中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2015年4月29日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第169号】
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こんにちは。キャストの大亀です。
日本はゴールデンウィークが始まりましたね。今年は5連休、お出かけには最高の季節。中国は5月1日の労働節(メーデー)しか休みがないので羨ましいです。
先週の日曜日には上海モーターショーに行ってきました。会場となった「国家会展中心」は今年3月に全面オープンしたばかりで訪れるのは初めて。単一の建築物としては世界最大とも言われている会場内は歩いて回るだけでも大変でした。
一番のお目当ては私の地元・広島のマツダ。いまやマツダのイメージカラーとなった「ソウルレッド」のボディで統一されたCX-5やアテンザがずらりと並び、多くの試乗待ちで賑わっていました。その赤く染まった展示を見て娘が一言、「カープだから赤なんだよね!」。
いままでそんな発想はしたことがありませんでしたが…そういえば暦は鯉のぼりの季節。マツダもカープも上昇気流に乗ってほしいと思いながら会場を後にしました。
今週のコラムは前月号に続き、会報誌4月号で取り上げた越境EC「海淘」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第169号をお送りいたします。
※来週5月6日のメルマガはゴールデンウィーク休暇により、お休みとさせていただきます。次回は5月13日発送となります。
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【目次】
1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第169回)
~「海淘」を活用して中国市場を攻略~
2. 新着コンテンツ一覧
3. お知らせ
1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年4月号(vol.23)発行
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
「自宅貸し出し、アプリ活用」(2015年4月24日付)
(詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第169回)
~「海淘」を活用して中国市場を攻略~
会報誌4月号では前号に続き越境EC「海淘」を取り上げました。前号は海淘が盛り上がっている背景について、現地の消費現場からの分析と中国政府が後押しする法・税務面について詳しく説明しました。そこからさらに踏み込んで、実際に日本企業が海淘をスタートするうえで、どのような主要プレイヤーがおり、どこからどのように手を打つべきかについて解説しました。
今年3月、神戸市主催セミナーにて、この「海淘」をテーマに講演させていただきました。その際にこれからどのように越境ECを始めようかと考察されている参加者のほかに、すでにもうサイドビジネス的に行っている中国人留学生や日本在住者(個人経営者)の方々もおり、そもそも「行郵税」とはどのような仕組みか、また中国側の様子について知りたいとのことでした。
なかには、数年前から始めており、これまで混載だった荷物が昨今の盛り上がりにより「ついにコンテナ丸々1台になった」という強者まで。「最近は買い手はたくさんいるのだが、そもそも商品が仕入れできない」と嘆く始末。参加者全員に皆で情報を共有し、色んな商品をどしどし売っていきましょうと声を掛けていました。
神戸でのセミナーは今年で3年連続だったのですが、前回2回は反日などの影響で中国に関するテーマは閑古鳥が鳴く状況。撤退や事業再編などならともかく、特に「中国へ売り込もう」といったネタは講演していても関心の低さがひしひしと伝わってきたものです。それから比べると大きな変わり様です。
こうなってくると、いよいよこの流れをいかに掴むかの議論になってきます。「爆買い」ツアーにしろ、「海淘」にしろ、日本の商品に対する中国消費者のニーズはますます高まっています。また、そうした日本の商品に関する情報もいまやユーザー数6億人を超えるスマホチャットアプリ「微信」で日々飛び交っている状況で、中国の友人から液体湿布薬「アンメルツヨコヨコ」(小林製薬)を買ってきてほしいと頼まれた際にはびっくりしました。おむつやシャンプーなどメジャーのブランド品からすでにこうした個別用途の商品にまで触手を伸ばしてきていることは、大いに注目に値すると思います。
日本人以上に日本のあらゆる商品について情報を集め、認知し始めている中国消費者。今回のインバウンド需要の波をしっかりと押さえ、さらには次のステップの「アウトバウンド」攻勢に自信を持って乗り出せるよう、引き続き日本企業をサポートしていきたいと思います。
会報誌2015年4月号の詳細はこちらから。
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文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか(2)」
~転送から始まった越境ネット通販
海淘のスキームは、日本人が米アマゾンのサイトでオーダーした商品がEMSやFedExなど国際郵便経由で直接配送されてくる仕組みと何ら変わりはない。日中間のネット通販に当てはめると、例えば日本の楽天やアマゾンで購入した商品を日本のどこかに滞在(留学)する中国人の友人宅に送り届け、そこで「集荷」したものをEMS等で一括して中国に送るという仕組みだ。「転送ドットコム」など海外配送代行専業者を経由する場合や、ごくわずかだが海外配送にも対応したネットショップなどから商品を購入できるケースもある。……
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「拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか(1)」
~消費意欲向上と円安で海外製品が流入中
中国のネット通販を語る上で欠かせないキーワードになってきた海淘。税金などの法整備も進み、当局の力の入れようも感じられる。中国人の購買意欲が高まっている中、日本企業はどのように攻めていけばいいのか。海淘市場の現状と今後を分析する。……
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「ネット上で盛り上がった“紅包大戦”(5)」
~紅包大戦がもたらしたもの
「搶紅包」は、14年当時は微信のごくごく小さな機能の一つで、微信自身が資金を投じて行うブランディング活動の一環だった。しかし15年になると全国的な一大イベントにまで成長した。ネット企業にとっては金の卵を産み、「四兩撥千斤(わずかな労力で最大の効果をあげること)」を具現化したツールとなったのだ。シェイク機能は広告料を稼げる大きな広告媒体へと変貌した。同時に、ユーザーのロイヤリティを高める効果もある。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
~自宅貸し出し、アプリ活用(2015年4月24日掲載)
第51回は「自宅貸し出し、アプリ活用」(2015年4月24日付)。韓国のIT関連部品メーカーで営業を務める韓国人の朴さん(35才)。台湾で開催される展示会に参加するため約2週間台北に滞在する必要があった。会期中、会場周辺のホテルは値段が跳ね上がるが、会社予算には上限がある。そこで活用したのがスマホアプリの「Airbnb」。自宅や空き室を貸し出す家主と宿泊希望者とをマッチングさせる米系のプラットフォームだ。家主の林氏(42才)は自宅を貸し出し、自らは実家で親と同居する。この物件のほかにも友人と共同で台北市内に3軒賃貸したうえで貸し出している。最近は女性客の割合が増えているが、それにはある仕掛けが関係しているという。その仕掛けとは…。
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「ネット上で盛り上がった“紅包大戦”(4)」
~市場の囲い込み
未年の春節に繰り広げられた紅包大戦は熾烈なものだったが、その背景にはモバイル決済や各種ネットサービスの市場争いもある。今回の主要参戦者の微信と支付宝などはユーザーに対して銀行口座(キャッシュカード)との連携(紐付け)を要求し、オンライン決済サービスの顧客獲得を図っている。今回の紅包キャンペーンと通じて、これまで未開拓だった層をオンライン決済サービスに誘導できた。特に、比較的高齢層を開拓できたようだ。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年4月号(vol.23)発行
会報誌2015年4月号(vol.23)では、巻頭特集では前号に続き中国越境ネット取引「海淘(ハイタオ)」の実態に迫りました。前号では海淘が盛り上がる背景や要因について、消費現場と税(法)整備の面から考察しましたが、今号ではさらに一歩踏み込み、海淘の主要なプラットフォームを紹介し、そうしたプラットフォームを活用して日本企業がどのように海淘を始めるかについて紹介しています。海淘代表格の「天猫国際」の仕組みや開店までの流れなどの解説のほかに、スマホアプリをメインに勢いを増す「洋碼頭」や「蜜淘」、さらには微信内で始まったネットショップサービスの「微店」を利用した海淘状況についても詳しく説明しています。
トレンド・ウォッチでは、 タクシー配車アプリと微信紅包の盛り上がりに続き、中国で今一番ホットなO2Oアプリケーションの「専車(ハイヤー)」と「代駕(運転代行)」を取り上げました。タクシーが見つからなければハイヤーを呼び、飲酒後は運転代行を頼むという中国消費者の新たな移動モデルになりつつあります。スマホ普及に伴い一気に広まったこれらサービスについて、その利用方法や状況、利用者の声や新たに波及したサービスなどについて詳しく解説しました。
数字で見る中国では、右肩上がりで成長するモバイル決済市場をピックアップしました。2014年の市場規模は5兆9924億元、前年比391.3%増と大幅成長する同市場の実に82.3%のシェアを占めるのがアリババ系の支付宝(アリペイ)。そうしたなか、最近、ユーザー数を増加させているテンセントの「微信支付」やQQを経由した「QQ銭包」の状況はいかに。 現地企業のインタビューでは、中国には90年に進出し、中国に進出する外資系企業の中で初めて直販ライセンスを取得したことでも有名な米系化粧品直販メーカーのAvon(エイボン)チャネルマーケティング部門のCoral Lai総監にエイボンの発展戦略と復活への道のりについてインタビューしました。
そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
※次号、2015年5月号は5月20日発行予定です。
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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』
2015年4月号 (vol.23) もくじ
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【巻頭特集】
「微信」と「朋友圏」で海淘市場を攻略せよ」
変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド
【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用」
斬新でクリエイティブなO2Oサービス
【マーケティング】数字で見る中国
「市場規模は6兆元、アリペイが圧倒的シェア」
右肩上がりで成長するモバイル決済市場
【インタビュー】中国ビジネス最前線~現地企業のキーパーソンに聞く~
「直販から小売モデルへの転換、イメージも刷新」
中国市場で再起を図るエイボン
【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 地場系小売企業③
「シネコンも経営する総合モール~万達広場」
※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
第51回「自宅貸し出し、アプリ活用」(2015年4月24日付)
日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
第51回は「自宅貸し出し、アプリ活用」(2015年4月24日付)。韓国のIT関連部品メーカーで営業を務める韓国人の朴さん(35才)。台湾で開催される展示会に参加するため約2週間台北に滞在する必要があった。会期中、会場周辺のホテルは値段が跳ね上がるが、会社予算には上限がある。そこで活用したのがスマホアプリの「Airbnb」。自宅や空き室を貸し出す家主と宿泊希望者とをマッチングさせる米系のプラットフォームだ。家主の林氏(42才)は自宅を貸し出し、自らは実家で親と同居する。この物件のほかにも友人と共同で台北市内に3軒賃貸したうえで貸し出している。最近は女性客の割合が増えているが、それにはある仕掛けが関係しているという。その仕掛けとは…。
次回の掲載は5月8日を予定しています。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk
※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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