉄の乗車マナーもオリンピック後には格段と向上しましたし、タクシーの運転手も以前は独特の舌を巻く北京訛りの発音でまくしたてられていましたが、最近は丁寧な普通語(標準語)で話しかけてくれるようになりました。こうした変化も、中国の首都(代表)としての意識が強い北京市民が、オリンピックで訪れた外国からの観光客に「好」イメージを持ってもらおうと心がけた結果だと耳にしたこともあります。
 一方、商業(消費)の現場もそうした変化と歩を合わせるがごとくアップグレードしています。特に今回は12年以降に新しくオープンまたはリニューアルした商業施設を中心に視察を行いまいした。
 今回特に感じた印象としては、従来の高級ブランドを前面に押し出した「贅沢」や「セレブ」感満載の百貨店タイプから、「憩い」や「ゆとり」「体験」「レジャー」といったモールタイプの施設が増えている傾向があることです。特に都市化の広がりとともに居住地区が郊外にシフトしている状況を反映してか、周辺住民に「滞在」を促す開放的で大型のモールが増えていることが印象的でした。
 「経済」や「国際」などのキーワードでは上海に一歩譲ってはいても、「消費」や「商業」のトレンドやカルチャー面での最新情報の発信地としては、中国の首都としての底力を感じずにはいられませんでした。今後も引き続き、北京のこうした最新トレンド情報のアップデートが必要だと改めて感じた視察となりました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「高級キッチンウェア市場に挑むフランスのル・クルーゼ(3)」
 ~ライフスタイル向上に一役買うホーロー鍋
 料理習慣の違いもネックだ。中国ではステンレス鍋を使うことがデフォルト化しているため、大部分の消費者は鋳物鍋のメリットを理解していない。また、中国では「炒める」「煮る」の調理方法が多く、我々の製品が得意とする「煮込み料理」「オーブン料理」あ入る余地がそもそも小さいこともある。……
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「高級キッチンウェア市場に挑むフランスのル・クルーゼ(2)」
 ~ターゲットはニッチ層、広告はネット中心に
 ターゲットは購買力の強いニッチ層なので、販路は百貨店やシティスーパー、Ole’などの高級スーパーが中心だ。販売スペースは20~30平方メートルほど。北京の国貿は80平方メートルと広い。販売実績では、上海の久光百貨と八佰伴(ヤオハン)が高く、月間で20万~30万元ほどを売り上げる。高級スーパーでの売り上げは芳しくはないが、棚代が安いため、商品展示を通じた広告宣伝の面からも悪くない販路だと思う。……
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「高級キッチンウェア市場に挑むフランスのル・クルーゼ(1)」
 ~鮮やかな色合いと斬新なデザインが特徴
 消費力の向上とライフスタイルの向上は、すでに中国の消費者のニーズになっている。実用的な側面よりも、生活の質と心理面での満足感を向上させることに重きを置く人も増えてきた。その意味で、高級キッチンウェアは自身のステータスと好みを示す新たなシンボルになっているが、他の奢侈品が他人への見せびらかしに多く用いられるのに対して、キッチンウェアは自分の生活に対する思い入れを表現しているとも言えよう。……
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「中国インターネット市場最前線(7)」
 ~13年スマホ販売は3億台超、激しいシェア争い
 インターネット産業を支えるスマートフォン市場は着実な右肩上がりの成長を遂げている。iResearchによると、13年のスマホ販売台数は3億2000万台に上ったと見られる。今後は成長期から普及期に転じると見られ、成長率はやや鈍化する見通しだが、15年に4億台、17年には5億台を突破する見通しだ。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年4月号(vol.13)発行

 会報誌2014年4月号(vol.13)では、中国インターネット市場の最新動向について特集を組みました。13年末にインターネット人口が6億人を超えた中国。その8割を超える5億人強がスマホなどのモバイル機器からネットに接続しています。ニュース閲覧や検索だけでなく、チャットやネット通販、決済などこれまでパソコン経由で利用してきたインターネットサービスも、スマホが一気に普及したいま、身の周りでもほとんどがスマホ経由になっている気がします。このように日々目まぐるしく変化する中国インターネット事情について、政府発表の最新データと実際の利用者へのインタビューを交えながら、分析及びレポートしています。
 また業界&企業分析では、「QQ」や「微信」などのチャットアプリやオンラインゲームで有名なテンセント(騰訊)の事業モデルと最近の事業多角化(投資)戦略について、また現地企業のインタビューでは中央政府の「倹約令」により贈答品需要が落ち込み、新たな戦略が迫られている奢侈品市場について、ブルガリのグレーターチャイナ地区販売マネージャーのビビアン・チャン氏に同社の企業戦略についてヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年4月号 vol.13 もくじ
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【巻頭特集】
  中国インターネット市場最前線
  『右肩上がりのモバイルユーザー、ネットショッピングは30億円産業』

【第2特集】
  チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
  『ネット業界の雄、テンセントがひた走る拡大路線』
   QQと微信を武器にネット帝国を構築中

【インタビュー】
  中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
  『進出拡大するブルガリ、著名人効果で躍進なるか』
   減速下の奢侈品市場、ブランド力と知名度向上がカギ

【都市別調査】
  都市別マーケティングレポート 成都編~その1
  『グルメやレジャーが盛ん メイン商圏は春熙路』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第27回「ローカル化徹底で成功」(2014年5月16日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第27回は「ローカル化徹底で成功」(2014年5月16日付)。黄河中下流域にある中国河南省の省都・鄭州。主要鉄道及び高速道路が交差する交通の要所でもある。1980~90年代の沿岸部の急成長からは後れを取ったが、政府による中部発展政策をきっかけに発展が進む内陸都市の代表格だ。急成長とともに旺盛な消費力を支えているのが、台湾系の丹尼斯(Dennis)。97年に百貨店の鄭州1号店をオープンした後、スーパー、量販店、コンビニなど業態を拡大、河南省だけで160店舗超を展開。全国百貨店チェーンの第18位(13年売上高は142億元)にまで成長した。その急成長を実現させた戦略とは・・・。
 次回の掲載は5月30日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バクナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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