中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第207号】~スマホを介した新規ビジネスの可能性~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
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2016年2月17日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第207号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 春節休暇が明けました。中国勤務の皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?日本では中国からの訪日客の数もインバウンド消費も堅調だったようですね。中国経済の減速や急な円高人民元安でハラハラしていた小売業の方々も多かったと思いますが、とりあえずは一安心ですね。
 次はいよいよ桜のシーズン。不安定な為替相場が続いていますが、花見ニーズは別物。日本の桜を一度は見てみたいという声を至るところで耳にしますので、また中国からのビッグウェーブを期待してもいいと思います。
 ところで、来週22日神戸市主催セミナー「消費動向から読み解く、中国市場との向き合い方」に登壇いたします。15年の中国消費を総括し、いくつかのキーワードをもとに16年の動向と展望についてお話させていただきます。そのうえで、日本企業として何に取り組むべきか。「インバウンド」と「越境ネット通販」を中心に、中国消費現場からの“生”の情報をお伝えしたいと考えています。
 中国消費の節目が大きく変わろうとしている現在(いま)を、ありのままにお伝えできればと思っていますので、ぜひお越しいただければ幸甚に存じます。
 今週のコラムは会報誌16年1&2月合併号の巻頭特集で取り上げた15年の中国消費市場の総括と16年の動向についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第207号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第207回)
     ~スマホを介した新規ビジネスの可能性~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1)【セミナー】2月22日(月)神戸市主催「消費動向から読み解く、中国市場との向き合い方」《参加無料》に、キャストコンサルティング大亀浩介が登壇
     2) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年1&2月合併号(vol.31)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     3) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「ネットテレビの申し子」(2016年2月5日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     4) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「'Techo' organizers strike a chord with Chinese speakers(手帳文化、日本に習う)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第207回)
 ~スマホを介した新規ビジネスの可能性~

 会報誌16年1&2月合併号の巻頭特集では、15年の中国消費市場の総括と16年の動向と展望を取り上げました。15年の中国消費を最も象徴するキーワードは「爆買い」と「上海株」でしょう。日本の流行語にも選ばれるほど衝撃的なインパクトを与えた中国人旅行者による爆買い。化粧品や日用品などの小物だけではなく、電気炊飯器や洗浄便座など大型商品も数個単位で購入するなど、太っ腹な買いっぷりに日本中が度肝を抜かれました。
 日本中がインバウンド消費をいかに取り込むかで右に左に奔走している矢先、またもや大きなインパクトに襲われたのが上海株の暴落でしょう。年初からあれよあれよと上昇し始めた株価は「全民炒股」と叫ばれるほどの大ブームとなり、若者からお年寄りまでスマートフォン(スマホ)を駆使して株取引に勤しみました。街じゅうの話題が株価上昇で盛り上がり、消費もけん引されるといった雰囲気もありました。
 そんな夢物語も6月12日の株価ピークを境に“泡”とともに弾け、暴落する株価を前に市民も一気に消沈しました。日本では90年代のバブル崩壊と照らし合わせ、中国も不景気に突入するのではといった声が出始め、期待していたインバウンド消費に陰りが出ると不安視されました。
 しかし、いざ蓋を開けると10月の国慶節や今年の春節など、これまで通りの旺盛なインバウンド需要が続いています。11月11日の「双十一」イベントでは、天猫の1日の取引額が912億元となり、昨年の記録を大幅に塗り替えました。株価低迷が必ずしも中国消費の下振れ圧力には繋がらないことを示しているようです。
 一方、中国ではスマホを介した新しいビジネスが次から次へと生まれています。タクシー配車から始まり、ハイヤー、決済、出前、フィンテック(P2Pベースのクラウドファンディング等)など。政府も既存勢力からの反発はあるでしょうが、こうした新業態への規制は野放し状態で、消費者目線からのニーズを土台に新規市場が急拡大しています。
 「爆買い」や「株価下落」に一喜一憂するだけでなく、そんな些細な事などお構いなしにダイナミックに変化する中国消費現場を知り、次への行動に備える“目”を持ち続けることが大事だと改めて思います。

会報誌2016年1&2月合併号の詳細はこちらから。
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文責:コンサルタント 大亀浩介

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「訪日インバウンド消費の深層に迫る (2)」
 ~日本、観光旅行の人気目的地トップに
 中国最大のインターネット海外旅行サイト「携程(Ctrip)旅行網」の最新の統計によると、2015年1月から10月にオンラインでツアーを予約し日本に出かけた中国国内の旅行者は30万人を超える。これは昨年同期比で2倍以上に上り、団体ツアーと個人旅行の割合はほぼ同じでどちらも大幅な伸びを示した。また日本行のクルージングツアーも大人気で、大きな成長を遂げている……
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「訪日インバウンド消費の深層に迫る (1)」
 ~訪日旅行客インタビューから見える“爆買い”の今後
 「爆買い」――中国人旅行客の日本での旺盛な買い物の様子を形容するこの言葉は、2015年「新語・流行語大賞」にも選ばれた。日本列島を揺るがしたその光景は今年の日本を象徴するものとなった。そもそも「爆買い」とは、今年2月、中国の春節期間中たった7日間に45万人もの中国人旅行客が日本を訪れ、その消費額が1,125億円にも上ったことで生まれた言葉である。その後も中国が休みに入る度に「爆買い」現象は継続し、もはや日常化したと言っても過言ではない……
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「街角で出くわした面白発見&驚き」
 ~撤退したはずの「ベストバイ」の店舗が…!!
 ひっそりとたたずむ米系家電量販店「ベストバイ(百思買)」を見かけた。急成長する中国経済を背景に2011年には9店舗にまで拡大した同店。ネット通販の攻勢にも押され、大手家電量販の蘇寧や国美などリアル店舗の低迷が深刻化するなか、いまや完全撤退。徐家匯店も11年2月にクローズしてからそのままの状態で放置されている状況だ。・・・・・・
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「不動産不況でも店舗網を急拡大、「鏈家」徹底研究(6)」
 ~金融商品「家多宝」を発表、経営の多角化を図る
 鏈家は2017 年に取引額全体を1兆元にすることを目標としている。また、プラットフォーム上の新築と中古物件の比率を、現在の1:5未満から 1:2まで新築の割合を引き上げたいと考えている。金融業務についても収入全体の20%を占めるまで成長することを期待している。具体的なタイムテーブルは決まっていないが、株式上場も計画中だ。・・・・・・
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お知らせ
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1)【セミナー】2月22日(月)神戸市主催「消費動向から読み解く、中国市場との
向き合い方」《参加無料》に、キャストコンサルティング大亀浩介が登壇

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 消費動向から読み解く、中国市場との向き合い方
  ~日経MJ「中国&アジア商売見聞録」取材の現場から~
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【講 師】大亀浩介(キャストコンサルティング取締役/キャストコンサルティング(上海)董事)
【日 時】2016年2月22日(月)14:00~16:00(受付開始13:30)
【会場】神戸商工貿易センタービル14階 神戸貿易協会会議室
【受講料】無料
【主 催】神戸市 【共催】ジェトロ神戸【後援】兵庫県、神戸商工会議所
【お申込み・詳細】
所定の申込書に、必要事項をご記入の上、主催者様へお申込ください。
↓神戸市様 セミナー案内(PDFリンク)↓ 
http://www.city.kobe.lg.jp/business/promotion/commerce/globalbiz/280222_seminar.pdf
  ※申込締切:2016年2月18日(木)17時必着
【お問合せ】
神戸市 産業新興局 経済企画課(担当:立石様、中村様)
TEL:078-322-6212

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2)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年1&2月合併号(vol.31)発行

 会報誌2016年1&2月合併号(vol.31)では、巻頭特集に中国消費市場の15年総括と16年動向予測を取り上げました。インバウンド消費を象徴する“爆買い”で幕を開けた15年。上海株価上昇にも後押しされ、日本を驚愕させるほどの買いっぷりがメディアを中心に話題となりました。ところが、後半に入ると株価急落とともに中国経済の減速感が顕在化しはじめ、こうした中国消費熱も冷めていくのではないかという懸念が日本を蔓延しました。そこで今号ではこうした情勢を背景に、改めて中国消費にスポットライトを当て、16年がどのような方向に向かうのかについて予測・分析しました。O2O、双方向型動画システム、女性、健康、高品質、コンビニなどのキーワードから消費動向を占い、そのうえで、ネット通販(モバイル化、高齢化、越境、輸入&生鮮食品など)の拡大や、それに伴うリアル店舗への脅威、二人っ子政策、奢侈品など各種トピックスから多角的に中国消費の現場をレポートしています。
 次に、最近中国で静かなブームとなりつつある「手帳」のトレンドについてです。中国語で同じ感じでそのまま「Shou Zhang」と呼ばれ、国内に20万人を超える熱狂的な手帳ファン(手帳迷)がコミュニティーを作り、独自の作品を発表しあうことで徐々に普及しています。日本など他の先進諸国が歩んできたアナログ時代を一足飛びでスキップし、ネットやスマホなどデジタル化が急速に進んだ中国で、いかに手書きの「手帳」が人気を集めるのか。その深層に迫りながら、日本企業を中心とする文房具メーカーの商機を探ります。
 小売流通現場では、中国コンビニ最前線レポートとして台湾系の「喜士多(C-Store)」を取り上げました。上海自宅近くの虹梅路に突如としてフランスのお洒落なお店を彷彿とさせるコンビニが現れました。それまでの内装とは明らかに異なり、店内もレンガ造りの壁にお花は鉄柵が置かれ、コンビニというよりはフランス料理レストランの内装。店の前半部分は16人が座れるイートインコーナーになっており、朝方の出勤時には多くの客で席が埋まっています。このようにコンビニ界の常識を覆す大胆なチャレンジを行う喜士多の裏側と戦略に迫ります。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海と深圳で出くわした光景や出来事、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.31(2016年1&2月合併号)  もくじ 
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【巻頭特集】中国最新マーケティング
『訪日観光増で拡大する日本企業の商機
 インバウンドからアウトバウンドへの転換が急務に』
中国消費市場:15年の総括と16年の動向予測

【トレンドウォッチ】現地の最新商品&サービス
『中国で日本の「手帳(Shou Zhang)」が大人気』
デジタル化の波に逆走?共存?関連商品に大きな商機

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『サラダやスイーツを拡充し、ワンランク上のライフスタイルを提案』
コンビニ界で大胆なチャレンジ、台湾系「喜士多」

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『老婦もスマホで株価チェックする時代になったが…』
『上海株価チャートの電光掲示板がまるであるものに!!』
『深圳高速の料金所で出くわした奇妙な銀色の棒…』
『経済減速の哀愁漂う人影もまばらな深圳羅湖口岸…』

【都市別調査】
塩城 編
『外資受け入れ活発 商業的には発展途上』
重慶 vs 成都 編 ~その1
『中心街比較 規模の重慶、若さの成都』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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3)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第71回「ネットテレビの申し子」(2016年2月5日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第71回は「ネットテレビの申し子」(2016年2月5日付)。台湾の人気トーク番組「康熙来了」が1月14日の放送で幕を閉じた。2004年1月に台湾ケーブルテレビ局の中天電視台で放送開始以来、毎週月曜日から金曜日の午後10~11時の時間帯で12年続いた長寿番組だ。司会の蔡康永と徐熙娣(小S)によるコミカルな番組進行が好評で、毎回数人のゲストを招き、その時々の旬な話題をテーマにトークを繰り広げた。同番組の評価はテレビの視聴習慣を変えた意義も注目されているが、その意味とは…。
 次回の掲載は2月19日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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4)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「'Techo' organizers strike a chord with Chinese speakers(手帳文化、日本に習う)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Techo-organizers-strike-a-chord-with-Chinese-speakers

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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