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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第180号】~夏の中国で“寒気”は天敵?~

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2015年7月22日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第180号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 蒸し暑い日が続きますが、皆さん体調など崩されていないでしょうか。私は先週久々の高熱でダウンしていました。日本から上海に戻ってからずっと寒気が止まず、熱を測ると37.4度。自宅にある市販の薬を飲んで次の日の朝病院を予約しました。
 病院に着いてすぐに熱を測ると36.5度。薬が効いていたのか、ちょっと拍子抜け。一応5日分の薬をもらい、自宅に戻ってちょっと仕事をしていたのですが、しばらくしてから急に尋常ならぬ寒気と体じゅうに痛みがはしりました…。
 まずいと思い一旦温かくして寝たのですが、その間身体からすごい熱気が。これは相当な高熱だと思い測ったところ39.2度。もう立ち上がる気力もないほどフラフラでした。これほどまでの高熱はこの10年ほとんど記憶にないほどです。
 すぐに処方された解熱剤を飲み、また床に入ろうとしたところ、娘から手渡されたのが小林製薬の「熱さまシート」。「私も40度の熱が出たときにこれですぐに治ったから」と娘の優しさに感動。娘のためとはいえ、余分に買っておいた良かったと思いながら、今度日本に行ったら“爆買い”してやろうと朦朧とするなか決意しました。
 今週のコラムは「三伏」期間と「寒気」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第180号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第180回)
     ~夏の中国で“寒気”は天敵?~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年6月号(vol.25)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「外食「小南国」、全方向カバー」(2015年7月17日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Yangon infrastructure lacking(経済発展と生活インフラ)」
     (詳細)http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Yangon-infrastructure-lacking

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第180回)
 ~夏の中国で“寒気”は天敵?~

 日中の最高気温が30℃を超える真夏日が続き、ようやく上海にも本格的な夏到来です。ただ、上海在住は10年超となりますが、今年の夏はこれまでで一番快適で涼しい気もします。いつものジメジメとうだるような上海の夏はどこに行ったのでしょうか?
 暦の上では、今の時期は「入伏」といい、1年で最も暑い「三伏」期間に入ったことを意味します。「三伏」とは初伏、中伏、末伏の総称で、初伏は夏至の後の3番めの庚の日から数えて10日間、中伏は4番めの庚の日から数えて10日間(今年は閏中伏含め20日間)、末伏は立秋の後の最初の庚の日から数えて10日間を指します。

2015年「三伏」期間:
初 伏:7月13日~7月22日
中 伏:7月23日~8月1日
閏中伏:8月2日~8月11日
末 伏:8月12日~8月21日

 中国ではこの38日間は氷の入った飲料やかき氷など、とにかく冷たいものは口にしてはいけないと言われています。それは“寒気”が体内に入ってしまい、排出されないと冬に身体や足の冷えにつながるから。我慢してでも熱い物を飲み、汗などとともに長年にわたり骨髄にまで蓄積された寒気を排出すべきで、そうすることにより、冬も寒さに負けず元気に過ごせるということです。
 中国ではよくこの寒気を耳にします。マッサージに行くと私の肩を揉みながら「肩が凝り過ぎている。マッサージもいいけど拔罐がもっとよく効くよ。どう?」とよく勧められます。拔罐とはカッピングのことで、小さなガラスの小瓶の中をロウソクの火で暖め、気圧を下げたうえで背中や肩などの肌に当て、一気に吸い上げるものです。日本では吸盤みたいなカップに空気注射みたいなもので中の空気を吸って肌に密着させるやり方が行われていますね。
 その小瓶の口から吸われた肌が若干ヒリヒリとした痛みを伴いながら次第に赤黒くなっていくのですが、こうすることで体内に溜まった寒気を外に排出しているとのこと。より赤黒くなった場所は寒気がたくさんあって悪かったところと説明されます。
 私は終わった後の若干グロテスクな小瓶口の跡が気持ち悪いのであまりしないのですが、ビールとハイボールを目の前に“寒気”の摂取を拒むほどの自制心は持ち合わせていないので、拔罐して寒気を排出してもらう必要があるかもしれません。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「浙江省と江蘇省の中堅都市の消費動向を探る(15)」
 ~連雲港(4)消費水準の向上はこれからに期待
 ロッテマート、華潤蘇果、大潤発などの大型スーパーも同商圏に進出している。ロッテマートは09年に時代超級購物中心を買収し、連雲港で業容を拡大中だ。04年にオープンした時代超級購物中心は3店舗を展開しており、市民への浸透度も高かったため、ロッテマートはこれを活用して発展の基盤としている。08年に進出した大潤発は連雲港で最大規模のスーパーだ。オープン以来、同地の小売業において「覇権的」な地位を築いており、市民に最も人気のある商業施設でもある。……
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「浙江省と江蘇省の中堅都市の消費動向を探る(14)」
 ~連雲港(3)ローカル感漂う商業施設
 中央国際は、09年までは百貨大楼と名乗っていた老舗百貨店だ。ただ、入居ブランドは若者にターゲットを絞ったものが多く、プロモーション力が高い。ドラッグストアのワトソンズ、アイスクリームのDQ冰淇淋、コーヒーショップの85度Cなど若者に人気のショップが並ぶ。もっとも、九龍百貨も中央国際のいずれも、ブランド、設計、内装などどれを取っても二線級都市の一般的な商業施設と比べることはできず、多少ローカル的な雰囲気を感じるのもまた事実である。……
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「日経MJ(流通新聞) 中国&アジア商売見聞録」
 ~外食「小南国」、全方向カバー(2015年7月17日掲載)
 第57回は「外食「小南国」、全方向カバー」(2015年7月17日付)。東京・銀座にも店舗を構える小南国は上海料理を代表する著名ブランドのレストランチェーン。1987年の設立後、中国経済の発展とともに成長し、かつては中国外食産業の15%を占めていたともいう「公費」接待の恩恵を享受した。12年7月には香港証券取引所に上場、中国全土に81店舗(14年末時点)を構える。ただ、習近平政権による「ぜいたく禁止令」の影響をもろに受け、ビジネス環境が大きく変化している。高級レストランは単価を下げたり、弁当を売り出すなど“大衆化”へとモデルチェンジを余儀なくされた。一方、同社が注力したのは「マルチブランド」戦略。低~高価格帯で複数の外食ブランドを立ち上げることで顧客層を広げ、リスクを分散していくことだが、その戦略の中身は…。
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「浙江省と江蘇省の中堅都市の消費動向を探る(13)」
 ~連雲港(2)期待が高い蘇寧広場
 今、一番ホットな施設と言えば、通灌北路に2014年9月30日にオープンした蘇寧広場だろう。同広場は、無錫、福州、成都に続く4店舗目で、安徽省の莞湖店と同時開業となった。店舗構成は、百貨店形態が60%、飲食が30%、その他が10%といった割合だ。筆者が訪れたのはオープン当日だったが、実に30万人超の買物客が詰め掛け、足の踏み場もないほどの大盛況ぶり。初日の売上高は1500万元を突破し、開業後8日間では8000万元超を売り上げたという。待望の都市型コンプレックスの誕生で、地元市民の期待の高さがうかがえる。
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1294

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年6月号(vol.25)発行

 会報誌2015年6月号(vol.25)では、巻頭特集に日本企業が中国で成功するためのビジネスモデル研究及び分析の第一弾として「台湾を活用した進出モデル」を取り上げました。市場として中国を見始めた日本企業。しかし往々にして自社のみでの事業展開、もしくは現地企業とのパートナーシップ締結を通じて中国ビジネスを展開するケースが多く見受けられます。そこには数々の苦労やトラブルが散見されますが、台湾人や台湾企業を介して中国ビジネスを成功に導ている日本企業があるのも事実です。日本企業は元々得意とする製品開発やブランディング構築に集中し、市場開拓やマーケティングはノウハウを持っている台湾企業に任せ、お互いに「ウィン・ウィン」の関係を模索するスキームは考察に値するのではないでしょうか。そうした観点からすでに“台湾”を最大限活用しながら中国で成功してきた無印良品、新光三越、ベネッセ、モスバーガー、てつおじさんのチーズケーキなどを取り上げ、各社の成功モデルや今後の課題などについてケーススタディしています。
 トレンド・ウォッチは、最近台湾・台北の街角を歩いていると、至るところで黄色の看板にコーヒーカップを掲げた全身真っ白のキャラクターに出くわします。それは「cama cafe」というテイクアウトをメインとした8坪ほどの小さなコーヒーショップです。店頭には麻袋に入ったコーヒー豆と焙煎機が置かれ、店員が客の前で実際に焙煎し、香ばしいコーヒーの香りが漂っています。2004年設立後、現在台湾に70店舗を有し、年商は3.5億台湾元にまで成長。元々広告代理店で勤務していた創業者がどのように店舗設計から値段・広告戦略、フランチャイズの加盟店管理をしてきたかについて紹介しています。
 企業分析では、日本から上海への出張者にはお馴染みの「小南国」にスポットライトを当てています。12年7月には香港証券取引所に上場し、13年の中国外食トップ100において第16位にランクインするほど上海料理を代表するレストランにまで成長した小南国。しかし12年末に中国政府が打ち出した「ぜいたく禁止令」の影響をもろに受けている企業のひとつであるとも言えます。この危機を乗り越えるため、多くの企業が「大衆路線」をキーワードとして低価格路線を敷くなか、同社が注力したのはマルチブランド戦略。その戦略の詳細と効果について分析しました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

※次号は、2015年7月&8月合併号となります。上海の70後、80後、90後の消費者特集を予定しています。各世代のグループインタビューを通して、最近話題の「爆買い」や「越境ネット取引(海淘)」などインバウンド消費についても詳しく調査・分析します。ページ数を増量してお届けする関係により、発行は8月初旬を予定しておりますこと、あらかじめご了承ください。

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会報誌『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2015年6月号 (vol.25)  もくじ 
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 【巻頭特集】
 中国ビジネスは台湾経由で円滑に
 台湾を活用した進出モデルに再注目

 【トレンド・ウォッチ】 現地の最新商品&サービス
 サラリーマンとOLに絶大な人気のコーヒー店
 低価格と高品質で勝負、台湾のcama cafe

 【企業分析】中国ビジネス最前線
 マルチブランド化で市場開拓
 外食産業の逆風に挑む小南国

 【都市別調査】 都市別マーケティングレポート 北京編
 首都・北京の力強い消費 新型モールで消費多様化

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第57回「外食「小南国」、全方向カバー」(2015年7月17日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第57回は「外食「小南国」、全方向カバー」(2015年7月17日付)。東京・銀座にも店舗を構える小南国は上海料理を代表する著名ブランドのレストランチェーン。1987年の設立後、中国経済の発展とともに成長し、かつては中国外食産業の15%を占めていたともいう「公費」接待の恩恵を享受した。12年7月には香港証券取引所に上場、中国全土に81店舗(14年末時点)を構える。ただ、習近平政権による「ぜいたく禁止令」の影響をもろに受け、ビジネス環境が大きく変化している。高級レストランは単価を下げたり、弁当を売り出すなど“大衆化”へとモデルチェンジを余儀なくされた。一方、同社が注力したのは「マルチブランド」戦略。低~高価格帯で複数の外食ブランドを立ち上げることで顧客層を広げ、リスクを分散していくことだが、その戦略の中身は…。
 次回の掲載は7月31日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Chauffeur driven vehicles thrive in China(議論呼ぶ快走ハイヤー)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Chauffeur-driven-vehicles-thrive-in-China

「Life in Yangon for four college students(急速に広まる携帯電話)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Life-in-Yangon-for-four-college-students

「Young Chinese fuel stock market fever(若年層が奏でる株狂想曲)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Young-Chinese-fuel-stock-market-fever

「Yangon infrastructure lacking(経済発展と生活インフラ)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Yangon-infrastructure-lacking

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