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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第145号】~カフェベネやマーンコーヒー、韓国系が席巻~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2014年11月5日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第145号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週金曜日(10/31)はハロウィンでした。日本ではハロウィンの市場規模が対前年比9%増の1100億円で、バレンタイン商戦の1080億円を上回る見通しという記事が日経(10/17付)に出ていましたが、中国でも盛り上がりが年々増している気がします。
 以前は、ハロウィンといえば外資系の幼稚園や学校でイベント的に祝う程度でしたが、ここ数年で上海など大都市では、レストランやお店などでお馴染みのジャック・オー・ランタン(パンプキンをくりぬいた飾り)や、お化けに扮した店員などよく目にするようになりました。広東省のレストランでは、洋風のお化けのほかに中国の幽霊「殭屍(キョンシー)」のコスチューム姿をした店員もいたようで、中国全土にローカライズ(?)化しながらも広く浸透しているようです。
 今年のハロウィンはあいにくの大雨の上海。自宅近くのレストラン街「老外街」では、恒例の子供たちによる「トリックオアトリート」の行進がありましたが、ほとんどの女の子の格好が「アナ雪」のエルザでした…(笑)。
 今週のコラムは会報誌10月号の巻頭特集で取り上げた韓国系カフェチェーン店についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第145号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第145回)
     ~カフェベネやマーンコーヒー、韓国系が席巻~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年10月号(vol.18)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「韓国系カフェ、巧みな集客」(2014年10月31日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第145回)
 ~カフェベネやマーンコーヒー、韓国系が席巻~

 会報誌10月号は巻頭特集として中国のカフェチェーン事情について取り上げました。日本ではスターバックス(スタバ)などのカフェと、セブン―イレブンなどのコンビニコーヒーの一騎打ちの様相を帯びていますが、中国では果たしてどうなのでしょうか。
 1998年に私がアメリカ留学を終えて台湾に移り住んだときのこと。ちょうどスタバの現地第1号店が、外国人が多く住む台北・天母地区にオープンしました。それを契機に、一気にコーヒーを飲む習慣が広がりを見せました。中国でもコーヒー文化の広がりはスタバが先導しています。ある程度発展した都市の歩行街(ショッピングストリート)には必ずと言っていいほどこの緑のロゴのお店を見つけることができます。また、スタバの有無や出店数でその都市の発展度合いが把握できると言ってもいいでしょう。
 その対抗馬として名乗りを上げているのが、ここ数年で一気に出店攻勢をかけた韓国系「カフェベネ」です。店頭には中国でも人気の韓流スター、チャン・グンソクの立て看板が置かれ、遠くからでも韓国系カフェであることが一目瞭然。上海ではよく見かけていましたが、今年4月に重慶を視察した際にもカフェベネの出店を目のあたりにし、「こんな内陸都市にまで……」と勢いを肌で感じました。
 また今年8月に雲南省・昆明に行った際、繁華街の一角にある金鷹百貨の入り口に巨大な「MAAN COFFEE 漫珈琲」の店舗を見つけました。その漫珈琲、思えば一昨年の夏に大連に行った際、地元の友人から「最近流行りのカフェ店があるのでそこでお茶しよう」と誘われたのが「初対面」。店内にはシャンデリアが飾られてお洒落なソファも並び、ワッフルなどの軽食も人気と紹介されました。昆明に来て再会できるとは思ってもいませんでした。
 この二つの経験から、中国のカフェチェーン事情について興味を持つようになりました。実際に調べてみると、スタバと台湾系の老舗「上島珈琲」が店舗数ではまだ圧倒的優位を保っていますが、韓国系カフェの存在感はますます高まっています。お洒落な内装と広々とした空間、そしてワッフルなどの軽食でしっかりと地元中国人の若者の支持を集めつつある韓国系カフェチェーンの勢いに今後も注目です。

※会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」の14年10月号で、韓国系カフェチェーンを中心に中国カフェ事情の特集を組み、所得向上とともに変化する中国人消費者の趣向やライフスタイルにどうマッチし、なぜ人気を集めているかについて調査及び分析を行っています。詳細は下記リンク先から。
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical


文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「中国のカフェチェーンの現状と展望(1)」
 ~カフェはここ5年で倍増、韓流の進出ラッシュ
 中国でカフェと言えば、これまではスターバックスやコスタコーヒーに代表される欧米系、上島珈琲などの台湾系が主役だった。ところがここ数年、大都市を中心に「カフェベネ」や「ホリーズコーヒー」などの韓国系カフェの進出が相次ぎ、特に若い女性を中心に人気を集めている。韓流スターを前面に出したり、デザートなどのメニューに一工夫を加えた新鮮さが受けているようだ。ビジネスユースが多かった既存のカフェに代わり、市場を席巻しつつある。……
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「西部の覇権争う重慶と成都、消費スタイルは好対照(15)」
 ~受容度高い日本製品
 重慶、成都のいずれでも、大衆的スーパーにおける日本ブランドの存在感は比較的大きい。キリンの「午後の紅茶」、花王の「メリーズ」などに加え、資生堂のケア用品などが多く並んでいる。ファストファッションでは、ユニクロが重慶に9店舗、成都に13店舗、無印良品が6店舗と7店舗、ハニーズが20店舗と7店舗を展開している。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1098

「男性が奢侈品市場をリード、ハケットロンドンの戦略(4)」
 ~地域ごとに製品構成を変える工夫も
 中国の消費者は欧州のスリムデザインを好み、米国ブランドのゆったり感は敬遠する傾向にある。特に北部の消費者は、冬が寒いこともあり保温機能を重視する一方、厚い材質やゆったりしたデザインは避け、軽くて薄いものを選ぶ。そのため、中国現地拠点では本社に対して、中国市場のテイストに沿ったデザインの製品を投入するようアドバイスしているという。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1103

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年10月号(vol.18)発行

 会報誌2014年10月号(vol.18)では、巻頭特集に1999年にスターバックスが中国に初出店してから急速に広まるコーヒー文化を背景に、中国のカフェチェーンの実情に迫りました。特に最近上海や北京など沿岸部の大都市だけでなく、重慶や昆明など内陸都市にも積極出店し存在感を高めつつある韓国系カフェチェーン店をクローズアップ。移り行く中国人消費者のライフスタイルやニーズとの関連性にも触れながら、その人気の秘訣を探りました。また第2特集では、「90後」(1990年代生まれ世代)の趣向や需要に触発された外食産業にスポットライトを当てました。全人口の約17%を占める90後がどんな基準やコンセプトをレストランに求めているかを探りながら、彼らの消費性向や特徴を把握し、今後の傾向や展開をひも解いています。
 業界&企業分析では、創業からわずか7年で、中国レンタカー市場のトップ企業に成長した「神州租車」を取り上げました。レンタカー保有台数5万2498台で、70の主要都市に717拠点を展開し(14年6月末時点)、業界トップの31.2%のシェアを誇る同社がどのような戦略とサービスで業界トップに躍進したか、また今後の動向や展開についても分析しました。
 トレンド・ウォッチでは、不振が続くリアル店舗型の小売業者のなか、特に悪戦苦闘しているカルフールやウォルマートなどの外資系総合スーパーを尻目に、着実に売上を伸ばすネットスーパーの実態に触れました。最近は日用品や加工食品だけでなく、野菜や果物など生鮮品を取扱うネットショップも増えてきており、従来型小売業者の脅威となっています。
 現地企業のインタビューでは、青色LEDの開発で先ごろ赤崎、天野、中村氏がノーベル賞を受賞し注目を集めている照明業界において、中国LED市場を開拓する大手のフィリップスの現状と戦略について、同社マネージャー(不動産業界担当)のビンセント・チョウ氏に話を聞きました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年10月号 vol.18 もくじ
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【巻頭特集】中国最新マーケティング
 『韓流カフェが市場を席巻、フードメニュー充実で女性客にアピール』
  中国のカフェチェーンの現状と展望
【第2特集】中国最新マーケティング
 『新コンセプトのレストランが続々登場』
 「90後」に触発される中国の外食産業  
【第3特集】チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『レジャーやビジネスユースを重視、創業7年のレンタカー最大手』
 急成長の神州租車、規模のメリットを席巻
【トレンド・ウォッチ】現地の最新商品&サービス
 『カルフールも悪戦苦闘、新たな対抗馬の登場』
 ネットスーパーに押される従来型小売業者
【インタビュー】中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『省エネ需要でLED産業が拡大中』
 中国LED市場を開拓するフィリップス
【都市別調査】都市別マーケティングレポート 揚州 編
 『2大モールが消費をけん引 西部地区の消費力は上昇』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第39回「韓国系カフェ、巧みな集客」(2014年10月31日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第39回は「韓国系カフェ、巧みな集客」(2014年10月31日付)。中国のコーヒー文化はまだ浅く、スターバックス(スタバ)が初出店した1999年頃から次第に盛り上がってきた。カフェチェーン最大手はスタバで、1164店舗(2014年8月時点)を展開中。97年に進出した台湾系の上島珈琲が1016店舗で続く。この「二強」の勢力図を一変させる勢いで、特に若い女性を中心に人気を集めているのが韓国系カフェだ。その人気の秘訣は巧みな集客とともに変化する中国人消費者のニーズに合わせたユニークな特徴が…。
 次回の掲載は11月14日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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