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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第168号】 ~新型iPhoneでキャリアも変更~

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2015年4月22日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第168号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 中国携帯をiPhone 6 plusに機種変更しました。2010年秋ごろから利用しているiPhone 4からのアップグレードです。それに伴いキャリア会社も中国移動から聯通に鞍替えしました。(詳細は下記コラムをご参照。)
 携帯番号を新規申請したので、早速、新しい携帯番号をチャットアプリの微信で友人や知り合いに通知しました。友人からも「了解」「登録しました」との返信を続々と頂戴したのですが、ある友人から「微信アカウントも更新ですか?金さんって誰ですか?アルメニア在住?」との返事が…。恐らく、以前に私の新しい携帯番号を利用していた女性の情報なのでしょう。
 すぐに「微信アカウントは昔のままです!」と続報を流したのですが、そもそも新携帯番号を通知する必要があったのだろうか・・・と思ってしまいました。これまでの番号も当面は仕事の関係もあり継続利用する予定ですし、かつ、なんといっても最近はほとんど連絡を微信で行っています。通話をすることもかなり減っていますし、昔のように番号と紐づいた短信(SMS)を利用することもほとんどなくなりました。
 改めて、技術革新と環境の変化に驚くとともに、ネットを介して頻繁に連絡ができるようになり、世のなか便利になったなと感じます。
 今週のコラムは携帯電話変更に伴う中国携帯キャリア会社の対応と今後についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第168号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第168回)
     ~新型iPhoneでキャリアも変更~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年4月号(vol.23)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「世界の工場」の行く末」(2015年4月10日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第168回)
 ~新型iPhoneでキャリアも変更~

 中国携帯をiPhone 6 plusに変更しました。先月香港で購入したSIMフリー版です。早速、4GへのSIMカード切り替え手続きのために中国移動の営業所に足を運びました。日曜日の午後で待ち人数は20名強。ワクワクしながら待つこと30分、やっと私の順番になりました。カウンターに行って携帯番号を伝えたところ、「会社名義で契約されたものだから、会社の紹介文を持ってこい」とのこと。2004年に弊社に入社したときに支給されたものをそのまま利用しているのですが、個人名義では変更できないそうです。
 その後も必要な書類などを確認しようにも、店員にぶっきらぼうで面倒臭そうな態度を取られ、不愉快な気持ちになりました。元々、通話途中で聞こえなくなるなど通信品質にも不満を抱いていたので、もう思い切って見切りをつけようと決心。上海に来てからかれこれ10年以上利用していた中国移動に愛着もあったのですが……。
 その足で中国聯通の代理店に向かい、新規で番号を申請しました。外国人が多く居住する地区で、台湾系の代理店でもあるためか、接客は丁寧で詳細にサービス内容や料金を説明かつ推薦してもらい、納得してプランを選ぶことができました。コース料金もデータ通信容量が400MBに加え、120元のデポジットを支払うことでさらに毎月500MB分を追加してもらえ(合計月900MB)、通話200時間分と合わせて月78元となりました。これまで毎月中国移動に数百元払っていたことを考えれば、大幅なコストダウンです。
 中国携帯電話市場で圧倒的なシェアを誇る中国移動。14年末の契約者数は8.07億人で、2.99億人の中国聯通、1.49億人の中国電信を圧倒しています。14年にサービスをスタートさせた4Gについても、15年第1四半期時点で中国移動の契約者数が約1.43億人と全体の実に88.3%を占め、今年2月にようやく4Gライセンスを取得した他2社を大きく突き放しています。
 圧倒的なユーザー数と国土全体にくまなく広がる通信カバー区域を背景に、当面は中国移動の“天下”が続くでしょう。特に日本のようにキャリア間で携帯番号をそのまま乗換えできるMNP(ナンバーポータビリティ)が提供されていないことも、キャリア乗換えを抑制する要因になっているでしょう。
 しかし、利用者が多いがための通話及びデータ通信品質の劣化、さらにはサービスや料金面での不満などが中国移動や携帯電話市場の今後にどう影響していくのか。注意深くウォッチしていきたいと思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「ネット上で盛り上がった“紅包大戦”(3)」
 ~キーワードやスターも活用
 一番注目されたのは、年が明けた春節元旦の0時19分に行われたクイズ。アリババの馬雲(ジャック・マー)氏がデビッド・ベッカム氏と並んだツーショット写真の下に、「宇宙人に似ているのはどちらでしょう?」という自虐的な問題が登場した。ユーザーはこの答えを指定の画面に入力してお年玉を奪い合うわけだが、用意された99万9999件の紅包がわずか2分でなくなってしまったという。参加者は2998万人、回答は1億個近くが寄せられたという。……
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「ネット上で盛り上がった“紅包大戦”(2)」
 ~紅包にもたらされた新概念
 ここで重要なのは、これまで紅包というと「年長者から年少者に」送られるという固定観念で語られていたが、SNSやチャットアプリの普及によって「友達同士で送り合うもの」という新たな概念が加わってきたことだ。この背景には、やはり若者世代、つまり90後が存在感を増してきたことがある。QQで飛び交った紅包の62.3%が90後のポケットに入ったという。支払宝が提供した紅包関連のゲームの参加者は半数以上が90後だった。……
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「ネット上で盛り上がった“紅包大戦”(1)」
 ~春節の国民運動
 中国語で「搶紅包」と称される“イベント”は14年の春節にすでにスタートしていた。微信上の決済システムを経由して、ひも付された銀行口座などから 紅包を送る、もしくは口座に紅包を振り込むという、いわば「バーチャルお年玉」「オンライン紅包」だ。アリババ系の支払宝(アリペイ)や微博(ウェイ ボー)なども参戦し、15年の春節の“国民運動”と称されるムーブメントになった。形式的には、知人同士で「送り合う」タイプと、企業や有名人が大盤振る 舞いした紅包を「奪い合う」ものに分かれる。……
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「人事・報酬制度のポイント制、中国でテイクオフ(5)」
 ~中国の福利厚生、日本の10倍のマーケット
 ただ、実際に中国で事業を始めてから元々持っていた中国人に対するイメージと異なる点にも気づいた。中国人は常にジョブホッピングをして職を変えているイメージがあったが、上海のホワイトカラー層を集めたグループインタビューでは35歳を超えると急に保守的となり、福利厚生に対しても年金制度を充実してほしいといった声が大きかったのには驚いた。特に日系含む外資系企業の従業員は男女問わずいわゆる“草食系”で、変化を嫌い、責任を取ることを回避しようとする傾向にある。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年4月号(vol.23)発行

 会報誌2015年4月号(vol.23)では、巻頭特集では前号に続き中国越境ネット取引「海淘(ハイタオ)」の実態に迫りました。前号では海淘が盛り上がる背景や要因について、消費現場と税(法)整備の面から考察しましたが、今号ではさらに一歩踏み込み、海淘の主要なプラットフォームを紹介し、そうしたプラットフォームを活用して日本企業がどのように海淘を始めるかについて紹介しています。海淘代表格の「天猫国際」の仕組みや開店までの流れなどの解説のほかに、スマホアプリをメインに勢いを増す「洋碼頭」や「蜜淘」、さらには微信内で始まったネットショップサービスの「微店」を利用した海淘状況についても詳しく説明しています。
 トレンド・ウォッチでは、 タクシー配車アプリと微信紅包の盛り上がりに続き、中国で今一番ホットなO2Oアプリケーションの「専車(ハイヤー)」と「代駕(運転代行)」を取り上げました。タクシーが見つからなければハイヤーを呼び、飲酒後は運転代行を頼むという中国消費者の新たな移動モデルになりつつあります。スマホ普及に伴い一気に広まったこれらサービスについて、その利用方法や状況、利用者の声や新たに波及したサービスなどについて詳しく解説しました。
 数字で見る中国では、右肩上がりで成長するモバイル決済市場をピックアップしました。2014年の市場規模は5兆9924億元、前年比391.3%増と大幅成長する同市場の実に82.3%のシェアを占めるのがアリババ系の支付宝(アリペイ)。そうしたなか、最近、ユーザー数を増加させているテンセントの「微信支付」やQQを経由した「QQ銭包」の状況はいかに。 現地企業のインタビューでは、中国には90年に進出し、中国に進出する外資系企業の中で初めて直販ライセンスを取得したことでも有名な米系化粧品直販メーカーのAvon(エイボン)チャネルマーケティング部門のCoral Lai総監にエイボンの発展戦略と復活への道のりについてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年5月号は5月20日発行予定です。

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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2015年4月号 (vol.23)  もくじ 
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 【巻頭特集】
 「微信」と「朋友圏」で海淘市場を攻略せよ」
 変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド

 【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
 「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用」
 斬新でクリエイティブなO2Oサービス

 【マーケティング】数字で見る中国
 「市場規模は6兆元、アリペイが圧倒的シェア」
 右肩上がりで成長するモバイル決済市場

 【インタビュー】中国ビジネス最前線~現地企業のキーパーソンに聞く~
 「直販から小売モデルへの転換、イメージも刷新」
 中国市場で再起を図るエイボン

 【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 地場系小売企業③
 「シネコンも経営する総合モール~万達広場」

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第50回「「世界の工場」の行く末」(2015年4月10日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第50回は「「世界の工場」の行く末」(2015年4月10日付)。「今後2~3年様子を見たうえで撤退か移転かを決める」。かつて「世界の工場」と呼ばれ、香港や台湾から多数の工場が進出した中国広東省・東莞。深圳空港から広州へと繋がる広深高速の玄関口として早くから工業地帯として発展した長安鎮でアクリル製の装飾品工場を営む楊氏(39歳)はいう。深圳の最低賃金は月額2030元だが、実際にはその2倍程度の3000~4000元程度が相場。台湾の人件費とほとんど差はないという。台湾南部へ工場を移転し、子育てがひと段落した40歳以上の女性を雇えば十分採算がとれ、かつ生産性も高まると考えているが即断はできない。その理由は…。
 次回の掲載は4月24日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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