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【中国消費洞察メルマガ 第415号】~中国で「網紅」(※ネットで人気)になるには??~

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2020年4月15日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第415号】
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 こんにちは。キャストの大亀です。

 この度、ブログを立ち上げました。タイトルは「大亀浩介の中国消費洞察ブログ」です。取り急ぎ、2011年末から毎週水曜日に配信しているこのメルマガの挨拶文とコラムを移行しています。

■大亀浩介の中国消費洞察ブログ >> http://okamekosuke.jugem.jp

 このメルマガも今号で415号。ブログの投稿件数としては、各号に挨拶文とコラムがあるので、合計830回となります。ブログでは細かくカテゴリ分けしていますので、興味のあるテーマに絞って見ていただければと存じます。

 新型コロナの影響で、当初のアポや案件がことごとくキャンセルとなりました。急に空いた時間を前に、何かできることはないかと思い悩んだ結果、このブログの開設にたどり着きました。

 これまでもツイッターやフェイスブックなどにトライしました。しかし中国からだとVPN経由でのアクセスとなり、通信が不安定で投稿が思うようにいかないこともしばしば。結局更新が億劫になり、そのまま“開店休業”状態に。(言い訳ですね…)

 このブログを通して、毎週のメルマガ以外に、日々気づいたり、気になったこと、たまにプライベートなことについても、写真を交えながら、若干“気楽に”情報発信していこうと思っています。閲覧はもちろん無料です。ブログのほうも、何卒よろしくお願いいたします。

 今週のコラムは会報誌3月号で取り上げた「網紅(ワンホン)」についてです。では、中国消費洞察メルマガ第415号をお送りいたします。

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■大亀浩介の中国消費洞察ブログ >> http://okamekosuke.jugem.jp
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上海を中心に現地から中国消費&マーケティング情報を随時アップデート。
2011年末からの週刊メルマガも収録。中国市場攻略にぜひお役立て下さい。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第415回)
   ◆中国での成功はいかに「網紅」になるか!!
    ~中国で「網紅」(※ネットで人気)になるには??~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2020年3月号(vol.72)発行
     (詳細)http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Periodical

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第415回)
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◆中国での成功はいかに「網紅」になるか!!
 ~中国で「網紅」(※ネットで人気)になるには??~

 会報誌3月号の巻頭特集で「網紅(ワンホン)」を取り上げました。昨年11月号でもその“製造マシン”として絶対的な影響力を持つショート動画投稿アプリの「抖音(ドウイン・TikTok)」を扱いましたが、今号ではより網紅にフォーカスして、その「生み出し方」について解説しました。

 最近クライアントとの会議の席で、中国での成功は今やいかに「網紅になるか」にかかっているとよくお話します。つまり網紅になるためにどのような戦略とアクションを起こすべきか。そこに全リソースを投入してもいいくらいの心持ちで臨むべきだと。

 日本ではテレビや雑誌などの従来型のメディアを活用しながら、ウェブサイトを立ち上げてキーワード広告でいかに検索してもらうか。最近ではフェイスブックやLINE、食べログといったSNS(ソーシャルメディア)系、さらにはユーチューブも広告媒体として注目されているでしょう。

 しかし中国ではご存知の通り、こうしたプラットフォームがほとんど使えませんし、独自で独特のメディア環境が形成されています。つい数年前であれば、日本での経験を活かして中国でも“最新”のマーケティング戦略が適用できたでしょうが、今やスマホ決済やビッグデータなどが普及した中国と比較して、どちらが“最新”なのかわからないくらいです。

 なので、「網紅になる」とは、ネットやクチコミで人気になるという大まかなイメージはできたとしても、実際に何をどうすればいいのか見当がつかない方も多いのではないでしょうか。

 もちろん、ウェブサイトは前提として大事ですが、それよりもチャットアプリの微信(ウィーチャット)、ミニブログの微博(ウェイボ)、動画投稿の抖音や快手。さらにはクチコミが商品をオススメするソーシャルコマースの小紅書(RED)などがターゲットとなります。これらはまさにUGC(ユーザー生成コンテンツ)の集まりなので、いかに一般ユーザーに面白おかしく取り上げてもらうかが勝負となります。

 これまでの企業優位の広告宣伝戦略から、網紅化狙いの“大衆”視線をいかに養うか。中国での成功はこうした現地消費者のニーズやトレンドの変化を意識しながら、同じ目線で情報発信していくというマーケティング志向がますます重要になってきていると感じます。

バックナンバー一覧はこちら >> http://www.cast-marketing.com/okamekosuke/

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■新着コンテンツ一覧
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◆【緊急企画】新型コロナ特集~新型コロナでガラッと変わる中国消費 (3)
 ~ライブコマースが急成長 配信ルーム開設も2倍増

 販売の軸をオンラインへと移す過程において、威力を発揮したのがテレビショッピングの“スマホ版”とも言える「ライブコマース(直播)」だ。アリババが出資した百貨店大手の銀泰百貨が、淘宝(タオバオ)と共同で実施した「導購在家直播計画」に 、エスティローダー、ランコム、キールズ、悦木之源、IOPE、肌膚哲理、ナイキ、フィラ、バンズ、宝島眼鏡など50以上のブランドが参加した......

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◆【緊急企画】新型コロナ特集~新型コロナでガラッと変わる中国消費 (2)
 ~すべての小売業態が“雲”の上へ モールのクラウド化が一気に浸透

 実店舗の経営者は、テナントの賃料やスタッフの賃金といった固定費に頭を悩ませることになった。一部の商業施設では賃料の減額や無料化といった救済措置を講じたが、いつまでも続くわけではない。損失を少しでも減らすために、最も手っ取り早い手段がオンライン(ネット)への移行だった......

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◆【緊急企画】新型コロナ特集~新型コロナでガラッと変わる中国消費 (1)
 ~生活・娯楽がすべて「雲(クラウド)」化

 春節(旧正月)と言えば本来、旅行や買物、食事に各種娯楽など、消費が大きな盛り上がりを見せるシーズンだ。 それが今年は、新型コロナの集団感染を防止するため、ほとんどの人が外出を控え、商業施設の多くも休業や営業時間の短縮に追い込まれた......

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◆中国家事代行サービス業界 (9)
 ~家事プラスαのサービス 英会話や「国学」なども

 中国家庭サービス協会の調査によると、中国の都市部の1.9億戸の家庭のうち、約15%に家事代行サービスのニーズがあるとしている。北京家事代行サービス協会の試算によると、北京の600万戸あまりの家庭のうち、少なくとも200万戸が家事代行サービスに対するニーズがあり、うち高齢者ケア、看護、乳幼児ケアの需要が最も多い......

(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。
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■新着統計データ一覧
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※下記の統計データを閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要ですが、現在は「無料」で公開しています。

◆中国の宅配便業界の市場規模(2010~2020年)

 中国の宅配便業務量は、2014年から連続5年間世界1位となっている。2019年時点の中国の宅配便サービス企業の業務量は累計635.2億件......

(詳細はこちら)
http://www.cast-marketing.com/_file/MarketingReport/PDF_File_3239.pdf

◆中国の外食産業市場規模(2019年)

 2019年、中国の外食産業の総収入は4兆6,721億元で、前年比9.4%増加......

(詳細はこちら)
http://www.cast-marketing.com/_file/MarketingReport/PDF_File_3238.pdf

統計データ一覧はこちら >> 
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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2020年3月号(vol.72)発行

 会報誌2020年3月号(vol.72)では、巻頭特集で「網紅(ワンホン)」を取り上げました。ここ数年、中国の消費シーンにおいて、ネットで人気に火が付いたヒトやモノ、レストランなどを称する「網紅」(※中国語で「網」はネット、「紅」は人気があるの意)の存在感が増しています。

 今から10年前頃の中国で、メーカーや小売流通業にとって最大の関心事と言えば「販売チャネル(販路)」でした。販売チャネルを確保できさえすれば、売上もある程度保証されていたといっても過言ではありません。

 広告メディアはテレビ広告、屋外広告、ポータルサイトや百度(バイドゥ)のキーワード広告などが主体で、予算を投入すれば一定の効果が期待できました。しかし、現在はそうした常識がもはや通用しない…。広告を出しただけで売上は期待できず、人々の話題にのぼる「網紅(ワンホン)」になることが何より重要となっています。

 網紅とは、KOLなどインフルエンサーだけでなく、商品や店舗も含まれます。「網紅」という枕詞がつくだけで、人々から大きな注目を集め、行列や入荷待ちも日常茶飯事となっています。

 チャットアプリの微信(ウィーチャット)の朋友圏(モーメンツ)には、網紅グッズや網紅店の投稿を頻繁に目にします。日本ではTikTok(ティックトック)で知られる「抖音(ドウイン)」や「快手」などの動画投稿アプリでも数多く登場します。スマートフォン(スマホ)上で短期間かつ集中的に関連の情報や動画が拡散される商品やブランドが「網紅」と定義できるでしょう。

 その他にも、ソーシャルコマースの「小紅書(RED)」やライブコマースの「淘宝直播」(※「直播」は実況中継の意)などの新しいSNS(ソーシャルメディア)ツールが続々と登場。その膨大なトラフィックと、ショッピング機能を兼ね備えた利便性の高さにより、多くの網紅ブランドが生み出されています。

 いまだに行列が途切れない茶飲料チェーン「喜茶(HEYTEA)」や、芸能人にも人気のココアパウダーたっぷりのパン「臟臟包(ザンザンバオ)」、若者向けに“イメチェン”に成功した中国白酒「江小白」といった網紅の“老舗”から、コスメブランドの「パーフェクトダイアリー(完美日記)」や「HFP(ホームフェイシャルプロ)」、歯磨き粉「NYSCPS(参半)」、コーヒー「Saturnbird Coffee(三頓半)」、アイスクリームの「鐘薛高」や「中街」、「奥雪双黄蛋」など続々と新興ブランドが誕生しています。

 もはや「網紅化なくして中国での成功なし」ともいえる状況の中、どうしたら数多くの商品の中から、突出した網紅商品になることができるのか?網紅となった後、注目を集め続けるために何ができるのか?今回の特集ではケーススタディを交えながら検証しています。

 次に、いま皆さんの関心が最も高い新型コロナウイルス(COVID-19)についてです。1月23日の湖北省・武漢閉鎖により明るみとなった新型コロナの感染拡大に伴い、中国人の生活と消費は大きな影響を被りました。

 春節(旧正月)と言えば本来、旅行や買物、食事に各種娯楽など、消費が大きな盛り上がりを見せるシーズンです。それが今年は、新型コロナの集団感染を防止するため、ほとんどの人が外出を控え、商業施設の多くも休業や営業時間の短縮に追い込まれました。レストランを始めとする実店舗の営業もほぼ全面的に停止されました。

 新型コロナの流行が本格化すると、各地の都市や省が封鎖措置を開始。マンションでも隔離式管理をするところが増え、交通輸送や物流も大きく停滞。春節が過ぎても企業は活動再開延期を余儀なくされ、多くの業界に多大なマイナスの影響を与えました。

 この危機的な状況の下、各業界では生存を賭けた様々な応急措置が採られました。オンライン販売や非対面式のサービスのみならず、全く新しい運営モデルを投入する企業も登場。

 多くの消費者が長期間、家に籠らなければならなくなったことにより、色んな消費・生活シーンで新たな商機も生まれました。ライブコマースやオンライン教育、オンラインスポーツ・娯楽、そしてテレワークなどはその代表例といえるでしょう。

 新型コロナの影響下で、消費者と関係の深い企業がいかに今回の危機を乗り越えたか?そしてこの機に乗じてどのような商機が生まれたのか?さらには中国における今後の消費にどのような影響を与えうるのかについて検証しています。

 そのほか、以下のとおり、中国消費やマーケティングに関する情報が盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2020年3月号(vol.72)  もくじ
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【巻頭特集】「網紅(ワンホン)」研究
中国マーケ成功の鍵は「網紅化」
網紅の仕組みから生み出し方まで徹底分析
中国での成功はいかに「網紅」になるかにかかっている今、そのハウツーについて、ケーススタディを交えながら秘訣を探る!!!

【緊急特集】新型コロナに立ち向かう中国消費
生活・娯楽がすべて「雲(クラウド)」化
新型コロナでガラッと変わる中国消費
新型コロナの流行は中国人の価値観や消費行動をどのように変えるか???収束「後」を見据えた事業戦略をどう練り直すか???

【マーケティングレポート】西部開拓は鉄道から②
ハブ化で町に集まった 刺身もビッグデータも
“中国最貧の地”だった貴陽と、エキゾチックな辺境都市だったウルムチ──西部の二都市の急発展の起爆剤となったのが高速鉄道だ・・・

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【中国マーケティング・EC会員コース クイックリンク】
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