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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第190号】~中国で考える観戦マナー~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2015年10月14日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第190号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 国慶節に湖北省・武漢を訪れました。古くから交通の要衝として栄え、日産やホンダなど世界大手自動車メーカーの合弁先である東風汽車が本拠を構えるなど、中国国内では工業都市として有名です。
 観光地には、岳陽楼(湖南省)、藤王閣(広西省)とともに中国江南三大名楼として有名な「黄鶴楼」があります。李白が「広陵(揚州)に行く孟浩然を見送る」と詩に詠むなど歴史的にも有名で、5階から臨める雄大な長江や武漢市内の眺めは絶景です。
 一方、湖北料理はお隣の四川や湖南省と比べ“パッと”しません。唯一、武漢のソウルフードとして有名なのが「熱乾麺」でしょう。「乾麺」から日本の皿うどんのような麺をイメージしますが、中国語では「ドライ(スープ無し)ヌードル」のこと。茹でた麺に胡麻と醤油ベースのタレと干大根などを載せた暖かい麺で、地元の人は朝ご飯代わりにも食べるそうです。
 その老舗で有名店「蔡林記」でトライしましたが、ゴマの風味たっぷりで油っこくなくさっぱりとした味付け、さらっと一杯簡単に平らげられます。ただ毎日食べるとなるとちょっと…。
 今週のコラムは今週開幕した男子プロテニスの上海ロレックスマスターズ大会の観戦についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第190号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第190回)
     ~中国で考える観戦マナー~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年9月号(vol.27)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ダニ退治、日本製が存在感」(2015年10月9日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Taiwan's Shin Kong now doing things its way in China(新旧「新光」、北京で対決)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第190回)
 ~中国で考える観戦マナー~

 今週から開幕した男子プロテニスの上海ロレックスマスターズ大会に行きました。日本では学生時代に一度、東京で女子プロテニスの試合を見たことがありますが、中国では未体験。今回、幸運にも大会運営会社の友人からチケットを頂戴し、中国で初めての観戦となりました。
 4大メジャーに次ぐ格付けのATP 1000の大会とあって、世界のトッププレーヤーが集う注目の大会。日本からも錦織選手が出場するとあって、注目を集めています。会場近くの宣伝看板にはジョコビッチなどのトップ4プレーヤーとともに錦織選手の姿も見られ、中国での知名度の高さが伺えます。
 大会初日、センターコートの初戦は特別枠出場の地元中国の張澤選手とスロバキアのクリザン選手の一戦。第1セットはタイブレークの接戦で地の利を生かし善戦した張選手でしたが、残念ながら最後は世界ランキング第28位の実力に力負けでした。両者に対して惜しみない拍手が送られ、勝利インタビューでクリザン選手が「公平に応援してくれてありがとう」とコメントしていました。外国人の審判もニューボールの時に「換球。謝謝」と中国語でボールボーイに伝え、また応援席から「加油」の声が飛び交うなど、中国ならではのテニス観戦は新鮮でした。
 ゲーム進行中の入場を制限するなど配慮が行き届いた会場運営でしたが、ゲームが開始されたにもかかわらず、会場を後にする中学生の団体がガヤガヤ騒がしかったり、技術スタッフが掲示板の修理にガムテープを剥がす音が会場内に響き渡るなどのハプニングもあり、審判もゲームの中断を余儀なくされていました。また、サブコートの試合ではコートが間近で観客の声が選手にもろに伝わるのですが、ゲーム中に男性が携帯で大きな声で話していたり、着信音やカメラのシャッター音が鳴り響いたりと、試合さながら周りの騒音にも“ハラハラ”とさせられる観戦となりました。
 ゲーム中には物音ひとつしないほどの静粛な空気が流れる日本と比べ、中国では賑やかな雰囲気です。「もう少しマナー向上を!」とイライラすることなく、大らかに楽しく観戦すべきなのかもしれません。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(15)」
 ~日本でまとめ買いする中国人
 今回のインタビュー対象者の間では、やはりスキンケア用品と化粧品が「必売品」という意見が多かった。自分用に半年から1年分をまとめ買いするほか、友人へのお土産や代理購入目的とするケースも多い。このほか、iPadやデジタルカメラレンズ、炊飯器、美容マシン、ウォシュレット、ステンレスボトルなどが定番だ。子供用玩具、食品、おむつなども欠かせないだろう。これらは中国人の「爆買い」により売り切れが続出することもある。……
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「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(14)」
 ~円安が追い風の訪日観光
 14年の中国人訪日観光客数は240万人超となった。この勢いは15年も衰えるところを知らない。途牛旅游網のデータによると、15年1~6月期において日本は中国人の最大の短期旅行目的地となった。訪日旅行の爆発的な盛り上がりの背景には、中国から近く、きれいで安全という環境の良さに加え、円安メリットがある。元高円安が進むにつれて旅行そのもののコストがかなり抑えられるようになったのである。次に挙げられるのは、日本の消費税免税の対象範囲の拡大だ。……
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「「70後」「80後」「90後」のライフスタイルを徹底比較(13)」
 ~微信で通販情報を収集
 海外ネット通販を利用する大きな理由は内外価格差、つまり価格の優位性だ。大部分の者が、配送費などを含めても購入価格は中国で買うより安いと答えた。ブラックフライデーなどのセール時にはなおさらだ。また、海外から直接購入すると偽物をつかまされる可能性が低く、品質も信頼できるということだ。逆に言えば、中国製品には信頼性がないということ。正式ルートでの輸入品を扱っている中国の店舗でも、「中国で売られている」というだけで偽物かもしれないという印象があるそうだ。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年9月号(vol.27)発行

 会報誌2015年9月号(vol.27)では、巻頭特集に格安スマートフォン(スマホ)で一躍“時”の企業になった小米(シャオミ)を取り上げました。人件費の高騰と人民元高を背景に、中国製造業は新たな局面を迎えています。ITを活用したイノベーションを促す「中国製造2025」政策を背景に、製造や消費現場でも一気に「スマート化」が進む中国。そうしたなか、工場を持たず、マーケティングのみに徹して売り上げを一気に伸ばし、いまや中国スマホ市場シェアでトップに躍進した小米の動向は研究分析に値します。そこで中国製造業が直面する政策や環境変化などマクロ的な分析を行い、そのうえで、小米を事業発展戦略、収益モデル、マーケティング(販売、流通チャネル)戦略、開発設計、組織体制、海外展開などの面から多角的に分析しました。
 トレンド・ウォッチは、今年6月ごろから、SNSを中心に一大ブームとなった塗り絵ブック「秘密の花園(Secret Garden)」にスポットライトを当てました。英国のイラストレーター、ジョアンナ・バスフォードさんが作成した「秘密の花園」は、15年6月に北京聯合出版社と後浪出版が共同で中国版を刊行。瞬く間に人気に火が付き、京東、当当、アマゾンなどの新書ランキングでトップに立ちました。天猫(Tモール)における7月の販売数は12万冊以上に上り、京東では販促日の6月18日だけで2万5000冊を売り上げたほど。中国での累計販売数は300万冊以上とも言われるこの塗り絵ブックが人気を集めた背景や理由について追求しました。
 現地企業のインタビューでは、急成長を続ける中国コーヒー市場において、加盟店を慎重に選定し、厳格な管理体制を打ち出すことで、規模を着実に拡大しているマーンコーヒー(漫珈琲)。韓国発のカフェチェーンながら、創業者は中国で長年飲食業の経験がある韓国人。広いスペースの店内とゆったりとした雰囲気、ムードあふれる内装が、ゆとりや癒しを求める中国人消費者を引き付けていますが、その裏には徹底した中国市場の研究に裏付けされたマーケティングや立地戦略があります。そうした同社の中国市場での成功体験や黒字化の“カギ”について、上海正大楽城店の王店長にヒアリングしました。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.27(2015年9月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『技術力とマーケティング力で「製造大国」目指す』
 小米の取り組みから見る中国の「新・製造業」

【トレンド・ウォッチ】現地の最新商品&サービス
『SNS上で「晒す」達成感がヒットのポイント』
 塗り絵ブック「秘密の花園」が一大ブームに

【インタビュー】中国ビジネス最前線
『独自性打ち出すカフェチェーン、成功の秘訣とは』
 中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー

【都市別調査】都市別マーケティングレポート 金華編
『金華ハムの産地 浙江省第6位の消費規模』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第63回「ダニ退治、日本製が存在感」(2015年10月9日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第63回は「ダニ退治、日本製が存在感」(2015年10月9日付)。空気や水の汚染が深刻化する中国で、「除螨(ダニ除去)」という新たなキーワードが出てきた。中国人の3分の1が何らかのアレルギー症状を患っており、その60~70%の原因が屋内のダニという統計もあるほどだ。特に幼児やペットがいる家庭でダニに対する意識が高まっている。ふとんを天日干しにするくらいしかなかったダニ退治だが、この新興ニッチ市場に打って出たのがダニ捕りマットの「忍者老宝(Ninja ROBO)」。兵庫のたつの市に本社と工場を構える日革研究所が、ネット通販大手の天猫で昨年5月から販売をスタートした。日本の売価の約1.5倍にもかかわらず、今年は1億円の売上を見込む。同製品が中国人消費者に受け入れられた理由は…。
 次回の掲載は10月23日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Taiwan's Shin Kong now doing things its way in China(新旧「新光」、北京で対決)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/Taiwan-s-Shin-Kong-now-doing-things-its-way-in-China

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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