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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第172号】 ~地方都市から見る消費の底力~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2015年5月27日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第172号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週末に今月20日にオープンしたばかりの世界最大規模と言われる上海ディズニーストア旗艦店に行ってきました。場所は浦東の東方明珠塔のすぐ側。地下鉄・陸家嘴駅から歩道橋で向かうと、すでにお店の前には多くの客で行列ができていました。
 行列の入口に行くと「120分待ち」のプラカードが…。さすがに…と諦めかけていたところ、娘から「折角来たから並ぼうよ」と。ディズニーやスターウォーズなどの音楽が流れるなか、くねくねと仕切りレールで並んでいる様子はまるでディズニーランドに来ているような雰囲気でした。
 実際には60分程度で無事入場。860平米の店内の中央にはお城のモチーフが設置され、60分ごとに窓全体がカーテンで覆われて行われる3分間のミニライトアップショーは、世界じゅうのディズニーストアでも上海のみとのこと。
 最近人気のアナ雪グッズをはじめ、各キャラクター関連グッズが所狭しと並べられており、買い物かご一杯に商品を詰め込む客で店内は賑わっていました。上海限定のミッキーとミニーのぬいぐるみも販売されていましたが、靴がなんと金色。店員も「土豪(成金)版ですよ!」と言っていましたが、個人的にはどうか…と。いずれにせよ、2016年のディズニーランドのオープンが待ち遠しい上海市民の熱気に溢れており、まるで予行演習をしたような感じでした。
 今週のコラムは会報誌5月号で取り上げた浙江・江蘇両省の地方都市、紹興、金華、塩城、連雲港についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第172号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第172回)
     ~地方都市から見る消費の底力~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年5月号(vol.24)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「若者に広がる携帯電話」(2015年5月22日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第172回)
 ~地方都市から見る消費の底力~

 会報誌5月号では、上海と隣接する浙江省と江蘇省の三~四線級都市である紹興、金華、塩城、連雲港の4都市を取り上げました。これまで日本からは浙江省の杭州や寧波、江蘇省の蘇州や無錫などには多くの企業の方々が足を運んでいると思います。しかし今回取り上げた4都市は、紹興酒に金華ハム、あとは塩(?)くらいのイメージしか持っていなかったのではないでしょうか。
 正直、私もその1人でした。若干田舎っぽい街並みを見て、老舗のレストランやお店でそうした特産品を味わい、購入したいと思って訪れたのですが、いずれの都市も私の想像をはるかに超える発展ぶりでした。
 街づくりや交通インフラなどに関しては、各地方政府の「GDP積み上げ競争」によるものも大きかったとは思いますが、商業面においては地場系大手2社による貢献が大きいのではと感じました。つまり、浙江省であれば銀泰、江蘇省は金鷹。いずれも省都の杭州と南京を地盤とする小売流通グループです。両社ともに省を跨ぐほどの店舗網や仕入れルートを背景に、上海など主要都市で人気のH&Mやユニクロ、ZARAなど著名ブランドをテナント出店させ、各地の消費者から高い支持を集めていました。
 そうしたなか、最も印象的だったのが連雲港です。14年の国慶節休暇を利用して訪れたちょうどその日が「蘇寧広場」のオープン日と重なりました。館内は足の踏み場もないほどの大混雑。すべてのエスカレーターが人で埋め尽くされ、スターバックスも殺到する注文客で店員スタッフがてんやわんやの状態でした。
 これまで大型スーパーや家電量販店しかなかった連雲港市民にとっては待ちに待った大型商業施設。上海などではこうした商業施設が買い物から娯楽や体験型へと変化しつつありますが、みな生き生きとした表情で買い物を楽しんでいる様子を眺めていると、ショッピング需要が旺盛な地方都市がまだまだたくさんあると改めて思いました。

会報誌2015年5月号の詳細はこちらから。
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文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「中国の塗料市場の現状と展望(3)」
 ~展示販売会が有力な販売チャネル
 紅星美凱龍,百安居などの建材販売店や内装会社、また各種プロジェクトそのものなどが主要販売チャネルだ。販売店においては展示品でブランドイメージを向上させ、消費者が真っ先に選ぶ製品にしようと心がけている。内装会社やプロジェクトにおいてはデザイナーや施工主による消費者への推薦が製品売り込みの大きなカギだ。二~三線級都市では消費者の発想が乏しいため、内装会社の影響力が大きくなってくる。このような都市では、毎月、もしくは四半期ごとに開催される展示販売会も有力な販売チャネルだ。割引率も大きいので、会場はいつも盛況だ。……
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「中国の塗料市場の現状と展望(2)」
 ~大手はマーケティングを強化中
 「安塗生」は世界中で最も環境面を重視した無機粉体塗料だ。すでに世界各地で特許を取得しており、ドイツのエコラベル「ブルーエンジェル」認証も受けている。市場では「エコ製品」として出回っているエマルジョン塗料や水性塗料もあるが、実はホルムアルデヒドや揮発性有機化合物、重金属が多少なりとも含まれている。当社製品は完全にホルムアルデヒドフリー、揮発性有機化合物フリーの環境に優しい塗料で、他のブランドとは全く異なる。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
 ~若者に広がる携帯電話(2015年5月22日掲載)
 第53回は「若者に広がる携帯電話」(2015年5月22日付)。ミャンマーのヤンゴンで、地元の大学生4名(男性)にグループインタビューを行った。物理専攻で、親が経営する携帯電話ショップの仕事を手伝いながらモデルのアルバイトもするA君(20)。同じく物理専攻でバドミントンを趣味とするB君(19)。韓国語専攻で高校生に韓国語を教え、韓国ドラマの翻訳もするC君(20)。数学専攻で地元のIT企業でアルバイトをするD君(20)の4名。ここ1年で一気に広まっている携帯電話。彼らのスマートフォンはいずれもすでに2台目。どれも大画面のSIMカードが2枚入るモデルで、通信回線の良し悪しにより使い分けているが、そのスマホでよく利用しているアプリとは…。
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「中国の塗料市場の現状と展望(1)」
 ~「エコ」がキーワード、成長期待の塗料マーケット
 建築業界における巨大なニーズを背景に、塗料市場は堅調な成長を続けている。2014年の世界の塗料販売量は前年比3.9%増の4338万トンとなった。市場規模は1323億米ドルだ。建築用塗料が販売量ベースで2169万トン(全体の50%)、販売額ベースで635億米ドル(48%)と大きなシェアを占める。地域別にみると、アジア・太平洋地域における消費量が全体の47%を占めてトップで、欧州が24%、北米が18%、南米が6%となる。アジア・太平洋地域の中で58%を占める中国が世界最大の塗料消費国であり、同時に世界最大の塗料生産国でもある。……
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「中国で盛り上がる株式投資ブーム(4)」
 ~「炒股」ブームはどこまで続く?
 もっとも、中国株式市場はいびつな構造だ。機関投資家が多数を占める海外の株式市場とは異なり、中国市場の参加者は8割が個人投資家だ。彼らは企業の業績や将来性などのファンダメンタルズ面はそれほど気にしない。一番重視するのは株が上がるか下がるか、その一点だ。しかも、長期投資ではなく短期的な儲けが優先事項。そのため、一方的な相場になりやすいのも特徴だ。株が上がり始めれば皆が競って買い始め、逆に下落したら売り一辺倒の展開になる……。このようなリスクもはらみながら中国市場は動いているのだ。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年5月号(vol.24)発行

 会報誌2015年5月号(vol.24)では、巻頭特集に浙江省と江蘇省の4都市、紹興、金華、塩城、連雲港の消費動向を取り上げました。中国の消費現場というとついつい上海や北京、成都など大都市にスポットライトを当ててしまいがちになりますが、地方都市の状況もチェックしておく必要があります。都市としての体裁を整え、商圏も発展しつつある中堅都市が中国全土に拡散しているなか、新たな商業施設が進出し、市民の購買力も増加しています。そうしたなか、特に日系企業が“真に戦える場”との観点から眺めると、武漢や鄭州など内陸の大都市よりは、海外ブランドが数多く進出している華東地区の地方(田舎)都市のほうが、実はよりチャンスが多いのではないかと考えました。そこでこれら4都市を現地視察し、商圏や消費の実態についてレポートしています。
 トレンド・ウォッチは、最近中国の巷の話題を席巻するホットな「株」についてです。14年は2000pt台だった上海株式総合指数は、4月末に4500ptまで上昇。実際、上海の街では株の話であふれ、地下鉄やバス、レストランやカフェで若い女性たちが「今日のA株は上がっている…」などと笑顔で話す様子が耳に入ってくるほどです。証券会社の株価ボードの前に置かれたソファには地元のおじいちゃん、おばあちゃんが居座り、さながら株投資サロンのような様相を帯びているなか、今回の“株狂騒曲”を盛り上げているのはもっと若い世代。スマホやネット決済などを駆使して彼らがどのように株式取引市場に参入しているのでしょう。
 現地企業のインタビューでは、停滞する中国不動産市場において、前年比7.9%増と拡大を続ける中国塗料市場。13年における建築用塗料の1人当たり消費量は3.6kgで、世界平均の同15kgとは大きな差があり、まだまだ成長の余地があるといえます。生活の質の向上を求める若者層による家の改装需要などを背景に、中国初の無機粉体塗料ブランドとされる安塗生の姜林岑・市場総監に、中国の塗料市場の現状と今後の見通しについてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年6月号は6月20日発行予定です。

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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』
2015年5月号 (vol.24)  もくじ
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 【巻頭特集】
 進むライフスタイルの向上、商業施設も続々オープン
 浙江省と江蘇省の中堅都市の消費動向を探る

 【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
 若年層も参入、株バブルはいつまで続くのか
 中国で盛り上がる株式投資ブーム

 【インタビュー】中国ビジネス最前線~現地企業のキーパーソンに聞く~
 「エコ」がキーワード、成長期待の塗料マーケット
 中国の塗料市場の現状と展望

 【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 紹興編
 浙江省4位の規模 日本ブランドも存在感あり

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第53回「若者に広がる携帯電話」(2015年5月22日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第53回は「若者に広がる携帯電話」(2015年5月22日付)。ミャンマーのヤンゴンで、地元の大学生4名(男性)にグループインタビューを行った。物理専攻で、親が経営する携帯電話ショップの仕事を手伝いながらモデルのアルバイトもするA君(20)。同じく物理専攻でバドミントンを趣味とするB君(19)。韓国語専攻で高校生に韓国語を教え、韓国ドラマの翻訳もするC君(20)。数学専攻で地元のIT企業でアルバイトをするD君(20)の4名。ここ1年で一気に広まっている携帯電話。彼らのスマートフォンはいずれもすでに2台目。どれも大画面のSIMカードが2枚入るモデルで、通信回線の良し悪しにより使い分けているが、そのスマホでよく利用しているアプリとは…。
 次回の掲載は6月5日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
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