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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第174号】 ~たこ焼きから感じたタオバオの強さ~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2015年6月10日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第174号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週は九州出張でした。週末を利用して初の鹿児島まで足を延ばしました。福岡から鹿児島までは九州新幹線を初体験。外見は至って普通の新幹線でしたが、車内に入ると九州ならではの“おもてなし”と“心意気”を感じる驚きがありました。
 まず車内に足を踏み入れて目に飛び込んでくるのが電話ブースに吊るされた布のれん。車内全体が木目調の落ち着いたデザインで、椅子の後ろ部分や各椅子に備え付けられたテーブルも木製。ソファ部分も瑠璃色の唐草模様でシック。指定席車輌はツーシート並びでゆったり感がありました。
 窓の日よけはすだれになっており、窓の外に広がる中九州の長閑な風景とで風情を感じます。トイレの洗面台にも縄のれんが吊るされており、随所に日本的要素が散りばめられています。
 私は普段中国の高速鉄道に乗っているせいか、一昔前の新幹線のイメージが脳裏に焼きついてしまっていたので、日々進化する日本の新幹線に今さらながら驚き、感動しました。新幹線の海外進出は中国との競争にさらされていますが、ぜひとも頑張って世界中に輸出してほしいと思いました。
 今週のコラムは自宅でのたこ焼きづくりから伺える淘宝のすごさについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第174号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第174回)
     ~たこ焼きから感じたタオバオの強さ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年5月号(vol.24)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「若年層が奏でる株狂想曲」(2015年6月5日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第174回)
 ~たこ焼きから感じたタオバオの強さ~

 上海の自宅でアニメを見ていた娘が突然「家でたこ焼き作りたい」と言ってきました。そのアニメでたこ焼きを作るシーンが出ていたからなのですが、広島出身の私としては、広島風お好み焼きならまだしも、自分でたこ焼きを作るだなんて夢にも思いませんでした。
 じゃ、次回日本に行ったときにたこ焼き器を買おうと思いましたが、もしかしたら「淘宝(タオバオ)」にあるかも……と探してみると、あるわあるわ。ホットプレート系のものから業者向けのガス系、さらにはフライパン的なものまでたくさん出てきました。
 早速、「アイリスオーヤマ」向けに生産されたものかはわかりませんが、そのロゴが入った丸形のホットプレートタイプを118元で購入。翌日には自宅に届き、週末に初トライしました。クックパッドのレシピを参考に必要な食材を確認すると、小麦粉や卵、オタフクソースなどはあったのですが、青のりと天かすがありません。こんなマイナーな食材はさすがに売っていないだろうと半信半疑で虹橋地区の久光スーパーに行ったのですが、なんと青のり粉はありました(天かすは売っていませんでしたが)。
 レシピ通りの分量で生地を作り、キャベツやネギ、ぶつ切りのタコなどを準備しました。そのうえでVPN経由でユーチューブにアクセスし、「たこ焼きの作り方」の動画で作り方を一通り確認。その甲斐あってか、初めてにしてはきれいに丸々と焼き上がり、味もそこそこ。外はカリカリで中とろりの焼き加減で美味しくできました。
 大満足でたこ焼き作り初体験を終えたあと、ふと思ったのが「もしかしたら青のりや天かすも淘宝にあったかも」ということ。早速、淘宝を開いて「章魚焼小丸子(たこやき) 材料」とキーワード検索をすると、たこ焼き粉からかつお節、ソース、マヨネーズとともに、青のり粉やたこぶつ(密封加工)まで出てきます。さすがに天かすまではたどり着きませんでしたが、改めて淘宝のすごさと便利さに脱帽するとともに、店舗からネットへ客が流れていく理由が改めて分かりました。生鮮品など店舗型のスーパーなどが依然優位性を発揮するものはありますが、今後ますます消費のネット化が進んでいくと実感せざるをえない体験でした。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用(7)」
 ~深夜ピークの運転代行
 運転代行のラッシュは夜に訪れる。ドライバーの多くは、昼間は他の仕事をして、夜だけ運転代行を行う兼職タイプだ。時間をつぶすためや人生経験のためにドライバーになったという者もいる。筆者が利用したドライバーは、夜から上海の虹橋路近辺で受注を開始するそうで、平均受注数は3~4件だという。運転代行業者は受注額の10~20%をサービスとして徴収する。……
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「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用(6)」
 ~効率的な運転代行
 一方、「代駕(運転代行)」サービスは今に始まったものではなく、レストランやホテル、カラオケ店が顧客に代わって代行会社に連絡するパターンがすでにあった。ただ、電話予約や配車及び支払いの過程が全てマンパワーによるものだったので、その分料金が高く、運営会社側も高コストに苦しんでいた。 しかしながら、GPS(全地球測位システム)を活用したLBS(ロケーション・ベースド・サービス)とO2Oビジネスモデルの運転代行アプリが登場し、利用者は自分で簡単に運転代行者を探せるようになった。……
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「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用(5)」
 ~専車サービスはグレーゾーンとの指摘も
 滴滴専車で働くドライバー4609人に対するアンケートによると、96.5%の者が同社で働くようになって給料が上がったと答えた。そのうち、78.1%の者が10%以上、39.5%の者が30%以上収入が増えたとしている。収入の増加と共に、ドライバーは飲料水の準備や車内の清掃、マナー向上にますます気をつけるようになり利用者から好評を得ている。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
 ~若年層が奏でる株狂想曲(2015年6月5日掲載)
 第54回は「若年層が奏でる株狂想曲」(2015年6月5日付)。「今日はあの銘柄が上がったわね」と嬉しそうに話しかけてくる李さん(48才)。「私が買う銘柄はことごとく値下がりして、皆に笑われているの」とあっけらかんと教えてくれるのは、マッサージ歴10年以上の黄さん(34才)。いまや上海の街は株の話であふれている。地下鉄やバスの中、またレストランやカフェで耳にする話題は株一色。これまで株に見向きもしなかった人たちが一斉に株取引を始めた。いまや全国民による「全民炒股(株を売買するの意)」の時代。株価の上下が街中の笑顔にも大きく影響しているようだ。そうしたなか、最近いろんな場面での思わぬ“お誘い”を受けるようになってきたが、それはいったい…。
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「ハイヤーと運転代行、アプリで簡単に活用(4)」
 ~各社が仕掛ける販促キャンペーン
 専車市場の急速な拡大の背景には、利用ニーズの高まりに加え、各事業者の熱のこもったマーケティング活動もある。一号専車と滴滴専車は、定期的にネット上で「紅包(お年玉)」を配り、専車サービスの利用をプッシュしている。いわば利用補填金だ。かつてはタクシー配車サービス向けが主だった紅包は、今や専車向けが多くなっている。紅包は10~20元のものもあり、実際の支払い金額ベースではタクシーに乗るよりも割安になることすらある。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年5月号(vol.24)発行

 会報誌2015年5月号(vol.24)では、巻頭特集に浙江省と江蘇省の4都市、紹興、金華、塩城、連雲港の消費動向を取り上げました。中国の消費現場というとついつい上海や北京、成都など大都市にスポットライトを当ててしまいがちになりますが、地方都市の状況もチェックしておく必要があります。都市としての体裁を整え、商圏も発展しつつある中堅都市が中国全土に拡散しているなか、新たな商業施設が進出し、市民の購買力も増加しています。そうしたなか、特に日系企業が“真に戦える場”との観点から眺めると、武漢や鄭州など内陸の大都市よりは、海外ブランドが数多く進出している華東地区の地方(田舎)都市のほうが、実はよりチャンスが多いのではないかと考えました。そこでこれら4都市を現地視察し、商圏や消費の実態についてレポートしています。
 トレンド・ウォッチは、最近中国の巷の話題を席巻するホットな「株」についてです。14年は2000pt台だった上海株式総合指数は、4月末に4500ptまで上昇。実際、上海の街では株の話であふれ、地下鉄やバス、レストランやカフェで若い女性たちが「今日のA株は上がっている…」などと笑顔で話す様子が耳に入ってくるほどです。証券会社の株価ボードの前に置かれたソファには地元のおじいちゃん、おばあちゃんが居座り、さながら株投資サロンのような様相を帯びているなか、今回の“株狂騒曲”を盛り上げているのはもっと若い世代。スマホやネット決済などを駆使して彼らがどのように株式取引市場に参入しているのでしょう。
 現地企業のインタビューでは、停滞する中国不動産市場において、前年比7.9%増と拡大を続ける中国塗料市場。13年における建築用塗料の1人当たり消費量は3.6kgで、世界平均の同15kgとは大きな差があり、まだまだ成長の余地があるといえます。生活の質の向上を求める若者層による家の改装需要などを背景に、中国初の無機粉体塗料ブランドとされる安塗生の姜林岑・市場総監に、中国の塗料市場の現状と今後の見通しについてインタビューしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号、2015年6月号は6月20日発行予定です。

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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』
2015年5月号 (vol.24)  もくじ
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 【巻頭特集】
 進むライフスタイルの向上、商業施設も続々オープン
 浙江省と江蘇省の中堅都市の消費動向を探る

 【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
 若年層も参入、株バブルはいつまで続くのか
 中国で盛り上がる株式投資ブーム

 【インタビュー】中国ビジネス最前線~現地企業のキーパーソンに聞く~
 「エコ」がキーワード、成長期待の塗料マーケット
 中国の塗料市場の現状と展望

 【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 紹興編
 浙江省4位の規模 日本ブランドも存在感あり

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第54回「若年層が奏でる株狂想曲」(2015年6月5日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第54回は「若年層が奏でる株狂想曲」(2015年6月5日付)。「今日はあの銘柄が上がったわね」と嬉しそうに話しかけてくる李さん(48才)。「私が買う銘柄はことごとく値下がりして、皆に笑われているの」とあっけらかんと教えてくれるのは、マッサージ歴10年以上の黄さん(34才)。いまや上海の街は株の話であふれている。地下鉄やバスの中、またレストランやカフェで耳にする話題は株一色。これまで株に見向きもしなかった人たちが一斉に株取引を始めた。いまや全国民による「全民炒股(株を売買するの意)」の時代。株価の上下が街中の笑顔にも大きく影響しているようだ。そうしたなか、最近いろんな場面での思わぬ“お誘い”を受けるようになってきたが、それはいったい…。
 次回の掲載は6月19日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
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※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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