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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第155号】~日本製が大人気!安心・安全が最優先~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2015年1月21日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第155号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 今週はミャンマーのヤンゴンに来ています。上海からヤンゴンへは、虹橋空港から雲南省の昆明経由の乗り継ぎ便が東方航空から出ています。上海から昆明の飛行時間が約3時間半、乗り継ぎは一旦預け荷物を受け取ってから国際線ターミナルへ移動し、昆明からヤンゴンが2時間強の旅路です。
 上海はもちろん冬真っ只中。早朝7:30発のフライトであったため、自宅を出発する頃はまだ外は真っ暗で寒かったのですが、連日30℃を超すヤンゴンに行くのでできるだけ荷物を少なめにと思い、普段着ている厚めのダウンジャケットは羽織らずに我慢することにしました。
 また中継地の昆明は昨年夏に訪問したばかりですが、一年中が春と言われる「春城」として有名。夏は涼しく、冬は暖かいとのことでどれほど暖かいか楽しみにしていたのですが、到着間際の機内のアナウンスは、「現地気温は摂氏0℃」…。
 タラップを降りるとひんやりとした冷気に覆われ、地面や屋根には雪が残っていました。薄着で来たことを後悔しつつも、念のためと思い、上下ヒートテックで完全防備していたので何とか大丈夫でしたが、ヤンゴンでは半袖の世界!南国の冬のひと時を満喫したいと思います。
 今週のコラムは会報誌14年12月号で特集を組んだベビー&マタニティ市場についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第155号をお送りいたします。

◆◇キャスト中国市場調査のご案内◇◆
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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
<<お気軽にお問い合わせください!!>> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第155回)
     ~日本製が大人気!安心・安全が最優先~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) セミナー:2015年1月30日(金)東京開催《参加無料》
      日経MJ(流通新聞)コラム連載中「上海在住コンサルタント」大亀浩介による
      越境EC「海淘」で中国13億人市場に売る!
      ~中国市場再考の時機到来、日本企業はチャンスを生かせるか~」
     2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年12月号(vol.20)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「緩和される一人っ子政策」(2015年1月16日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第155回)
 ~日本製が大人気!安心・安全が最優先~

 会報誌2014年12月号では中国のベビー・マタニティー市場の実態に迫りました。越境EC取引「海淘」でも日本のおむつやベビー用品が人気を集め、売り上げを伸ばしているとお伝えしましたが、中国人観光客が日本でおむつを箱単位で購入する姿もよく目にします。
 子供に多くのお金をかける傾向にある中国。「一人っ子政策」の緩和などに伴い子供の数が増えれば、ベビー・マタニティー市場がさらに成長するのではないか。また、より良いモノを求める中国人消費者が日本製品をますます買うようになるのではないでしょうか――。このような仮説から今回の特集テーマがスタートし、花王やユニ・チャーム、ピジョンなど日本企業の状況も紹介しました。
 ただ、実際の市場動向は、個人のライフスタイルに対する考え方や社会状況、経済的環境などによって左右されるケースもありそうです。中国で2人目の子供を産むカップルが増えているのか、もしくは夫婦共働きが当たり前の中国では子育てよりもキャリアを取るのか。日本同様に教育費など経済的負担を考えて2人目はあきらめるのか、そもそもすでに一人っ子の家族構成に慣れてしまっているのか。これらは今後の検証課題でもあります。
 子供に安心・安全なものを食べさせ、着させたい思いは世界共通ですが、中国では粉ミルクへのメラミン混入問題などの影響もあり、特に敏感になっています。日本をはじめ海外ブランドへの信頼は厚く、日本製の哺乳びんやおむつなどが、中国ブランドよりも割高ながら販売が好調という報道もよく見られます。
 日本のベビー・マタニティー製品に対する需要が高まりつつあるなか、中国国内でもこれまで目にしたことのない光景に出くわすようになりました。
 山東省・済南の観光名所「趵突泉」を訪れたときのこと。子供を「2人」連れた家族が石碑の前で写真を撮っているのを見かけたのです。幼稚園児と思しきお子さんと、生まれたばかりの0歳児の子供を父親が抱いていました。祖父母らしき方が撮影係でした。
 次に、上海の友人宅へホームパーティーに呼ばれたときのこと。エレベーターの中に貼られた不動産の広告ポスターは、祖父母と父母に加え、一男一女の「2人」の子供のイメージイラストでした。
 お分かりでしょうか。これまで一人っ子が当たり前だった家族像が大きく変わり始めているトレンドを感じ取ったのです。ことさら強調することではないかもしれませんが、普段の生活におけるこのような変化から中国マーケットを見ていきたいと思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(3)」
 ~O2Oモデルでネットとリアルの融合
 一方、同社は実店舗業務のテコ入れも行っている。「IM(Intime More)」という体験型店舗の展開をスタートさせたのだ。ネット通販サイトで販売している製品を実店舗で購入できるO2Oモデルだ。製品はアパレル、アクセサリー、靴、バッグなどが中心。メーカーからの直接調達のため、価格は専門店よりも2~3割引とお得感がある。同社関係者も「香港で販売されている価格より高いこともない」と胸を張る。……
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「ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(2)」
 ~B2Cサイト「銀泰網」をスタート
 事業提携から資本受け入れへとダイナミックな動きを展開する銀泰商業。同社の陳暁東CEOは一連の動きについて、「銀泰は市場の『学生』となり、顧客の声を聞き、時代を展望し、自身のやり方を貫く」と総括している。同氏によると、過去20年間は中国百貨店業界の黄金期で、「チャネルこそ王道」の時代だったが、現在はメーカーが直接消費者にアプローチしており、中間販売業者としての百貨店は岐路にあるという。この状況を踏まえた、極めて賢明で素早い事業モデルの転換と言えるだろう。……
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「ネット展開とモール化に活路を見出す銀泰商業(1)」
 ~40店舗展開の中堅チェーン
 ネット通販に押されがちな中国の百貨店産業。どの企業も業績は厳しく、経営縮小に迫られるところもある。そのような環境下、浙江省の銀泰商業がO2Oへの積極的な取り組みを始めるなど、独自の道を模索している。小売業界全体の新たなモデル構築の第一歩になるのだろうか。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
 ~緩和される一人っ子政策(2015年1月16日掲載)
 第44回は「緩和される一人っ子政策」(2015年1月16日付)。上海に住む弁護士の王煒氏(43)。2013年10月、第2子となる女の子が生まれた。長男は地元のインターナショナルスクールに通う高校3年生だ。中国では2014年から各地で「一人っ子政策」が緩和され始めている。夫婦のうち一方が一人っ子であれば2人目の出産が認められるようになった。しかし、第2子出産の条件を満たす夫婦のわずか24.9%しか出産申請をしていないという統計がある。子育ての時間的コストや教育費の大きな負担、キャリアへの影響などの懸念のほかに、家族観の変化も大きい。現在、出産適齢期に当たる80~90年代生まれ世代の56.3%が「子供は1人でいい」と答えた調査結果もあるほどだ。「一人っ子」に慣れた(?)中国、2人目の出産は果たして増えるのか…。
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「越境EC「海淘(ハイタオ)」の現状と最新動向(9)」
 ~日本企業はチャンスを生かせるか
 これまで中国ネット通販のハードルと思われていた、規制、インフラ、市場性といった問題がほぼすべて解決されてきた。さらに大きな追い風となっているのが、日本への中国人観光客の急増(急回復)だ。銀座のど真ん中でスーツケースを開き、購入した衣服や家電製品を入れ込む中高年旅行者の団体(その出で立ちから地方都市から来ていることがうかがえる)を目にした際には、日本旅行がすでに一般化していることに驚いた。「日本へ買い出しに行く」という者も多数いるのではないだろうか。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1) セミナー開催決定!【東京】 2015年1月30日(金)《参加無料》
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 越境EC「海淘」で中国13億人市場に売る!
 ~中国市場再考の時機到来、日本企業はチャンスを生かせるか~
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 今、中国人消費者の熱い視線が日本や日本商品に向けられています。改めて中国人の旺盛な消費意欲に“市場機会”ととらえる日本企業も多いことでしょう。一方、急成長する中国ネット市場でも、日本から直接個人で購入する越境EC(海淘)も盛り上がりを見せています。
 一方、急成長する中国ネット市場でも、日本から直接個人で購入する越境EC(海淘)も盛り上がりを見せています。その背景には、円安のほかに個人取引限定で新たに導入された「行郵税」による関税の簡素化もあげられます。
 この行郵税が導入されることになった背景や仕組み、また法的な見地からも、従来の一般貿易との違いやスキームについてもコンプライアンスの観点から周知しておく必要があります。
 そこで、日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア 商売見聞録」連載を通じて現地のリアルな消費状況を発信している中国在住コンサルタントの大亀浩介が、中国全土を駆け巡った経験から感じ取った2014~15年の中国消費現場のトレンドと越境EC「海淘」の実態と始め方について講演いたします。
 越境ECの仕組みはもちろん、2015年のキーワードともいえる「越境EC(海淘)」通して、本セミナーが日系企業の市場攻略におけるヒントの一助となれば幸いです。

講演の主なポイント(予定)
・2014年の中国消費現場から見た主要トピックス
・2015年の中国消費現場はどうなるか
・中国O2O(オンライン・ツー・オフライン)はどこまで進んでいるか
・越境EC「海淘」は実際盛り上がっているのか
・越境EC「海淘」徹底解説
・「行郵税」とは
・越境ECと一般貿易の違いは
・越境EC「海淘」をはじめるには

詳細、お申込はこちらから↓↓↓
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=302


2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年12月号(vol.20)発行

 会報誌2014年12月号(vol.20)では、巻頭特集に順調な成長を見せる中国のベビー・マタニティ産業を取り上げました。13年の市場規模は1兆4305億元。13~17年にかけて年平均で16%の成長を遂げると見込まれ、早ければ15年には2兆元を突破、17年には2兆5000億元に達すると見られています。こうした成長を後押しするのが「一人っ子政策」の緩和だと仮説を立てましたが実際にはどうなのでしょう。またピジョンや花王、ユニ・チャームなど奮闘する日本企業の実態を分析しながら子供向け市場の最新動向とトレンドを探っています。
 第二特集の業界&企業分析では、創業からわずか20年ほどで中国の建設機械トップに成長した三一集団にスポットライトを当てました。海外市場では「SANY」のブランド名で知られる同社の躍進の背景には、技術開発とアフターサービスの重視という戦略があります。中国から世界へと市場拡大を狙う三一集団の製品別売上構成から売上高と純利益、生産台数の推移を眺めながら、いかに業界トップに躍り出たか、その実態に迫ります。
 トレンド・ウォッチでは、1日の取引額が571億1200万元を超え世界中の度肝を抜いたアリババ系淘宝(タオバオ)の販促キャンペーンイベント「双十一購物節」。このイベントで競争が最も激しかったレディースアパレルでユニクロを押さえ、取引額1億9800万元でトップとなったのが韓都衣舍(HStyle)についてです。「1日のサイト訪問者数1500万人超」「サイト閲覧数8000万」という全企業でのトップ記録を打ち立てた同社のネット通販成功の極意に迫りました。
 現地企業のインタビューでは、昨今の円安・人民元高を背景に、中国国内の消費者が海外のネット通販サイトから直接購入する越境ネット取引「海淘(ハイタオ)」市場について、日本企業の中国ネット通販市場への出店・運営代行やコンサルティングを行う上海麗衆電子商務有限公司・総経理の銭江峰氏にインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号は2015年1・2月合併号を予定しています。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年12月号 (vol.20)  もくじ
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【巻頭特集】
・中国最新マーケティング
 『品質で勝負、中国のベビー・マタニティ産業』
 高級嗜好が拡大中、日系にも勝機

【第2特集】
・チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
 『中国最大の建機メーカー、三一集団の野望』
 油圧ショベルで躍進、中国から世界へ

【トレンド・ウォッチ】
・現地の最新商品&サービス
 『顧客対応とモデル撮影の「本気度」に注目』
 韓都衣舎から学ぶネット通販成功の極意とは

【インタビュー】
・中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
 『越境ECが拡大中、待たれる日本企業の積極進出』
 日本製品の意外なニーズ、人気商材は?

【都市別調査】
・都市別マーケティングレポート 済南 編
 『「銀座」の存在感強い済南 商業の中心は泉城路商圏』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第44回「緩和される一人っ子政策」(2015年1月16日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第44回は「緩和される一人っ子政策」(2015年1月16日付)。上海に住む弁護士の王煒氏(43)。2013年10月、第2子となる女の子が生まれた。長男は地元のインターナショナルスクールに通う高校3年生だ。中国では2014年から各地で「一人っ子政策」が緩和され始めている。夫婦のうち一方が一人っ子であれば2人目の出産が認められるようになった。しかし、第2子出産の条件を満たす夫婦のわずか24.9%しか出産申請をしていないという統計がある。子育ての時間的コストや教育費の大きな負担、キャリアへの影響などの懸念のほかに、家族観の変化も大きい。現在、出産適齢期に当たる80~90年代生まれ世代の56.3%が「子供は1人でいい」と答えた調査結果もあるほどだ。「一人っ子」に慣れた(?)中国、2人目の出産は果たして増えるのか…。
 次回の掲載は1月30日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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