中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第250号】~中国のビジネスチャンスはこれから到来~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/
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2016年12月21日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第250号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 2011年12月21日からスタートした当メルマガも、今号で250回を迎えました。毎週水曜日の配信で、早5年。毎週のネタ探しと執筆に悩み苦しみながらも、セミナー会場や営業の場で「毎週楽しみに見ていますよ」と多くの方々からいただく温かい言葉に励まされ、何とか休むことなく続けてくることができました。この場をお借りし、感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございます。
 当初の目的は中国でのビジネス情報“バリバリ”のコラム発信でした。しかし、いざフタを開けてみると、中国で生活(仕事)しながら出くわした発見や思い、気付きなど、決して“ビジネス”とは呼べないとりとめのない話が多くを占めているような気がします。社内からも「コラムじゃなく日記だね」と揶揄されるほど。
 そうした中、山西省で訪れた観光地についてのコラムに、「すごく行きたいと思っていた場所で嬉しかった」と会員企業様からもお褒めのお言葉が…。実際に一番好評をいただいているのは、各都市の視察レポートです。
 おかげさまでこれまで大小含め100超の都市を訪問・視察しましたが、また来年も引き続きできるだけ多くの都市に足を運び、現地の生情報をお届けしていきたいと思います。
 今週のコラムは当メルマガ250号を迎えて、です。では、中国市場インサイトメルマガ第250号をお送りいたします。

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最近弊社では競合社のベンチマーク調査の依頼が増えております。中国での更なる業務拡大を行ううえで、競合他社の組織や運営体制、戦略、KPIなどを調査・分析しています。
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第250回)
     ~中国のビジネスチャンスはこれから到来~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年11月号(vol.39)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「映画市場拡大、スマホが一役」(2016年12月16日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Chinese take a shine to bicycle-sharing services(シェア自転車、本格始動)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第250回)
 ~中国のビジネスチャンスはこれから到来~

 当メルマガコラムも今号で250回目を迎えました。2011年12月21日に第1号を発信してから早5年。思えば、意気揚々とスタートした頃は、北京オリンピックと上海万博を終え、中国経済が成熟期を迎える中、いよいよ日本企業の商品やサービスが経済力を高めた中国人消費者に求められる時代が来たと思っていました。そうした中、12年9月に中国全土で起こった反日デモ騒動と、それに続く日本製品不買の広がり。当初の高揚感は一気に収縮しました。
 日中間の緊張が高まる中、日本企業は「チャイナプラスワン」戦略を推し進め、リスクの高い中国を避け、ベトナムやタイ、インドネシアなど東南アジア諸国へと投資先を一斉に転換。中国への関心も一気に冷え込みました。中国への進出どころか、出張すら敬遠するようになった日々が2年ほど続きました。
 大きな転機となったのが、14年11月の北京APECでの両国首脳による握手とそれに続く訪日中国人観光客によるインバウンド消費「爆買い」です。アベノミクスによる円安も大きく働き、これまでダムでせき止められていた水が一気に放出されたかのごとく、日本商品への興味が一挙に増し、日本企業の目も中国に向き始めました。
 16年に入り、「爆買い」は若干落ち着いていますが、それでも訪日中国人の数は増大しています。日本での消費も化粧品や日用品などがメインとなり、中国に居ながらネット経由で購入する「越境EC」も着実に浸透しています。
 先日、上海の映画館で鑑賞した「君の名は。」。日本語音声(中国語字幕)での上映でしたが、中国人客が私がウケたタイミング(場面)と同時に笑っていました。日本映画の公開どころか、日本語を公共の場で話すことすらはばかられた3年前との違いに、映画館で一人感慨にふけっていました。
 良きも悪しきも経験した5年間。日中関係は政治に翻弄されることもありますが、日本の商品や観光を求める中国人は確実に増えています。この流れを何とか持続させ、中国の消費市場を開拓する日本企業が続々と現れることを願いながら、また6年目もお役に立てる情報を発信し続けたいと思います。引き続き、何卒よろしくお願いいたします。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/)

「出前アプリ大手3社「百度外売」「美団外売」「餓了么」徹底研究 (12)」
 ~出前アプリの今後の発展トレンドは?
 ターゲットユーザー層も学生や自宅からの注文からホワイトカラー層へとシフトしている。ホワイトカラー層は食品の安全性をより重要視し、著名レストランを好む傾向が強い。配達時間の正確さにもこだわり、食品自体の品質に対する要求も他のグループより高い。また、高いクオリティとサービスを得るためには多少の支出は厭わない。今後ホワイトカラー市場における競争の鍵は加盟レストランの管理と、配達効率をアップさせることで、より良いユーザー体験を提供していくことだと言えるだろう......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「出前アプリ大手3社「百度外売」「美団外売」「餓了么」徹底研究 (11)」
 ~ホワイトカラーと高級市場路線で他を追随する「百度外売」(2)
 現在百度外売の配達員は約4万人あまり、平均配達所要時間は32分だという。配達員は全て健康証明と無犯罪証明を所持。また食品の安全性確保のため、各配達員に振り分けられた登録番号により、配達した食品全てを追跡確認できるようになっている。多くのユーザーが、百度外売の配達スピードが最も速く、配達員の態度も良いと評価している。サービスの良さは百度外売が行う厳格な評価体系によるところが大きいだろう......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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「出前アプリ大手3社「百度外売」「美団外売」「餓了么」徹底研究 (10)」
 ~ホワイトカラーと高級市場路線で他を追随する「百度外売」(1)
 百度外売は、中国ネット検索サービス最大手の百度(バイドゥ)が打ち出した出前アプリだ。2014年5月に正式に運営をスタート、3大アプリの中では最も歴史が浅い。中高級のホワイトカラー市場を主要なターゲットにしている。注文はウェブサイト、アプリ、更には地図アプリ「百度地図」にある「附近」機能を使って行う。つまり、百度の検索プラットフォームと百度地図を利用したO2Oサービスだ...... 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1810

「出前アプリ大手3社「百度外売」「美団外売」「餓了么」徹底研究 (9)」
 ~「大衆点評」と「微信」をバックに勢力拡大する「美団外売外売」(2)
 現在、美団外売外売の配達員の人数は合わせて6万人を超える。また、レストラン側へのサポートを提供する「快驢」システムも開発、加盟店に財務処理や商品管理に関するサポートを提供している。そのうちの「快驢調達」システムでは、出前アプリの加盟店に食材や使い捨て食器、酒・飲料等の供給サービスを行っている......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1809

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年11月号(vol.39)発行

 会報誌2016年11月号(vol.39)では、巻頭特集に中国アウトレット市場を取り上げました。経済成長の減速や政府によるぜいたく禁止令などの影響により、「モノ」消費に陰りが見え始める一方、娯楽や文化、レジャーなど体験志向の「コト」消費へのシフトが一気に進む中国小売現場。その両方を併せ持ちながら、低価格と充実したブランドラインナップで「モノ」消費を盛り上げているのがアウトレットでしょう。ここ2〜3年で“雨後の筍”のごとく各地でオープンラッシュが相次ぐアウトレットモール。15年の売上は全体で約700億元、16年には42、17年にはさらに37のアウトレットが開設される予定です。上海を中心とする華東地区を筆頭に、北京を擁する華北地区が同業界をリード、最近では内陸部を含む省都や主要都市にも出店が広がり、ついに寧夏の銀川にも近々西北地区初のアウトレットがオープン予定です。百貨店や総合スーパー(GMS)が各地で閉店するご時世のなか、開店ラッシュに湧くアウトレット業界。同業界の全体像を業績、地区、業態、運営元のバックグランド別に調査・分析。アウトレットが中国消費者に受け入れられる理由を考察しながら、そのうち特にウォッチすべき代表的なアウトレットである流通小売業大手の「百聯」、ヨーロッパ系の「弈欧莱」、地場系大手の「砂之船」、韓国系E-Landが運営する都市型アウトレットの「優客城市広場」の4社の取り組みと戦略について紹介しています。
 次に、注目の商業施設としてアウトレット業界で最も注目を集める天津の「佛羅倫薩小鎮(フィオレンティア・ヴィレッジ)」をピックアップしました。11年6月のオープンながら、15年の売上は30億元を超え、全体の第4位に躍り出ました。天津と北京のちょうど中間という立地面のメリットに加え、イタリアの街並みを再現させた建築デザインのほか、全国トップを誇る国際的一流ブランドのラインナップなど、買い物と観光ニーズを同時に満たすニューモデルのアウトレットとして中国を代表するモールになっています。実際に視察に訪れた日にはプラダとバーバリー店の前で入店のための長蛇の列ができており、モール内も複数の買い物袋を下げた客がほとんど。まだ飽くなき中国消費者の「モノ」に対するニーズをまざまざと見せつけられた気がします。15年1月に上海浦東に、9月には広州にそれぞれモールをオープン、17年末までに重慶、成都、青島、武漢にも出店予定の佛羅倫薩小鎮について、現地視察レポートを交えてお伝えしています。
 トレンドウォッチでは、16年のシェアリング・エコノミーの“新騎手”であるシェア自転車についてです。配車から民泊、ネイルに家庭教師派遣などスマートフォン(スマホ)を介したシェアサービスが花開いている中国O2O市場ですが、その最前線で最も注目されているのがシェア自転車の「モーバイク(mobike)」でしょう。16年4月末頃から急に上海の街角で目にするようになったオレンジ色のおしゃれなマウンテンバイク。スマホで自転車に印刷されているQRコードを読み込むだけで、乗り降りは自由。30分1元のみという低料金も一気に利用者が広がった要因といえます。一方、収益を確保するためには自転車が壊れにくくする必要があり、その分、乗り心地が相殺され、利用者からもクレームが殺到。そこで新たに乗り心地をアップさせた軽量版の「mobike lite」を投入するのですが、その背景には続々と現れるライバル企業の存在も見え隠れしています。このように競争激化の様相を帯びるシェア自転車市場、さらにはそれを利用するユーザーの声なども合わせてレポートしています。
 中国コンビニ最前線レポートでは、「西湖」で有名な浙江省の省都・杭州のコンビニ事情についてレポートしています。前号で紹介した「2016年中国都市別コンビニ発展指数」で総合20位にランクインした杭州は、地場と外資がそれぞれ約半数を占める激戦区になっています。日系ではファミリーマートとローソンがいずれも12年に初進出、現在それぞれ約100店と40店となっていますが、今回は地場系の「快客(QUIK)」に注目。16年4月の売上が前年同月比40%増を記録、今後3〜5年で浙江省内に1000店の目標を掲げる同店の出店、商品、サービス、フランチャイズ戦略について紹介しています。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.39(2016年11月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『中国アウトレット業界徹底研究』
 中国消費現場の新たな潮流として全土に急拡大

【小売・流通現場】注目商業施設を徹底研究
『異国情緒あふれるアウトレットの“新騎手”
「天津佛羅倫薩小鎮(フィオレンティア・ヴィレッジ)」』
 中国アウトレット業界の新トレンドを牽引

【トレンドウォッチ】次の人気商品やサービスを先読み
『健康とエコにも優しいシェア自転車「モーバイク(摩拝単車)」』
 中国シェアリング・エコノミーの新星誕生

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『多種多様なサービスとデリカ類の充実により成長著しい「快客」』
 「西湖」で有名な浙江省・杭州のコンビニ事情

【都市別調査】
武漢 vs 長沙 編 ~フィナーレ
『日系ブランド:武漢のイオン、長沙の平和堂』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第93回「映画市場拡大、スマホが一役」(2016年12月16日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第93回は「映画市場拡大、スマホが一役」(2016年12月16日付)。12月2日から中国で公開されたアニメ映画「君の名は。」。最初の1週間の興行収入が4億元を超え、中国全土の映画館で連日満員御礼の大盛況だ。週末午後に上海の映画館で鑑賞してみた。館内は満席で、ほとんどが20~30代の若者。日本同様に中国でも若年層を中心に関心が集まっているようだ。音声は日本語のままで、中国語字幕付き。入れ変わった男女の主人公が朝起きた時に自分の姿にビックリする場面など、笑いのタイミングは日中間でほとんど差はない。2011年の131億元から15年には411億元、さらに16年は620億元に達すると見込まれている中国映画市場。コト消費が叫ばれる昨今のトレンドを反映しているわけだが、その急成長を支える“功労者”としてスマートフォン(スマホ)の存在が欠かせない。果たしてその意味は…。
 次回の掲載は2017年1月6日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Chinese take a shine to bicycle-sharing services(シェア自転車、本格始動)」
http://asia.nikkei.com/Business/Companies/Chinese-taking-a-shine-to-bicycle-sharing-services

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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