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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第202号】~インバウンド戦略に求められる一工夫~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2016年1月13日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第202号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 我が家では昨年からその年の決意を表す文字を選んで書き初めをしています。今年の漢字は「飛」。東西南北に飛び回りながら中国各地の生情報をお届けしたいという思いと、後厄を無事終え心身共に準備が整ったということもあり、今年は飛躍の年にしたいという意味を込めました。
 昨年はちなみに「動」でした。こちらも動き回るという思いを込めましたが、年明け早々から原因不明の右の首筋から肩にかけての痛みに悩まされ、思うように動けず。秋が終わる頃にようやく回復し、何とかペースを取り戻しましたが、全体的には不本意な動きで終わりました。
 年末に旅行で訪れた京都の清水寺では、昨年1年間の世相を表す漢字に選ばれた「安」が飾られていました。安保問題や難民・テロなどによる不安が目立ったからとのこと。
 年明け早々には上海株式の「株安」。またその原因としての「人民元安」と、別の「安」が猛威を振るっています。中国のビジネス環境も、しばらくは不安な日々が続きそうですが、早く安心で安定的な状態になるよう願っています。
 今週のコラムは会報誌15年12月号の巻頭特集に取り上げた訪日インバウンドについてです。では、中国市場インサイトメルマガ第202号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第202回)
     ~インバウンド戦略に求められる一工夫~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年12月号(vol.30)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「訪日旅行の専門店」(2016年1月8日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「This Beijing store sells dreams(訪日旅行の専門店)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第202回)
 ~インバウンド戦略に求められる一工夫~

 会報誌15年12月号では、巻頭特集で中国人による訪日旅行とインバウンド消費を取り上げました。昨年の日中関係を象徴するかの如く、年初から中国人観光客による日本での“爆買い”が各方面で注目を集めました。日本の小売・流通業はいかにしてこの「インバウンド需要」を取り込むかで躍起となり、そのテーマに関するセミナーや勉強会が開催されました。
 広告代理店のクライアントからも、あまりの盛り上がり様に「まるで“お祭り”のよう」とまで言われたインバウンド景気ですが、一方で、株価暴落や経済成長減速によりこの勢いにも陰りが見えるという危惧の声も耳に入ってきています。
 そうしたなか、普段通う上海のスポーツジムに勤める中国人トレーナーから、「有馬から鎌倉には新幹線でどのように行けばいいか」と聞かれました。初めて日本旅行に行くと言っていた彼でしたが、なぜ「有馬?鎌倉?」と腑に落ちません。フリープランの団体旅行に参加するため、大阪インと東京アウト以外は自由にプランニングが可能なのだとか。有馬は温泉に入って浴衣を着てみたい、鎌倉は漫画スラムダンクで出てくる踏切を訪れたいとのことでした。
 メディア等で鎌倉の踏切に外国からの観光客が殺到していると報道されていましたが、まさかこんな身近なところでそこに行きたいという人に遭遇するとは思いもよらず……。このほか、秋葉原でドラゴンボール関連のフィギュアを買いたいなど、彼のプランは富士山や東京スカイツリーなどを見て回る典型的な日本観光とは程遠いものでした。
 データ上は、中国からの観光のほとんどが大阪・東京間の「ゴールデンルート」をメインとした団体ツアーだと思いますが、個人の要望に基づき、プランにアレンジを加える旅行者が増えているのも少しながら見受けられます。彼らがいかに情報を収集し旅先のプランニングをしているのか。また、どこでどんなものを食べたり見たりすべきかなどの情報を仕入れ、どんなものを買っているのか。個人旅行の割合が今後必ずや高まることを想定したうえで、訪日旅行やインバウンド消費、さらには帰国後の越境ネット通販など、実際に訪日観光した中国人からヒアリングをしたうえで洞察しています。 

会報誌2015年12月号の詳細はこちらから。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (9)」
 ~武漢の消費現場に新たな風、漢街と武漢天地
 華中地区の中心都市として、武漢には近年、驚くような商業施設が誕生している。まずは、万達集団が手がける楚河漢街。武漢市の「六湖連通水網治理工程」の初プロジェクトとして武昌東湖と沙湖を楚河で結びつけるもので、万達が500億元を投じて河沿いに中国最長となる1.5キロメートルの商業歩行街、漢街を作り上げた。......
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (8)」
 ~グレードアップを遂げる長沙・五一商圏
 長沙の主要商圏は五一商圏で、最も歴史があるエリアでもある。五一広場周辺と南に伸びる黄興路歩行街の3平方キロメートルが中心だ。五一商圏のほか、長沙には二線級商圏がいくつかある。東塘商圏、火車站商圏、溁湾鎮商圏、伍家岭商圏などだ。......
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (7)」
 ~欧州建築でロマンチックな雰囲気、武漢・光谷歩行街
 光谷商圏は武漢東湖の新技術産業開発区の発展と共に伸びてきた商圏だ。産業の発展に合わせてエリート人材が集まり、商圏の拡大と交通のグレードアップが進み、同商圏の影響力が向上。武昌の商業の中心も東部に移りつつある。......
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「内陸部の巨大消費都市、武漢と長沙 (6)」
 ~武漢・江漢路歩行街、アパレルと飲食が中心
 武漢・武昌には、街道口、光谷、徐東の三つの主要な商圏がある。街道口は元々、ITストリートのような様相で3C販売店が軒を連ねていたが、群光広場、新世界百貨、楽天城、未来城、珞珈創意体験城などのオープンと共に商業的雰囲気を高めてきた。......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2015年12月号(vol.30)発行

 会報誌2015年12月号(vol.30)では、巻頭特集に「インバウンド消費」を取り上げました。15年には日本で流行語になるほど話題となった「インバウンド」や「爆買い」。その主な担い手は中国からの旅行者であることは周知の事実です。日本では「インバウンド」需要をいかに取り込むかが。観光や広告、ネット業界で、15年前半のメイントピックになり、全国津々浦々、セミナーや勉強会などが開催されました。しかし同年初夏の上海株暴落や景気減速を背景に、インバウンド消費の勢いが鈍化するのではという懸念の声も出始めるなか、あえてこのタイミングで改めてこのテーマに取り組むことにしたのですが、その理由は?インバウンド消費を担う中国からの訪日旅行者だけでなく、「哈日(日本好き)」の言葉を産み、2300万の人口ながら数百万の訪日旅行者を送り出す台湾からの旅行者にも、日本観光やインバウンド、さらには越境ネット通販に至る様々なトピックについてインタビューを行いました。彼らへのインタビューを通して、「インバウンド消費」の深層に迫りながら、今後の展開についての洞察を、さらには日本から「アウトバウンド」で中国や台湾の消費者に対して打って出ていけるうえでのヒントが得られればとの思いで分析・レポートしています。
 次に、上海株暴落と同じタイミングで上海市内で一気に店舗網を拡大した不動産仲介業者の「鏈家(Lianjia)」について「企業分析」を行いました。株同様に不動産市況も低迷しているはずの上海。不動産業者も軒並み閉店しているなか、街中を歩いていると緑色の看板で洗練された内装の同店が目立つようになりました。場所によっては100メートルほどの通りに3軒も隣接するほどの密集度。ある意味、異様なほどの急速な店舗拡大ですが、果たして、その裏にはどのような背景や戦略があるのか。そもそも不動産市場が盛り上がりに欠けているのが一般的な見解であるなか、その流れと逆行してなぜそこまで店舗網の拡大が可能なのか…。そうした疑問について、デスクリサーチを中心に分析しています。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海と海南省・省都の海口で出くわした光景や出来事、3つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.30(2015年12月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『インバウンド消費の深層に迫る』
訪日旅行者インタビュー

【企業分析】中国ビジネス最前線
『仲介から金融まで多角化、マルチ不動産企業「鏈家(Lianjia)」』
株式低迷とともに一気に店舗網を拡大

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『撤退したはずの「ベストバイ」の店舗が…!!』
『「二人っ子」家庭続出か!!』
『真冬に捕れたての魚介類を屋外で楽しむ海口の夜!!』

【都市別調査】厦門 編 ~その2
『「台湾地区ブランド」としてのモスバーガー』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第69回「訪日旅行の専門店」(2016年1月8日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第69回は「訪日旅行の専門店」(2016年1月8日付)。「お寺のリストはありますか?」。旅行代理店に現れた北京在住の40代男性。日本の寺に泊まり、座禅や写経などを体験できる「宿坊」に団体ツアーを計画中だ。日本企業が多く入居する北京発展大廈。その真正面に15年11月にオープンした「訪日旅行専門体験店」。JTBと現地大手の中信旅遊との合弁会社「JTB新紀元国際旅行社」が運営する中国初の路面店だ。東京・大阪間のいわゆる「ゴールデンコース」からニーズが多様化している中国訪日旅行者相手にどのような差別化を図っているのか…。
 次回の掲載は来年1月22日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「This Beijing store sells dreams(訪日旅行の専門店)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/This-Beijing-store-sells-dreams

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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