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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第164号】 ~日本のアニメ、ラジオで話題に~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2015年3月25日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第164号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 今週は香港に来ています。春休みに入った娘を連れての滞在だった今回、週末には家族で香港観光をしました。定番コースのひとつ、香港島のビクトリアピークと九龍サイドのビクトリアハーバーからの夜景を堪能し、お昼は大会堂の「美心皇宮」で昔ながらのワゴン式の飲茶、夜は蘭桂坊でイタリア料理を楽しみました。
 当然、香港ディズニーランドにも連れて行かされました。2年前にも一度訪れたことがあるのですが、その際は規模も小さくアトラクションも魅力的なものが少なかったのと、キャスト(スタッフ)が東京と比べて無愛想なので、あまりいい印象は持っていませんでした。
 また、今回はちょうど香港ディズニーランドのシンボルでもある「眠れる森の美女の城」が改装中。上層部全体がその城の絵が描かれた板で覆われており、入場したときのウキウキ感も一気に興ざめしてしまいました。
 しかし、今回印象に残った出来事は、香港にしかないテーマランド「グリズリー・ガルチ」に設置されたジェットコースターを初体験したことです。普段はあまり好んで絶叫マシンには乗りませんが、家族の手前、乗らないわけにもいかず…。最初は何ともなかったのですが、途中で思いもよらない展開にびっくり。ぜひ皆さんもチャンスがあればトライしていただきたいと思います。
 今週のコラムは『名探偵コナン』から感じた日中関係改善の度合いについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第164号をお送りいたします。

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2006年より中国の市場、業界、企業、消費者調査を行っています。特に企業調査では内部関係者にアプローチし、工商資料だけでは見えない精度の高い情報を収集し分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第164回)
     ~日本のアニメ、ラジオで話題に~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年3月合併号(vol.22)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ミャンマー消えぬ不安」(2015年3月13日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第164回)
 ~日本のアニメ、ラジオで話題に~

 漫画「名探偵コナン」の作者・青山剛昌氏が病気で入院したというニュースが流れました。1994年5号から「週刊少年サンデー」での連載がスタートし、早20年の長編大作となっていますが、4月8日発売号から不定期連載になるとのこと。一刻も早い現場復帰をお祈りいたします。
 中国でも「名探偵コナン」は人気と知名度の高い日本のマンガ(アニメ)の一つです。2002年には中国語の翻訳版が正式に出版され、10年の春節には映画も上映されています。上海市の郊外(青浦区)の道端で、日本のランドセルに上靴を履いた地元の小学生を見かけたことがあり、びっくりしました。コナン人気の関係で、ランドセルや上靴が意外と地元の小学生の間で人気があり売れているとも……。
 その作者が入院とのニュースが流れた夜、上海のタクシーのラジオからこの話題が聞こえてきました。ラジオ局は「動感101(FM101.7)」。パーソナリティー2名がコナンの連載が不定期になることを伝えた上で、実際には現在のマンガは作者1人ではなくスタジオ(会社)でグループとなって製作しており、作者がいてもいなくても連載には関係ないと言っていました。また、作者は自らの手を動かして描いている部分はすでにわずかかもしれない、しかしながら、そこに作者がいることで作品に“魂”が込められ、それが大事なのだと強調。映画監督の宮崎駿にも通じるのでは、という深い話に発展してきました。
 その後、コナンのエンディングはどうなるのか、主人公の工藤新一は元の高校生の姿に戻れるのかという議論になっていました。どんなエンディングを迎えるにしろ、最後は作者自身が考えた結末を迎えてほしい。そのためにも、できれば、作者があらかじめエンディングのストーリーを書いておいてどこか金庫に保管し、万一作者に何かあったとしても、エンディングを迎える際に弁護士など同席の下でそのストーリーを公開するといったやり方はどうかという流れに……。
 若干おせっかいと思えなくもない会話でしたが、そもそも中国のラジオで日本の話題が出てくるのは政治的なニュース以外、ほとんどありません。日本の芸能界の話も少なく、歌謡曲が流れるのもごくわずかです。そんな中、コナンの作者の入院が話題となり、気兼ねなく話されていることに、日本のアニメの影響力に驚くとともに、日中関係が改善し始めていると感じました。最後にパーソナリティーが作者に対して「早く健康になって戻ってきて」との温かいメッセージがあり、ほのぼのとした気持ちになりました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(2)」
 ~「4―2―1」世代の80後
 80後は「N―代(Neo-Generation)」と呼ばれることが多い。彼らは、70年代後半からスタートした中国の一人っ子政策のいわば“第一世代”であり、家族構成は祖父母(4人)、父母(2人)、子供(1人)の「4―2―1」が一般的だ。よく言われていることだが、祖父母や両親の愛情を一身に受けて育ってきたこの世代は、何不自由なく育ってきている一方、「小皇帝」と揶揄されるほどわがままで自己中心的であるともされる。……
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(1)」
 ~80後と90後は全人口の32%
 「80後」と「90後」は2015年も中国消費市場の主役になって行きそうである。その消費性向は、これまではポジティブで積極的な面しか語られてこなかったが、意外と慎重で、物事の本質を見極める特徴があることも分かってきた。改めてその特性と今後のトレンドを探ってみる。……
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「大きく変化する中国人消費者のニーズ(4)」
 ~所得分配が喫緊の課題
 北京の企業で財務部門に所属する方芳さん(女性)。年末年始は前年度の決算や今年度の予算の取りまとめで忙しい日々を送った。北京を代表する国貿でOLとして働き、友人からも「さすが名門大学出身」と一目置かれているという。しかし、給与の話になると卑屈になってしまう。仕事に就いてから3年経つが、貯金はほとんどなく、「年光族(お金を使い切ってしまうこと)」になってしまっている。……
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「大きく変化する中国人消費者のニーズ(3)」
 ~高まる環境意識
 中国の消費者の環境汚染対策製品への購入意欲が年々高まっている。その最たるものは空気清浄機だろう。12年以降、市場規模は右肩上がりだ。主なブランドは、蘭フィリップス、パナソニック、中国の亜都、シャープ、スウェーデンのブルーエアなどで、売れ筋は2000~4000元の製品だ。中国での普及率は1%以下と低いため、今後も市場拡大が予想される。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年3月号(vol.22)発行

 会報誌2015年3月合併号(vol.22)では、巻頭特集に中国のネット通販を語る上で欠かせないキーワードになってきた越境ネット取引の「海淘(ハイタオ)」を取り上げました。今年の春節期間に日本を訪れた中国人観光客による「爆買い」が大きな話題となりましたが、そもそもその行動の背景には何があるのか。またリアルだけでなくネットでも日本含め海外のサイトから直接購入する海淘が盛り上がっていますが、単なる円安・人民元高だけでは語りつくせないその理由について、中国の消費現場の実態から迫りました。一方、高まる越境取引を前に、税金などの法整備も進める当局の力の入れようも感じられますが、そうした法・税務面の詳細についても掘り下げました。中国人の購買意欲が高まっている中、日本企業はどのように攻めていけばいいのか…。海淘市場の現状と今後について分析しています。
 トレンド・ウォッチでは、いまや中国春節(旧正月)の風物詩ともなった「オンライン紅包(ホンバオ)」を紹介しています。スマホ(ネット)の決済システムを経由して、ひも付された銀行口座などから紅包を送る、もしくは口座に紅包を振り込むという、いわば「バーチャルお年玉」のことですが、若者を中心に今年は大いに盛り上がりました。その盛り上がりの様子やサービス提供業者の状況について詳しく解説しました。
 現地企業のインタビューでは、豊かになってきた中国で従業員にいかに福利厚生やインセンティブ(やる気)を与えるかについて悩む企業に対して、ポイント制プログラムのソリューションを提供するベネフィット・ワン上海の鈴木梢一郎総経理に、中国の実態やビジネスを進めていくうえで直面する問題や解決策についてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年4月号は4月20日発行予定です。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2015年3月号 (vol.22)  もくじ 
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【巻頭特集】 中国最新マーケティング
『消費意欲向上と円安で海外製品が流入中』
 拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか

【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
『ネットで盛り上がった“紅包大戦”』
 オンラインお年玉は春節の風物詩に

【マーケティング】 数字で見る中国
・中国の商業施設売上高ランキング2014
・中国スマホユーザーのマストアイテム微信の利用状況

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
『人事・報酬制度のポイント制、中国でテイクオフ』
 時代変化の中で福利厚生システムも変革中

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 地場系小売企業②
『重慶人を虜にする企業~重慶百貨大楼~』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第48回「ミャンマー消えぬ不安」(2015年3月13日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第48回は「ミャンマー消えぬ不安」(2015年3月13日付)。ミャンマー最大の商業都市・ヤンゴンに住むヤモー夫妻。自動車部品の輸入及び販売店を営む夫のヤモーさん(36才)と床やキッチン用のタイルなど家業の内装建材工場の事務及び営業を手伝うヌェイさんは高校の同級生。2008年に結婚し、一男一女に恵まれた。来年度から小学校に入学予定の長女の進学について夫婦間で意見が分かれている。インターナショナルスクールに通わせたい妻と地元の公立校に通わせたい夫。その背景には急発展する経済成長の陰に潜む消えない不安があった。その一番の不安とは…。
 次回の掲載は3月27日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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