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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第127号】~市民から大きな支持、人気の地元密着型企業~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年6月25日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第127号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先日蘇州呉中区に今年4月25日にオープンした「イオンモール蘇州呉中」に行ってきました。蘇州では同じくイオン系のマックスバリュ中部(名古屋)が昨年末に新区に出店したばかりで、イズミヤや久光とともに日系小売流通店の活躍が目立ちます。
 店内ではスーパーやユニクロ、ダイソーなどのテナント店、レストラン街を一通り見て回り、そろそろ引き上げるかと思った矢先、「保齢球(ボーリング)」の看板を見つけました。
 全部で20レーンくらいの広さで、若者や家族連れで半分くらい埋まっていました。我々もちょうど家族で行っていたので、娘のボーリング初体験にもいいかなと思い、私も約20年ぶりにボーリングのボールを握りました。
 値段は一人1ゲームで40元(約650円)、シューズの貸し出しもあります。昔取った杵柄で何度かストライクとスペアを取り、何とか100は超えることができましたが、次の日の右手の筋肉痛が半端なかったです・・・。
 今週のコラムは会報誌最新号で特集した内陸都市で根強い人気を誇る地場系小売流通企業についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第127号をお送りいたします。

◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第127回)
     ~市民から大きな支持、人気の地元密着型企業~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年6月号(vol.15)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「台湾発」本物の食、支持拡大」(2014年6月13日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第127回)
 ~市民から大きな支持、人気の地元密着型企業~

 2009年から始めた都市別レポート。取材に訪れた都市は50を超えました。当初は各地のカルフールやウォルマート、テスコ、ワトソンズなど外資系小売チェーン店に目が向きがちでしたが、内陸の主要都市を中心に、必ずしもこうした外資系資本が強いとは限らないというのが分かってきました。むしろ、地場系の百貨店やスーパー、量販店などのほうが地元市民からの支持も厚く、どこも繁盛していました。
 日本各地にも地元密着型の小売企業があります。私の地元・広島でも、ジャスコ(イオン)やそごうなどの全国チェーン店もありましたが、子供の頃から自宅近くにあり馴染み深かったのは地場系のほうで、スーパーといえば「イズミ」や「フレスタ(旧ムネカネ)」、百貨店は「福屋」、コンビニは「ポプラ」でした。
 今回の特集で取り上げた済南(山東省)の「銀座」、重慶の「重慶百貨」、鄭州(河南省)の「丹尼斯」などはまさに地元に根付いた流通集団。地元経済や消費力の発展とともに全国レベルでも上位にランクインするほどの実力を兼ね備えています。済南では「銀座」という見慣れた文言に親しみを覚えると共に、百貨店からスーパー、量販店、コンビニとあらゆる形態を揃えて市民のニーズに応えている姿には驚きを覚えました。
 河南省の鄭州や洛陽、開封などでは、台湾系ながらローカル化を推し進める丹尼斯が圧倒的な支持を受けるなか、「千盛」や「新瑪特(NEW-MART)」といった大連(遼寧省)を拠点とする大商集団の店舗も多く見ることができました。同じ大連を拠点とする「万達」も、各都市で必ず視察に訪れるほど中国全土に進出しており、いまや中国小売業を引っ張るリーダー的存在になっています。
 巨大化する中国経済を一つの市場としてではなく、各省ごとに細分化して見る必要があると思います。細分化された市場の中には、河南省のように1億人の人口を有する省もあります。この巨大なビジネスチャンスを虎視眈々と狙う地場系有力小売企業を知っておくことは、特に内陸部で市場開拓を目指す日本企業にとってますます重要になってくるのではないでしょうか。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「EC業界の風雲児、京東商城が目指す総合モール(2)
 ~自社配送で付加価値向上
 同社は「中国版アマゾン」と称される。アリババの天猫(Tモール)や淘宝網(タオバオ)、楽天市場のようなオンラインモール(仮想商店街)形式とは異なり、製品を自社で調達し、自社で注文を受け、自社で配送するという垂直統合型ワンストップモデルを取っているからである。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(1)
 ~内陸地方都市の消費をけん引する主役たち
 中国の地方都市に行くと、大都市では見たことも聞いたこともない名前の商業施設を見かけることがある。しかしながら、それらの多くは地元市民の生活に深くかかわり、大きな支持を受けている。地方都市に拠点を置き、現地のニーズにきめ細かく応える地場系小売企業。その特徴と強さに迫る。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「EC業界の風雲児、京東商城が目指す総合モール(1)
 ~SARSきっかけにEC進出
 EC業界で存在感を増している京東商城。創業者の劉強東CEOの下、低価格競争でライバルを蹴落とし、発展を遂げてきた。IT・家電製品を中心に、アパレルや書籍まで取り扱うなど、ネット界の総合百貨店として君臨している。「中国版アマゾン」の異名を持つ同社の経営に迫る。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「ゴージャス施設が続々登場、首都・北京の力強い消費(14)
 ~高所得者層を狙う悠唐生活広場
 悠唐生活広場はオープン初期の経営は振るわなかったが、12年末にポジショニングをホワイトカラー層に合致したものに変更したことをきっかけに人気が上昇し始めた。来客数と売上高は以前に比べて50%ほど増加し、1日当たり3万人以上が来訪するようになった。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年6月号(vol.15)発行

 会報誌2014年6月号(vol.15)では、経済成長スピードが鈍化する中国において、依然10%前後の高い成長率を維持している内陸部の消費を支える地場系小売企業について特集を組みました。中国各都市を視察して回っていると、中国全土で店舗網を持つカルフールやウォルマート、大潤発などの外資系小売流通チェーン店も無視できませんが、各地で古くから地元市民や生活に密着した地場系企業の強さに気づかされます。今後沿岸部から内陸部へ日本企業や商品が進出するにあたり、こうした地場系の有力企業を知っておくことが重要であると考えました。そこで、今回は重慶の重慶百貨、山東済南の銀座、河南鄭州の丹尼斯(Dennis)のほか、大連を本拠地に中国全土に拠点網を有する大商集団と万達をピックアップし、紹介しています。
 また業界&企業分析では、家電専門のネット通販からスタートし、いまや中国B2C分野で天猫(淘宝系Tモール)に次ぐ2番手につけ、今年5月22日に米ナスダック市場で新規株式公開(IPO)した京東商城(JD.com)について取り上げました。中国全土34都市に82の倉庫を持ち、476都市に1485の配送センターを有するなど自社配送にこだわる同社の状況についてレポートしています。
 現地企業のインタビューでは、米国に次いで世界第2位の市場規模(3000億元)になった中国の健康補助食品市場に挑むオーストラリアの健康補助食品トップブランドのブラックモアズ(中国語で「澳佳宝」)の徐曼・市場部高級経理に、中国における健康補助食品ブランドの発展や戦略について話を聞きました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2014年6月号 vol.15 もくじ 
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【巻頭特集】
 中国最新マーケティング
 『地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業』

【第2特集】
 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『EC業界の風雲児、京東商城が目指す総合モール』
 自社配送にこだわる「中国版アマゾン」成長の軌跡 

【インタビュー】
 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『サプリ大国に挑む!豪州発ブランドのブラックモアズ』
 自己管理意識の向上で拡大中、中国の健康補助食品市場

【都市別調査】
 都市別マーケティングレポート 蘇州編~その1
 『江蘇省最大の経済発展都市 新施設開業で高まる消費意欲』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第29回「「台湾発」本物の食、支持拡大」(2014年6月13日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第29回は「「台湾発」本物の食、支持拡大」(2014年6月13日付)。台湾ではここ数年、発がん性の危険がある可塑剤が混入されたスポーツドリンクやカップ麺、「天然(自然)素材」を売りにしていた火鍋レストランやベーカリーなどがやり玉に挙げられ、食の安全問題が大きな話題となっている。台北市内・民生東路裏側の閑静な住宅街。その一角に「微熱山丘(Sunny Hills)」という喫茶店風の店がある。週末になると観光客や地元住民が列を作るほどの人気ぶり。販売しているのは、台湾の代表的なお土産のひとつ、パイナップルケーキだ。その人気に火がついた理由には食の安全に対するニーズの高まりも関係しているのだが、その理由とは・・・。
 次回の掲載は6月27日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バクナンバーはこちら >>
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