中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第189号】~各地の気質が現れるドライビング~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/
===============================
2015年10月7日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第189号】
===============================

 こんにちは。キャストの大亀です。
 国慶節です。日本では中国人観光客が殺到し、インバウンド消費がまた盛り上がっているのでしょうね。
 私はこの休暇を利用して、合肥(安徽省)と武漢(湖北省)の視察に訪れました。合肥は12年11月以来の2回目。前回同様、街中は至るところで地下鉄工事がまだ続いており、道路が急に封鎖され、頼みのカーナビアプリ「百度地図」も使いモノにならなくなる場面も…。
 安徽料理にはほとんど名物と呼べるものがありませんが、唯一、合肥の「小龍蝦」が有名です。直訳は“ミニロブスター”と豪華なイメージですが、実は「ザリガニ」。そのメッカの「寧国路龍蝦美食街」には、調理されて赤々としたザリガニが軒先に山盛りとなったお店がずらりと並んでいます。
 ザリガニといえば、小学生のころ、友人が家でペットとして飼っていたことを思い出します。以前はそんなザリガニを食べることに相当な違和感がありましたが、エビとロブスターの中間のような味と食感が美味しいと感じてきている自分に今では“違和感”を覚えます。
 今週のコラムは中国での運転と各地の違いについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第189号をお送りいたします。

◆◇競合他社のベンチマーク調査のご案内◇◆
================================================================
最近弊社では競合社のベンチマーク調査の依頼が増えております。中国での更なる業務拡大を行ううえで、競合他社の組織や運営体制、戦略、KPIなどを調査・分析しています。
<<お気軽にお問い合わせください!!>> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
================================================================

【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第189回)
     ~各地の気質が現れるドライビング~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年9月号(vol.27)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「新旧「新光」、北京で対決」(2015年9月25日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Food-delivery apps cater to a hungry market(出前サービス、アプリの波)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
コラム
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第189回)
 ~各地の気質が現れるドライビング~

 よく「ハンドルを握らせるとその人の性格が一番よく分かる」と言われます。普段は大人しくのんびりした人が車を運転すると猛スピードで荒くなるといった類ですね。中国各地の視察の際には、いつも現地で車を借り、スマホアプリの「百度地図」のナビ機能を頼りに百貨店やモールなどの商業施設巡りをしていますが、ドライビング事情も多種多様だと感じます。
 たとえば、自宅のある上海。上海人は元々せっかちなところがありますが、常に至るところで大渋滞になっている大都市での運転は、とにかく「我先」が横行しています。交差点など前が詰まっていても信号が青になればまずは突っ込みます。左折して対向車線を横切ろうとしている際も、渋滞でほとんど動かない状態ながら、多くの車が突っ込んできて譲ろうとしません。常に何かに追われているようなイメージの運転で、上海人にとって「黄色」信号は最後の“駆け込み”発進となっています。このような気質の運転は大連でも感じます。
 一方、黄色信号で必ず止まるのが南京でした。上海での運転に慣れた身としては、黄色に変わった瞬間にスピードを落とす前方車に違和感を覚えましたが、どの車も同じでした。また、湖南省の長沙でも、道が分からずトロトロ運転をしていたのですが、後方の車はそれを気にすることもなく、何台もの車がペースを落としてじっと黙ってついてきます。
 黒竜江省のハルビンでは、よくクラクションを鳴らされます。上海を含め、他都市ではよほど周りに迷惑をかけるような運転をしない限りクラクションを鳴らされることはないのですが、ハルビンではちょっと流れが止まりそうになったり右折か左折で迷っていたりするだけで「プップー」とせかされます。よほどせっかちな人が多いのか、気性が荒いのか……。レンタカー店のスタッフに聞いたところ、あれはあくまでも“後方注意”的なものだとのこと。ハルビン人の運転は荒いので、自分の居場所を相手に伝えるためにクラクションを鳴らし、接触など不慮の事故を防いでいるとのことでした。
 これまで中国の十数都市で車を運転してきましたが、一番のおすすめは重慶です。ひたすら平地が続く都市が多いなか、重慶はアップダウンにくねくね曲がったカーブ、高架道路に橋と、まるでコンパクトなサーキット場で運転しているような感覚になります。中国で運転する機会はそれほど多くはないと思いますが、チャンスがあればぜひともトライしていただきたいと存じます。運転席からの景色からはまた普段とは異なる中国が見えてくると思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

★Facebookのアカウントをお持ちでしたら、ぜひ「いいね!」をお願いします★
================================================================
キャスト中国マーケティング・ECサイトの公式Facebookページ
■□■大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』■□■
http://www.facebook.com/chinamarketinsight/
<<中国各地の素顔を、写真とミニレポートでリアルタイムにお伝えします>>
================================================================

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
新着コンテンツ一覧
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(12)」
 ~代理購入は信頼性が重要
 90後に比べると、70後や80後は「洋碼頭」や「跨境通」などのサイトは知らない、あるいはほとんど使ったことがないということだった。彼らは、これらのサイトは商品の選択肢が少なく、本物か偽物か確認できないというイメージを抱いている。よく利用している90後の中にも、その運営モデルを理解している者はほとんどいなかった。海外の商品をまずは自由貿易区の保税倉庫に保管し、「行郵税」などが課されてから出荷される、などといった特有のシステムについて知っている者もいなかった。彼らの中では、海外からの「直送」というイメージだ。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1365

「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(11)」
 ~アマゾンや楽天が人気
 14年においてネットショッピングユーザーの15.3%が海外ネット通販(海淘=ハイタオ)を行ったことがあるという。この数字は常に右肩上がり。17年前後にはこの数字が40%程度まで上昇するとの見方もある。今回のインタビューを通じても、70後、80後、90後を問わず、海外ネット通販の普及率が高いことが分かった。 ユーザーは大きく二つに分けられる。まずは80後と90後のお母さん世代。特に海外のベビー用品に興味を持っている。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1364

「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(10)」
 ~株式投資は全中国人の関心事
 投資額は平均で30万元前後ほど。100万元に上る者もいた。ただ、生活費と投資資金は区別しており、株で儲けようと損をしようと日常生活には影響が出ないようにしている。もっとも、株価の乱高下が心理的な影響を与えるケースも多く、損をしたら消費に慎重になることもある。生活の質を若干落としたり、高級レストランに行く回数を減らすなどといった具合だ。株式市場の状況は消費の盛り上がりや景気動向に一定の関係があると言えよう。……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1363

「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(9)」
 ~高まりつつある信頼感
 モバイル決済では支付宝(アリペイ)がメインだ。ビッグデータリサーチのまとめによると、シェアトップは支付宝で、それに続くのがテンセント系の財付通だ。大体のケースは支付宝を使うが、タクシーや大衆点評の共同購入、友人間の資金やり取り、紅包(お年玉)の交換などは財付通に含まれる微信経由での支払い(微信支付)が使われることも多い。 ……
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1362

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お知らせ
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年9月号(vol.27)発行

 会報誌2015年9月号(vol.27)では、巻頭特集に格安スマートフォン(スマホ)で一躍“時”の企業になった小米(シャオミ)を取り上げました。人件費の高騰と人民元高を背景に、中国製造業は新たな局面を迎えています。ITを活用したイノベーションを促す「中国製造2025」政策を背景に、製造や消費現場でも一気に「スマート化」が進む中国。そうしたなか、工場を持たず、マーケティングのみに徹して売り上げを一気に伸ばし、いまや中国スマホ市場シェアでトップに躍進した小米の動向は研究分析に値します。そこで中国製造業が直面する政策や環境変化などマクロ的な分析を行い、そのうえで、小米を事業発展戦略、収益モデル、マーケティング(販売、流通チャネル)戦略、開発設計、組織体制、海外展開などの面から多角的に分析しました。
 トレンド・ウォッチは、今年6月ごろから、SNSを中心に一大ブームとなった塗り絵ブック「秘密の花園(Secret Garden)」にスポットライトを当てました。英国のイラストレーター、ジョアンナ・バスフォードさんが作成した「秘密の花園」は、15年6月に北京聯合出版社と後浪出版が共同で中国版を刊行。瞬く間に人気に火が付き、京東、当当、アマゾンなどの新書ランキングでトップに立ちました。天猫(Tモール)における7月の販売数は12万冊以上に上り、京東では販促日の6月18日だけで2万5000冊を売り上げたほど。中国での累計販売数は300万冊以上とも言われるこの塗り絵ブックが人気を集めた背景や理由について追求しました。
 現地企業のインタビューでは、急成長を続ける中国コーヒー市場において、加盟店を慎重に選定し、厳格な管理体制を打ち出すことで、規模を着実に拡大しているマーンコーヒー(漫珈琲)。韓国発のカフェチェーンながら、創業者は中国で長年飲食業の経験がある韓国人。広いスペースの店内とゆったりとした雰囲気、ムードあふれる内装が、ゆとりや癒しを求める中国人消費者を引き付けていますが、その裏には徹底した中国市場の研究に裏付けされたマーケティングや立地戦略があります。そうした同社の中国市場での成功体験や黒字化の“カギ”について、上海正大楽城店の王店長にヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

------------------------------ 
ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.27(2015年9月号)  もくじ 
------------------------------- 
【巻頭特集】
『技術力とマーケティング力で「製造大国」目指す』
 小米の取り組みから見る中国の「新・製造業」

【トレンド・ウォッチ】現地の最新商品&サービス
『SNS上で「晒す」達成感がヒットのポイント』
 塗り絵ブック「秘密の花園」が一大ブームに

【インタビュー】中国ビジネス最前線
『独自性打ち出すカフェチェーン、成功の秘訣とは』
 中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー

【都市別調査】都市別マーケティングレポート 金華編
『金華ハムの産地 浙江省第6位の消費規模』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

---------------------------------------------------------

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第62回「新旧「新光」、北京で対決」(2015年9月25日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第62回は「新旧「新光」、北京で対決」(2015年9月25日付)。台湾最大の百貨店「新光三越」。台湾の新光集団と日本の三越百貨店が1989年に合弁で設立し、13店舗19館を展開中だ。この新光三越が北京華聯集団との折半出資で北京のビジネスエリア、CBD華貿商圏に中国第1号店「新光天地」をオープンしたのが2007年4月。北京オリンピックを翌年に控え、高揚する中国経済とともに成長し、14年の売上高は69億元。11年から4年連続で中国No.1の百貨店となった。その新光天地が15年4月に「北京SKP」に名称変更した。順調に売上を伸ばし、業界内では「中国商業界の奇跡」とまで称賛された新光天地だが、店名から「新光」の文字が消えたその背景とは…。
 次回の掲載は10月9日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

---------------------------------------------------------

3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Food-delivery apps cater to a hungry market(出前サービス、アプリの波)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Food-delivery-apps-cater-to-a-hungry-market

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

────────────────────────────
【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
────────────────────────────
■サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
■メルマガ配信登録 >> http://www.cast-marketing.com/mailmagazine/

pageTop