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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第200号】~2016年はインバウンドからアウトバウンドへ~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2015年12月23日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第200号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 2015年最後のメルマガとなりました。今年1年、皆さんにとってどんな年だったでしょうか?つい最近お正月を迎えたような気もしますが・・・本当に歳を重ねるたびに月日の流れの速さに驚かされます。
 また今号でついに発行200回の節目を迎えました。11年12月21日にスタートしたこのメルマガも足掛け4年。毎週1本のご挨拶文とコラムをお届けしてきました。「今週は何を書こうか…」と常に頭から離れない毎日ではありますが、むしろ「何か面白いネタはないか」動き回る原動力になっています。
 12年秋の反日騒動以来、中国への投資やビジネスが高リスクと敬遠されるなかでの情報発信は本当につらいものでした。最近は中国人観光客による“爆買い”もあり、中国への関心も徐々に高まりつつあるように思います。
 中国の人たちは日本で想像されている以上に、日本が好きで、日本の良さを認め、日本に行ってみたいと思っています。こうした感覚は中国の現場にいないと得られない実感だと思います。この見聞きした「感覚」まで、少しでも日本の方々にお届けしたいという思いで、来年からも引き続き情報発信していきたいと思います。
 今年1年間、お付き合いいただき、誠にありがとうございました。皆さんもよいお年をお迎えください。
 今週のコラムは2015年を振り返って思うことについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第200号をお送りいたします。

※年末年始の休暇により来週のメルマガはお休みさせていただきます。次回の発行は来年1月6日(水)となります。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第200回)
     ~2016年はインバウンドからアウトバウンドへ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年11月号(vol.29)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「安心求め大型品にも触手」(2015年12月18日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Lianjia freshens up musty business of buying, selling homes in China(鏈家、不動産仲介に新風)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第200回)
 ~2016年はインバウンドからアウトバウンドへ~

 2015年最後のコラムとなりました。今年1年をざっと振り返ると、前半は「株騒乱」でした。上海株が昨年末から上昇に転じ、猫も杓子も株取引に身を染め、街中が“株”の話題で一色になりました。その“お祭り”も、6月12日に上海総合指数が5166ポイントの高値をつけたのをピークに下落に転じ、7月初頭にかけて暴落。驚愕と落胆が街全体を覆い、後半は株の“か”の字も出ないほど話題から消えました。
 一方、日中関係では「インバウンド」ではないでしょうか? 「爆買い」に象徴される中国人観光客による日本での豪快な買いっぷりがメディアでも大きく取り上げられました。12年秋の反日騒動から始まった日中関係の冷え込みからの反動もあったと思いますが、両国間で相互に関心が高まっています。
 ビジネス面においては、日本で株価暴落や経済減速などのネガティブなニュースもあり、中国への関心が反日騒動以降なかなか盛り返さないように思えます。ついつい中国でのビジネスはリスクが高いと思ってしまう人も多いでしょう。
 しかし、経済力を増した中国人消費者は日本に行き、日本の良さを尊敬の念をもって認め、日本の商品を求めるようになっています。以前台湾で流行した言葉ですが、日本好きな「哈日族」が水面下で急拡大しているように思えます。周りでも日本に行った中国人の友人たちから「日本は本当に素晴らしい。街も建物内もどこも清潔で整理整頓されている。空気もきれいで、いるだけで気持ちがよくなる」というコメントをさまざまな場面で耳にします。
 いまは“爆買い”などインバウンド消費にスポットライトが当てられていますが、中国に帰国してからまた同じ物を購入したいと、ノンシリコンのシャンプーやリンスなど友人などを介して越境で取り寄せる動きも出てきています。
 単に円安元高による「割安感」から、真に日本の“良さ”での勝負へとステージが変わりつつあると言えるでしょう。仮に為替が円高に振れたとしても、一度良さを知った消費者はそんな簡単に心が離れないと思います。今年1年がインバウンドによる準備期間だったとすれば、来年はいよいよインバウンドからアウトバウンドへと中国でまた勝負するときが来たのではないでしょうか。
 来年を「アウトバウンド元年」にすべく、日本企業の決断と奮起を期待しながら、15年最後のメルマガを締めたいと思います。皆さん、よいお年をお迎えください!!! 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「中国ヘアサロン業界の現状と展望(5)」
 ~街角からモールへのテナント出店と店舗立地が変化
 出店地選定の面からは、これまでは街角の独立店が多かったが、今後はショッピングセンターやモールへの進出が多くなるだろう。モール側から見れば、テナントの多元化を進める意味や、従来型のアパレルや小売業などの発展が望めなくなる中、サービスや体験重視という観点からサロン誘致は悪くない選択肢だ。サロン側にとっても、モールに進出することで一定の客量が見込め、会員以外にも新規顧客の導入が図れるという目論みもある。……
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「中国ヘアサロン業界の現状と展望(4)」
 ~美容チェーン店のスタッフの職級と給与体系は?
 給与には、「固定給」+「プリペイドカード販売による歩合給」+「施術歩合給」という一定のルールがある。プリペイドカードを販売していない店舗の場合、固定歩合給を採用している。東方名剪の場合、カード1枚の販売につきスタイリストは9%の歩合給をもらえる。顧客がカード消費した場合は「施術歩合給」と呼ばれ、比率は21%。2000元のカードを5割引きで販売すれば、スタイリストの歩合給は90元だ。……
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「中国ヘアサロン業界の現状と展望(3)」
 ~持ち株制度が優秀スタッフの引き留め策に
 ヘアサロン業界の人材の流動性は非常に高い。そのため、いかにして優秀なスタッフを引き留めるかがカギとなってくる。それができてこそコアコンピタンスにつながる。スタッフの引き留め策として、大型店は持ち株制度を用いている。店長やマネージャーなどの管理職は株式を保有しており、店舗経営の中心チームとなっている。永琪、東方名剪、芭曲のいずれもそうである。……
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「中国ヘアサロン業界の現状と展望(2)」
 ~プリペイドカード方式の先駆者「文峰」と「永琪」
 プリペイドカードを販売するというのは業界の王道になっており、総合店はいずれもこのカード販売に経営基盤があると言っても過言ではない。繰り返しになるが、現金の迅速な回収が一番のメリットだ。一般的に、100万元の初期投資は短ければ数カ月、長くても1年で回収可能という。1年半経っても回収できない場合、その投資は失敗と見なされるという。......
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年11月号(vol.29)発行

 会報誌2015年11月号(vol.29)では、巻頭特集に内陸の巨大消費都市「武漢」と「長沙」を取り上げました。いずれも、湖北省と湖南省の省都。今後の消費の伸びが大きく期待できる両都市の実像に迫りました。長沙は滋賀県を拠点とするスーパーの平和堂が98年から進出。地元民からも厚い支持を集める存在として、日本でも多くのメディアで扱われています。一方、武漢は工業都市としては有名ながら、商業面での話題はそれほど多くはありません。常住人口1000万人を超える巨大都市ながら、どこか忘れられた存在でした。しかし、14年12月にイオンモールが武漢に進出し、注目度が急上昇しています。家具量販のニトリも中国第一号店を武漢に選ぶなど、旺盛な武漢消費のニーズ取り込みが本格化したともいえます。そこで、今号では、両都市を現地視察し、それぞれの商圏や注目の商業施設、地元市民の特徴や消費性向、さらには日本商品の販売状況についてレポートしています。
 次に今号から、「小売・流通現場」をテーマに注目商業施設を徹底研究する試みを始めました。第1回目は15年に武漢で最も注目を集めた「IKEAモール(薈聚・LIVAT)」についてです。家具量販チェーンとして世界的にも有名なIKEAグループが企画・運営するショッピングモール。中国では、北京と無錫に次ぐ第3店舗目として武漢に登場しました。武漢三環線地区の郊外に位置し、周りは空き地も広がる僻地に突如として現れた巨大な建築物。水をモチーフにした設計が目を引く外観で、内装は北欧色豊かな空間デザインとテナント群が多くの武漢市民を魅了しています。中国各都市で人気のIKEAが考え抜いたモール設計及ぶ運営をふんだんに披露しており、“一見の価値あり”施設です。今後、中国を席巻する目玉モールにもなりうるIKEAモールについて、現地視察及びデスクリサーチから解説しています。
 「中国・街角ウォッチ」も今号から始まる新たな企画です。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともに紹介しています。今号は上海を中心に、「あれ!」と思った光景や出来事について、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.29(2015年11月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙』
発展を遂げる中国内陸マーケット

【小売・流通現場】注目商業施設を徹底研究
『北欧色溢れる「武漢IKEAモール(薈聚・LIVAT)」』
15年の武漢の目玉、郊外型モールの新トレンド

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『「ウコンの力」に激似の韓国系エナジードリンクが!!』
『微信公式アカウントがブランディングの主流に??』
『上海のコンビニに「白い恋人」が!!』
『今年の注目広告スポットは中古車販売の「優信」に!!』

【都市別調査】厦門 編 ~その1
『台湾地区の影響も色濃い福建省の経済都市』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第68回「安心求め大型品にも触手」(2015年12月18日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第68回は「安心求め大型品にも触手」(2015年12月18日付)。中国人観光客によるインバウンド消費に沸く日本だが、購入品は主に化粧品や薬などの日用品だ。この傾向は日中間の越境ネット通販でも顕著で、女性向け生理用品やベビー用品に人気が集まる。「自宅用に高級オフィスチェアを越境購入しようとトライした」と話すのは上海の弁護士、S氏(40)。日系企業での勤務歴もあるほどの日本通だ。最近、マンションを買い替え、義理の両親とともに引っ越した。自宅での執務も多い日々で、机に向かう時間も長い。そこで、以前から欲しかったオフィス家具大手のオカムラの高級チェア「コンテッサ」を購入しようと思い立った。彼がそうした大型品をわざわざ越境で購入しようと思った背景はいかに…。
 次回の掲載は来年1月8日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Lianjia freshens up musty business of buying, selling homes in China(鏈家、不動産仲介に新風)」
http://asia.nikkei.com/Business/Companies/Lianjia-freshens-up-musty-business-of-buying-selling-homes-in-China

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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