中国の市場・業界・企業・商習慣を徹底調査&研究 ~ キャスト中国ビジネス「中国マーケティングEC会員コース」

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 大亀浩介コンサルタントインタビュー



2019/01/30 Vol. 354
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第354号】~「ポスト爆買い」の戦略思考~
中国市場・業界・企業・消費の「いま」を徹底調査&分析
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース
http://www.cast-marketing.com/

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2019年1月30日 毎週水曜日配信・無料
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第354号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 いよいよ春節を間近に控えた上海。町中では人や車が明らかに減った感じがします。民族大移動ならぬ「春運」も始まっており、多くの地方出身者が、地元に帰省し始めているのでしょう。

 この影響をもろに受けているのが宅配。ネット通販にしろ、出前にしろ、「春節期間につき発送の遅延または休止」の告知が事前にアプリに提示されています。タクシー及びシェアライド配車の「滴滴出行」も、ドライバー不足により、どの時間帯や場所からの待ち時間が長いといった情報を公開しています。

 ほぼ毎日利用しているアリババ系ネットスーパーの「盒馬鮮生」。先日配達員から電話が入り「人不足で約束の時間に遅れます」と。「わかりました。大丈夫です」と答えた数分後にまた同じ電話が。「さっき電話もらったよ」と答えましたが、多くの配達荷物でてんやわんやになっている様子が伺い知れます。

 こうした状況はおそらく元宵節(2月19日)が終わる頃まで続くのでしょう。一見クレームになりかねない状況ですが、中国の人たちは「この時期は仕方ない」と大らかな態度で受け入れているようです。もはや配達員なしでは生活に困るようになってしまった中国。春節はゆっくりと休んでいただきたいと思います。

 2月21日(木)に、東京でセミナーを開催します。テーマは「2019年の中国消費を占う~キーワードから読み解く中国消費の「今」」について。目まぐるしく変化する中国消費の現場から、生の最新事情をお伝えします。ぜひとも奮ってご参加ください。

 今週のコラムは爆買いとインバウンド消費についてです。では、中国市場インサイトメルマガ第354号をお送りいたします。

◆◇マーケティングセミナーのご案内◇◆  【東京】参加無料
2019年第一弾のセミナーでは、12年からの5年間の中国消費の移り変わりを総括した上で、18年に起こった変化、そして19年はどこに向かうのかについて解説します。
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2019年の中国消費を占う~キーワードから読み解く中国消費の「今」
■日 時  2019年2月21日(木)16:00~18:00(受付開始15:45)
■会 場  田村田中町ビル会議室(港区新橋2-12-15)
■定 員  20名(事前申込制、先着順)
■講 師  大亀浩介
<<詳細&お申込み>>
 http://www.cast-china.biz/index.php?Mod=Seminar&Cmd=DataList&SEid=392
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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第354回)
     ~「ポスト爆買い」の戦略思考~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. お知らせ
     会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2018年11月号(vol.59)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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コラム
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「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第354回)
 ~「ポスト爆買い」の戦略思考~

 いよいよ来週は春節(旧正月)。中国は2月2日と3日の土日を振替出勤日とし、4日の除夕(大晦日)から10日までの7日間が大型連休となります。

 春節といえば、日本側で大きな期待が寄せられているのが“爆買い”ならぬインバウンド消費でしょう。今年も多くの中国人が日本行きの観光ビザを申請しているようで、デパートや免税店などは手ぐすねを引いて待っているのではないでしょうか。

 ただこの「爆買い」も、最近は様子が変わってきているようです。2012年末の第二次安倍政権発足を機に始まった「アベノミクス」。デフレ脱却を目標に大胆な金融緩和により「円安」が進みました。また、14年10月には食品や薬品、化粧品など消耗品の多くが免税対象に追加。当時まだ12年の反日デモ騒動からの後遺症が色濃く残っていた日中関係でしたが、多くの中国人観光客が押し寄せました。

 15年の流行語大賞にまでなった「爆買い」。東京・銀座の道端では大きなスーツケースをゴロゴロ引きながら、ユニクロやラオックスで炊飯器や温水洗浄便座などを大量に購入する中国人観光客の姿を多く目にしました。しかし最近は、ほとんどこうした光景はほぼ見かけなくなりました。中国語の会話は到るところで耳に入るにもかかわらずです。

 先日東京で聞いた話ですが、最近は、中国人客はお店に来てはくれるが、ほとんど何も買わなくなったと百貨店業界の方が嘆いているとか。おそらく時計や宝飾品などの高額商品のことだとは思うのですが、とにかく財布の紐がきつくなったと実感しているようです。

 実際に観光庁の調べによると、18年の訪日海外旅行者の1人当たりの消費額で、オーストラリアが中国を抜いてトップになったとのこと。もちろん全体では中国が34.1%で圧倒的に首位なのですが、それでもこの事実は注目に値します。

 円高基調やリピーター増などの理由もあるでしょう。一方、中国で昨年から蔓延る「消費降級」という風潮。消費をダウングレードさせるという意味ですが、より理性的にブランドではなくコストパフォーマンスを追求する中国人消費者が増えつつあります。もちろん、日本企業はこの点に一日の長がありますが、そのうち中国国内でもコスパに勝るとも劣らない商品が出現するかも知れません。

 19年1月1日には電子商取引法も施行され、越境ECにも何らかの影響が出てきそうです。中国人旅行者は今後ますます増えていきそうですが、「爆買い」なき後のインバウンド消費の取り込みには、彼らのニーズや変化により立脚した中長期的な戦略が求められているとも言えるでしょう。 

文責:コンサルタント 大亀浩介

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◆コネクテッドカーが市場の主役に (7)
 ~急成長の光と影

 現在、中国自動車市場の規模は世界一となっているが、テレマティクス業界は依然発展段階にあり、同市場は巨大な潜在力を秘めている。中国はネットユーザー数も世界一を誇り、スマホの急速な普及によりモバイルネットワークの利用習慣が根付いている。中国消費者の自動車でのネットやスマートサービス関連のニーズは、近年特に高まりつつある......

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◆コネクテッドカーが市場の主役に (6)
 ~最多ユーザー数を誇る上汽通用の「安吉星」

 外資との合弁メーカーの中では、米ゼネラル・モーターズ(GM)と上海汽車の合弁・上汽通用の「安吉星(OnStar)」がテレマティクスブランドとしての成功例といえる。中国で最も早くにテレマティクスを知らしめた製品でもあり、現在、中国のユーザー数は140万人超。衝突時の自動救護機能や緊急救援サポート、車両状況の検査レポート、窃盗車両の起動制限、遠隔操作、音声アシスタント、スマートナビ、生活サービスなど多様なサービスを提供している......

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◆コネクテッドカーが市場の主役に (5)
 ~吉利とBYDも自社ブランドで急成長

 インターネット大手だけでなく、自動車メーカーもテレマティクスの開発を積極的に行っている。なかにはインターネット企業と提携せず、自社で独自のテレマティクスブランドを打ち出す企業も出てきている。吉利(Geely)の「GKUI」、比亜迪(BYD)の「DiLink」、奇瑞(Chery)の「LION」、東風風神(Dongfeng)の「WindLink 3.0」などがその一例だ......

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◆コネクテッドカーが市場の主役に (4)
 ~テンセントの「AI in Car」システム

 2017年11月、騰訊(テンセント)は「2017騰訊世界提携パートナー大会」で、「AI in Car」システムを発表。アリババの「AliOS」や百度の「DuerOS」が模索するオペレーションシステムとは異なり、テンセントの「AI in Car」はどちらかというと「スマートソリューションシステム」とも言えるものだ。同システムは、テンセントのセキュリティ、コンテンツ、ビッグデータ、サービス、AI(人工知能)機能を統合。オープン型のAIシステムを通して、自動車にテンセントの各種サービスを接続させたものとも言える...... 

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お知らせ
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1)会報誌「チャイナ・マーケット・インサイト」2018年11月号(vol.59)発行

 会報誌2018年11月号(vol.59)は、一般家庭への普及が進む中国「スマートホーム(智能家居)」業界にスポットライトを当てました。

 スマートホームとは、家庭内の電化製品や情報家電製品をネットワークでつないで一括管理・コントロールし、エネルギー利用の最適化や音声による操作など、快適なライフスタイルを実現する住まいのこと。近年、中国でもIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどが各界で注目を集める中、中国政府も重点的に発展を促す新興産業分野の一つとして、各種政策で支援や達成目標を発表しています。

 中国で「スマートホーム元年」と呼ばれているのは2014年。ハイアールや美的(Media)といった中国家電メーカー大手各社が、相次いでスマート家電製品をリリースしたからです。その後、スマートフォン(スマホ)大手の小米(シャオミ)、ネット大手のアリババやバイドゥ(百度)などが参入。数多くのスタートアップ企業も続々と誕生し、ベンチャーキャピタルなど投資市場も活発化しています。

 景気減速により、活気に陰りが見える中国不動産市場。しかし、実際には中国統計局によると、住宅施工及び竣工いずれの面積指標は、13年以降堅調に推移しているとのこと。それ以前の不動産黄金期に取引された大量の住宅含め、新規内装や改装のニーズは依然旺盛と言えるでしょう。

 このようなニーズを背景に、「消費昇級(アップグレード)」という少々割高でもより良いモノを求める消費トレンドにも支えられ、スマート家電やインテリアなどを導入する家庭が増えつつあります。特に住居購入者の主力層が、90後(1990年代生まれ)を中心とした若い世代に移り変わる中、新しい技術や機能、また慣れ親しんだスマホとの連動性などに強く興味を惹かれるユーザー層が増えつつあります。

 そうした市場醸成の火付け役となったのがスマート(AI)スピーカー。17年後半から、各業界の大手企業が続々と同市場に参入し、熾烈な主導権争いを演じています。特にアリババの「天猫精霊」や小米、百度などのネット・IT大手が相次いで数百元の特価キャンペーンを展開、18年に販売が急増し、一気に家庭への普及が進みました。

 スマートホームの入口(ゲートウェイ)としても注目されるAIスピーカー。その普及とともに、中国全土でスマートホームへの関心も高まり、多くの企業が本格参入を果たします。特に従来の家電製品では大きな需要が見込めなくなり、新たな成長戦略が迫られていた既存の家電メーカー。今号ではハイアールと美的(Midea)の取り組みを紹介。またネット・IT大手のアリババ、百度、小米のほか、新興のスタートアップ企業であるBroadLink、ORVIBO、LifeSmartの3社の詳細、さらには、注目のスタートアップ企業約100社の一覧も付け加えています。

 官民挙げての産業育成が図られている中国スマートホーム業界。新しモノ好きな中国消費者からの旺盛なニーズを背景に、新たな家電領域としても花開くのか。中国政府の重点産業発展項目としても選ばれており、今後の動向含め要注目です。

 トレンドウォッチでは、18年に10年目を迎えたアリババ「双11(独身の日)」セールについて取り上げました。中国の電子商取引(EC)業界にとって、1年1度の大セール「双11(ダブルイレブン)」。中国EC最大手のアリババ傘下の天猫(Tモール)が、11月11日当日の取引額2135億元を記録し、前年実績の1682億元を更に大幅に更新したことは、すでにご存知の方も多いでしょう。

 業界2位の京東(JDドットコム)も、11月1日から11日までの11日間で累計1598億元となり、これまでの記録を更新。家電量販最大手の蘇寧易購(スニン)は、わずか97分で昨年1日分の売上を達成。リアル(店舗)とネットを合わせた注文件数は前年比132%増となりました。急成長する越境ECプラットフォームの網易考拉(コアラ)は、229秒で1億元の売上を記録。78分で昨年1日分の取引額を超えるなど、多くの新記録が誕生した10年目の「双11」。

 当初、アリババが独身者を対象にネット通販を促す目的で、淘宝(タオバオ)で開催したこのセールは、今や中国のオン・オフライン両市場を巻き込み、海外にも影響を与える巨大イベントと化しました。こうした記録とともに、各社から発表される売れ筋ランキングや消費者像、さらに新しいトレンドなどは、中国小売業界や消費の「今」を知るうえで、重要な手がかりともなっています。

 そこで今号では、各社の実績とともに、品目別の販売状況とブランドのランキング、越境ECの状況、進化を続ける物流の実態、拼多多(ピンドウドウ)の躍進とともに新たな競争の主戦場となったグループ購入、リアル店舗も巻き込んだ「新小売」商法、リピート率向上と優良顧客囲い込みの有料VIP会員制度、ローンを組んで消費を優先させる若者世代と存在感増すシルバー世代、消費力が急伸する三・四線級都市の状況などを踏まえながら、この10年で中国消費を大きく変えた「双11」セールの功績に迫りました。

 そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。

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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』 
2018年11月号(vol.59)  もくじ
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【巻頭特集】
『一般家庭に普及進む、中国スマートホーム』
 IoTとAIの発展が業界を底上げ

【トレンドウォッチ】
『「双11」から読み解く中国消費の変化とトレンド』
 10年目を迎えたアリババ「双11」セール

【小売・流通現場】中国コンビニ最前線レポート
『ペット市場が急成長 便利と体験が売りの専用コンビニも登場』
 ペットの“家族化”が中国で浸透

【都市別調査】
茶館と網紅のマジック ~フィナーレ
『豊かな社会の喪失感 埋めるは異世界の発見』

※詳細はこちら:http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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