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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第195号】~日本の“ホンモノ”を求め始めた中国人~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2015年11月18日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第195号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 今月8日に行われたミャンマー総選挙で、アウン・サン・スー・チー氏率いる野党・国民民主連盟(NLD)が圧勝、過半数の議席を獲得し、政権交代の可能性が高まっています。
 思えば、今年1月に初めてミャンマーのヤンゴンを訪れた際に、会う人全員がこの総選挙が待ち遠しいと口を揃えて言っていました。すでにテイン・セイン政権による民主化と経済改革により、人々の生活や経済水準は明らかに改善されていましたが、よりよい国づくりのためには、アウン・サン・スー・チー氏がトップに立つことが必要だと。
 また一方で、これまで何度もクーデターなどで政策が一夜にして変更される辛酸をなめさせられてきたミャンマーの人々。今回の選挙結果に対する期待とともに、「また変わらないのでは」という不安が表裏一体となっていました。
 ミャンマー国民から絶大なる信頼と期待を背負ったアウン・サン・スー・チー氏。政治と経済改革を同時進行させるなど難題山積みですが、国民から「不安」が払しょくされるよう、指導力を発揮していただきたいと願っています。
 今週のコラムは今月4日上海第一号店をオープンした人気ラーメン店「豚王」についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第195号をお送りいたします。

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講師:広瀬 一盛氏(株式会社JTBグループ本社開発統括部長)
日時:2015年12月9日(水) 14:30~16:00
会場:広州建国酒店(広州天河区林和中路172号 広州東駅そば)

↓↓↓お申し込み方法↓↓↓
下記あて先まで必要事項をご記入の上メールにてお申込ください。
あて先:okame@cast-consulting.com.cn (キャストコンサルティング(上海) 大亀)
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※お申込メール送付後、2~3営業日が過ぎても連絡がない場合は、お手数ですが担当者まで再度ご連絡ください (満席の場合もご連絡します)。


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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第195回)
     ~日本の“ホンモノ”を求め始めた中国人~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年10月号(vol.28)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「月餅」にケーキも登場」(2015年11月6日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「China's 'Secret Garden' craze comes down to pixels
(塗り絵「見せたい」でヒット)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第195回)
 ~日本の“ホンモノ”を求め始めた中国人~

 11月4日に上海の静安寺にオープンしたばかりの人気ラーメン店「豚王」に行ってきました。日本では「ラーメン凪 豚王」として知られ、煮干ラーメンで新ジャンルを確立した有名店「凪」の豚骨ラーメンブランドです。
 元々は、新宿ゴールデン街で毎週火曜日だけ営業していた小さなラーメン屋さんだった「凪」。ネット上の口コミで人気が広まり、新宿や渋谷を中心に店舗を展開。海外では2010年11月にオープンした香港セントラル店を皮切りに、インドネシア、台湾、フィリピンにも店舗網を広げています。特に香港では4店舗を構え、現地で「最優秀日本料理レストラン」など数多くの賞を受賞するなど、香港ラーメン界の「神話」とも称されるほどの抜群の知名度です。
 土曜日の午後2時過ぎに到着したのですが、お店の前には20人前後の行列ができていました。席待ちの間にメニューと紙を渡され、ラーメンやトッピングの注文とともにスープの濃さや麺の種類、茹で加減、ニンニクや香辛料の量などを記入します。日本ではノーマルな「豚王」、黒いマー油が載った「黒王」、赤い香味油が載った「赤王」の3種類が基本メニューですが、上海では豚骨のほかに醤油ラーメンもあり、好みを細かくオーダーできる方式は、博多ラーメンの有名店「一蘭」と同様でした。
 店内は満席でほとんどが中国人客。ラーメン一杯65元(約1300円)と決して安くはないのですが、客が途絶えることなく入店してきます。スポーツや芸術などイベント系企業に勤め、近所に住む20代半ばの女性客と相席になりましたが、「平日も午前10時ごろから行列ができているほどの人気ぶりなので、ずっと気になっていた」とのこと。チーズ入りのラーメンを注文し、おいしさには大満足の様子でした。
 麺のルーツである中国で、日本のラーメンはまだまだマイナーな存在。現地の舌に合わせた「味千ラーメン」は食べたことがあっても、本格的なものを知っているのは日本に行って本場のおいしさを知っている人くらいだと思っていました。日本食はたまに食べる程度で、寿司が一番の好物だという彼女。日本にはまだ行ったことがないそうですが、日本では40元くらいですよと教えると驚いていました。値段を厭わない“ホンモノ”を求める潜在客層のすそ野が広がっていると実感しました。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー(2)」
 ~1日当たり平均来店客数は1000人を目安に
 好調な業績を収めている背景には、中国の消費者を徹底的に研究し尽くしたからである。例えばタバコ。「禁煙」と掲げても、結局は煙で充満してしまうのが中国のカフェの現状。我々は、店舗の2階部分をスモーキングエリアとし、利用客に選択肢を与えることにした。また、大学生は勉強する際、図書館よりもカフェを好むということから、大学キャンパス近くでの出店を進めた。人大店、郵電大学店などがその例で、学生から大きな支持を受けている。……
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「中国市場を徹底的に研究したマーンコーヒー(1)」
 ~急成長する中国コーヒー市場で堅実に店舗網拡大
 中国のコーヒー消費量は毎年10~15%のペースで増加しており、世界で最も潜在性のある市場の一つだ。この中で、カフェチェーンの中心は、中国系、欧米系、韓国系の三つとなる。欧米系の代表格はスターバックス。現在、中国の90都市に1700店舗を展開し、上海スターバックスの14年の売上高は31億5270万元に上った。韓国系のここ2年間の成長も著しい。大型カフェチェーンが雨後のタケノコのように現れているのである。代表格は、ズーコーヒー、カフェベネ、マンゴーシックスなどだ。……
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「街角で出くわした面白発見&驚き」
 ~「ウコンの力」に激似の韓国系エナジードリンクが!!
 上海市郊外で「小籠包」が有名な南翔を訪れた際に立ち寄った日系コンビニのローソン。そこでもウコンの力が販売されており、「さすが」と思った矢先、その傍にパッケージが激似の健康飲料を発見した。一瞬、「容量が多めのものも販売しているのか」と思ったが、よく見ると「優勁(U-ENERGY)」の文字が。アミノ酸系のエナジードリンクで、値段も1本(300ml)約13.6元とかなりのお得感だ。……
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「街角で出くわした面白発見&驚き」
 ~微信公式アカウントがブランディングの主流に??
 上海のITやデザイン系企業が集まるオフィスビル街。そこで赤色のTシャツを着た若い女性がしきりに道行く人に話かけている。手に持ったうちわのようなプラカードを見せながら立ち止まった人のスマホ画面を眺める。その正体は食品メーカー大手の台湾系「統一」の販促スタッフ。新発売のトマト100%ジュースの売り込みだが、求められたのは、微信(WeChat)の公式アカウントにフォロー登録してほしいとのこと。……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年10月号(vol.28)発行

 会報誌2015年10月号(vol.28)では、巻頭特集に「富裕層」を取り上げました。中国経済の減速が顕著になるなか、習近平政権による倹約令や公費接待禁止により、以前と比べ「富裕層」の存在感が薄まっている感があります。一方で、90年代からの中国経済成長により、市民生活の質は順調に上向いており、とりわけ、「新富裕層」「中間層」「富裕中産階級」など新たな“ニューリッチ”層の台頭が著しいのも事実です。彼らは富裕層と同様にブランド品や高級車への興味を持ちつつも、旅行や家族との時間、子女教育などをより重視している傾向があります。昨今の中国人観光客による「インバウンド」消費もこうした新消費者層が繰り広げている現象ともいえ、GDPなどの経済指標だけでは把握できない中国経済の本質を徐々に変えているこの層の実態を把握することが重要であると考えています。そこでこうした新興富裕層の人数や増加率、年齢、学歴、職業構成から幸福感や趣味、所有自動車や不動産、理財商品などから消費傾向を分析し、家電消費に関するケーススタディとして5名の対象者に対するヒアリング結果を紹介しています。
 トレンド・ウォッチは、毎年秋の風物詩、中秋節の贈り物「月餅」に関するトレンドの変化にスポットライトを当てました。以前は政府関係者や取引先など高額な月餅やハーゲンダッツのアイス月餅引換券が出回っていましたが、この“贈り物”文化も倹約令や反腐敗などの政策の影響をもろに受けていることは否めません。カルフールやウォールマートなどスーパーの月餅売り場も「親民平価(庶民価格)」なるスローガンの下、100~200元の月餅セットが店頭に並べられ、ばら売りの棚も設置されるほど。こうした変化は、月餅の代わりにケーキを贈るというトレンドにも派生しています。ネット注文を主とする21caseやLe Cakeなどがケーキ交換券を発行するなど、月餅市場の変貌から見られるベーカリー業界の現状についてレポートしました。
 現地企業のインタビューでは、中国ヘアサロン業界の現状と展望について業界関係者にインタビューしました。2014年時点で300万店のヘアサロンが存在する中国。そのうち約51%がここ5年間で開業したとされ、年間5.84%の成長率で、従業員数は2000万人超、売上高は1兆元を超えるとされています。この急成長を支えるビジネスモデルがプリペイドカード方式や会員制による店舗経営。いずれもキャッシュフローの増加と投資資金の迅速な回収を促し、さらなる店舗網拡大への投資資金にしていくという一種の“自転車操業”モデルですが、そうしたやり方にも限界が見え始めています。今後はより消費者のニーズに合致したきめ細かなサービスや施術が必要とされますが、その現場の実態はいかに…。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.28(2015年10月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『ライフスタイル向上や家族を大事にする新興富裕層』
中国で芽生える新たな消費モデルとビジネスチャンス

【トレンド・ウォッチ】
『月餅は「ロープライス」「オリジナル」がキーワードに』
月餅市場の変貌から見る中国ベーカリー業界

【インタビュー】
『プリペイドカード商法の成功と今後の道』
中国ヘアサロン業界の現状と展望

【都市別調査】連雲港編
『孫悟空の故郷 蘇寧広場が大盛況』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第65回「「月餅」にケーキも登場」(2015年11月6日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第65回は「「月餅」にケーキも登場」(2015年11月6日付)。旧暦8月15日は中秋節。台湾では家族や友人が集まり屋外でバーベキューを行うのが恒例行事だが、元々は一家団欒で「月餅」を食べるのが伝統的な過ごし方だ。友達同士だけでなく、企業が従業員やお得意様に月餅を配るのはこの季節に欠かせない礼儀でもある。中国では、この行事に乗じて政府関係者に燕の巣やアワビ入りの高価な月餅を贈ったり1000元単位の商品券を包むなど、「便宜を図ってもらうため」の贈答行為も日常茶飯事だった。ところが、2013年にいわゆる「倹約令」の一環で「月餅禁止令」が出され、多くの政府機関の幹部が贈り物を受け取らなくなり、高級月餅の販売は一気に下火。庶民価格化が浸透するなか、これまでとは異なる「月餅」が出始めた。それは一体…。
 次回の掲載は11月20日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「China's 'Secret Garden' craze comes down to pixels(塗り絵「見せたい」でヒット)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/China-s-Secret-Garden-craze-comes-down-to-pixels

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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