中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第235号】~深センで見たドローンの実力~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/
===============================
2016年9月7日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第235号】
===============================

 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週後半は大連出張でした。まだ残暑が厳しい上海ですが、大連はすでに秋の到来を感じさせる気候。最高気温も25℃前後で朝夕は20℃ちょっととなり、半袖で外を歩いていると涼しいというよりも若干肌寒さを感じるほどでした。
 大連の夏の風物詩といえば、“ウニ”でしょう。海鮮レストランや日本料理店では、生簀で黒いとげが特徴のムラサキウニが並べられています。殻を半分に割った状態で出されたウニの身を、スプーンですくって食べます。なにせ今さっきまで生きていたので、濃厚なウニの香りが磯の香りとも混ざり合い、なんとも言えないおいしさです。場所にもよりますが、1個70元程度で販売されており、ウニ好きにはたまらない大連の名物です。
 今回も大連で新しくオープンしたモールなど商業施設の視察をしました。最近大連っ子に人気の中山区にある「柏威年購物中心」に足を運んだのはちょうどお昼時。そのレストランフロアをウロウロしていると、目に飛び込んできたのは「海胆水餃(ウニ餃子)」の看板。餃子にしては12個入りで68元とかなり高い値段設定でしたが、トライしてみました。
 ウニ餃子と言ってもウニが申し訳程度に入っているのだろうとの予想に反し、ウニの身がぎっしり。またウニと餃子の皮がなんとも言えない絶妙なハーモニーを醸し出していました。もし大連に行く機会があれば、ぜひ試してみてください。
 今週のコラムは深センで目にしたドローンの体験即売会についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第235号をお送りいたします。

◆◇競合他社のベンチマーク調査のご案内◇◆
================================================================
最近弊社では競合社のベンチマーク調査の依頼が増えております。中国での更なる業務拡大を行ううえで、競合他社の組織や運営体制、戦略、KPIなどを調査・分析しています。
<<お気軽にお問い合わせください!!>> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
================================================================

【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第235回)
     ~深センで見たドローンの実力~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年7&8月合併号(vol.36)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「スマホ決済が当たり前に」(2016年8月26日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Live streaming soars in China, merchants take note(「90後」、自撮りで実況中継)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/
     4) 【告知協力】東京・セミナー マネジメント・トレーニング・センター主催
         「中国における越境EC税制改革の実務ポイント」
         講師:馬場久佳(キャストコンサルティング・コンサルタント)
         日時:2016年9月16日(金) 13:00~16:00
     (詳細)http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=528

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
コラム
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第235回)
 ~深センで見たドローンの実力~

 深セン視察で訪れた南山区の益田假日広場購物中心。世界各国の著名観光スポットや建造物のミニチュア版を集めたテーマパーク「世界之窓」と、絶叫マシンで有名な遊園地「歓楽谷」に挟まれた絶好のロケーションにあります。その入り口前の広場で人だかりを発見しました。ほとんどの人が上空を見上げています。視線の先に目を向けてみると、 UFOならぬドローンが浮かんでいました。
 休日の客足を狙っての体験即売会でしょう。実際に購入している客はいませんでしたが、多くの客がラジコンのようなコントローラーと飛行中のドローンを興味津々で眺めています。ドローンにはカメラも搭載されており、連動されたスマホの画面から写真や動画を撮影するデモンストレーションもされていました。
 ドローンはDJI(大疆創新科技)社製のもの。深センを拠点に2006年設立、いまや世界の商用ドローン市場の約7割を占めるとも言われる最大手にまで成長しています。元々は農薬散布や森林火災予防、救援救助などB2Bがメイン。中国人気ロック歌手の汪峰が、今やハリウッド女優の章子怡にプロポーズをした際にドローンを利用した映像がスマホSNS上で出回り一気に知名度がアップ。消費者用途向けにも市場が広がりました。最近では一部のアップルストアや家電量販の蘇寧、さらにはショッピングモールで専門ショップを開設しており、実物を目にすることができます。
 深センには、QQや微信などネットサービスのテンセント(騰訊)や、スマホや通信設備の華為(ファーウェイ)、電気自動車のBYD(比亜迪)など、各分野で“キラリ”と光る個性豊かな製品やサービスを開発・製造している中国ブランド企業が数多く存在します。それに見事仲間入りしたDJI。深セン、いや中国を代表する注目の新興企業と言っても過言ではないでしょう。
 消費者向けにも今後大きく成長が期待できるドローン市場。スマホ大手の小米(シャオミ)も同市場に参入すると発表するなど、ますます目が離せません。中国の観光地に行くと自撮り棒でところ構わず撮影する人の姿を多く目にしますが、そのうちそれに取って代わる“自撮りドローン”が流行るかもしれませんね。

文責:コンサルタント 大亀浩介

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

★Facebookのアカウントをお持ちでしたら、ぜひ「いいね!」をお願いします★
================================================================
キャスト中国マーケティング・ECサイトの公式Facebookページ
■□■大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』■□■
http://www.facebook.com/chinamarketinsight/
<<中国各地の素顔を、写真とミニレポートでリアルタイムにお伝えします>>
================================================================

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
新着コンテンツ一覧
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/

「2015年の中国外資系スーパー総合評価 (1)」
 ~三線・四線級都市と新業態が成長トレンド
 ウォルマートやカルフールなど外資系スーパー大手の中国での出店動向は、これまで都市の経済発展の状況を示す重要な指標の1つだった。小売業界では投資の際の判断基準にすらされていた。しかしながらここ数年、その外資系スーパーが大きな岐路に立たされている。ネットショッピングによる打撃を受け、2012年以降閉店が急増、調整期に入っているのだ......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1721

「中国・街角ウォッチ 街角で出くわした面白発見&驚き」
 ~コナン展で垣間見た“鳥取”の存在感…
 上海虹橋地区にある高島屋で4月22日から6月1日まで開催された「名探偵コナン巡回展」。ドラえもん、ちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃんと並び、中国で幅広い層から圧倒的な人気を誇るコナンの連載20周年を記念したテーマ展だ......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1719

「中国・街角ウォッチ 街角で出くわした面白発見&驚き」
 ~熊本熊(くまモン)を通して復興支援!!
 熊本を震源とする九州地方での地震について、中国でも微信上で被災地を心配する多くの投稿があった。中国でも人気のある熊本のゆるキャラ「くまモン」。「熊本熊还好吗?(くまモン大丈夫?)」のイラスト付きメッセージや、負傷したくまモンを救援隊の格好をしたパンダが「大家都是“熊”(みな「熊」だから)」と同じクマ科の仲間として手を差し伸べながら、「大家都是“生命”(みな「命」だから)」といったものも......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1718

「中国・街角ウォッチ 街角で出くわした面白発見&驚き」
 ~京東到家がモールに出店、ネットとリアルが共存??
 ネット通販が急速に普及する中国。その普及を後押ししているのが圧倒的なシェアを誇るアリババの「天猫」「淘宝」とともに近年シェアを伸ばしている「京東(JD.com)」だ。元々は家電専門のB2C通販サイトだが、今や日用品からアパレル、家具など幅広く扱う総合サイトへと変貌している......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1717

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お知らせ
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年7&8月合併号(vol.36)発行

 会報誌2016年7&8月合併号(vol.36)では、巻頭特集に最近若者を中心に人気の「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」を取り上げました。スマートフォン(スマホ)をベースに各種メディアやサービスが次から次へと生まれる中国。これまで動画視聴といえば、映画やドラマ、スポーツといったテレビ番組のネット動画版がメインでしたが、最近はスマホで“自撮り”撮影した動画やライブの実況中継が新しいソーシャルメディアとして注目されています。こうしたスマホ動画で爆発的な人気を得た「網紅(ネットスター)」も登場し、その集客力を狙った企業や商品のイベントや宣伝、さらにはネット通販と絡めた企画などが出始めています。淘宝や天猫、京東などネット通販大手も動画配信を販促に活用するなど、新しい媒体としての存在感がますます高まっています。この誰もがスマホひとつで各種情報を動画発信できるニューウェーブについて、日本企業としてどう活用すべきかについての観点からまとめています。
 次に市場分析として、急拡大を続けるモバイル(スマホ)決済をピックアップしました。ネット通販だけでなく、いまやコンビニからスーパー、ドリンクスタンド、タクシー、出前など町中至るところでスマホを使った決済が当たり前になりつつあります。その先導役がアリババ系「支付宝」とテンセント系「微信支付」。モバイル決済市場の9割以上を占める両アプリが、アップルペイやサムスンペイなど新規参入組に付け入る隙を与えないほど勢力を拡大しています。スマホ決済に関しては世界をリードしていると言っても過言ではない中国。今後どのような発展が見込めるのか、考察しています。
 業界研究では、今年4月8日から新しい税制度が施行された越境ECの税制改革について分析・解説しています。訪日観光客によるインバウンドの“爆買い”とともに日本でも注目を集めている越境EC。日本旅行から中国へ戻った後でも越境ECで同じ商品を購入するということで日本企業からも期待されていますが、一方で、今回の税制改革がもたらす負の影響も懸念されています。実際に今回の変更により、実質的な増税となったのか、また越境ECが今後は下火になるのか…。そこで変更された税制の詳細について詳しく説明するとともに、その影響や政府の意図、また日本企業がどう対応すべきかについての示唆を含めて解説しています。
 中国コンビニ最前線レポートでは、内陸主要都市「武漢」(湖北)のコンビニ事情をレポートしています。ハルビン(黒竜江省)や長沙(湖南)と並び、全国で最も出店数が伸びている武漢。伸び率は実に32%超で、日系ではローソンが地場系大手の中百集団と提携して初進出します。しかし1,000万を超える巨大な人口を背景に、武漢ではすでに地場系チェーン店による熾烈なコンビニ戦争が始まっています。そのなかでも最も威勢がいいのが、南寧(広西チワン族自治区)発の新参コンビニチェーン「Today(今天)」。彼らがどのような戦略と店作りで地元市民からの支持を集めているのか…。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海や桂林(広西)で出くわした光景や出来事、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

-------------------------------
ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.36(2016年7&8月合併号)  もくじ
-------------------------------

【巻頭特集】
『「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」』
 「90後」ソーシャルメディアのニューウェーブ

【市場分析】中国オンライン決済市場
『スマホ決済普遍化で“財布を持たない”若者が急増中』
 中国モバイル決済の最新動向を徹底分析

【業界研究】越境EC税制改革
『横行する個人輸入代行を抑制し“爆買い”を沈静化』
 越境ECをめぐる中国の税制改革

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『「Today(今天)」、武漢コンビニ界で勢力急拡大』
 ローソンが進出する出店伸び率32%の巨大都市「武漢」

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『小米が絶妙のタイミングで「国民」を猛アピール!!!』
『中国“夏の風物詩”番組「中国好声音」が改名してスタート!!!』
『普段何気なく使う20元札の景色が目の前に!!!』
『上海のレジャー島「崇明島」に絶叫アトラクションが!!!』

【都市別調査】武漢 vs 長沙 編 〜その2
『マルチコア商圏の武漢、一極型の長沙』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

---------------------------------------------------------

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第85回「スマホ決済が当たり前に」(2016年8月26日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第85回は「スマホ決済が当たり前に」(2016年8月26日付)。15年のモバイル決済取引額は9兆3千億元(約140兆円)に達した中国。現金やクレジットカードを持たずに外出しても大丈夫と言っても過言ではないほどだ。これまでネット通販や公共料金などの支払いがメインだったオンライン決済は、スマホ普及とともに利用範囲が実店舗にまで広がっている。この流れをけん引するのがアリババ系「支付宝(アリペイ)」とテンセント系「微信支付」の2強だ。アプリ別シェアは、支付宝が72.9%、微信支付が17.4%。両社で9割以上を占める。中国で一気に普及が進むスマホ決済が人々の生活をどのように変えているのか…。
 次回の掲載は9月9日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

---------------------------------------------------------

3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Live streaming soars in China, merchants take note(「90後」、自撮りで実況中継)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Live-streaming-soars-in-China-merchants-take-note

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

---------------------------------------------------------

4)【告知協力】
○●○  マネジメントトレーニングセンター(東京) ○●○
---------------------------------------------------------------
     「中国における越境EC税制改革の実務ポイント」
---------------------------------------------------------------
講師:馬場久佳(キャストコンサルティング・コンサルタント)
日時:2016年9月16日(金) 13:00~16:00
会場:中央区立産業会館

1.越境EC税制の概要
2.行郵税の概要
3.越境EC税制改正の実務ポイント
4.越境EC税制がもたらす中国の消費者への影響
その他    
*質疑・応答/個別相談(講座終了後も対応可能)
↓↓↓詳細
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=ToKnow&Cmd=DataList&Action=Detail&KNid=528

────────────────────────────
【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
────────────────────────────
■サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
■メルマガ配信登録 >> http://www.cast-marketing.com/mailmagazine/

pageTop