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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第139号】~せっかちとのんびり、内陸都市の対照的な特徴~

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2014年9月24日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第139号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 錦織選手が決勝に進み、日本中が期待と歓喜に包まれた今年の全米オープンテニス。アジア男子初の4大大会決勝進出の快挙でしたが、中国ではそれほど大々的には報道されていません。
 その背景のひとつに、ちょうどその大会で中国女子選手の彭帥が準決勝まで進み、惜しくも足の負傷により途中棄権となりましたが大健闘したことがあげられます。元々ダブルスの選手で、これまでも2013年にウィンブルドンで優勝するなど輝かしい成績を残していますが、シングルスではこれまで結果が残せていませんでした。
 しかし一番の理由は何といっても中国にはテニス界のパイオニアである李娜選手の存在が大きいです。これまで全仏と全豪でそれぞれ1度ずつ優勝しており、アジア初という意味においては錦織選手の大先輩となります。
 その李娜選手、膝の故障が回復せずついに今月引退を表明しました。今後は後進の育成に力を注ぎたいとのこと。錦織選手を指導するかつての名プレイヤー・マイケルチャン氏のような姿を見る日を楽しみにしたいと思います。
 今週のコラムは会報誌最新号で取り上げた四川特集「重慶 vs 成都」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第139号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第139回)
     ~せっかちとのんびり、内陸都市の対照的な特徴~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年9月号(vol.17)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「メイド喫茶、上海で人気」(2014年9月19日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第139回)
 ~せっかちとのんびり、内陸都市の対照的な特徴~

 会報誌最新号(9月号)では、巻頭特集で重慶と成都を取り上げました。中国の内陸都市を代表する2大都市。中国政府の西部大開拓の拠点としても重要な位置付けです。
 重慶は1997年に北京、上海、天津と並ぶ直轄市に格上げされました。政治的には中国内でもかなりレベルの高い都市です。ところが、なぜかイメージ的には成都に負けている感が否めません。日本のメディアでも成都がよく取り上げられます。イトーヨーカ堂が早くから進出して大成功しており、親近感を覚える人も多いと思います。また、パンダや四川料理が連想でき、三国志の蜀の都であることなどから、日本人にも馴染み深いでしょう。
 一方、重慶は日中戦争時の爆撃や、サッカー日中戦後の騒ぎなどあまりいいイメージを持っている人もいないのではないでしょうか。しかし、実際に重慶に一歩足を踏み入れると、それが大きな間違いであることに気付きます。街中ではスズキ製の黄色いタクシーが至るところで走り、ローソンやファミリーマートなど日本でもお馴染みのコンビニが目立ちます。
 両市は元々同じ四川省。多くの共通する点はありますが、相反する興味深い特徴もあります。例えば、成都は商業、重慶は工業の街というイメージがあり、市民も成都は昼間からのんびりお茶を飲みながら麻雀やトランプを楽しむ一方、重慶は狭い市街地に高層ビルが連なる摩天楼の下、あくせく働く姿が目に浮かびます。性格的にも、成都はのんびり、重慶はせっかちといった特徴もあり、消費面でもしっかり将来に備えて貯蓄する傾向にある重慶人と異なり、成都人は「宵越しの銭は持たない」という傾向があり、消費に前向きです。
 こうした違いは本来備わっている環境に依拠するのではと思います。山間を流れる長江の入り江にできた重慶と違い、成都は肥沃な土地に恵まれた盆地のなか。盆地と言っても巨大な面積の平地が備わっており、成都へ行く飛行機から見えた延々と続く水田地帯を目にすると、のんびりした性格になるのも致し方ないのかと感じるほどでした。
 消費都市として巨大な潜在力を持つ重慶と成都。両都市の比較分析を通して見える都市像から攻略のヒントを得られればと思います。

※会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」の14年9月号で、「重慶 vs 成都」特集を組み、両市の商圏比較から主な商業施設、コンビニ、奢侈品、トレンド消費、食など各テーマに絞って、比較調査及び分析を行っています。詳細は下記リンク先から。
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(15)」
 ~ネット通販ではモバイル決済も積極活用
 インターネットショッピングも90後の生活と切っても切れない存在だ。週に1~2回は利用するという者が多い。人気のサイトは、淘宝、京東商場、一号店、当当網など。モバイル経由の比率も高くなっており、スマホと紐付けたモバイル決済も普通に活用している。通勤時や就寝前にスマホでショッピングサイトをチェックし、気に入った物があれば即決買いというケースが多い。毎回100~200元前後を費やす。……
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(14)」
 ~「自分撮り」需要で画像加工アプリが話題に
 一番話題のアプリとしては、画像加工の天天P図や美顔相機、アバター作成の臉萌などが挙げられる。いずれも自分自身を写真や似顔絵でアピールし、ネットで公開したいという90後のスタイルに合致したものだ。中国の若い女性たちの間では「自分撮り」が流行中。回転するフレームを採用し、液晶モニターを見ながら自分を撮影できるカシオのTRシリーズカメラもヒット商品となった。……
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「90後の消費スタイルと最新トレンドを探る(13)」
 ~iPhoneとGALAXYが根強い人気
 90後に人気のスマートフォンは、米アップルの「iPhone4s」「iPhone 5」「iPhone 5s」や韓国のサムスン電子の「GALAXY Note3」「GALAXY S5」だ。iPhoneを選ぶ理由は、ずばり「皆がiPhoneを使っているから」。トレンドに追随したり、見栄を張りたいという気持ちもあるのだろう。一方、サムスンを選ぶのは、大画面タイプが使いやすいことと韓国ドラマの影響を受けていることが理由だ。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年9月号(vol.17)発行

 会報誌2014年9月号(vol.17)では、巻頭特集に中国内陸部の2大都市「重慶 vs 成都」を取り上げました。共に元々は四川省の中核都市、歴史も文化も共有する両市ですが、重慶が1997年に直轄市に格上げされて以来、お互いライバル心むき出しで発展を競ってきました。日本企業にとっても、今後さらなる消費の発展が見込まれる内陸部両雄都市の市場攻略は避けて通れません。そこで、両市の商圏比較から主な商業施設、コンビニ、奢侈品、トレンド消費、食など各テーマに絞って、比較調査及び分析を行っています。
 また業界&企業分析では、今や世界の携帯端末市場を席巻する小米、聯想(レノボ)、華為(ファーウェイ)など中国メーカーがひしめくスマホ市場にスポットライトを当てました。四半期ベースでコンスタントに1億台が売れている中国で、メーカー間の熾烈な競争が繰り広げられています。圧倒的なシェアを誇っていたサムスンからトップの座を脅かすほどの存在感を示す地場系メーカー。4G通信時代の到来により、このメーカー間の競争も新たな局面を迎えています。
 現地企業のインタビューでは、英国発の男性向けブランド、ハケットロンドンの趙孝恵・商品部マネージャーに中国の高級紳士服市場について話を聞きました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2014年9月号 vol.17 もくじ 
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【巻頭特集】
 『西部の覇権争う重慶と成都、消費スタイルは好対照』
  豪放さときめ細やかさが共存する内陸消費

【第2特集】
 チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『躍進する中国メーカー、4G市場でも価格競争再燃か』
 群雄割拠の中国スマホ市場

【インタビュー】
 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『男性が奢侈品市場をリード、ハケットロンドンの戦略』
 中国の高級紳士服市場、ブランド知名度がカギ

【都市別調査】
 都市別マーケティングレポート 常州
 『地元密着型モールが増加 三大商圏の消費力旺盛』 

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第36回「メイド喫茶、上海で人気」(2014年9月19日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第36回は「メイド喫茶、上海で人気」(2014年9月19日付)。「おかえりなさい」。メイド姿の若い女の子たちが元気よく迎えてくれる。上海の繁華街・徐家匯にある女僕(メイド)喫茶「Gan Eden Cafe」でのワンシーンだ。営業時間は午前10時から午後9時まで。メニューはソフトドリンクやサンドイッチなどを揃えるが、アルコール類はない。客層は学生など若者が中心で、30~40代の男性客もちらほら。上海にメイド喫茶は現在4~5軒ほどあるが、保守的な中国社会ではまだ受け入れられていない。しかし、中学生から大学2年生までの70~80%が日本のアニメをインターネットで見ているという統計もあり、潜在ニーズは高い。アニメや漫画で日本を知り、その文化に憧れる「90後(1990年代生まれ)」世代。彼らの目を通した日本の姿とは・・・
 次回の掲載は10月3日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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