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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第166号】 ~警察官による心温まる“両替”~

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2015年4月8日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第166号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 4月第2週に入り、新学期もスタートしました。スマホアプリの微信で連日、日本の桜満開の写真が飛び交っており、中国人観光客が殺到している様子がうかがえます。
 上海でも桜が植えられている箇所がいくつかあります。特に弊社上海オフィスの地下鉄最寄り駅である「東昌路」駅から森ビルや上海中心などがそびえ立つ陸家嘴地区へ向かう道端にはちょっとした公園スペースがあり、そこに咲く桜を毎年楽しみにしています。
 先週2日には30℃を越え、その桜も満開を迎え春燦爛どころか一気に夏到来かと思うような暑さでしたが、その後気温が一気に下がり、昨日の最低気温は6℃。雨も重なりジメジメと底冷えもし、道端にはダウンジャケットを着ている姿も…。
 一方、深センは連日30℃を超える夏日、大連は最低気温1℃と依然冬日。中国全土を行き来する出張者の方々はこの時期寒暖差がより激しくなりますので、風邪を引かないようお気を付けください。
 今週のコラムは深センの新空港ターミナルへの道のりで触れた中国人警察官のホスピタリティについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第165号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第166回)
     ~警察官による心温まる“両替”~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年3月合併号(vol.22)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第166回)
 ~警察官による心温まる“両替”~

 先日、香港から深セン空港まで移動しました。香港のホンハム駅から地下鉄東鉄線で羅湖駅まで行き、そこで香港と中国(本土)との出入境手続きをします。その後、深セン地下鉄の羅宝線で羅湖駅から深セン空港の最寄りの後端駅まで向かいます。
 羅湖駅から後端駅までは28駅、1時間をゆうに超す地下鉄の旅です。深セン空港は2013年11月28日に新ターミナルへ移動したため、地下鉄で向かうのは今回が初めてでした。
 以前のターミナルは地下鉄の機場東駅から渡り廊下で直接繋がっていたので、今回もそのイメージで乗り込んだのですが、いざ後端駅に降り立つと、周りに空港らしきものは見当たりません。「新ターミナルへはM416線に乗り換え」との看板が見えたので、周りの流れに沿ってバス停留所へ向かいました。てっきり無料のシャトルバスが用意されているのかと思いきや、M416線は一般の路線バスで乗車には2元が必要とのこと。「お釣りは出ません」とわざわざ注意書きもあります。「え?」と思い財布の中身を見てみると見事にコインはなく、細かいのは10元札しかありません。
 さてどうしたものかと周りを見渡せども、両替機やお店があるわけでもなく、タクシーすら止まっていません。「じゃ、歩いていくか?」と思い、その場にいた若い警察官に、バス停から空港まで歩いていけるかと聞いたところ、「バスで5~10分ほどだから歩くのはちょっと無理じゃない」とのこと。「どうしたの?」と聞かれたので「ちょうど2元を持ち合わせていないんです」と伝えたところ、なんとその警察官が自分の財布を取り出して両替してくれました。
 中国では外国人だからという理由もあると思いますが、警察官には若干近づきがたいイメージがあります。その警察官が親切にも両替をしてくれたため、ものすごく感動してしまいました。本来であれば、新空港ができれば地下鉄など公共交通機関から直接乗り入れできるよう整備しておくのが当たり前で、さらには無料のシャトルバスすら用意していない状況にイライラしていましたが、そのおかげで心温まる深セン警察官のホスピタリティ溢れる対応を体験することができました。
 新空港ターミナルへ直結する地下鉄は現在整備中とのことですが、地下鉄を利用して深セン空港に行く際にはぜひともご注意いただければと存じます。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「拡大する中国の外食産業(3)」
 ~しゃぶしゃぶや火鍋が高い支持
 さて、ファストフードの中にも「ファストフード・カジュアルレストラン」という形態がある。特徴としては、1人当たり平均消費額が35~65元程度とやや高めに設定されていること(一般ファストフードは概ね35元以下)、調理はオーダーを受けてから行うこと(一般ファストフードは半製品を多用)などが挙げられる。この形態の市場は13年時点で127億元にとどまっており、ファストフード全体の2.3%に過ぎない。……
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「拡大する中国の外食産業(2)」
 ~注目されるファストフード業界
 成長しつつあるファストフード業界をさらに見てみる。同市場は2438億元(08年)から5465億元(13年)まで5年間で2倍以上の規模になった。今後も右肩上がりで成長し、18年には1兆元を超え、1兆1654億元市場になると見られている。この内訳だが、「アジア式」と「西洋式」に分けられる。前者の代表格は中華風ファストフード店の「真功夫」、アジア圏で抜群の知名度を誇る「味千ラーメン」、台湾発のしゃぶしゃぶ鍋チェーン「呷哺呷哺」などだ。……
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「拡大する中国の外食産業(1)」
 ~飲食業市場規模、5年で2倍に
 中国の飲食サービス業の市場規模は2013年に2兆5569億元に上った。08年の1兆2652億元と比べると、5年間で2倍以上の規模にまで拡大した。18年には4兆4602億元規模になると見られている。食費に占める外食支出比率は緩やかに上昇してきた。13年の値は23.2%。これは18年までに26.5%まで上昇する見通しだ。……
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「80後と90後が消費市場の主役に躍進(7)」
 ~日常生活の中に価値を見出す消費性向
 80後と90後の生活や消費に対する考え方をまとめると、80後は「独立していて個性的。同時に慎重で理性的」、90後は「大胆なアイデアを有し、新しい物を追い求める。まだ若いが、外の世界と自分に対して客観的な見方を持っている」などとなろうか。共通しているのは、個性を重んじながら自分を大切にし、人とは異なるテイストやトレンドを追求する、といった点だろう。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年3月号(vol.22)発行

 会報誌2015年3月合併号(vol.22)では、巻頭特集に中国のネット通販を語る上で欠かせないキーワードになってきた越境ネット取引の「海淘(ハイタオ)」を取り上げました。今年の春節期間に日本を訪れた中国人観光客による「爆買い」が大きな話題となりましたが、そもそもその行動の背景には何があるのか。またリアルだけでなくネットでも日本含め海外のサイトから直接購入する海淘が盛り上がっていますが、単なる円安・人民元高だけでは語りつくせないその理由について、中国の消費現場の実態から迫りました。一方、高まる越境取引を前に、税金などの法整備も進める当局の力の入れようも感じられますが、そうした法・税務面の詳細についても掘り下げました。中国人の購買意欲が高まっている中、日本企業はどのように攻めていけばいいのか…。海淘市場の現状と今後について分析しています。
 トレンド・ウォッチでは、いまや中国春節(旧正月)の風物詩ともなった「オンライン紅包(ホンバオ)」を紹介しています。スマホ(ネット)の決済システムを経由して、ひも付された銀行口座などから紅包を送る、もしくは口座に紅包を振り込むという、いわば「バーチャルお年玉」のことですが、若者を中心に今年は大いに盛り上がりました。その盛り上がりの様子やサービス提供業者の状況について詳しく解説しました。
 現地企業のインタビューでは、豊かになってきた中国で従業員にいかに福利厚生やインセンティブ(やる気)を与えるかについて悩む企業に対して、ポイント制プログラムのソリューションを提供するベネフィット・ワン上海の鈴木梢一郎総経理に、中国の実態やビジネスを進めていくうえで直面する問題や解決策についてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年4月号は4月20日発行予定です。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2015年3月号 (vol.22)  もくじ 
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【巻頭特集】 中国最新マーケティング
『消費意欲向上と円安で海外製品が流入中』
 拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか

【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
『ネットで盛り上がった“紅包大戦”』
 オンラインお年玉は春節の風物詩に

【マーケティング】 数字で見る中国
・中国の商業施設売上高ランキング2014
・中国スマホユーザーのマストアイテム微信の利用状況

【インタビュー】 中国ビジネス最前線 ~現地企業のキーパーソンに聞く~
『人事・報酬制度のポイント制、中国でテイクオフ』
 時代変化の中で福利厚生システムも変革中

【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 地場系小売企業②
『重慶人を虜にする企業~重慶百貨大楼~』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第49回「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第49回は「やる気生む報酬アイテム」(2015年3月27日付)。経済成長を経て豊かになった中国で、従業員にいかにインセンティブを与え、“やる気”を生み出すかが課題となっている。一人っ子家庭で甘やかされて育った90後(90年代生まれ世代)が社会に出始めた今、モチベーションの向上は喫緊の課題だ。このような状況下、福利厚生とインセンティブをポイント制プラグラムで充実させようと提案するのがベネフィット・ワンだ。成績優秀な従業員に報酬としてポイントを付与し、貯まったポイントに応じて商品やサービスが選べるシステムを提供している。ある20代後半の男性社員がポイントを貯めて選んだ商品は一眼レフカメラ。その背景は…。
 次回の掲載は4月10日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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