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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第198号】~世相を表すネット上の流行語~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2015年12月9日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第198号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先日、Jリーグのチャンピオンシップで、サンフレッチェ広島が見事優勝しました。Jリーグ誕生で日本中がサッカーブームのなか、当時の中心的プレーヤーだった森保選手が監督になって4年。今年で実に3回の優勝と圧倒的な強さです。広島人として、心から嬉しく、かつ、誇りに思います。
 一方、中国では、こちらも圧倒的な強さで広州恒大淘宝が5年連続で優勝しました。先日、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)でも優勝してアジアチャンピオンとなり、いまやアジアを代表するチームとなっています。
 不動産デベロッパーの恒大集団とネット通販最大手のアリババを背景とする豊富な資金源で世界中から多くのトッププレーヤーを加入させ、またそれにより中国人プレーヤーのレベルも底上げされる相乗効果となっています。
 以前は日本でもジーコやリトバルスキーなど世界でも名だたる選手が来日してプレーし、日本サッカーのレベルを押し上げたのですが、いままさにそれが中国で起こっているといえるでしょう。資金面では好対照の広州恒大とサンフレッチェ。ぜひとも、来年のACLではサンフレッチェが広州恒大を撃破するシーンを見たいものです。
 今週のコラムは今年中国で流行った流行語についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第198号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第198回)
     ~世相を表すネット上の流行語~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年11月号(vol.29)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「鏈家、不動産仲介に新風」(2015年12月4日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「China's 'Secret Garden' craze comes down to pixels
(塗り絵「見せたい」でヒット)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第198回)
 ~世相を表すネット上の流行語~

 ここ数日、スマートフォン(スマホ)SNSアプリの微信(WeChat)上で、自撮り写真とともに大流行となった「主要看気質」のツイート。見た目ではなく教養や経験など内面から醸し出される雰囲気を意味する「気質」を“見ればいいのよ!”といったニュアンスでしょうか。あまりにも多くの人が投稿しているので、どうしてなのかと気になりました。
 そのきっかけは台湾の人気歌手、王心凌がリリースした新アルバムのカバー写真。緑色を背景に、奇抜なデザインの衣装と髪形をした彼女が手に持っているのはハンバーガー。微博(ウェイボー)でその写真をアップしたところ、多くのユーザーから「なんでハンバーガー?」とネガティブなコメントが。そうしたコメントに対して、彼女が「主要看気質」と言い返したことから、ネット上でチェーンメールのように一気に広がったようです。
 このブームもほんの2、3日で一気に陰りが見えていますが、ここで今年ネットを中心に流行った言葉をまとめてみましょう。
 まずは「世界這幺大,我想去看看(世界はこんなにも広い、行って見てみたい)」。河南省の中学校の教師が突然この言葉とともに辞表を出し、旅に出たということで、若者が彼女の生き方に共感したようです。その後、オンライン旅行チケット大手の携程(Ctrip)が「説走就走(行くと言ったら早速行こう)」のキャッチフレーズとともに広告を展開し、微信上でも「“説走就走”の旅行に出かけます」と何のプランも持たないまま列車に乗り込む写真が出回りました。
 次に「重要的事情説三遍(大切なことは三回言う)」。不動産仲介会社がCMで使い、「走直線、走直線、走直線(まっすぐ進んで)」とコミカルな表現が受けました。その後、多くのメディアで取り上げられ、白酒や自動車メンテナンスなどでも同じようなテイストでCMに採用されました。
 一方、台湾を中心に流行ったのが「壁咚(壁ドン)」。日本ではドラマで男性が壁を背にした女性に対して手を「ドン!」と付き、“ドキッ”とさせる行為で一世を風靡しましたが、それがそのまま中国でも流行語に。10歳になる娘からも「壁咚」や「地咚(床ドン)」を知っているかと聞かれ、いまどきの小学生は……とハラハラさせられました。
 最後に「we are伐木累(family)」。今年最も人気のあったテレビのバラエティ番組の一つ「奔跑吧!兄弟」で、主演の鄧超が言った言葉。自信満々に英語で「family」と言ったにもかかわらず「ファムレイ」と変な発音になったことが共演者に大ウケ、それが広まったものです。上記のCtripの「説走就走」広告も彼が主演しており、15年に最も活躍した芸能人とも言えるかもしれません。
 その時々の世相を表す流行語。こうした流行語からも中国の変化を読み取るヒントになるかもしれません。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「韓国系マーンコーヒーの成功体験に迫る (1)」
 ~毎年10~15%増で成長の中国コーヒー市場
 マーンコーヒーは韓国発のカフェチェーンで、創業者は中国で長年飲食業の経験がある韓国人。中国のコーヒー市場に大きな潜在性を感じ、11年に北京麗都飯店に第1号店をオープンした。店内は広いスペースとゆったりとした雰囲気、ムードあふれる内装が売りだ。北京を中心に全国展開しており、現在は138店舗展開。一~三線級の34都市で営業中だ。15年の目標は230店舗体制の構築。10年内に3000店舗を展開するのが最終的な目標だ。……
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「台頭する新興富裕層の実態に迫る(7)」
 ~富裕中産階級の家電消費観~ケーススタディ(2)
 【ケース5】男性、50歳、弁護士 ◇ブランドはやはり日本製がいい。中国ローカル系は品質が良くないイメージ。ハイアールの冷蔵庫を買ったことがあるが、すぐに壊れた。日本で販売されている高性能家電も買いたいが、中国では販売されていない。日本から個人輸入するなどの方法もあるが、電圧が違うし、アフターサービスなどの問題もあり現実的ではない。日本仕様の家電が販売されれば、中国でも特に経済的に余裕のある人は興味を持つと思う。......
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「台頭する新興富裕層の実態に迫る(6)」
 ~富裕中産階級の家電消費観~ケーススタディ(1)
 【ケース1】男性、34歳、自営業 月間可処分所得6万~8万元 ◇家電は蘇寧や国美などの量販店のほか、ネット(京東や天猫)などで購入。量販店は実際に商品を見ることができるから比較的安心できる。ネットは価格面で優勢。ただ、価格差が大きくなければ、安心できる実店舗で購入する。......
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「台頭する新興富裕層の実態に迫る(5)」
 ~富裕中産階級の貯蓄は主に子女教育を目的に
 BCG中国消費者洞察智倉(CCCI)の分析によると、大都市の中産階級及び富裕消費者の重要性は低く見積もってはならない。彼らは中国の中産階級と富裕消費者の半分以上を占めている。彼らの多くは貯蓄しているが、その目的はさらなる大きな支出に向けてのものだ。39%の者が不動産購入、32%の者が子女教育、28%の者が自動車購入のために貯蓄しているという。......
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年11月号(vol.29)発行

 会報誌2015年11月号(vol.29)では、巻頭特集に内陸の巨大消費都市「武漢」と「長沙」を取り上げました。いずれも、湖北省と湖南省の省都。今後の消費の伸びが大きく期待できる両都市の実像に迫りました。長沙は滋賀県を拠点とするスーパーの平和堂が98年から進出。地元民からも厚い支持を集める存在として、日本でも多くのメディアで扱われています。一方、武漢は工業都市としては有名ながら、商業面での話題はそれほど多くはありません。常住人口1000万人を超える巨大都市ながら、どこか忘れられた存在でした。しかし、14年12月にイオンモールが武漢に進出し、注目度が急上昇しています。家具量販のニトリも中国第一号店を武漢に選ぶなど、旺盛な武漢消費のニーズ取り込みが本格化したともいえます。そこで、今号では、両都市を現地視察し、それぞれの商圏や注目の商業施設、地元市民の特徴や消費性向、さらには日本商品の販売状況についてレポートしています。
 次に今号から、「小売・流通現場」をテーマに注目商業施設を徹底研究する試みを始めました。第1回目は15年に武漢で最も注目を集めた「IKEAモール(薈聚・LIVAT)」についてです。家具量販チェーンとして世界的にも有名なIKEAグループが企画・運営するショッピングモール。中国では、北京と無錫に次ぐ第3店舗目として武漢に登場しました。武漢三環線地区の郊外に位置し、周りは空き地も広がる僻地に突如として現れた巨大な建築物。水をモチーフにした設計が目を引く外観で、内装は北欧色豊かな空間デザインとテナント群が多くの武漢市民を魅了しています。中国各都市で人気のIKEAが考え抜いたモール設計及ぶ運営をふんだんに披露しており、“一見の価値あり”施設です。今後、中国を席巻する目玉モールにもなりうるIKEAモールについて、現地視察及びデスクリサーチから解説しています。
 「中国・街角ウォッチ」も今号から始まる新たな企画です。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともに紹介しています。今号は上海を中心に、「あれ!」と思った光景や出来事について、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.29(2015年11月号)  もくじ
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【巻頭特集】
『内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙』
発展を遂げる中国内陸マーケット

【小売・流通現場】注目商業施設を徹底研究
『北欧色溢れる「武漢IKEAモール(薈聚・LIVAT)」』
15年の武漢の目玉、郊外型モールの新トレンド

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『「ウコンの力」に激似の韓国系エナジードリンクが!!』
『微信公式アカウントがブランディングの主流に??』
『上海のコンビニに「白い恋人」が!!』
『今年の注目広告スポットは中古車販売の「優信」に!!』

【都市別調査】厦門 編 ~その1
『台湾地区の影響も色濃い福建省の経済都市』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第67回「鏈家、不動産仲介に新風」(2015年12月4日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第67回は「鏈家、不動産仲介に新風」(2015年12月4日付)。2015年初夏の上海、市内の至るところに緑色の看板の店が雨後のたけのこのごとく現れた。その正体は不動産仲介会社の「鏈家(Lianjia)」。不動産市場も低迷する上海で、相次ぐ閉鎖店舗を新規リニューアルオープンさせ、一気に店舗網を拡大した。鏈家は01年に北京で設立。現在、北京や上海のほか、深圳、重慶、大連、天津、南京、成都、青島、杭州など22都市で約5000店を展開。営業スタッフは7万人を超え、15年の取引額は5000億元超を見込む。不動産業界でもネット化が進み、ネットとリアル店舗間の手数料引き下げ競争が激化するなか、店舗網拡大や多角化経営を進める鏈家の戦略や今後の動きはいかに…。
 次回の掲載は12月18日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「China's 'Secret Garden' craze comes down to pixels(塗り絵「見せたい」でヒット)」
http://asia.nikkei.com/Business/Consumers/China-s-Secret-Garden-craze-comes-down-to-pixels

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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