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【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第258号】~存在感際立つ日産シルフィ~

中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
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2017年2月22日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第258号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。
 先週は名古屋に4日間滞在していました。今回で3回目の名古屋。これまでなかなか訪問する機会に恵まれず、あったとしてもショートステイ。今回はようやくじっくりと名古屋を満喫することができました。
 食事は「八丁味噌」系のオンパレード。味噌カツ、味噌煮込みうどん、赤だしと、名古屋ならではの料理を堪能。また手羽先に名古屋コーチンと鶏肉好きにはたまらない料理が満載です。
 そうしたなか、今回どうしてもトライしたかったのが「台湾ラーメン」。存在自体はずっと以前から知っていたのですが、台湾在住歴6年の身としては、一度は食しておくべきかと思っていました。
 その発祥の地とされる「味仙(みせん)」。小柄なお碗で出てきた台湾ラーメンは、ひき肉と唐辛子がガッツリと乗っかり、麺も台湾でよく食べた細いストレートタイプ。見た目は「担々麺?」でしたが、味はとにかく「辛い」。一口だけで、口の中がヒリヒリするほどでした。
 台湾出身の店主がまかないに作ったものが原型だそうで、たしかに台湾では見かけない麺。味噌など甘系がメインの名古屋でこれほどの辛さは大丈夫なのか?と思いながら、食べ終わるころには汗だくになっていました。
 今週のコラムは中国で一番売れている日系自動車についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第258号をお送りいたします。

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場所:上海国家開発銀行 5F会議室
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日時:2017年3月8日(水) 14:00~17:30(受付開始13:30)
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第258回)
     ~存在感際立つ日産シルフィ~
 2. 新着コンテンツ一覧
 3. お知らせ
     1) 会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年12月号(vol.40)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical
     2) 日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
         「飲食品、健康志向高まる」(2017年2月17日付)
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/
     3) Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載
         「Chengdu shopping mall expertly integrates old and new(モールに成都人の趣向反映)」
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/
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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第258回)
 ~存在感際立つ日産シルフィ~

 中国で一番売れている日本車が何かご存知でしょうか。正解は日産シルフィです。中国自動車工業協会が毎月発表する月別のセダン車種別販売台数でトップ10の常連であるばかりか、2016年12月には4.38万台でなんと首位、前月に続く快挙を達成しています。
 17年1月は独系VW(フォルクスワーゲン)のラビダ(5.24万台)とジェッタ(4.33万台)、米系GM(ゼネラル・モーターズ)のエクセル(3.45万台)に抜かれ、第4位(3.2万台)に甘んじましたが、日系では常にトップを独走。トヨタのカローラが2.63万台で9位にランクインしていますが、その他はランク外。中国でのシルフィ人気が際立っています。
 中国では「軒逸」の名で親しまれているシルフィ。日本ではより馴染みのある「ブルーバード」の後継車としての位置づけで、中国でも「BLUEBIRD SYLPHY」と両ブランドが標記された車を多く見かけます。これは06年に発売された旧モデルで、12年のモデルチェンジからシルフィのみのブランド名で販売。16年に新モデルを発表しましたが、前世代のモデルも「経典(Classic)」として販売を継続。実際には販売数全体の3~4割を前世代が占めているそうで、業界内では珍しい現象だとか。
 中国各地でレンタカーを利用していますが、どの都市でも欧米系や国産車が多く、日系はなかなかお目にかかれません。VWのラビダやGMのエクセルなどを選ぶのですが、いずれも運転しながらハンドルや加速具合など“重さ”を感じていました。そうしたなか、日産シルフィに乗車する機会があったのですが、その軽いハンドルの操作性やアクセルを踏んだ後の加速感など、「スポーツカー?」と思わせるような“軽い”乗り心地。さらには圧倒的な燃費の良さに、改めて日本車の良さを実感するとともに、シルフィが売れている理由がわかりました。
 最近道端で見かけるようになったスポーツカーのようなフォルムの車。「LANNIA」という日産の新モデルですが、よく見ると中国語で「藍鳥(Lan Niao)」と、つまりブルーバードの名が刻まれています。大衆車のイメージが強いブルーバードが、中国では若者向けのスポーツセダンとして復活。排気量1600cc以下の小型車に対する減税政策が1年間延長された中、藍鳥がどこまで売上を伸ばすか、シルフィとともに注目です。

文責:コンサルタント 大亀浩介

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新着コンテンツ一覧
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「2016年中国消費トレンド番付 (4)」
 ~オリジナルなモノを「買う」から「作る」へ
 中国各地に登場する複合書店やDIY(手工)店も、「コト」消費化の一翼を担う重要なプレーヤーとして、16年に顕著になったトレンドだ。台湾系誠品書店を発端とし、中国全土で旋風を巻き起こした “文創”(カルチャー「文化」とクリエイティブ「創造」の造語)コンセプト。 書店とともに文房具や新興デザイナーによるアパレルやアクセサリー、さらにはオリジナルブランドの雑貨や小物なども販売......
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「2016年中国消費トレンド番付 (3)」
 ~小結にはシェアビジネスの代表格が、前頭には「コト」消費がオンパレードに
 小結は東がシェア自転車の「mobike(摩拝単車)」、西は「配車アプリ」とした。16年の春頃から上海の街角に突如として現れたオレンジ色のマウンテンバイク。夏頃には至るところで目撃するようになり、秋には週末の余暇(レジャー)としてサイクリングに利用している姿も目立つようになった。mobikeはスマホを介して附近の空き自転車を探し、自転車に搭載されたQRコードを読み込んで解錠するというシステム......
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「2016年中国消費トレンド番付 (2)」
 ~大関にはスマホ経済圏形成の立役者に、関脇には16年に最も流行ったトレンドを
 16年は全体的に「スマホ」が主役だったといえるだろう。都市部を中心にアップルのアイフォン人気は根強く存在するが、華為(ファウェイ)や小米(シャオミ)のほかoppoやvivoなどの国産スマオの躍進は、中国でのスマホ経済圏の普及と拡大の立役者という意味合いにおいても、特筆すべきだろう。その「国産スマホ」を西の大関に番付した...
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「2016年中国消費トレンド番付 (1)」
 ~横綱はネット通販の大型キャンペーン「双11」と「京東618」
 まず栄えある横綱として選んだのが、東「双11」、西「京東618」だ。特に「双11」は、昨年、一昨年ともに日本をはじめ世界中でも注目され、別に16年の目新しいトピックというわけではない。 が、16年の取引実績も単日で1207億元(約2兆円)と驚異的な数字。話題性としての新鮮さはないとしても、やはり中国消費や世界に与えた影響力やインパクトさを考えると、横綱として選出せざるをえなかった......
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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2016年12月号(vol.40)発行

 会報誌2016年12月号(vol.40)では、巻頭特集に日増しに高まる中国人の健康意識を背景とした健康関連産業を取り上げました。経済の急成長が一段落し、生活水準向上のためにあくせく働く時代から、若干ゆとり(余裕)のある生活の中、いかに日々を充実させながら健康なライフスタイルを送るかに人々の関心が移り変わって来ています。一方、今後の急発展が見込めない低成長時代を迎え、仕事や家庭、将来について不安を抱えながらストレスに悩まされている人も増えています。全人口の70%が「亜健康」(健康と病気との中間状態で、疲労感やイライラ、憂鬱などの自覚症状がある人)状態にあると言われる中国。まずは中国の医療環境の現状について、病院など医療衛生機関の数や費用、保険や健康診断の現状、医薬や健康食品の実態などを網羅。その上で、15年から顕著となったマラソンブームについて、シューズやウェアなど関連グッズ市場だけでなく、愛好家が集うコミュニティやスマホアプリを紹介。さらに健康意識向上による小売現場や食品への影響からモバイル医療サービスについても調査・分析しています。
 次は、2016年の「中国消費トレンド番付」の発表です。景気減速をものともせず堅調に推移する中国消費。16年に特に注目すべきトピックやトレンド、モノ、サービス、イベントなどについて、弊社の独断と偏見でランク付けしました。東西横綱はネット通販の一大キャンペーン「双11」と「京東618」。話題としては新鮮味に欠けますが、単日の取引規模が1207億元(約2兆円)に達した双11が中国消費や世界に与えたインパクトを考えると横綱として選ばざるをえませでした。大関の「スマホ決済」「国産スマホ」、関脇「出前アプリ」「直播(ライブ動画)アプリ」と続き、前頭には「VR(仮想現実)」や「上海ディズニー」などを選出。全体的に今や全国民に一台といえるほど普及したスマホをベースとした「アプリ」ビジネスに加え、モノではなく体験を求める「コト」消費化の流れが顕著になりました。
 中国コンビニ最前線レポートでは、河北省の省都・石家庄のコンビニ事情についてレポートしています。人口1076万人(15年末)を擁し、15年のGDPは5440.6億元で全国第30位ながら、「2016年中国都市別コンビニ発展指数」では36都市中、第7位にランクイン。まさに成長著しいコンビニ市場ですが、特に同市内で目立った店舗展開を見せる河北国大連鎖商業有限公司傘下のコンビニチェーンで、石家庄に300強、河北省全体で400店以上を展開する「36524」をピックアップしました。店内には越境ECアプリの宣伝を各所に設置するなどO2Oの展開に力を入れる同店。ネット通販大手の京東(JD.com)のサイト内にある仮想店舗で商品を注目すれば、京東と36524の実店舗の配達員が共同で「ラストワンマイル」の配送に対応。オンラインとオフラインで会員システムを相互にリンクさせ、ポイント加算や共同キャンペーンも実施するなど、河北省発のコンビニチェーンに要注目です。
 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
vol.40(2016年12月号)  もくじ 
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【巻頭特集】
『中国医療環境の現状から考える「健康関連産業」の発展潜在力とチャンス』
 高まる健康意識が中国人のライフスタイルと消費習慣を変える

【トレンドウォッチ】次の人気商品やサービスを先読み
『2016年中国消費トレンド番付』
 中国消費は「スマホアプリ」と「コト」がキーワードに

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『実店舗の配達員がラストワンマイルを解決する「36524」』
 河北省の省都・石家庄のコンビニ事情

【都市別調査】
スマホの次は「紙」 編 ~その①
『手帳にリアル書店 アナログ回帰の胎動』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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2)日経MJ(流通新聞)で「中国&アジア商売見聞録」掲載(隔週金曜日)
  第97回「飲食品、健康志向高まる」(2017年2月17日付)

 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
 第97回は「飲食品、健康志向高まる」(2017年2月17日付)。広東省・広州の陸の玄関、広州東駅。深センや東莞、香港への直通電車の発着駅で、付近には1990年代からオフィスやホテルなど高層ビルが建設され、経済成長を引っ張ってきた。地下鉄も接続しており朝夕には多くの乗客でごった返す出入口の傍に現れたのが、漢方茶ドリンク「王老吉」の低糖・無糖版新発売の巨大広告だ。中国健康飲料の先駆けながら、砂糖入りで甘みたっぷりな味も特徴だった王老吉。16年に低糖と無糖を新発売し、天猫での初日の注文が1万セットを超え再ブレイク中だ。健康意識の高まりを受け、飲食品の嗜好が急変化する中国で、業界勢力図も大きく変わろうとしている。その実態は…。
 次回の掲載は2017年3月3日を予定しています。

※日経テレコンにて、バックナンバーをご覧いただけます。
(http://t21.nikkei.co.jp/)
  お問い合わせ先:日経中国(香港)社 e@nikkei.com.hk

※ダイジェスト版バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/nikkeimj/

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3)Nikkei Asian Reviewで「中国&アジア商売見聞録」英語翻訳版掲載

 2013年5月から日経MJ紙で連載中のコラム「中国&アジア商売見聞録」の英訳が英語誌「Nikkei Asian Review(http://asia.nikkei.com/)」に掲載されております。
詳しくは下記リンクから。

「Chengdu shopping mall expertly integrates old and new(モールに成都人の趣向反映)」
http://asia.nikkei.com/Business/Trends/Chengdu-shopping-mall-expertly-integrates-old-and-new

※バックナンバーはこちら >>
http://www.cast-marketing.com/NikkeiAsianReview/

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4)【上海・南通セミナー案内】
○●○ キャスト+JTB+Aon ソリューションセミナー ○●○
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    「税務」×「為替」×「保険」で運営コストダウンを実現!
           中国現法改革「3本の矢」
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【上海】日時:2017年2月23日(木) 14:00~17:30(受付開始13:30)
    場所:上海国家開発銀行 5F会議室
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【南通】日時:2017年3月8日(水) 14:00~17:30(受付開始13:30)
    場所:南通大飯店 A楼三楼黄河庁
http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=372
講師:
・講演1【税務】「企業所得税確定申告において注意すべき事項」
 キャストコンサルティング(上海)有限公司 董事長・税理士 永野弘子
・講演2【為替】「為替差損なし!予約やオプション選択も可能にした新しい人民元決済」
 株式会社ジェイティービー  経営企画部・国際間決済事業室長 広瀬一盛
・講演3【保険】「最適な保険料コストでリスクヘッジを実施するための視点とポイント」
 AON-COFCO 執行役員 日系営業部 中国統括責任者 杉本幸平

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■お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/
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