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2015年5月20日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第171号】
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こんにちは。キャストの大亀です。
本日5月20日は中国で「網絡情人節」、つまり「ネット上のバレンタインデー」と言われています。5月20日の「520」の発音が「我愛你(愛している)」に似ている語呂合わせから来ているようです。
そもそもこの520が広まったきっかけは台湾の女性歌手の範暁萓が1998年に発表した「数字恋愛」という歌で、「520是我愛你」と歌詞に出てきてからとも言われています。ちょうど台湾で携帯電話が普及し始めていた時期で、ショートメッセージで520がやり取りされました。
最近はスマホのチャットアプリ「微信」で520に関するキャンペーンなどの話題が飛び交っています。中国ではこの520のほかに、西洋式に2月14日と中国式の旧暦7月7日(七夕)にも「情人節」を祝います。(3月14日のホワイトデー「白色情人節」も最近は定着してきているようです。)
中国ではバレンタインデーは男性から女性にプレゼントを渡す日。中国男性も大変だなと思っていた矢先、微信の朋友圏(モーメンツ)で「愛しているなら紅包頂戴」との投稿が…。「紅包」とはネット上のお年玉のこと。「愛の形」も多様化しているようで・・・?!
今週のコラムは今年1月に浦東にオープンしたアウトレットモール「仏羅倫薩小鎮(Florentia Village)」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第171号をお送りいたします。
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【目次】
1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第171回)
~アウトレットで感じた消費への貪欲さ~
2. 新着コンテンツ一覧
3. お知らせ
1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年4月号(vol.23)発行
(詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
「議論呼ぶ快走ハイヤー」(2015年5月8日付)
(詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第171回)
~アウトレットで感じた消費への貪欲さ~
今年1月23日に上海浦東にオープンしたばかりのアウトレットモール「仏羅倫薩小鎮(Florentia Village)」を訪れました。場所は上海浦東空港と現在建設中の上海ディズニーランドの間。周りは空き地で道路も整備が進行中のなか、アウトレット施設のみがぽつんと際立っています。
仏羅倫薩小鎮はイタリアの町並みをモチーフとした設計。中国にいながらヨーロッパを感じさせるほどの外観です。イタリアRDM社が開発・運営を担当。中国ではすでに天津でも11年6月に開業しており、14年の販売額は前年比28.2%増の21.8億元に達しています。
これまで浦西には「百聯青浦奥特莱斯」や「米格天地」などのアウトレットモールがありましたが、浦東では初めて。現在は第一期がオープンしたばかり。フェラガモやコーチ、ゼニア、ブルックスブラザーズなど、欧米の大手ブランドショップがすでに営業していますが、全体的にはまだ半分以上のお店の入り口やガラス窓が「Coming Soon」の文字で覆われています。今後、第二期、第三期の開発を経てフルオープンとなります。
訪問した日は平日午後だったため、モール内には客足がまばらの状況でしたが、大きな買い物の紙袋を数個掲げた客も目にしました。米カジュアルアパレルのGAPの店員に話を聞くと、週末になると、浦西の徐家匯から無料のシャトルバスも出ており、周辺住民や空港からの客などが殺到し、多くの店で入場にも順番待ちがでるほどだそう。試着するのにも長蛇の列ができるとのことです。
元々アウトレットとはアメリカで一般店舗に出せない二級品(縫い目など問題のある商品)をディスカウントして販売する場所というイメージがありましたが、中国ではれっきとした一流通形態としてポジショニングを得ているような気がします。敷地内には子供の遊び場のほかにレストランが並び、ヨーロッパのような街並みで休日をのんびり過ごすような雰囲気も漂っています。買い物だけではなく、体験や雰囲気を重視し始めた中国の消費者。不景気風がかすかに漂うなか、消費に対するどん欲さと多様化は現在進行形だと感じました。
文責:コンサルタント 大亀浩介
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新着コンテンツ一覧
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「中国で盛り上がる株式投資ブーム(3)」
~借金してでも株式投資
最近、携帯電話にかかってくる迷惑電話の内容が微妙に変わってきた。これまでは不動産投資の勧めや身に覚えのない架空請求の話が多かったが、このところは融資の申し出が多い。「何をするにも元手が必要。でも十分な資金がない時もありますよね。それだったら私たちが貸しますよ……」。簡単に言えばこのような内容だ。市民が株式投資にのめり込むこのタイミングでの絶妙なサービスと言えよう。……
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「中国で盛り上がる株式投資ブーム(2)」
~新規参入者の62%が「80後」
このチャンスを逃すまいと、投資家が市場に続々と参入している。15年1~3月期の新規口座開設数はなんと795万口座に上った。卑近な例で恐縮だが、わずか3カ月の間に埼玉県民が全員口座を開設した計算になる。この勢いはその後も続き、4月20日から24日の週にはなんと413万の新規口座が開設された。月次ベースではもちろん過去最高の数字。1日当たり80万口座が開かれたということになる。……
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「中国で盛り上がる株式投資ブーム(1)」
~街の話題は株一色
2014年後半頃から中国人がハマっているモノがある。それは、スマートフォンの新製品や日本発の美味しいスイーツなどではない。もっと直接的で自分の生活に直結してくるものだ。それはズバリ、株式投資による資産運用だ。俗っぽく言えば「株式投機によるカネもうけ」とでもなるだろうか。中国株式市場を代表するインデックスの上海総合指数は、15年4月までのわずか半年間で2倍以上になった。14年は2000pt台だった指数は、4月末には4500ptまで上昇。07年に付けた過去最高値の6000pt台を目指し、市場では「夢よもう一度」という期待感が高まっている。……
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「拡大する海淘市場、日本企業にチャンスはあるか(9)」
~日本企業ならではの信用性を前面に
それでは、この保税区を活用したスキームは意味がないのだろうか。ここに日本企業ならではの救世主的な“ツボ”が隠されているようでならない。つまり、コンプライアンスを意識する日本企業にとって、企業自ら率先して個人向けに中国にいる中国人消費者からのオーダーに対して直接商品を発送することは、本来納付すべき行郵税を回避するわけなので、場合によっては「密輸」扱いにされる恐れがある。一方で、保税区を活用したスキームであれば、必ずプラットフォームが保税区の行郵税徴収システムとリンクされるわけなので、納付漏れがなくなり、安心して商品を販売できることになる。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年4月号(vol.23)発行
会報誌2015年4月号(vol.23)では、巻頭特集では前号に続き中国越境ネット取引「海淘(ハイタオ)」の実態に迫りました。前号では海淘が盛り上がる背景や要因について、消費現場と税(法)整備の面から考察しましたが、今号ではさらに一歩踏み込み、海淘の主要なプラットフォームを紹介し、そうしたプラットフォームを活用して日本企業がどのように海淘を始めるかについて紹介しています。海淘代表格の「天猫国際」の仕組みや開店までの流れなどの解説のほかに、スマホアプリをメインに勢いを増す「洋碼頭」や「蜜淘」、さらには微信内で始まったネットショップサービスの「微店」を利用した海淘状況についても詳しく説明しています。
トレンド・ウォッチでは、 タクシー配車アプリと微信紅包の盛り上がりに続き、中国で今一番ホットなO2Oアプリケーションの「専車(ハイヤー)」と「代駕(運転代行)」を取り上げました。タクシーが見つからなければハイヤーを呼び、飲酒後は運転代行を頼むという中国消費者の新たな移動モデルになりつつあります。スマホ普及に伴い一気に広まったこれらサービスについて、その利用方法や状況、利用者の声や新たに波及したサービスなどについて詳しく解説しました。
数字で見る中国では、右肩上がりで成長するモバイル決済市場をピックアップしました。2014年の市場規模は5兆9924億元、前年比391.3%増と大幅成長する同市場の実に82.3%のシェアを占めるのがアリババ系の支付宝(アリペイ)。そうしたなか、最近、ユーザー数を増加させているテンセントの「微信支付」やQQを経由した「QQ銭包」の状況はいかに。 現地企業のインタビューでは、中国には90年に進出し、中国に進出する外資系企業の中で初めて直販ライセンスを取得したことでも有名な米系化粧品直販メーカーのAvon(エイボン)チャネルマーケティング部門のCoral Lai総監にエイボンの発展戦略と復活への道のりについてインタビューしました。
そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
※次号、2015年5月号は5月20日発行予定です。
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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』
2015年4月号 (vol.23) もくじ
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【巻頭特集】
「微信」と「朋友圏」で海淘市場を攻略せよ」
変化する越境ネット通販の最新動向とトレンド
【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用」
斬新でクリエイティブなO2Oサービス
【マーケティング】数字で見る中国
「市場規模は6兆元、アリペイが圧倒的シェア」
右肩上がりで成長するモバイル決済市場
【インタビュー】中国ビジネス最前線~現地企業のキーパーソンに聞く~
「直販から小売モデルへの転換、イメージも刷新」
中国市場で再起を図るエイボン
【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 地場系小売企業③
「シネコンも経営する総合モール~万達広場」
※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
第52回「議論呼ぶ快走ハイヤー」(2015年5月8日付)
日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
第52回は「議論呼ぶ快走ハイヤー」(2015年5月8日付)。朝夕の通勤ラッシュ時の渋滞がひどい北京。タクシー争奪戦も年々激しくなり、配車アプリも役に立たない。そうしたなか、最近サラリーマンやOLの間で人気を集めているのがO2Oアプリケーションの「専車(ハイヤー)」サービスだ。外資系企業に勤める台湾人の王さん(35才)はほぼ毎日、このアプリを利用。タクシーよりも快適で、ドライバーの態度もよい。飲料水やおしぼり、Wi-Fi設備や充電器も完備。車内でクラシック音楽が流れていることもあり、「通勤時にリラックスできる。BMWやベンツが配車されることもあるの」とべた褒めだ。呼ぶ車がタクシーではなく一般車に変わるだけなのだが、その仕組みや人気を集めている理由とは…。
次回の掲載は5月22日を予定しています。
※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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