中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2014年9月10日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第137号】
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こんにちは。キャストの大亀です。
全米オープンテニスの錦織選手、惜しかったですねえ・・・。しかし4大大会のシングルスで日本人が決勝の舞台に立てたことだけでもすごいことですね。今後の活躍に期待したいと思います。
今週は8日(月)が中秋節で、週末は3連休でした。この機会を利用して、金華ハムで有名な浙江省・金華を訪れました。上海から南西約320km、嘉興、杭州、紹興を過ぎた山間の街です。
金華では初めて中国各地で大型商業施設を運営する万達(WANDA)集団が経営するホテルに宿泊しました。外観や内装はヒルトンなどの五つ星ホテルとほぼ変わらず、高級感溢れる雰囲気でした。
カウンターに到着すると笑顔で迎えてくれたスタッフから「中秋節快楽!」と定番の月餅を人数分プレゼントされました。個人的にはそれほど好きではない月餅ですが、折角だしと思い、家族で1個分けて食べました。
チェックアウト時に「月餅食べました?」と聞かれ、「1個いただきました」と答えると、「今日が中秋節だから・・・」とまた1個プレゼントされ、中国式「おもてなし」に感動。上海の自宅に戻り、雲の隙間から見える満月を眺めながら、その月餅を堪能しました。
今週のコラムは世界遺産「麗江古城」で感じた旅行記です。では、中国市場インサイトメルマガ第137号をお送りいたします。
◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第137回)
~世界遺産の古都・麗江、商業化進む側面も~
2. 新着コンテンツ一覧
3. お知らせ
1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年7&8月号(vol.16)発行
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
「拡大する漢方健康茶市場」(2014年9月5日付)
(詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第137回)
~世界遺産の古都・麗江、商業化進む側面も~
今夏、雲南省・麗江を初めて訪れました。今から800年以上前の南宋時代に作られた古い街並みがそのまま残る古城区「麗江古城」は、1997年に世界遺産に登録され、中国内でも人気の高い観光スポット。ぜひ一度は訪れたいと思っていました。
麗江は雲南省の省都・昆明から北西約500km、上海など各都市から麗江三義機場(空港)へ飛行機で行くことも可能ですが、今回は昆明からレンタカーで行きました。昆明からは同じく観光地として有名な大理市を経由して立派な高速道路が走っています。麗江や大理がいくら世界有数の観光地とはいえ、道中、山や湖、田んぼしかない雄大な大自然のなかに延々と延びている高速道路を走っていると、改めて中国の道路インフラの充実ぶりに感嘆してしまいます。
麗江は海抜2418m。真夏ながら日中はほとんど汗ばむこともなく、夜は若干肌寒いほどでした。麗江ではホテルではなく古城区内の「客桟」と呼ばれる民宿に泊まりました。古い民家を改装した客桟は区内に数多くあり、特に古城が一望できる獅子山の山沿いにある客桟群が人気を集めています。獅子山には高さ33mの「万古楼」もそびえ立っており、そこから見渡せる古城の古い瓦屋根群を求め、多くの観光客が訪れます。
麗江古城は「四方街」広場を中心に、四方約3.8平方kmに広がっています。石畳の道が伸び、その脇に古い民家が所狭しと並んでいます。それら木造の民家と瓦屋根とのコントラストがいかにも「古城」を思わせ、800年前にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂っていました。
しかし残念ながら、商業化の波がこの古城をも飲み込んでいました。各民家の1階部分はほとんどすべてお土産や小物、茶葉などを販売するお店やレストラン、喫茶店になっており、世界遺産に登録された古城というよりはテーマパークという趣。夜になると、そうしたレストランがバーとなり、至るところでバンドの生演奏が始まり、バーストリートでは喧騒が午前0時まで続きます。
折角の歴史と情緒溢れる古城が台無しとがっかりもしましたが、経済が成長し、多くの中国人が旅行を楽しむようになったいま、こうした商業化も必然的で致し方ないのでしょう。雲南省の山奥ながら、多くの観光客で埋め尽くされた道を歩きながら、中国経済のダイナミズムを静かに感じました。
文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(9)」
~コンビニ文化の浸透と健康意識の拡大
90後はコンビニエンスストアで食品や飲料品を買うことが多い。コンビニの中では、全家(ファミリーマート)、セブン―イレブン、羅森(ローソン)など日系の人気が高い。商品の種類が多く、輸入品など選択肢も豊富で、パッケージに特徴のあるスナック菓子やアイスクリームなども揃っていることが若者に受け入れられている大きな理由だろう。……
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(8)」
~肌の手入れや化粧の意識が高い90後
90後の女性はパーソナルケアの意識が非常に高い。洗顔剤、化粧水、ローション、パックなどを日常的に使用している。社会人になると、アイクリームやエッセンスも使うようになる。ブランド別では、キールズ、クリニーク、SK-IIなど国際的な著名ブランドの人気が高い。選ぶポイントはブランド力のほか、もちろん自分の肌質に合うかどうかということ。“天然”“無添加”“アレルギー反応なし”などの点も重視されつつある。……
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(7)」
~カジュアルブランドが人気
全体的にブランド信仰は強くなく、服や靴のスタイルが自分に合うかどうかが一番重要になってくる。また、「限定版」というキーワードに敏感に反応する。中国にはないデザインで独自路線を行くブランドなどが代表格で、「他人と一緒はイヤ」という90後の特徴が分かる。……
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(6)」
~手作りブレスレットが人気
パーソナルケア用品については、男性はそれほどこだわりはなく、家族が使用しているものをそのまま使う。女性はブランドを重視。資生堂やシュワルツコフなど海外ブランドがファーストチョイスだ。ワトソンズなどドラッグストアでの購入頻度が高い。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年7&8月号(vol.16)発行
会報誌2014年7&8月号(vol.16)では、巻頭特集に1990年代生まれ「90後」の若い消費者層の実像に迫りました。新たな消費者グループとして注目を集める90後ですが、年齢的には学生と社会人が半々。自らの稼ぎではまだ消費力に乏しい年代ではありますが、経済力のある親世代との関係やモノが溢れる時代に慣れ親しんだうえでの価値観など、前世代「80後」との違いなども踏まえながら調査・分析しています。今回は上海在住の90後男女16人(学生8人、社会人8人)に対してグループインタビューを行い、90後の消費とライフスタイルの特徴をまとめています。
また業界&企業分析では、今や世界最大のPCメーカーに躍り出た聯想(レノボ)を取り上げました。IBMやNECのPC事業を買収して企業規模拡大とブランド力強化にまい進する同社が、その経験を生かし、スマートフォンとクラウド事業の成長を模索しています。中国を代表する大企業の変遷と今後の野望についてレポートしています。
現地企業のインタビューでは、イタリアのカラッログループ傘下の意科電気の許維佳・華東大区セールス総監にインバーター市場の現状と見通し、後発の外資系メーカーがどのように中国市場を攻略していったのかについて話を聞きました。
そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年7&8月号 vol.16 もくじ
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【巻頭特集】
『お金の心配なく積極消費、微信と微博の使い分けでトレンドサーチ』
90後の消費スタイルと最新トレンドを探る
中国最新マーケティング
『“ありのまま”の自分を表現、ブランドはストーリー性を重視』
90後の消費性向を踏まえたマーケティング手法とは
【第2特集】
チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
『PC中心にモバイルとクラウド事業に注力』
中国から世界へ!買収で事業拡大するレノボ
【インタビュー】
中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
『得意分野の見極めとアフターサービス強化がカギ』
中国のインバーター市場、外資系企業の攻略法とは?
【都市別調査】
都市別マーケティングレポート 蘇州編~その2
『金鶏湖と高新区の潜在力に注目 日系企業のターゲット層が集中』
都市別マーケティングレポート 無錫
『複合施設が次々オープン 日系企業の投資も活発』
※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
第35回「拡大する漢方健康茶市場」(2014年9月5日付)
日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
第35回は「拡大する漢方健康茶市場」(2014年9月5日付)。4人の人気歌手が審査員となり、中国全土から集まる歌自慢の素人を競わせる人気オーディション番組「中国好声音(ボイス・オブ・チャイナ)」。浙江衛視台(テレビ局)が3年前から放送を開始した。毎年夏になると巷の話題をさらう風物詩になるほどの人気ぶりだ。この人気番組の放送開始当初から冠スポンサーになっている「加多宝」は、2012年に売上が200億元を越え、涼茶飲料市場の80%以上を占めるトップブランド。しかし、同市場の先駆けとなった「王老吉」と商標ライセンスについて訴訟劇を繰り広げる両社を尻目に、雲南省から新たな刺客が現れた・・・
次回の掲載は9月19日を予定しています。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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