中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第255号】~台湾にツタヤが進出~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/
===============================
2017年2月1日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第255号】
===============================

 新年快楽!恭喜発財!キャストの大亀です。
 中国では先週土曜日の28日に新年(旧正月)を迎えました。上海では今年も外環(環状道路)内での花火・爆竹は禁止されていますが、微信ではわざわざ外環の外まで車で行って花火を上げている友人の投稿も見かけました。中国人にとって春節の花火は欠かせないのですね。
 今年の干支は酉(とり)。酉の由来は「果実が極限まで熟した状態」「酒熟して気の漏れる状態」というもの。運気や客も取り(とり)込めるということで商売繁盛に繋がるとされているようです。
 中国でも「鶏」を使った新春の四字熟語(挨拶)が飛び交っています。早起きの象徴でもあるニワトリ。「金鶏報暁」「聞鶏起舞」など、ニワトリの鳴き声で目覚め、新しい一日を精力的に活動するという意味から、新年を実りのある年にと願います。また鶏の発音「ji」が「吉」と同じことから、定番の「大鶏(吉)大利」や「鶏(吉)祥如意」などが当て字で使われています。
 「吉」の字で思い出すのが、自動車のナンバープレートに「吉」と略字が載っている吉林省。中国で最も縁起のいいナンバープレートでしょう。不景気にあえぐ東北三省の一角ですが、酉年ではぜひとも鶏(吉)のある一年にしてほしいと思います。私も今年は早寝早起きをモットーに、さまざまな分野で飛躍の鶏(機)会を掴みたいと思います。
 今週のコラムは1月24日に台北にオープンした蔦屋書店についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第255号をお送りいたします。

◆◇セミナーのご案内◇◆
================================================================
【上海】キャスト+JTB+Aon ソリューションセミナー 参加無料
---------------------------------------------------------------
  「税務」×「為替」×「保険」で運営コストダウンを実現!
        中国現法改革「3本の矢」
---------------------------------------------------------------
日時:2017年2月23日(木) 14:00~17:30(受付開始13:30)
場所:上海国家開発銀行 5F会議室

↓↓↓詳細及び申込みはこちらから!
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=370
================================================================

【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第255回)
     ~台湾にツタヤが進出~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年12月号(vol.40)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「昨年のトレンド番付」(2017年1月20日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Chengdu shopping mall expertly integrates old and new(モールに成都人の趣向反映)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/
     4) 【上海】キャスト+JTB+Aon ソリューションセミナー 参加無料
         「税務」×「為替」×「保険」で運営コストダウンを実現!
         中国現法改革「3本の矢」
         日時:2017年2月23日(木) 14:00~17:30(受付開始13:30)
     (詳細)http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=370

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
コラム
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第255回)
 ~台湾にツタヤが進出~

 台湾・台北に2017年1月24日にオープンした蔦屋書店(TSUTAYA BOOKSTORE)を訪れました。場所は台北市東部の信義区。新光三越や微風広場などの百貨店やモールが集積し、市政府やノッポビルの台北101もある新興商業エリアです。その一角にある統一時代百貨の5階に新規オープンしました。
 オープンしたばかりで、かつ春節休暇中だったためか、蔦屋書店の前には入場待ちの行列が。快適な書店空間を維持するために入場制限しているようでした。カフェ&レストランの「WIRED TOKYO」も同時にオープンしており、本を片手にコーヒーやワイン、パスタなども楽しめる新たなカルチャー空間を提案しています。
 行列に並んでいる地元のお客さんもWIRED TOKYOの店内の様子や内装を眺めながら「芸術性が高い」と感心している様子。書籍販売のほうも「食」「旅」「アート」などカテゴリ別に各国の本が並べられ、ソファやデスクで読書にふける姿も多く見られます。書籍のほかにも文房具やデザイン・アートなど日本製の雑貨や小物も展示・販売。ただ、デパート5階の一角のみにスペースが限られていることもあり、こじんまりしているイメージが否めないのが残念でした。
 一方、蔦屋書店の対面にそびえ立つのが台湾“文創”書店の元祖「誠品書店」。地下2階から6階までを占め、書店を中心にアパレルや文房具、キッズ向け商品など各種カテゴリを扱う複合商業施設になっています。書籍もテーマごとに分かれ、種類と数は蔦屋書店とは比べ物にならないほどの規模。「食」コーナーのど真ん中にキッチン設備もあり、著者が料理を実演するイベントなども開かれているようです。
 書籍販売にライフやカルチャーの要素を組み入れた新しいスタイルの書店を提案する日本代表の「ツタヤ」と台湾代表の「誠品」。業界内ではツタヤが誠品を参考にしたという噂も耳にしたことがあります。中国大陸ではすでに誠品を真似てさらにグレードアップしている複合書店が至る所にオープンしているなか、両者がいかに“文創”書店のコンセプトを広めていけるか。特にツタヤの今後の中国での取り組みに注視したいと思います。
文責:コンサルタント 大亀浩介

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

★Facebookのアカウントをお持ちでしたら、ぜひ「いいね!」をお願いします
================================================================
キャスト中国マーケティング・ECサイトの公式Facebookページ
■□■大亀浩介の『チャイナ・マーケット・インサイト』■□■
http://www.facebook.com/chinamarketinsight/
<<中国各地の素顔を、写真とミニレポートでリアルタイムにお伝えします>>
================================================================

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
新着コンテンツ一覧
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/

「中国アウトレット業界徹底研究 (7)」
 ~ブランド化と細分化が今後の発展トレンド
 アウトレット業界は、デベロッパーと運営会社の開発及び運営管理能力が強く問われる業界でもある。今後、チェーン化の傾向はより強まることが予想される。入居するブランド側としても、専門性が高く、過去に実績のあるデベロッパーや運営会社が運営するモールに出店することをより好むに違いない。チェーン化することで運営会社とブランド各社とのコネクションも強化され、以降のテナント募集も容易になるだろう......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1856

「中国アウトレット業界徹底研究 (6)」
 ~国のサポートと消費者の人気がアウトレットの発展を後押し
 2012年以降、中国政府もこの急成長するアウトレット市場の発展を政策面から強力にバックアップしている。商務部は「『十二五(第12次5ヵ年計画)』時期の小売業発展促進に関する指導意見」のなか、「ディスカウントショップ、アウトレット等の新業態の秩序ある発展と、ショッピングモール及び都市商業コンプレックスの安定的な発展を指導する......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1855

「中国アウトレット業界徹底研究 (5)」
 ~近郊型大型アウトレットモールが主流、都市型アウトレットも増加傾向
 都市型のアウトレットもここ数年人気が高まっている。都市型アウトレットとは、その言葉通り、市街区に位置するアウトレットのこと。 その多くは、以前に百貨店だった場所がアウトレットに業態を変更したケース。ここ数年のリアル店舗業態の低迷により、多くの百貨店が閉店に追い込まれたが、アウトレットに生まれ変わり復活を遂げた施設も生まれつつある......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1853

「中国アウトレット業界徹底研究 (4)」
 ~国際的ラグジュアリーブランドが高い売上を記録
 2015年の売上が8億元を超えた上位 17のアウトレットモールには、どこも一定の割合で国際的ラグジュアリーブランドが入居している。 一方、売上8億元以下のアウトレットモールはラグジュアリー商品の売上比率が低い。著名ラグジュアリーブランドが最も集中しているのは天津佛羅倫薩小鎮で、蘇州奕欧来、上海佛羅倫薩小鎮、重慶砂之船西部奥特莱斯、成都時代奥特莱斯が続く......
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=1852

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お知らせ
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年12月号(vol.40)発行

 会報誌2016年12月号(vol.40)では、巻頭特集に日増しに高まる中国人の健康意識を背景とした健康関連産業を取り上げました。経済の急成長が一段落し、生活水準向上のためにあくせく働く時代から、若干ゆとり(余裕)のある生活の中、いかに日々を充実させながら健康なライフスタイルを送るかに人々の関心が移り変わって来ています。一方、今後の急発展が見込めない低成長時代を迎え、仕事や家庭、将来について不安を抱えながらストレスに悩まされている人も増えています。全人口の70%が「亜健康」(健康と病気との中間状態で、疲労感やイライラ、憂鬱などの自覚症状がある人)状態にあると言われる中国。まずは中国の医療環境の現状について、病院など医療衛生機関の数や費用、保険や健康診断の現状、医薬や健康食品の実態などを網羅。その上で、15年から顕著となったマラソンブームについて、シューズやウェアなど関連グッズ市場だけでなく、愛好家が集うコミュニティやスマホアプリを紹介。さらに健康意識向上による小売現場や食品への影響からモバイル医療サービスについても調査・分析しています。
 次は、2016年の「中国消費トレンド番付」の発表です。景気減速をものともせず堅調に推移する中国消費。16年に特に注目すべきトピックやトレンド、モノ、サービス、イベントなどについて、弊社の独断と偏見でランク付けしました。東西横綱はネット通販の一大キャンペーン「双11」と「京東618」。話題としては新鮮味に欠けますが、単日の取引規模が1207億元(約2兆円)に達した双11が中国消費や世界に与えたインパクトを考えると横綱として選ばざるをえませでした。大関の「スマホ決済」「国産スマホ」、関脇「出前アプリ」「直播(ライブ動画)アプリ」と続き、前頭には「VR(仮想現実)」や「上海ディズニー」などを選出。全体的に今や全国民に一台といえるほど普及したスマホをベースとした「アプリ」ビジネスに加え、モノではなく体験を求める「コト」消費化の流れが顕著になりました。
 中国コンビニ最前線レポートでは、河北省の省都・石家庄のコンビニ事情についてレポートしています。人口1076万人(15年末)を擁し、15年のGDPは5440.6億元で全国第30位ながら、「2016年中国都市別コンビニ発展指数」では36都市中、第7位にランクイン。まさに成長著しいコンビニ市場ですが、特に同市内で目立った店舗展開を見せる河北国大連鎖商業有限公司傘下のコンビニチェーンで、石家庄に300強、河北省全体で400店以上を展開する「36524」をピックアップしました。店内には越境ECアプリの宣伝を各所に設置するなどO2Oの展開に力を入れる同店。ネット通販大手の京東(JD.com)のサイト内にある仮想店舗で商品を注目すれば、京東と36524の実店舗の配達員が共同で「ラストワンマイル」の配送に対応。オンラインとオフラインで会員システムを相互にリンクさせ、ポイント加算や共同キャンペーンも実施するなど、河北省発のコンビニチェーンに要注目です。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
vol.40(2016年12月号)  もくじ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【巻頭特集】
『中国医療環境の現状から考える「健康関連産業」の発展潜在力とチャンス』
 高まる健康意識が中国人のライフスタイルと消費習慣を変える

【トレンドウォッチ】次の人気商品やサービスを先読み
『2016年中国消費トレンド番付』
 中国消費は「スマホアプリ」と「コト」がキーワードに

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『実店舗の配達員がラストワンマイルを解決する「36524」』
 河北省の省都・石家庄のコンビニ事情

【都市別調査】
スマホの次は「紙」 編 ~その①
『手帳にリアル書店 アナログ回帰の胎動』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

---------------------------------------------------------

2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第95回「昨年のトレンド番付」(2017年1月20日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第95回は「昨年のトレンド番付」(2017年1月20日付)。景気減速が叫ばれる中、底堅く推移する中国消費。2016年に影響を及ぼした事象や流行を「中国消費トレンド番付」としてまとめてみた。まず、横綱はネット通販の一大キャンペーン「双11」と「京東618」。新鮮さはないが、双11の単日取引額が1207億元に達するなど、消費全体や世界に与えたインパクトを考えると妥当だろう。スマートフォン(スマホ)の普及による各種ビジネスやサービスが目立った16年。大関にはその立役者である「スマホ決済」と「国産スマホ」を選出する。スマホ決済はコンビニやスーパー、レストランなどのリアル店舗でも全土に普及した。スマホのアプリビジネスとコト消費化が目立った16年の中国消費の番付はいかに…。
 次回の掲載は2017年2月3日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
http://t21.nikkei.co.jp/
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

---------------------------------------------------------

3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Chengdu shopping mall expertly integrates old and new(モールに成都人の趣向反映)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Chengdu-shopping-mall-expertly-integrates-old-and-new

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

---------------------------------------------------------

4)【上海セミナー案内】
○●○ キャスト+JTB+Aon ソリューションセミナー ○●○
---------------------------------------------------------------
    「税務」×「為替」×「保険」で運営コストダウンを実現!
           中国現法改革「3本の矢」
---------------------------------------------------------------
日時:2017年2月23日(木) 14:00~17:30(受付開始13:30)
場所:上海国家開発銀行 5F会議室
講師:
・講演1【税務】「企業所得税確定申告において注意すべき事項」
 キャストコンサルティング(上海)有限公司 董事長・税理士 永野弘子
・講演2【為替】「為替差損なし!予約やオプション選択も可能にした新しい人民元決済」
 株式会社ジェイティービー  経営企画部・国際間決済事業室長 広瀬一盛
・講演3【保険】「最適な保険料コストでリスクヘッジを実施するための視点とポイント」
 AON-COFCO 執行役員 日系営業部 中国統括責任者 杉本幸平

↓↓↓詳細
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=370

────────────────────────────
【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
────────────────────────────
■サービス詳細 >> http://www.cast-marketing.com/service/
■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
■お問い合わせ >> http://www.cast-marketing.com/inquiry/
■メルマガ配信登録 >> http://www.cast-marketing.com/mailmagazine/


pageTop