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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第159号】~ひつじと言えば「喜羊羊」、さらなる躍進なるか~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2015年2月18日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第159号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 いよいよ2015年の春節直前。本日(18日)は「除夕」、中国語で大晦日の意味です。日本でのお正月が明けて、すでに1か月半になるこの時期にまた「お正月(旧正月)」を迎えるのは、中国に来てからかれこれ17年になるのですが、毎年若干の戸惑いと後ろめたさを感じます。しかし、中国にいると不思議とまたお正月気分になってしまうから不思議です。
 今年の春節も台湾に来ています。先週末は上海も暖かくなりましたが、台北はすでに最高気温が20℃超。到着してすぐに屋外に席がある啤酒屋(ビアガーデン)に行き、三杯鶏(鶏肉の醤油炒め)や炒蛤仔(あさり炒め)など台湾名物の“熱炒”メニューを快適なそよ風とともに満喫しました。
 ビールも台湾ではもちろん「台湾啤酒(ビール)」です。このお店には製造後18日間しか販売されない「18天台湾生啤酒」が置いてあり、迷わず選びました。「18天」ビールは熱炒店など限られた場所でしか販売されていません。新鮮ですっきりとした飲み口が、台湾料理によく合います。個人的にはモンドセレクション金賞受賞の「金牌台湾啤酒」も滑らかながらしっかりとした味わいで好きです。
 中国では春節を境に気候も一気に暖かくなり、文字通り“新春”を迎えます。毎年この気候の変化を肌で感じるたびに、農暦(旧暦)はよくできているなと感心します。では、皆さん、よい春節を!!!
 今週のコラムは未年にちなんで中国発の世界的人気アニメキャラクター「喜羊羊」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第158号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第159回)
     ~ひつじと言えば「喜羊羊」、さらなる躍進なるか~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年1&2月合併号(vol.21)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「出張ネイル、スマホで普及」(2015年2月13日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第159回)
 ~ひつじと言えば「喜羊羊」、さらなる躍進なるか~

 2015年の干支は「未(ひつじ)」。辰や午と違い若干地味なイメージで、特に今年は60年に一度の乙未(きのとひつじ)の年であまりパッとしないだろうとの占いもあります。丑(うし)年の私にとっても、干支でちょうど対にあたる年で、中国ではあまり芳しくない年になると言われています。日本でも年齢的に今年が後厄なので、そういう意味では今年は辛抱の一年になるのかもしれません。
 日本にいると今年がひつじ年であることを意識するのは年賀状のやり取りくらいではないでしょうか。しかし中国にいると街中やマンションの入口など至るところに「新春快楽」の赤々とした飾り付けとともにひつじのイラストが添えられているので、否が応にも干支を意識せざるをえません。
 中国で最も有名な“ひつじ”といえば、「喜羊羊」でしょう。喜羊羊はひつじ村の村長や仲間と一緒に悪者のオオカミ(灰太狼)をやっつけるというストーリーのアニメ。放送開始は2005年、前回の未年にはまだ存在していなかったことから、今年はある意味満を持しての登場ということになるでしょう。
 かつての勢いはなくなっているかもしれませんが、子供たちの間ではまだまだ人気健在のようです。放送開始以来、すでに10シリーズを数え、番組総数は1142に達しています。11年に中国全土57のテレビ局で放映され、最高視聴率は11.5%を記録しました。また同年には米ディズニーチャンネルにも登場し、英語のほか20種の言語に翻訳されています。09年から始まる春節恒例の映画も昨年までの6作で合計7.56億元の興行収入となり、今年も、10周年ということもあり盛大に上映されています。
 中国発の世界的人気アニメキャラクター「喜羊羊」。街中は喜羊羊一色になるかもと思っていましたが、実際に上海では絶大な存在感を示すほどの露出は感じられません。迎春の赤い壁掛けなど普通に一般的なひつじのイメージが描かれており、若干拍子抜けしてしまいます。キャラクターとしてはイギリスの短編アニメ「ひつじのショーン」に登場する羊たちの姿も見かけますし、今年は特にアニメ界では「アナ雪」の存在感が圧倒しています。
 今年中国全土30都市以上で10周年記念イベントの開催が予定されている喜羊羊。ちょうどひつじ年にも重なった絶好のタイミングで主役の座復権となるか…。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「中国最大の建機メーカー、三一集団の野望(2)」
 ~油圧ショベルで外資を逆転
 14年も中国の建機市場は厳しい状況だった。14年1~6月期の油圧ショベル販売台数は前年同期比11.2%の減少。8月単月では3102台にとどまり、前年同月比での減少幅は30.2%に上った。ただ、三一も販売の伸び悩みの影響があるものの、市場シェアはトップを譲っていない。14年1~6月期は油圧ショベルを8700台余り販売し、同分野のシェアは15%超。8月はその数字を過去最高の16.7%まで拡大した。……
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「中国最大の建機メーカー、三一集団の野望(1)」
 ~湖南省のベンチャー企業
 創業からわずか20年ほどで中国の建設機械トップに成長した三一集団。海外市場では「SANY」のブランド名で知られる、国際的企業だ。躍進の背景には、技術開発とアフターサービスの重視という戦略があった。中国から世界へと市場拡大を狙う三一集団に迫る。……
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「品質で勝負、中国のベビー・マタニティ産業(9)」
 ~再編機運高まる粉ミルク市場
 中国の粉ミルク市場の販売シェアは地域などによって事情が異なるため体系的なものは取りにくいが、中国孕嬰童産業研究中心などがまとめたインターネット販売のデータが参考になるだろう。それによると、14年6月の市場シェアではワイス(ネスレ傘下)が18.9%でトップに立っている。2位はアボット(13.6%)、3位はフリッソ(12.9%)、4位はネスレ(10.7%)で、ここまでが10%以上だ。トップ10の中で中国系は3社のみで、外資の強さが際立っている。残念ながら日系メーカーはまだ食い込めていない。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
 ~出張ネイル、スマホで普及(2015年2月13日掲載)
 第46回は「出張ネイル、スマホで普及」(2015年2月13日付)。上海で食品メーカーのマーケティング担当の李さん(37)。幼稚園児の娘を持ち、仕事と家事に忙しい。月一度のネイルサロン通いが安らぎのひと時だが、最近は出張ネイルサービスの「河狸家」を利用している。河狸家は2014年に誕生した出張ネイル業者。スマートフォン(スマホ)用のアプリを活用したネイルサービスの仲介プラットフォームだ。わずか1年弱で北京、上海、杭州、深圳、成都まで事業範囲を広げ、常時千人超のネイリストを抱えている。キャンペーン日には1日当たりのオーダーが7千件を超え、売り上げは100万元超の人気ぶりだが、その人気の秘訣は…。
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「品質で勝負、中国のベビー・マタニティ産業(8)」
 ~安全が一番
 このほかの注目点としては、やはり食の安全に関する動きだろう。アサヒビールグループの一員である和光堂は13年10月、台湾系の康師傅と育児用粉ミルクの輸入販売などを手掛ける合弁会社設立を発表した。和光堂は離乳食やベビーフード事業で強みを持つが、この提携で日本製粉ミルクの海外拡販を強化する考えだ。また、同年12月には、雪印メグミルクは中国での粉ミルク発売を発表した。2002年の撤退後、約12年ぶりのことである。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2014年12月号(vol.20)発行

 会報誌2015年1&2月合併号(vol.21)では、巻頭特集に二桁台の高度成長から鈍化した中国経済において、消費現場を中心に2014年の総括と15年の動向及びトレンドについてまとめました。14年のGDP成長率が7.4%とほぼ国家目標を達成した中国経済ですが、実際に消費や人々のライフスタイル等にどんな影響が出てきているのか。まずはマクロ的に各種経済指標を見ながら経済全体の流れを踏まえたうえで、大きく変化する中国人消費者のニーズやトレンド、消費層として存在感を高める80後と90後世代、さらにはこうしたライフスタイルや価値観の変化を追い風に中国でビジネスチャンスを拡大する日系企業の代表として無印良品の運営状況や戦略について考察しています。
 第二特集の業界&企業分析では、直近5年で2倍の規模に拡大した中国の外食産業を取り上げました。レストラン、カジュアルレストラン、ファストフード、その他の4つの形態に分けられますが、そのなかでもファストフードの躍進が大きく注目されています。そのファストフードの成長を支える変化とは…。
 トレンド・ウォッチでは、スマホ(スマートフォン)の普及により、アプリ経由の出張サービスが拡大している中国。ネイルから調理、掃除、自動車メンテナンス、マッサージ、運転代行、化粧などいずれもスマホアプリから予約すると指定の場所まで出向いてくれ、各種サービスを提供してくれます。今回はそのなかでも14年に設立したばかりながら、常時1000人超のネイリストを抱え、1日当たりのオーダーが7000件を超える出張ネイルアプリ「河狸家」の実体験談を交えながら、こうした出張サービスの人気の秘訣に迫ります。
 現地企業のインタビューでは、14年から低迷が続く不動産市場において、同じく大きく影響を受けている建築設計業界の実態や今後の可能性や戦略について、華東建築設計研究員(ECADI)の沈氏にインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年3月号は3月20日発行予定です。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2015年1&2月合併号 (vol.21)  もくじ 
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 【巻頭特集】 2015年の中国消費のトレンドを探る
・特集1:マクロから見る中国経済
・特集2:消費を占うキーワード
・特集3:存在感高まる80後と90後
・特集4:中国でビジネスチャンスを拡大する日系企業

 【第2特集】 
・チャイナリサーチ 業界&企業分析
『レストラン形式のファーストフードが人気』
 拡大する中国の外食産業
 【トレンド・ウォッチ】 
・現地の最新商品&サービス
『ネイルから家事まで何でもござれ、出張ビジネスが拡大中』
 アプリ経由の出張サービス、顧客重視が人気の秘訣
 【インタビュー】 
・中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
『不動産市場低迷も新たな道を模索中』
 独創性と付加価値で勝負する建築設計業界
 【都市別調査】 
・ 都市別マーケティングレポート 大商集団編
 『地方都市の消費を牽引~大商集団~ 

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第46回「出張ネイル、スマホで普及」(2015年2月13日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第46回は「出張ネイル、スマホで普及」(2015年2月13日付)。上海で食品メーカーのマーケティング担当の李さん(37)。幼稚園児の娘を持ち、仕事と家事に忙しい。月一度のネイルサロン通いが安らぎのひと時だが、最近は出張ネイルサービスの「河狸家」を利用している。河狸家は2014年に誕生した出張ネイル業者。スマートフォン(スマホ)用のアプリを活用したネイルサービスの仲介プラットフォームだ。わずか1年弱で北京、上海、杭州、深圳、成都まで事業範囲を広げ、常時千人超のネイリストを抱えている。キャンペーン日には1日当たりのオーダーが7千件を超え、売り上げは100万元超の人気ぶりだが、その人気の秘訣は…。
 次回の掲載は2月27日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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