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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第237号】~中国LCCの雄、春秋航空にチャレンジ~

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2016年9月21日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第237号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週は15日が中秋節で週末にかけて3連休でした。この連休を利用し、河北省の省都・石家荘を訪れました。上海では台風16号の影響もあり、中秋節はあいにくの雨で中秋の名月を拝めなかったようです。一方、石家荘は無事晴れとなり、丸々とした満月を拝むことができました。
 しかし折角の満月もなぜかぼんやりとした様子。PM2.5の値が200近くとなり、昼間は遠くのマンションが白く霞んで見えなくなるほど。外を歩いていると、目がショボショボとし、喉の奥に痰が詰まったような症状が出始め、最終日は喉が枯れてガラガラ声になる始末。
 そうしたなか、最終日に世界最古の石橋と言われている「趙州橋」を訪れました。そこは雪梨の産地で、搾りたての100%ジュースも屋台で販売されていました。中国では古くから喉にいいと言われている梨。早速2個分の雪梨を搾ったジュースを飲み干しましたが、たしかに喉の違和感が薄れたような気がします。
 上海では先日杭州で開かれたG20サミットの影響もあったのか、しばらく透き通った青空が広がっていたため、大気汚染のこともすっかり忘れていました。改めてPM2.5の怖さをしみじみと実感しました。
 今週のコラムは石家荘へのフライトで初利用した春秋航空についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第237号をお送りいたします。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第237回)
     ~中国LCCの雄、春秋航空にチャレンジ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年7&8月合併号(vol.36)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「牛肉ブーム、売りは鮮度」(2016年9月9日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「China's beef boom is all about freshness(牛肉ブーム、売りは鮮度)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第237回)
 ~中国LCCの雄、春秋航空にチャレンジ~

 中国LCC大手の春秋航空に初トライしました。中秋節の連休を利用して訪れた河北省・石家荘へのフライトは、上海からは春秋航空のほか、河北航空と東方航空傘下の中国聯航(聯合航空)のみ。普段は東方航空と上海航空をメインに、南方航空などスカイチーム・アライアンスの航空会社を選択しているのですが、今回はあえて春秋航空にしてみました。
 春秋航空は2005年7月18日に就航した民間系航空会社。上海(虹橋・浦東)、瀋陽、石家荘、深センを国内ハブ空港とし、中国全土60都市の路線網を持ちます。日本へは東京、大阪のほか、北から旭川、札幌、茨城、名古屋、高松、佐賀にも定期便が就航。日本のほかに香港や台湾、タイ、シンガポール、韓国へも飛んでおり、成田から武漢や重慶などへの直行便もあります。日本でも国内LCCとして運航しているのでお馴染みの方もいるでしょう。
 フライトの予約は専用のウェブサイトから。値段はグレードに応じて3種から選べましたが、持ち込み手荷物のみ(預け荷物なし)で機内食なしの一番安いチケットを購入。片道490元。しかし、実際には空港でのチェックイン時に小型のスーツケースは預ける羽目に。持込荷物は20☓30☓40cmで7kg以内との規定があり、追加料金は10kgまでで80元でした。
 機内アナウンスでは「LCC航空につき、食事や飲料の提供は別料金となります」との案内。食事も事前に予約可能で、カレーや中華などの弁当系が40元、炸醤麺が25元、スナック菓子が10~15元程度、飲料もミネラルウォーターやコーラ、コーヒーなどが5~10元で、缶ビールも10元で提供。予約をしていなくても、その場で購入することも可能で、新幹線の機内販売のようにCAがワゴンを押して回ります。
 定員180名の座席がほぼ満席でしたが、事前に食事を予約していたのは数名程度。機内販売もほとんど買う客はいませんでした。目的地到着40分前からは、男性CAによる機内アナウンスを使った商品紹介が始まります。顔面パックを手に「台湾からの直輸入で町中よりも安い……」とTVショッピング的な“押し売り”販売が10分ほど繰り広げられた後、ストレッチ体操の時間へと続きます。一番後ろの席に座っていたのですが、半分以上の乗客がCAの動きに合わせて両腕を伸ばして背伸びをしていました。
 シート間の間隔が狭く、後方に倒すことができない設計。上海ではゲートから飛行機までバス移動でしたが、CAの接客態度は親切で丁寧。機内誌も広告と無機質な記事が掲載されただけの国営系航空会社とは違い、まるで旅行雑誌かのごとく青島や大連、佐賀や瀬戸内など旅行情報が満載。
 「デフレ」の波が押し寄せようとしている中国。単に安いだけでなく、合理的なサービスとホスピタリティのある接客態度は、今後ますます中国人に受け入れられるのではないでしょうか。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」(6)」
 ~消費を結び付けた美容系動画アプリ「小紅唇」
 「小紅唇」は少し特殊な例だ。15歳から25歳の若い女性をターゲットにする動画SNS+Eコマースサイト。アプリ上でメイクの達人がアップしたショート動画を視聴することができる。 これらのショート動画は長さが30秒~3分、メイク、ファッション、シェイプアップ、ライフスタイルのジャンルに分かれ、多くの場合若くて美しい女の子がメイクの方法やファッションのコーディネイト、おすすめのコスメ製品等について情報発信している......
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「「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」(5)」
 ~編集機能重視の小型動画アプリが大量に登場
 「秒拍」が運営するお笑い機能付き動画撮影アプリ。ユーザーは音声や字幕機能を使ってカラオケビデオに似た面白おかしい動画を作成することができる。また微博、微信のモーメンツ、QQ空間他多くのSNSへ同時配信が可能。運営開始当初、多くの有名スターが動画を投稿、人気も一気に高まった......
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「「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」(4)」
 ~ちょっと乱雑な「快手」、四線・五線級都市の若者に人気
 快手の運営開始時期は2011年に遡る。もとはGIF(画像ファイルフォーマット)アプリであったが、後に動画アプリにリニューアルされた。秒拍がスターを売り物にし、美拍が都市部の若い女性をターゲットにしているのに対し、こちらは四線・五線級都市の若者がターゲット。多くの人がこのアプリに「低俗」、「ちゃち」、「大ざっぱ」だというイメージを持っている......
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「「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」(3)」
 ~「美拍」は顔画像修正効果で「90後」女性層の支持を獲得
 美拍は美図軟件が2014年に運営を開始したショート動画アプリだ。美図軟件は2008年設立。「美図秀秀」、「美顔相機」、「潮自拍」、「BeautyPlus」、「美機手機」等の顔画像修正のハード・ソフトウェアを開発している。当社のモバイルアプリ製品の関連設備の普及台数は世界で10億台、ユーザー数は7.24億人、1日当りの修正画像は2.1億件に達している...... 
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年7&8月合併号(vol.36)発行

 会報誌2016年7&8月合併号(vol.36)では、巻頭特集に最近若者を中心に人気の「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」を取り上げました。スマートフォン(スマホ)をベースに各種メディアやサービスが次から次へと生まれる中国。これまで動画視聴といえば、映画やドラマ、スポーツといったテレビ番組のネット動画版がメインでしたが、最近はスマホで“自撮り”撮影した動画やライブの実況中継が新しいソーシャルメディアとして注目されています。こうしたスマホ動画で爆発的な人気を得た「網紅(ネットスター)」も登場し、その集客力を狙った企業や商品のイベントや宣伝、さらにはネット通販と絡めた企画などが出始めています。淘宝や天猫、京東などネット通販大手も動画配信を販促に活用するなど、新しい媒体としての存在感がますます高まっています。この誰もがスマホひとつで各種情報を動画発信できるニューウェーブについて、日本企業としてどう活用すべきかについての観点からまとめています。
 次に市場分析として、急拡大を続けるモバイル(スマホ)決済をピックアップしました。ネット通販だけでなく、いまやコンビニからスーパー、ドリンクスタンド、タクシー、出前など町中至るところでスマホを使った決済が当たり前になりつつあります。その先導役がアリババ系「支付宝」とテンセント系「微信支付」。モバイル決済市場の9割以上を占める両アプリが、アップルペイやサムスンペイなど新規参入組に付け入る隙を与えないほど勢力を拡大しています。スマホ決済に関しては世界をリードしていると言っても過言ではない中国。今後どのような発展が見込めるのか、考察しています。
 業界研究では、今年4月8日から新しい税制度が施行された越境ECの税制改革について分析・解説しています。訪日観光客によるインバウンドの“爆買い”とともに日本でも注目を集めている越境EC。日本旅行から中国へ戻った後でも越境ECで同じ商品を購入するということで日本企業からも期待されていますが、一方で、今回の税制改革がもたらす負の影響も懸念されています。実際に今回の変更により、実質的な増税となったのか、また越境ECが今後は下火になるのか…。そこで変更された税制の詳細について詳しく説明するとともに、その影響や政府の意図、また日本企業がどう対応すべきかについての示唆を含めて解説しています。
 中国コンビニ最前線レポートでは、内陸主要都市「武漢」(湖北)のコンビニ事情をレポートしています。ハルビン(黒竜江省)や長沙(湖南)と並び、全国で最も出店数が伸びている武漢。伸び率は実に32%超で、日系ではローソンが地場系大手の中百集団と提携して初進出します。しかし1,000万を超える巨大な人口を背景に、武漢ではすでに地場系チェーン店による熾烈なコンビニ戦争が始まっています。そのなかでも最も威勢がいいのが、南寧(広西チワン族自治区)発の新参コンビニチェーン「Today(今天)」。彼らがどのような戦略と店作りで地元市民からの支持を集めているのか…。
 最後に今号も「中国・街角ウォッチ」を掲載しています。中国の街角で出くわした面白発見や驚きを写真とともにお伝えする企画。今号は上海や桂林(広西)で出くわした光景や出来事、4つの事柄についてその背景とともにお伝えしています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.36(2016年7&8月合併号)  もくじ
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【巻頭特集】
『「短視頻(ショート動画)」と「直播(ライブ動画配信)」』
 「90後」ソーシャルメディアのニューウェーブ

【市場分析】中国オンライン決済市場
『スマホ決済普遍化で“財布を持たない”若者が急増中』
 中国モバイル決済の最新動向を徹底分析

【業界研究】越境EC税制改革
『横行する個人輸入代行を抑制し“爆買い”を沈静化』
 越境ECをめぐる中国の税制改革

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『「Today(今天)」、武漢コンビニ界で勢力急拡大』
 ローソンが進出する出店伸び率32%の巨大都市「武漢」

【中国・街角ウォッチ】街角で出くわした面白発見&驚き
『小米が絶妙のタイミングで「国民」を猛アピール!!!』
『中国“夏の風物詩”番組「中国好声音」が改名してスタート!!!』
『普段何気なく使う20元札の景色が目の前に!!!』
『上海のレジャー島「崇明島」に絶叫アトラクションが!!!』

【都市別調査】武漢 vs 長沙 編 〜その2
『マルチコア商圏の武漢、一極型の長沙』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第86回「牛肉ブーム、売りは鮮度」(2016年9月9日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第86回は「牛肉ブーム、売りは鮮度」(2016年9月9日付)。いま中国では牛肉が“ホット”だ。最近上海の街角で「牛肉」と掲げた看板をよく目にする。元々、中華料理には「牛肉麺」や「水煮牛肉」など牛肉を使った料理は枚挙に暇がないが、なぜあえて今「牛肉」をアピールするのか。その流行りを牽引するのが、オーストラリア牛肉専門店の「Peter’s Gourmet」と広東省の潮州や汕頭などで庶民に食されている「潮汕牛肉火鍋」だ。経済成長とともに、飲食店に対して味だけでなく、内装や環境、接客サービスなどにも高い水準を求め始めた中国消費者だが、両者がいかにして支持を集めているのか。その解が、次の中国の「食」ブームを語る上でのヒントになるかもしれない…。
 次回の掲載は9月23日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「China's beef boom is all about freshness(牛肉ブーム、売りは鮮度)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/China-s-beef-boom-is-all-about-freshness

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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