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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第212号】~成都vs.重慶、料理の辛さ対決は?~

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2016年3月23日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第212号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週は武漢と成都を訪れました。武漢では地元のソウルフード「熱乾麺」、成都では「担々麺」を食べました。日本で担々麺といえば、ごまだれと辣油のスープを思い浮かべますが、熱乾麺・担々麺はいずれもたれと具材を絡めただけのスープ無しヌードル。地元では朝食やスナック感覚で食べる「小吃」の代表料理です。
 前者はごまだれベースの若干甘味のある味付け、後者は唐辛子と辣油ベースで辛さと痺れがガツンと舌に伝わる味わいです。個人的には担々麺のほうが好きですが、熱乾麺も武漢で食べるとまた趣のある味になるから不思議です。
 また四川料理といえば「麻婆豆腐」。たまたま成都で宿泊したホテルの目の前がかの「陳麻婆豆腐」発祥のお店でした。7年前に訪れた際には、古臭い内装と「老字号(老舗)」ならではの接客態度の悪さであまりいいイメージがありませんでしたが、折角の機会だとも思い再トライしました。
 店内は改装され、“いま”風のお洒落な内装に。また接客態度も改善された印象。麻婆豆腐はオーソドックスな味付けで、それとご飯のみを注文して食べている一人客の姿も。平日の13時過ぎでしたが、店内は満席。老字号も市場競争の波にさらされ、企業努力しないといけない時代になっているのですね。
 今週のコラムは成都で食した火鍋についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第212号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第212回)
     ~成都vs.重慶、料理の辛さ対決は?~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年1&2月合併号(vol.31)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「「スマホ決済」屋台にも」(2016年3月18日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Luxury market still alive in China(高級品、個人用途攻略を)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第212回)
 ~成都vs.重慶、料理の辛さ対決は?~

 先週は消費者グループインタビューに武漢と成都を訪れました。上海にいる際は、週に一度は必ず食べるほど大好きな「川菜(四川料理)」。あの唐辛子と花椒とが混ざり合った毛血旺や水煮魚の写真を見るだけで「パブロフの犬」のごとく、口いっぱいに唾液が広がります。
 前回成都を訪れたのは13年7月。なかなか本場の味に辿り着けないもどかしさのなか、ようやくそのチャンスが巡ってきました。成都空港に着いた途端に、あの花椒を油で揚げた川菜ならではの独特の香りが漂い、居ても立っても居られないほど心躍ります。ホテルに到着してすぐに「まずは火鍋」とホテルの前に目をやると、3~4軒も並んでいました。
 そのうち、特に内装がお洒落でこぎれいな「重慶万宗火鍋」というお店を選び、早速辛いのと普通のスープとで分かれた「鴛鴦鍋」を注文。大好物の鴨血や鴨腸、凍豆腐などとともに、今回初めて「猪脳」にトライしました。見た目のあまりのグロテスクさに尻込みしてしまいましたが、白子のような食感と味わいで意外と美味しかったです(好き好んで食べようとは思いませんが……)。
 大満足でお店を後にし、ホテルに戻ってからが大変でした。腹部に激痛が走り、トイレから離れられない状態に。痛みは翌日まで続き、あれほど楽しみにしていた川菜の写真を見ただけで、唾液ではなく胃液が腹部に充満して、キリキリと痛みだすほどに。
 地元の人によると、火鍋も重慶と成都では辛さや味付けが若干違うらしく、重慶火鍋は成都人にとっても少し辛いと思うそうで、成都火鍋のほうが辛さ控えめで味付けがまろやかだとか。「それを早く言ってくれ」と思いながら、本場の辛さに見事撃沈し、意気消沈のまま成都を後にしました。
 せっかちで気性の荒い重慶人に対して、のんびり穏やかな性格の成都人とよく比較されますが、こうした料理や味付けにもそれぞれの個性が現れているように思います。街並みや性格だけでなく、食文化にも両者の違いを発見し、ますます興味が沸いてきます。次回は胃腸薬を大量に持参して、再チャレンジしたいと思います。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「中国消費市場:15年の総括と16年の動向予測(1)」
 ~2016年も経済は停滞傾向、消費は引き続き増加の見込み
 2015年、中国のGDP成長率はとうとう7%を割込み、最終的には6.9%に落ち着いた。しかし消費の成長は相変わらず目を見張るものがあり、GDPの成長をはるかに上回る。2015年1年間における社会消費財小売総額は30兆931億元、前年比で10.7%の成長を示した。これまでの投資主導型の景気刺激政策の効果は減少し、経済が消費主導型に転換しつつあることは明らかだ......
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「中国で日本の「手帳(Shou Zhang)」が大人気(6)」
 ~手帳ユーザー数と関連商品の成長に望みあり
 現在中国で手帳を使用している層は、主に16~30歳で、一定の自由時間や経済力を有する人々が多い。また女性が多く、外部からの情報に敏感で吸収も速いのも特徴だ。手帳を愛する人々は、同時に新しいものを追求する人々でもある。華やかな手帳関連商品はそうした人々を手帳文化に誘い込み、商品を競って買わせる重要な要素だ......
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「中国で日本の「手帳(Shou Zhang)」が大人気(5)」
 ~ソーシャルメディアと手帳イベントが主なコミュニケーションの場
 自らの手で書くという“アナログ”的な発想かつ手法を土台とする「手帳」だが、昨今のデジタルやインターネット世界から完全に隔離するのは難しいようだ。手帳づくりに関しては自らの時間と労力を惜しまずかけて手書きの楽しみを満喫する愛好者たちだが、交流や情報交換にはネット上のソーシャルネットワークに頼らざるを得ない......
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「中国で日本の「手帳(Shou Zhang)」が大人気(4)」
 ~個性化とライフスタイルのアピールは手帳の魅力
 ネット上でも、多くの手帳愛好者たちが自分の手帳を紹介している。イラスト、写真、シール、和紙テープ、デザインタイプの付箋シール等を多用し、手帳をカラフル且つ華やかに飾り付け、漫画のような手法で自分の日常を楽しく記録する。手帳に費やす時間は、様々な文具を使いこなす楽しみとも相まって、一種のライフスタイルとなっており、書けば書くほどに楽しく、やめられなくなっていくらしい……
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年1&2月合併号(vol.31)発行

 会報誌2016年1&2月合併号(vol.31)では、巻頭特集に中国消費市場の15年総括と16年動向予測を取り上げました。インバウンド消費を象徴する“爆買い”で幕を開けた15年。上海株価上昇にも後押しされ、日本を驚愕させるほどの買いっぷりがメディアを中心に話題となりました。ところが、後半に入ると株価急落とともに中国経済の減速感が顕在化しはじめ、こうした中国消費熱も冷めていくのではないかという懸念が日本を蔓延しました。そこで今号ではこうした情勢を背景に、改めて中国消費にスポットライトを当て、16年がどのような方向に向かうのかについて予測・分析しました。O2O、双方向型動画システム、女性、健康、高品質、コンビニなどのキーワードから消費動向を占い、そのうえで、ネット通販(モバイル化、高齢化、越境、輸入&生鮮食品など)の拡大や、それに伴うリアル店舗への脅威、二人っ子政策、奢侈品など各種トピックスから多角的に中国消費の現場をレポートしています。
 次に、最近中国で静かなブームとなりつつある「手帳」のトレンドについてです。中国語で同じ漢字でそのまま「Shou Zhang」と呼ばれ、国内に20万人を超える熱狂的な手帳ファン(手帳迷)がコミュニティーを作り、独自の作品を発表しあうことで徐々に普及しています。日本など他の先進諸国が歩んできたアナログ時代を一足飛びでスキップし、ネットやスマホなどデジタル化が急速に進んだ中国で、いかに手書きの「手帳」が人気を集めるのか。その深層に迫りながら、日本企業を中心とする文房具メーカーの商機を探ります。
 小売流通現場では、中国コンビニ最前線レポートとして台湾系の「喜士多(C-Store)」を取り上げました。上海自宅近くの虹梅路に突如としてフランスのお洒落なお店を彷彿とさせるコンビニが現れました。それまでの内装とは明らかに異なり、店内もレンガ造りの壁にお花は鉄柵が置かれ、コンビニというよりはフランス料理レストランの内装。店の前半部分は16人が座れるイートインコーナーになっており、朝方の出勤時には多くの客で席が埋まっています。このようにコンビニ界の常識を覆す大胆なチャレンジを行う喜士多の裏側と戦略に迫ります。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海と深圳で出くわした光景や出来事、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.31(2016年1&2月合併号)  もくじ 
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【巻頭特集】中国最新マーケティング
『訪日観光増で拡大する日本企業の商機
 インバウンドからアウトバウンドへの転換が急務に』
中国消費市場:15年の総括と16年の動向予測

【トレンドウォッチ】現地の最新商品&サービス
『中国で日本の「手帳(Shou Zhang)」が大人気』
デジタル化の波に逆走?共存?関連商品に大きな商機

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『サラダやスイーツを拡充し、ワンランク上のライフスタイルを提案』
コンビニ界で大胆なチャレンジ、台湾系「喜士多」

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『老婦もスマホで株価チェックする時代になったが…』
『上海株価チャートの電光掲示板がまるであるものに!!』
『深圳高速の料金所で出くわした奇妙な銀色の棒…』
『経済減速の哀愁漂う人影もまばらな深圳羅湖口岸…』

【都市別調査】
塩城 編
『外資受け入れ活発 商業的には発展途上』
重慶 vs 成都 編 ~その1
『中心街比較 規模の重慶、若さの成都』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第74回「「スマホ決済」屋台にも」(2016年3月18日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第74回は「「スマホ決済」屋台にも」(2016年3月18日付)。台湾・台北駅から北へ約2.5キロメートルの寧夏路沿いにある「寧夏夜市」。南北に約400メートル延びる屋根付きの通りに数百の屋台が所狭しと並ぶ。数名の団体客が料理を受け取った後、支払いの際にスマートフォン(スマホ)を取り出し、屋台の前に張り出されたポスターに向かって画面をかざしている。その先にあるのはお店のQRコード。「支」のマークで有名なアリババ系オンライン決済、「支付宝(アリペイ)」のものだ。15年11月に台湾の玉山銀行と提携し、同地での決済サービスを正式にスタートした支付宝。スマホ決済の未開拓地・台湾でどのような展開を見せているのか…。
 次回の掲載は4月1日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Luxury market still alive in China(高級品、個人用途攻略を)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Luxury-market-still-alive-in-China

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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