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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第165号】 ~活字離れはキンドルで対応?~

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2015年4月1日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第165号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 本日は4月1日の「エイプリルフール」。中国でも「愚人節」と言われ、冗談(うそ)を言っても許される日として広く楽しまれています。
 日本では新年度の始まりでもあります。街中では新調されたスーツに身を包んだ新社会人の姿なども見られるんでしょうね。中国ではそうしたいわゆる新入社員らしい格好の人々や入社式のようなものがないので、新年度をあまり意識することもありません。
 しかしこの時期、周りには日本へ帰任になられる方もいれば、新たに駐在される方もいらっしゃいます。4月から駐在する友人が上海でアパート探しをしている際に、不動産仲介会社の人から、日本人が減っていて家賃の相場が落ち着いてきている。また最近は家族部屋から単身部屋へ移られる人も多い…と言われたとか。
 円安で駐在コストも割高になったいま、いよいよ、日本人を減らし、現地社員による現地化が待ったなしになってきているのかもしれません。
 今週のコラムは最近購入した電子書籍リーダーのキンドルについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第165号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第165回)
     ~活字離れはキンドルで対応?~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年3月合併号(vol.22)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第165回)
 ~活字離れはキンドルで対応?~

 先日、アマゾンで電子書籍リーダーのキンドルを購入しました。薄さや軽さ、画面の解像度などの違いにより3種類のモデルが販売されていますが、せっかくなので奮発して最高位の「Voyage」を買いました。
 中国に長くいると日本語の活字離れが進みます。台湾や香港では紀伊国屋など日本の新聞や雑誌、書籍などを販売している書店があるのでそれほど不便を感じませんが、中国ではほとんどありません。観光客や出張者を含めると日本人滞在者が常時10万人はいるとされる上海でも然りです。
 もちろん日本の情報についてはインターネットでほとんど用は足りるのですが、ネット接続環境の悪さにイライラすることもありますし、そもそも中国ではフェイスブックやYouTube、一部ブログなどにはアクセスできません。そうすると日本の情報にキャッチアップすることも億劫になり、活字離れも進み、日本に帰ると“浦島太郎”状態になってしまいます。
 それではいけないと、日本に帰国するたびに書籍や雑誌などを購入して持って帰るのですが、ネックは重量がかさむこと。お米などの食品や調味料、お酒にそのつまみ……などをスーツケースに詰め込むとスペースもなくなってしまいます。
 そこで目を付けたのがキンドルです。最大数千冊分の書籍データも収納できますし、最新の注目本などがキンドル化(電子書籍化)されているのもありがたいです。とにかく持ち運びも軽くて便利。最近、上海ではタクシーが捕まりにくく、よく地下鉄を利用しているのですが、その際にも大活躍してくれます。
 しかしながら、一番の利点はアマゾンがまだ中国ではブロックされていないことでしょう。グーグルにフェイスブックなど主要なメジャーサイトがブロックされているなか、アマゾンは見事に生き残っています。中国に正式進出して物販サイトを運営しているからか、または情報ではなくモノ(商品)を販売しているからか分かりませんが、書籍もある意味“情報”が詰まったモノですから……。
 早速何冊かの書籍と、娘のためにマンガ「日本の歴史」を購入。結局は私のほうがそのマンガにハマってしまっているのですが、とにかく今はただただLINEのようにアマゾンも中国のネットから締め出されないことを願っています。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(6)」
 ~ブランドストーリーを重視
 家具バイヤーの馮驌氏は80後と90後の最大の特徴として「自分が何が欲しいのか、明確に分かっている」という点を挙げる。その上で、価格が最大かつ唯一の決定打にはならないとする。「(若者は)高い物でも受け入れられる。ただ、高いならばそれなりの根拠が必要」と語り、ブランドストーリーなどが重要とする。80後や90後の顧客も多いバイヤーとして、商品選択時には「実用的」「耐久性」「シンプル」などの原則を大事にすると言う。いずれも、「買っても後悔しない物」という特徴があるからだ。……
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(5)」
 ~口コミ重視は相変わらず
 消費に旺盛な若者の中には、購入製品の感想やレビューをブログや微信(ウェイボー)、微信などで発信する者もおり、また「美麗説」のような口コミマーケティングを主眼にした女性限定SNSなども多くある。そこでは、「達人(マスター)」と呼ばれる者が情報の発信役になり、消費者同士の口コミも交えて各種製品やサービスを世に知らしめていく機能もある。……
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(4)」
 ~若者のマンション購入動機とは
 一方で、恋愛観や結婚観の変化、お金に対する価値観の違いがマンション購入を控える、もしくは遅らせる要因にもなっている。忙しい現代社会の中、若者にとって恋愛や結婚に割く時間は限定されている。結婚が「人生最大のイベント」であることに変わりはないが、その重要性は若干低下しているようだ。結婚を恋愛の延長線上と捉え、自然発生的な日常生活の一部になっているような気がする。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
 ~やる気生む報酬アイテム(2015年3月27日掲載)
 第49回は「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)。経済成長を経て豊かになった中国で、従業員にいかにインセンティブを与え、“やる気”を生み出すかが課題となっている。一人っ子家庭で甘やかされて育った90後(90年代生まれ世代)が社会に出始めた今、モチベーションの向上は喫緊の課題だ。このような状況下、福利厚生とインセンティブをポイント制プラグラムで充実させようと提案するのがベネフィット・ワンだ。成績優秀な従業員に報酬としてポイントを付与し、貯まったポイントに応じて商品やサービスが選べるシステムを提供している。ある20代後半の男性社員がポイントを貯めて選んだ商品は一眼レフカメラ。その背景は…。
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(3)」
 ~90後はお金への執着心が薄い?
 物質面での不自由もなくなってきたため、逆説的なことにお金への執着心も前の世代よりは薄くなってきていることも特徴だろう。楽しい生活を「享受」することこそが彼らの人生の目標と言える。彼らが心の中に抱いている「好き」「嫌い」の感覚は、「自分自身に合うかどうか」というのが基本。他人の意見や見方は気にせずに、あくまで自分のテイストで選ぶというスタイルを貫く傾向にある。理性的な消費と言うよりも、エモーショナルな消費という表現が合っているだろうか。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年3月号(vol.22)発行

 会報誌2015年3月合併号(vol.22)では、巻頭特集に中国のネット通販を語る上で欠かせないキーワードになってきた越境ネット取引の「海淘(ハイタオ)」を取り上げました。今年の春節期間に日本を訪れた中国人観光客による「爆買い」が大きな話題となりましたが、そもそもその行動の背景には何があるのか。またリアルだけでなくネットでも日本含め海外のサイトから直接購入する海淘が盛り上がっていますが、単なる円安・人民元高だけでは語りつくせないその理由について、中国の消費現場の実態から迫りました。一方、高まる越境取引を前に、税金などの法整備も進める当局の力の入れようも感じられますが、そうした法・税務面の詳細についても掘り下げました。中国人の購買意欲が高まっている中、日本企業はどのように攻めていけばいいのか…。海淘市場の現状と今後について分析しています。
 トレンド・ウォッチでは、いまや中国春節(旧正月)の風物詩ともなった「オンライン紅包(ホンバオ)」を紹介しています。スマホ(ネット)の決済システムを経由して、ひも付された銀行口座などから紅包を送る、もしくは口座に紅包を振り込むという、いわば「バーチャルお年玉」のことですが、若者を中心に今年は大いに盛り上がりました。その盛り上がりの様子やサービス提供業者の状況について詳しく解説しました。
 現地企業のインタビューでは、豊かになってきた中国で従業員にいかに福利厚生やインセンティブ(やる気)を与えるかについて悩む企業に対して、ポイント制プログラムのソリューションを提供するベネフィット・ワン上海の鈴木梢一郎総経理に、中国の実態やビジネスを進めていくうえで直面する問題や解決策についてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年4月号は4月20日発行予定です。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2015年3月号 (vol.22)  もくじ 
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【巻頭特集】 中国最新マーケティング
『消費意欲向上と円安で海外製品が流入中』
 拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか

【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
『ネットで盛り上がった“紅包大戦”』
 オンラインお年玉は春節の風物詩に

【マーケティング】 数字で見る中国
・中国の商業施設売上高ランキング2014
・中国スマホユーザーのマストアイテム微信の利用状況

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
『人事・報酬制度のポイント制、中国でテイクオフ』
 時代変化の中で福利厚生システムも変革中

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 地場系小売企業②
『重慶人を虜にする企業~重慶百貨大楼~』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第49回「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第49回は「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)。経済成長を経て豊かになった中国で、従業員にいかにインセンティブを与え、“やる気”を生み出すかが課題となっている。一人っ子家庭で甘やかされて育った90後(90年代生まれ世代)が社会に出始めた今、モチベーションの向上は喫緊の課題だ。このような状況下、福利厚生とインセンティブをポイント制プラグラムで充実させようと提案するのがベネフィット・ワンだ。成績優秀な従業員に報酬としてポイントを付与し、貯まったポイントに応じて商品やサービスが選べるシステムを提供している。ある20代後半の男性社員がポイントを貯めて選んだ商品は一眼レフカメラ。その背景は…。
 次回の掲載は4月10日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

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