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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第130号】~上海~北京が約5時間、快適な高鉄の旅~

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2014年7月16日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第130号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週のメルマガでお伝えしたワールドカップの優勝予想、見事的中しましたね!決勝はドイツ対アルゼンチン。見事ドイツが通過(徳過了)し、優勝しました。
(詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=EPaper&Cmd=DataList&Action=Detail&EPid=282)
 弊グループの弁護士法人キャスト北京事務所が晴れて開設しましたので、北京に行ってきました。北京は会報誌5月号の特集の取材のために3月に訪れて以来で、久々にクライアントを訪問することもできました。
 その前週にクライアントへアポの連絡を入れている際、「PM2.5の値が200を超え、大気の状態が悪いのでマスク持参でお越しください」と言われ警戒していました。実際に上海虹橋駅から高鉄(高速鉄道)で5時間弱かけて北京に向かったのですが、済南(青島)を越えるあたりから窓の外が白くなりはじめ、河北省に入ると辺り一帯が真っ白となり遠くの景色が見えなくなるほどでした。
 しかし北京に入ると青空も広がるほどで、先週は気温も30℃を超え、本格的な夏到来を感じさせるすがすがしい一週間でした。PM2.5の値も二桁台でビルの外の景色も遠くまでしっかりと見ることができました。
 先週はちょうど北京でアメリカ政府との戦略・経済対話が開催されており、もしかしたらそれが関係しているのかも・・・との考えがよぎりました。実は、前回3月の北京滞在もちょうどアメリカのファーストレディー(オバマ大統領夫人)の北京訪問と重なり、空気の状態もよく快適な天気だったのです・・・。
 今週のコラムは上海~北京間の高鉄(高速鉄道)についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第130号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第130回)
     ~上海~北京が約5時間、快適な高鉄の旅~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年6月号(vol.15)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「日中「ブルガリア」対決」(2014年7月11日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第130回)
 ~上海~北京が約5時間、快適な高鉄の旅~

 先日の北京出張では往復とも高鉄(高速鉄道)を利用しました。上海虹橋駅から北京南駅まで全長約1454km。平均時速300kmで、片道約5時間かかります。学生の頃、実家の広島と東京間が新幹線でちょうど5時間弱だったことを考えるとそんなに苦になりません。停車駅は一番早く着く便で南京と済南(山東省)のみ。延々と広がる長閑な田園風景を眺めながらの旅となります。
 一方、上海~北京間のフライトは約2時間。チェックインや荷物受取などを各1時間と考えると、若干飛行機のほうが早いのですが、ご存知の通り、中国国内線のフライトはしばしば遅延します。特に夏はゲリラ豪雨が発生するとダイヤに乱れが生じ、1時間や2時間遅れはざらとなります。
 また、鉄道移動の利点はなんと言っても移動中ずっとパソコンを開いてネット接続できることです。高鉄は揺れも少なく、日本のようにトンネルもほとんどないので、5時間みっちりと快適に仕事することも可能です。
 値段も2等車(席)553元、1等車(席)933元で、飛行機の1130元(普通運賃)より若干安くなっています。2等席は3人がけと2人がけの2列で日本の新幹線の普通車、1等席は2人がけが2列でグリーン車と同じ。1748元の商務(ビジネス)車(席)は2人がけと1人がけの2列、飛行機で言うビジネスクラス並みのゆったりとした座席になっています。
 2011年6月30日に開業した上海~北京間の高鉄ですが、1年目に乗客が5260万人に達し、13年2月末に1億人、今年4月に2億人を突破。人気もうなぎのぼりです。実際に私が乗車したのは7月上旬で夏休み期間ではありましたが、家族連れやビジネス客で行き帰りともに満席。また、外国人旅行者の利用が目立つのも興味深かったです。
 このように至れり尽くせりの高鉄ですが、デメリットもあります。駅が市街地にある場合、移動のタクシーが渋滞に遭う可能性が高いのです。私も北京南駅に着いてタクシーで三元東橋のホテルまで行ったのですが、帰宅ラッシュ前の16時だったにもかかわらず大渋滞に巻き込まれ、本来30分くらいで着くところを結局1時間半もかかりました。また、日本のようにさまざまな種類の美味しい駅弁がないこと、トイレが汚れていることなど難点はありますが、今後も北京出張は高鉄を利用しようと思っています。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「サプリ大国に挑む! 豪州発ブランドのブラックモアズ(3)」
 ~ブラックモアズのSNS戦略
 中国では健康補助食品の摂取者は高齢者や中年男性がメイン。しかし、購入者は25~40歳の女性が多い。両親や夫、子供のために購入するという。彼女たちは家庭の財布のひもを握っているのもポイントだ。当社は売れ筋の魚油に加え、女性向けの月見草オイルやブドウ種子サプリメントを積極的に推しており、販売も好調だ。……
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「地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業(8)」
 ~万達の進出が商圏形成のきっかけに
 万達広場は都市型コンプレックスを中国全土で展開している。大型ショッピングセンター、百貨店、飲食、エンターテインメント、スーパーマーケット、ホテル、オフィス、住宅などが一体化した商業施設を各地に持つ。大都市の未開発エリア、もしくは新規開発中のエリアに出店することが多く、同広場を中心に一大商圏が形成されるケースがよくある。……
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「サプリ大国に挑む! 豪州発ブランドのブラックモアズ(2)」
 ~最大の販売チャネルはインターネット
 最大の販売チャネルはインターネットで、全体の60%を占めている。天猫商城における2013年売上高は300万元を超えた。市場進出1年目のブランドとしてはまあまあというところだろう。ネット販売は経験豊富なディーラーに任せている。プロモーションや顧客対応、アフターサービスなどの面でノウハウを持つ彼らに任せた方が、自社で行うよりも効果が大きいとの判断だ。……
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「サプリ大国に挑む! 豪州発ブランドのブラックモアズ(1)」
 ~看板製品は月見草オイル、豪ブラックモアズ
 ブラックモアズは1930年に誕生した、オーストラリアの健康補助食品市場におけるNo.1ブランドだ。創業者は自然療法の概念を取り入れ、ビタミン、ミネラル、各種天然サプリメントなどのシリーズ製品を開発した。当ブランドはオーストラリアの国民的ブランドと言ってもよく、国民の3分の2が製品を使用している。ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、タイ、韓国、中国、台湾、香港、マカオに進出中だ。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年6月号(vol.15)発行

 会報誌2014年6月号(vol.15)では、経済成長スピードが鈍化する中国において、依然10%前後の高い成長率を維持している内陸部の消費を支える地場系小売企業について特集を組みました。中国各都市を視察して回っていると、中国全土で店舗網を持つカルフールやウォルマート、大潤発などの外資系小売流通チェーン店も無視できませんが、各地で古くから地元市民や生活に密着した地場系企業の強さに気づかされます。今後沿岸部から内陸部へ日本企業や商品が進出するにあたり、こうした地場系の有力企業を知っておくことが重要であると考えました。そこで、今回は重慶の重慶百貨、山東済南の銀座、河南鄭州の丹尼斯(Dennis)のほか、大連を本拠地に中国全土に拠点網を有する大商集団と万達をピックアップし、紹介しています。
 また業界&企業分析では、家電専門のネット通販からスタートし、いまや中国B2C分野で天猫(淘宝系Tモール)に次ぐ2番手につけ、今年5月22日に米ナスダック市場で新規株式公開(IPO)した京東商城(JD.com)について取り上げました。中国全土34都市に82の倉庫を持ち、476都市に1485の配送センターを有するなど自社配送にこだわる同社の状況についてレポートしています。
 現地企業のインタビューでは、米国に次いで世界第2位の市場規模(3000億元)になった中国の健康補助食品市場に挑むオーストラリアの健康補助食品トップブランドのブラックモアズ(中国語で「澳佳宝」)の徐曼・市場部高級経理に、中国における健康補助食品ブランドの発展や戦略について話を聞きました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2014年6月号 vol.15 もくじ 
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【巻頭特集】
 中国最新マーケティング
 『地元市民の心をつかむ、キラリと光る地場系小売企業』

【第2特集】
 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『EC業界の風雲児、京東商城が目指す総合モール』
 自社配送にこだわる「中国版アマゾン」成長の軌跡 

【インタビュー】
 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『サプリ大国に挑む!豪州発ブランドのブラックモアズ』
 自己管理意識の向上で拡大中、中国の健康補助食品市場

【都市別調査】
 都市別マーケティングレポート 蘇州編~その1
 『江蘇省最大の経済発展都市 新施設開業で高まる消費意欲』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
※会報誌は毎月20日発行です。

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第31回「日中「ブルガリア」対決」(2014年7月11日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第31回は「日中「ブルガリア」対決」(2014年7月11日付)。最近、上海や蘇州の日系や高級スーパーの生鮮食品コーナーに並ぶようになった明治の「ブルガリアヨーグルト」。明治は2013年末から蘇州工場で製造を開始し、牛乳とともに上海地区一帯で販売をスタートした。地場系製品より約5割増しの値段設定ながら、地元上海人も「美味しく、健康にいい」という理由で好んで食べているようだ。中国の内陸部や地方都市などではコールドチェーン網の整備が不十分なところも多く、牛乳は常温保存が可能なLL牛乳(ロングライフミルク)が主流で、実に中国の牛乳消費量の80%を占めている。そうしたなか、低温保存が必要とされるヨーグルトを「常温」保存で製品化し爆発的に売れている地場系メーカーが出現した。その仕組みとは・・・。
 次回の掲載は7月25日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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