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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第201号】~2016年は「アウトバウンド」や「爆売り」へ~

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2016年1月6日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第201号】
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 あけましておめでとうございます。キャストの大亀です。
 皆さん、どんなお正月を迎えられたでしょうか?私は年末に家族で京都、奈良、大阪を旅行し、広島の実家で新年を迎えました。
 大晦日にはNHKの「紅白歌合戦」を見ながら年越しそばを食べ、「ゆく年くる年」で鐘をつく映像とともに新年の0時を迎える。おせち料理やお雑煮とともに元旦はニューイヤー駅伝、2日と3日は箱根駅伝の観戦。3日には広島市中心部にある護国神社に家族総出で初詣、これが我が家のお正月の定番です。
 毎年変わり映えのしないお正月ですが、逆にこの年初めのルーティンにより、新年を迎えてまた一年頑張ろうという気持ちにさせられます。
 そうしたなか、中国の携帯に上海市から春節期間中の花火や爆竹を禁止するショートメッセージが届きました。騒々しい花火や爆竹音にうんざりしながらも、そのおかげで新春を心底から感じられるのが中国のお正月。大気に及ぼす影響を考えれば致し方ないのでしょうが、お正月の“定番”が徐々に無くなっていくのはどこか寂しい気もします。
 今週のコラムは2016年を迎えて、です。では、中国市場インサイトメルマガ第201号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第201回)
     ~2016年は「アウトバウンド」や「爆売り」へ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年12月号(vol.30)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「安心求め大型品にも触手」(2015年12月18日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Chinese shoppers snapping up pricey made-in-Japan products, seeking peace of mind(安心求め大型品にも触手)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第201回)
 ~2016年は「アウトバウンド」や「爆売り」へ~

 あけましておめでとうございます。2016年になりました。皆さんはどんな期待や抱負を胸に、新しい一年を迎えられているでしょうか?
 中国ビジネスに関して言えば、中国経済の減速が若干懸念されるものの、良好な両国関係をベースに、今年もインバウンドを中心に拡大が見込めるのではないでしょうか。民間レベルの交流はますます盛んになり、中国からの旅行客数も昨年を上回る勢いで伸びていくと思います。
 年末年始に広島の実家で見たニュースでも言っていましたが、15年7-9月期のインバウンド消費額が1兆円超、年間では3兆円を超える勢いだとか。これに最も貢献しているのが中国からの観光客であることはご存知の通りだと思いますが、この勢いは当面は続くでしょう。
 昨年末に京都や大阪へ旅行に行きましたが、観光地の至るところで中国語の会話が聞こえてきます。大阪道頓堀のかに道楽前の電光掲示板には、デカデカと「歓迎来到 道頓堀」の中国語メッセージとともに道頓堀の紹介が。また大阪駅地下の広場では、お正月を控えて大きな鏡餅のモチーフが飾られていましたが、その横の柱には「謹賀新年」とともに「春節快楽」の文字も。そこまであからさまにやらなくとも…と大阪人の商魂に脱帽しながらも、街が活気づいているのは明らかに感じられます。
 中国の株や不動産、景気の低迷により、爆買いは減るのではと思われることでしょう。確かに昨年前半の上海株価が急上昇していた頃の勢いはなくなっているかもしれません。そして、唯一の懸念材料として、急激な円高が進むことが挙げられます。しかし、円高・人民元安は当然少なからず旅行者の心理面に影響を与えるとは思いますが、1ドル100円または1元15円程度までは、まだ割安感を感じるはずです。
 年末のテレビ番組で15年に気になったニュースやキーワードとして「インバウンド」や「爆買い」が軒並みランクインしているのを見ましたが、いずれも“受け身”的なイメージを拭えません。今年末にはそれらが「アウトバウンド」や「爆売り」と“前向き”な言葉になるよう、今年一年、各方面でサポートや情報発信をしていきたいと思います。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (5)」
 ~武漢一の繁華街は漢口の武広商圏と江漢路商圏
 両都市の商圏は、都市発展に伴い拡大とグレードアップを遂げている。武漢の規模は大きく、超大型商圏がいくつもあり、マルチコア的な発展を遂げている。長沙は五一商圏の独り勝ち状態で、他の商圏は大型商業施設が中心で発展これからといった趣だ。……
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (4)」
 ~地場系商業グループが小売・流通業の発展をけん引
 武漢と長沙にはそれぞれ地場系で有力な小売商業グループがあり、高い市場シェアを誇っている。それぞれの都市の商業発展を後押しし、厚い顧客基盤を持っている。湖北や湖南市場を開拓するためにはこれらの地場系小売グループを無視するわけにはいかない。......
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (3)」
 ~消費意欲旺盛な長沙、消費支出額は武漢を凌ぐ
 長沙人は「宵越しの銭は持たぬ」的にお金をより使う傾向にある。都市部市民は収入の72.7%を消費に費やし、武漢のそれを6.6pt上回る。携程旅行網の14年のまとめによると、海外旅行者数が最も増えたのは長沙だったという。長沙統計局のデータでも、長沙人は生活の楽しみ方を知っており、健康を重視し娯楽や旅行などの余暇を楽しみ、それらへの消費が大きいことが分かる。......
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (2)」
 ~経済の武漢 vs 消費の長沙
 14年における武漢のGDPは1兆69億元で、華中地区でトップだった。15の副省級都市の中では第3位。全国では上海、北京、広州、深圳、天津、重慶、蘇州に次ぐ規模を誇るなど、その経済的実力は看過できない。第一次産業は350.06億元、第二次産業は4785.66億元、第三次産業は4933.76億元で、第三次産業が占める比率は49%に上っている。……
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (1)」
 ~発展を遂げる中国内陸マーケット
 中国の内陸市場が「熱い」と言われて久しい。沿岸部に比べると消費現場の情報が少なく、進出は及び腰になりがちだ。しかしながら、イオンが進出する武漢、平和堂が大きな存在感を誇る長沙など潜在力を秘めた都市が数多く存在する。改めて中国内陸市場の魅力を分析し、そのビジネスチャンスを探る。…… 
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年11月号(vol.29)発行

 会報誌2015年12月号(vol.30)では、巻頭特集に「インバウンド消費」を取り上げました。15年には日本で流行語になるほど話題となった「インバウンド」や「爆買い」。その主な担い手は中国からの旅行者であることは周知の事実です。日本では「インバウンド」需要をいかに取り込むかが、観光や広告、ネット業界で、15年前半のメイントピックになり、全国津々浦々、セミナーや勉強会などが開催されました。しかし同年初夏の上海株暴落や景気減速を背景に、インバウンド消費の勢いが鈍化するのではという懸念の声も出始めるなか、あえてこのタイミングで改めてこのテーマに取り組むことにしたのですが、その理由は?インバウンド消費を担う中国からの訪日旅行者だけでなく、「哈日(日本好き)」の言葉を産み、2300万の人口ながら数百万の訪日旅行者を送り出す台湾からの旅行者にも、日本観光やインバウンド、さらには越境ネット通販に至る様々なトピックについてインタビューを行いました。彼らへのインタビューを通して、「インバウンド消費」の深層に迫りながら、今後の展開についての洞察を、さらには日本から「アウトバウンド」で中国や台湾の消費者に対して打って出ていけるうえでのヒントが得られればとの思いで分析・レポートしています。
 次に、上海株暴落と同じタイミングで上海市内で一気に店舗網を拡大した不動産仲介業者の「鏈家(Lianjia)」について「企業分析」を行いました。株同様に不動産市況も低迷しているはずの上海。不動産業者も軒並み閉店しているなか、街中を歩いていると緑色の看板で洗練された内装の同店が目立つようになりました。場所によっては100メートルほどの通りに3軒も隣接するほどの密集度。ある意味、異様なほどの急速な店舗拡大ですが、果たして、その裏にはどのような背景や戦略があるのか。そもそも不動産市場が盛り上がりに欠けているのが一般的な見解であるなか、その流れと逆行してなぜそこまで店舗網の拡大が可能なのか…。そうした疑問について、デスクリサーチを中心に分析しています。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海と海南省・省都の海口で出くわした光景や出来事、3つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.30(2015年12月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『インバウンド消費の深層に迫る』
訪日旅行者インタビュー

【企業分析】中国ビジネス最前線
『仲介から金融まで多角化、マルチ不動産企業「鏈家(Lianjia)」』
株式低迷とともに一気に店舗網を拡大

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『撤退したはずの「ベストバイ」の店舗が…!!』
『「二人っ子」家庭続出か!!』
『真冬に捕れたての魚介類を屋外で楽しむ海口の夜!!』

【都市別調査】厦門 編 ~その2
『「台湾地区ブランド」としてのモスバーガー』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第68回「安心求め大型品にも触手」(2015年12月18日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第68回は「安心求め大型品にも触手」(2015年12月18日付)。中国人観光客によるインバウンド消費に沸く日本だが、購入品は主に化粧品や薬などの日用品だ。この傾向は日中間の越境ネット通販でも顕著で、女性向け生理用品やベビー用品に人気が集まる。「自宅用に高級オフィスチェアを越境購入しようとトライした」と話すのは上海の弁護士、S氏(40)。日系企業での勤務歴もあるほどの日本通だ。最近、マンションを買い替え、義理の両親とともに引っ越した。自宅での執務も多い日々で、机に向かう時間も長い。そこで、以前から欲しかったオフィス家具大手のオカムラの高級チェア「コンテッサ」を購入しようと思い立った。彼がそうした大型品をわざわざ越境で購入しようと思った背景はいかに…。
 次回の掲載は来年1月8日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Chinese shoppers snapping up pricey made-in-Japan products, seeking peace of mind(安心求め大型品にも触手)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Chinese-shoppers-snapping-up-pricey-made-in-Japan-products-seeking-peace-of-mind

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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