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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第153号】~節目の2015年、注目したい日中関係~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2015年1月7日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第153号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 新年明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?私は年末に両親を連れて北海道へ旅行に行き、お正月は広島の実家でのんびりと新年を迎えました。今年も広島市内の護国神社へ初詣でに行き、「後厄」の厄除祈願をしました。毎年恒例のおみくじも、とにかく「専業に集中しろ」とのことだったので、また今年も仕事を充実させたいと思います。
 今年は、北海道だけでなく、広島も大雪となりました。広島北部のスキー場にも行こうとしたのですが、道中が雪に埋もれ、吹雪でほとんど前方が見えない状況だったので、途中で断念したほどでした。その分、実家近くの公園で、娘との雪だるまづくりや雪合戦にハッスルしました。
 年末には広島カープにヤンキースの黒田投手が復帰するというビッグニュースも届きました。今年こそは優勝を目指して頑張ってくれるのではと広島じゅうで大きな期待を寄せています。私もカープファンとして、いまから今シーズンの開幕にワクワクしています。
 年初のご挨拶から中国とは話題が離れてしまいましたが、今年も中国の消費現場から様々な話題やトレンド、変化など見聞きしたことをお伝えしてまいります。今年も引き続きご愛読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
 今週のコラムは年末年始の日本で体験し感じた免税ショッピングについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第153号をお送りいたします。

◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第153回)
     ~節目の2015年、注目したい日中関係~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) セミナー:2015年1月30日(金)東京開催《参加無料》
      日経MJ(流通新聞)コラム連載中「上海在住コンサルタント」大亀浩介による
      越境EC「海淘」で中国13億人市場に売る!
      ~中国市場再考の時機到来、日本企業はチャンスを生かせるか~」
     2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年12月号(vol.20)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「車の次は「キックボード」?」(2014年12月26日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第153回)
 ~節目の2015年、注目したい日中関係~

 2015年が始まりました。皆さんの今年1年の抱負はどのようなものでしょうか。
 元日の午前0時を迎え、NHKの番組「ゆく年くる年」では今年の世相を表す書き初め大会で「節」の文字が書かれていました。アベノミクスや戦後70周年など、今年は多くの「節目」を迎える年だと、書き初めされた僧侶の方は言っていました。
 中国ビジネスに携わる身としては、まさしく今年は日中関係が大きな節目を迎えているような気がします。昨年11月の北京APECでの日中両国首脳による握手以降、政治・外交面での両国間の雪解けムードを強く感じるようになっていますが、まだ予断を許さないと思います。何かのきっかけでまた険悪なムードに戻る可能性もあり、お互いに緊張感を持って対応(駆け引き)しているとも言えるでしょう。
 一方、そうした政治レベルでの緊張感とは裏腹に、民間レベルでの行き来は一気に加速しています。昨年末のメルマガコラムでも触れましたが、その最も大きな背景として「円安・人民元高」があげられます。
 昨年末に両親を連れて北海道旅行をしたのですが、札幌や小樽、旭川の旭山動物園など有名な観光スポット、さらには宿泊したホテルの大浴場など、至るところで中国語が飛び交っており、改めて中国人観光客の多さに驚かされました。
 小樽では偶然にも上海の自宅近所に住む台湾人家族とばったり会いました。彼らは中国からの団体旅行ツアーで来ていたのですが、同乗した中国人観光客の買いっぷりには度肝を抜いたと言っていました。お土産や化粧品、日用品だけでなく、家電量販店ではなぜか「日立」製の炊飯器が人気だったとのことです。ほとんど全ての家族客が1個ずつ購入していたので、思わず自分たちも買ってしまったと苦笑いしていました。
 私も広島市内のドラッグストアで、台湾人である妻のパスポートで免税ショッピングを体験しました。店頭に「TAX FREE」と書いてある店舗に行き、お土産や友人から頼まれたものを含め、総額2万円強の買物。店員の対応は慣れたもので、すぐに担当スタッフが免税手続きの書類を作成し、約2000円分が差し引かれました。免税手続きというと、特設のコーナーまで行き、様々な書類を書かされた記憶がありますが、いまや普通の買い物と同じ感覚でした。手続きがこれほど簡素であれば、中国人観光客が日本に来てショッピングを楽しむのも納得がいきます。
 中国との関係は「買う」から「売る」「売れる」時代に変わってきています。この「節」をしっかりと意識して的確に対応していきたいと、企業としても自分自身としても改めて思った正月でした。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「越境EC「海淘(ハイタオ)」の現状と最新動向(5)」
 ~上海に誕生した「跨境通」
 このような中、海淘を規範化しようとする動きが国レベルで動き出し、国家発展改革委員会が税関総署を通じて全国に五つの越境ECサービス試験地を設けた。上海では13年末、東方電子支付有限公司という法人に経営を委託する形で越境ECサイト「跨境通」がサービスを開始。取引(注文と受注)、通関、物流(配送)、支払いなどをワンストップで提供できるのが最大のポイントだ。……
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「越境EC「海淘(ハイタオ)」の現状と最新動向(4)」
 ~越境ECは「グレーゾーン」?
 大手EC業者が参入する前は、中国人消費者がネットで海外製品を購入する方法は主に二つあった。一つ目は転送サービス会社を利用した「お取り寄せ方式」、もう一つは購入代行サービスの活用だ。前者は、消費者が海外のサイトで直接商品を注文し、送り先を現地の転送業者とする。転送業者は品物を受け取った後、中国の消費者に送る。かなりのアナログ方式だが、アマゾンなど海外の正規サイトから購入するため、偽物をつかまされるリスクは低く、転送業者の信頼度が高ければ大きな問題はない。…… 
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「越境EC「海淘(ハイタオ)」の現状と最新動向(3)」
 ~日本製品購入は男性が優勢
 地域別で見ると、上海と北京で日本製品の購入額が大きい。日淘全体の21%が上海で消費されており、北京が14.4%だ。このほか、広東省、江蘇省、浙江省など沿岸部での日本製品人気が高い。一方、日淘の都市別1人当たり消費額を見ると、成都が1004元でトップ。以下、杭州(966元)、杭州(926元)などと続く。……
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「越境EC「海淘(ハイタオ)」の現状と最新動向(2)」
 ~元高が越境ECを後押し
 経済産業省がまとめた電子商取引に関する市場調査によると、12年における中国人消費者の日本のネット通販での購入額は1199億円だった。中国で越境ECが盛んになっている背景には経済的及び社会的な変化がある。主な点としては、(1)所得水準の向上、(2)消費者嗜好の変化、(3)中国製製品への不信感、(4)為替レートの変動、などが挙げられる。……
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お知らせ
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1) セミナー開催決定!【東京】 2015年1月30日(金)《参加無料》
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 越境EC「海淘」で中国13億人市場に売る!
 ~中国市場再考の時機到来、日本企業はチャンスを生かせるか~
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 今、中国人消費者の熱い視線が日本や日本商品に向けられています。改めて中国人の旺盛な消費意欲に“市場機会”ととらえる日本企業も多いことでしょう。一方、急成長する中国ネット市場でも、日本から直接個人で購入する越境EC(海淘)も盛り上がりを見せています。
 一方、急成長する中国ネット市場でも、日本から直接個人で購入する越境EC(海淘)も盛り上がりを見せています。その背景には、円安のほかに個人取引限定で新たに導入された「行郵税」による関税の簡素化もあげられます。
 この行郵税が導入されることになった背景や仕組み、また法的な見地からも、従来の一般貿易との違いやスキームについてもコンプライアンスの観点から周知しておく必要があります。
 そこで、日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア 商売見聞録」連載を通じて現地のリアルな消費状況を発信している中国在住コンサルタントの大亀浩介が、中国全土を駆け巡った経験から感じ取った2014~15年の中国消費現場のトレンドと越境EC「海淘」の実態と始め方について講演いたします。
 越境ECの仕組みはもちろん、2015年のキーワードともいえる「越境EC(海淘)」通して、本セミナーが日系企業の市場攻略におけるヒントの一助となれば幸いです。

講演の主なポイント(予定)
・2014年の中国消費現場から見た主要トピックス
・2015年の中国消費現場はどうなるか
・中国O2O(オンライン・ツー・オフライン)はどこまで進んでいるか
・越境EC「海淘」は実際盛り上がっているのか
・越境EC「海淘」徹底解説
・「行郵税」とは
・越境ECと一般貿易の違いは
・越境EC「海淘」をはじめるには

詳細、お申込はこちらから↓↓↓
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=302


2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年12月号(vol.20)発行

 会報誌2014年12月号(vol.20)では、巻頭特集に順調な成長を見せる中国のベビー・マタニティ産業を取り上げました。13年の市場規模は1兆4305億元。13~17年にかけて年平均で16%の成長を遂げると見込まれ、早ければ15年には2兆元を突破、17年には2兆5000億元に達すると見られています。こうした成長を後押しするのが「一人っ子政策」の緩和だと仮説を立てましたが実際にはどうなのでしょう。またピジョンや花王、ユニ・チャームなど奮闘する日本企業の実態を分析しながら子供向け市場の最新動向とトレンドを探っています。
 第二特集の業界&企業分析では、創業からわずか20年ほどで中国の建設機械トップに成長した三一集団にスポットライトを当てました。海外市場では「SANY」のブランド名で知られる同社の躍進の背景には、技術開発とアフターサービスの重視という戦略があります。中国から世界へと市場拡大を狙う三一集団の製品別売上構成から売上高と純利益、生産台数の推移を眺めながら、いかに業界トップに躍り出たか、その実態に迫ります。
 トレンド・ウォッチでは、1日の取引額が571億1200万元を超え世界中の度肝を抜いたアリババ系淘宝(タオバオ)の販促キャンペーンイベント「双十一購物節」。このイベントで競争が最も激しかったレディースアパレルでユニクロを押さえ、取引額1億9800万元でトップとなったのが韓都衣舍(HStyle)についてです。「1日のサイト訪問者数1500万人超」「サイト閲覧数8000万」という全企業でのトップ記録を打ち立てた同社のネット通販成功の極意に迫りました。
 現地企業のインタビューでは、昨今の円安・人民元高を背景に、中国国内の消費者が海外のネット通販サイトから直接購入する越境ネット取引「海淘(ハイタオ)」市場について、日本企業の中国ネット通販市場への出店・運営代行やコンサルティングを行う上海麗衆電子商務有限公司・総経理の銭江峰氏にインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号は2015年1・2月合併号を予定しています。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2014年12月号 (vol.20)  もくじ 
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【巻頭特集】
・中国最新マーケティング
 『品質で勝負、中国のベビー・マタニティ産業』
 高級嗜好が拡大中、日系にも勝機

【第2特集】
・チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『中国最大の建機メーカー、三一集団の野望』
 油圧ショベルで躍進、中国から世界へ

【トレンド・ウォッチ】
・現地の最新商品&サービス
 『顧客対応とモデル撮影の「本気度」に注目』
 韓都衣舎から学ぶネット通販成功の極意とは

【インタビュー】
・中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『越境ECが拡大中、待たれる日本企業の積極進出』
 日本製品の意外なニーズ、人気商材は?

【都市別調査】
・都市別マーケティングレポート 済南 編
 『「銀座」の存在感強い済南 商業の中心は泉城路商圏』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第43回「車の次は「キックボード」?」(2014年12月26日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第43回は「車の次は「キックボード」?」(2014年12月26日付)。PM2.5による大気汚染をきっかけにエコ意識が一気に高まりつつある中国。その象徴は、北京や上海の路上で頻繁に見かける高級スポーツ電気自動車のテスラだ。エントリーモデルでも約65万元するが、富裕層の間で人気が高い。テスラは2014年に正式販売を開始。中国市場での14年販売台数は5000台を超え、世界販売の約3分の1を占める見通しだ。エコ重視の大義名分とスタイリッシュなデザインを併せ持つテスラは、物珍しさを求める中国富裕層の購買欲をくすぐった。一方、その数が路上に増えれば増えるほど希少価値が失われ、「買う気をなくした」という富裕層もいる。そうしたなか、エコという観点から新たな乗り物が人気を集めている。その正体と実際の売れ行きはいかに…。
 次回の掲載は1月16日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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