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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第135号】~四川料理レストランで見たO2O~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年8月27日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第135号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 20日未明に広島市北部で起こった土砂災害。死者が60人を超え、未だに不明者の捜索が続き、多くの方が避難所での生活を余儀なくされています。
 災害のあった広島市安佐南区は実家のある場所。東京出張先のホテルで当日早朝に上海在住の友人からニュース画面の写真付きメッセージが微信で届き、「安佐南区」の文字を見てびっくり。実家にすぐ電話しましたが、その時にはさすがに手が震えました。
 両親の無事を確認し、ひとまずはほっとしましたが、災害現場は実家からもそれほど離れていません。小学生のころ、サッカーの試合でよく行った緑井、八木、可部などの地名を聞くたびに、心が痛みます。
 被災にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、 亡くなられた方やそのご家族にはお悔やみを申し上げます。また、一日も早い復旧をお祈りするとともに、実家を心配してお声がけいただいた方々にこの場を借りて感謝いたします。
 今週のコラムは上海自宅近くの四川料理レストランで目にしたO2O現場についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第135号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第135回)
     ~四川料理レストランで見たO2O~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年7&8月号(vol.16)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「健康食品、したたか豪企業」(2014年8月22日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第135回)
 ~四川料理レストランで見たO2O~

 台湾時代を含め、中国生活が16年半になりました。食生活もすっかり「中国人化」し、本場の中華料理なしでは舌が物足りなくなるほどです。特に四川料理が大好きで、毎週一度はあの辛くて痺れる「麻辣」を求め、上海でも各店を食べ歩いています。
 上海の自宅周辺での一番のおススメ店は、古北地区の高島屋7階にある「天辣」です。天辣は2011年10月に上海で創業。現在は高島屋のほか、日月光中心と月星環球港に出店しています。味もさることながら、小奇麗でお洒落な内装も安心感があり、平日の昼時にはいつも満席になります。
 今週も、2週間の日本滞在を終え、上海に戻り早速行ってきました。入口の横に「告別味精」の立て看板が目に飛び込んできました。「味精」とは「味の素」などのうまみ調味料のこと。「当店では味精の使用禁止」と大々的にアピールしています。
 これまでも契約農家からの野菜のみを使用するなど「緑色(エコ)」系レストランと謳っていましたが、食の安全やヘルシー志向を強める中国消費者の意向を先取りしています。
 また、お店の前にある赤唐辛子の形をしたモニュメントに気付きました。よく見ると、唐辛子の体に犬のような可愛い顔があります。その姿形は、日本でも流行っているふなっしーやくまモンなどの癒し系キャラとよく似ています。新たに採用された天辣のイメージキャラクターだそうで、スマホ(微信)を通じて名付け親を募集するO2O(オンライン・ツー・オフライン)のキャンペーンを展開していました。
 健康・安全などのコンセプトだけではなく、マーケティング面でも斬新的なアイデアを発揮する天辣。上海に3店舗のみのレストランチェーンですら、独自のキャラクターを創作し、O2Oを駆使している姿に感心するとともに、中国の飲食業の現場でのO2Oの浸透ぶりに驚きを覚えました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「90後の消費性向を踏まえたマーケティング手法とは(6)」
 ~「個」を大事にするが「孤独」ではない
 中国は急速に進む都市化や一部で進行する核家族化を背景に、人間関係が薄くなりつつあると言われる。そのため、社会やコミュニティの再構築が必要で、何らかの組織への帰属感が改めてクローズアップされている。このような時代の中で、90後はあくまで自分らしさ=オリジナリティを重視した生活を志向するものの、一方では相互扶助関係とでも表現できるようなつながりも大切にする傾向にある。……
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「中国から世界へ! 買収で事業拡大するレノボ(3)」
 ~安さ強調からブランド力向上へ
 モバイル事業での反省を踏まえ、聯想は11年4月にMIDH(モバイル・インターネット、デジタル・ホーム)事業部を立ち上げた。その名の通り、モバイル製品や家庭で使うエンターテイメントデバイス及びサービスを展開する部署だ。目玉商品としてコンシューマー向けのタブレットデバイス「IdeaPad Tablet」を投入したほか、スマートフォン、従来型携帯電話、スマートテレビなどを同事業部に集中させた。……
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「90後の消費性向を踏まえたマーケティング手法とは(5)」
 ~価値観の共有と体験効果
 重要なのは、価値観やストーリー、体験といったポイントだ。企業側は往々にして「若者の価値観はこうあるべきだ」のような視点からブランドの定義付けを行ってきた。しかしながら、ブランド自身の価値観やストーリーについての説明、いわば自己分析は不十分だった。90後はこのようなブランドにはついて行かない。価値観を共有できるブランドや製品こそが、彼らか構築するライフスタイルに適していると考えるからだ。……
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(2)」
 ~微博と微信を使い分け
 インターネットの情報交換やコミュニケーションツールのトレンド変化は目まぐるしい。次から次へとSNSやチャットアプリの新サービスが登場し、追いついていけないほどだ。しかしながら、「ネットネイティブ」と称される90後はそれらのツールを使い分けて、最先端の情報収集と発信をこまめに行っている。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年7&8月号(vol.16)発行

 会報誌2014年7&8月号(vol.16)では、巻頭特集に1990年代生まれ「90後」の若い消費者層の実像に迫りました。新たな消費者グループとして注目を集める90後ですが、年齢的には学生と社会人が半々。自らの稼ぎではまだ消費力に乏しい年代ではありますが、経済力のある親世代との関係やモノが溢れる時代に慣れ親しんだうえでの価値観など、前世代「80後」との違いなども踏まえながら調査・分析しています。今回は上海在住の90後男女16人(学生8人、社会人8人)に対してグループインタビューを行い、90後の消費とライフスタイルの特徴をまとめています。
 また業界&企業分析では、今や世界最大のPCメーカーに躍り出た聯想(レノボ)を取り上げました。IBMやNECのPC事業を買収して企業規模拡大とブランド力強化にまい進する同社が、その経験を生かし、スマートフォンとクラウド事業の成長を模索しています。中国を代表する大企業の変遷と今後の野望についてレポートしています。
 現地企業のインタビューでは、イタリアのカラッログループ傘下の意科電気の許維佳・華東大区セールス総監にインバーター市場の現状と見通し、後発の外資系メーカーがどのように中国市場を攻略していったのかについて話を聞きました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年7&8月号 vol.16 もくじ
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【巻頭特集】
 『お金の心配なく積極消費、微信と微博の使い分けでトレンドサーチ』
 90後の消費スタイルと最新トレンドを探る

 中国最新マーケティング
 『“ありのまま”の自分を表現、ブランドはストーリー性を重視』
 90後の消費性向を踏まえたマーケティング手法とは

【第2特集】
 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『PC中心にモバイルとクラウド事業に注力』
 中国から世界へ!買収で事業拡大するレノボ 

【インタビュー】
 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『得意分野の見極めとアフターサービス強化がカギ』
 中国のインバーター市場、外資系企業の攻略法とは?

【都市別調査】
 都市別マーケティングレポート 蘇州編~その2
 『金鶏湖と高新区の潜在力に注目 日系企業のターゲット層が集中』

 都市別マーケティングレポート 無錫
 『複合施設が次々オープン 日系企業の投資も活発』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第34回「健康食品、したたか豪企業」(2014年8月22日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第34回は「健康食品、したたか豪企業」(2014年8月22日付)。最近、中国各地のスーパーやコンビニで「黄色」が目立つ。正体は、コカ・コーラ傘下のシュウェップス(怡泉)が販売するビタミンC入りレモン味炭酸飲料「+C」だ。健康促進につながり美白効果もあるという口コミで、人気もうなぎのぼりだ。経済成長による食生活の変化に加え、大気汚染や食品問題などにより健康意識が急速に高まりつつある中国。保健用食品(健康補助食品)の市場規模は3000億元に迫り、米国に次いで世界第2位。ただ、規制は厳しい。特に海外ブランドは、販売許認可の取得まで申請から最低2年は必要とされる。輸入品の販売登録数はわずか708品目で、中国産の1万2861品目を大きく下回る(13年末時点)。そうした厳しい環境下で奮闘する豪企業だが、そのしたたかな取り組みとは・・・。
 次回の掲載は9月5日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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