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【中国消費洞察メルマガ 第566号】中国でよく耳にする「IP」(アイピー)とは?

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2023年4月19日 毎週水曜日配信・無料
【中国消費洞察メルマガ 第566号】
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 こんにちは!キャストグローバルの大亀です。

 先週、東京から上海に戻ってきました。今でこそ、日中両国間のフライトが増えましたが、2月に日本一時帰国を決めた際にはまだごくわずか。結局、上海発着便の席がなく、かつかなりの高額だったため、杭州発着となりました。

 成田から杭州に到着。杭州の国際線はまだフライトが多くないのか、我々の便のみでした。おそらくビジネス客だと思うのですが、多くの中国人旅客が免税の荷物を抱えています。インバウンド消費にはやはり中国人パワーが必要と改めて実感します。

 杭州からは高速鉄道で虹橋駅に移動します。高徳地図アプリでルートを検索すると、地下鉄で空港から杭州東駅まで移動しろと。杭州の地下鉄にも初めて乗り、30分程度で到着。早速、高速鉄道の「鉄路12306」アプリを開き、チケットを購入しようとしたところ、なんと…ほぼすべての便が満席でした。

 1席、2席と空いた便があり、すぐに申し込んだのですが「売り切れ」と表示。何とか杭州南駅からの便が確保でき、滴滴で移動しました。結局、杭州空港に着いてから高速鉄道に乗るまで5時間待ち。コロナ禍でいつもガラガラだったイメージが抜けきれず、悠長に構えていたことを反省しながら、中国もヒトの移動がいよいよ活発になっていることにワクワクしました。

 今週のコラムは、キャラクターからテレビ番組や流行語にまで拡大する中国の「IP」(アイピー)についてです。では、中国消費洞察メルマガ第566号をお送りいたします。

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2011年末からの週刊メルマガも収録。中国市場攻略にぜひお役立て下さい。

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【目次】
 1. コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第566回)
   ◆キャラクターからテレビ番組や流行語にまで拡大!
    ~中国でよく耳にする「IP」(アイピー)とは?~

 2. 新着コンテンツ一覧

 3. 新着統計データ一覧

 4. お知らせ
     会報誌「中国消費洞察」2023年3月号(vol. 102)発行
     (詳細)https://www.cast-marketing.com/newsletter/

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■コラム 「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」(第566回)
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【第566回】 キャラクターからテレビ番組や流行語にまで拡大!
 ~中国でよく耳にする「IP」(アイピー)とは?~

 中国で仕事や生活をしていると、よく「IP」(アイピー)という言葉を耳にするのではないでしょうか?IPとは知的財産を意味する「Intellectual Property」の略で、中国では近年幅広い意味で利用されています。

 IPのうち、一番わかりやすいのがキャラクターでしょう。ハローキティやドラえもんなど日本が誇るキャラクターは、もちろんIPの一種です。中国ではちびまる子ちゃん、名探偵コナン、クレヨンしんちゃん、ワンピースなども人気ですし、最近ではスラムダンクの映画も上映されるなど、日本は“IP王国”ともいえるでしょう。

 今年の春節(旧正月)に上海の南京東路にオープンした商業施設「百聯ZX創趣場」。中国で「ACG」と呼ばれる、日本のアニメ(Anime)、マンガ(Comic)、ゲーム(Game)など2次元カルチャーをテーマとした中国初の大型ショッピングセンターですが、そこでもガンダムや仮面ライダー、ドラゴンボール、初音ミクなどのフィギュアを求めて、多くの若者客でごった返していました。

 中国で近年最も人気のIPは、「POP MART」(ポップマート)でしょう。中国語で「盲盒」と呼ばれるブラインドボックスで、日本では「ソニーエンジェル」や「コップのフチ子」などと同じ玩具です。箱を開けるまで中身がわからないドキドキ感が、若いZ世代を中心に人気となっています。

 同じく南京東路に巨大なPOP MARTの旗艦店があり、こちらも春節には多くの客が来店。百聯ZX創趣場は若干年齢高めの中高・大学生が中心でしたが、POP MARTのほうはもっと年齢が小さい小学生とその家族が多いように思えました。日本のIPも、今後こうした中国産のIPに取って代わられるのか、もしくは今の小学生もまた大きくなると日本のIPに興味をシフトしていくのか、興味深く観察していきたいと思います。

 中国でいうIPですが、最近はこうしたキャラクターだけでなく、ネットアイドル(バーチャル含む)、ドラマやバラエティなどのテレビ番組、そして流行語なども含むようになっています。インターネットやSNSが普及するなか、魅力や影響力を兼ね備え、ネット上のトラフィックを誘導できる(引き寄せる)力を有し、派生的なコンテンツも生み出せるヒト(キャラクター含む)、モノ、コンセプトなどに幅広く適用されています。

 1990年代生まれの若者のリアルな結婚観や恋愛観を反映したリアリティーショー番組の「90後婚介所(結婚相談所)」や、芸能人がミステリーを推理する過程を放映するバラエティ番組の「明星大偵探」なども、ネット上で大きな話題となりIP化しています。

 近年、急速に発展する中国IP関連市場。これまでにも多くの企業がIPとのコラボにより、新たな顧客を獲得したり、イメージを一新させたりすることに成功しています。中国のIPとは何かを理解し、そのうえで自らをIP化するか、またはどんなIPとコラボするかなどが、中国でビジネスを展開する日本企業にも求められています。

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◆618セール消費トレンド分析レポート(8)
 ~618消費トレンド⑧ ~“かゆい”ところに手が届くコスメ

 中国人のメイクの経験値上昇に伴い、コスメに対してより明確なニーズを持つようになっている。全体メイクよりはパーツへの注目が高まり、問題点にダイレクトに作用するコスメが人気を集めている。毛穴隠しや肌の色ムラカバー、唇の皺隠し、顔立ち修正、コンシーラー、明るさアップなどセミプロ級に細部にこだわる人が増加。アウトドア・スポーツなどシーンに合うメイク術のほか、メイク崩れや滲み防止などにも注目が集まっている...... 

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◆618セール消費トレンド分析レポート(7)
 ~618消費トレンド⑦~機能と見た目を兼ね備えた新商品

 自宅などでのトレーニング人気に伴い、機能性の高いファッションやシューズへのニーズも急増している。機能と見た目を兼ね備えた商品が広く支持されている。スポーツ用下着、トレーニングシャツ、スポーツタイツ、軽量バッグなど機能性を追求しつつファッション性も高いスポーツウェアが急成長を続けている......

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◆618セール消費トレンド分析レポート(6)
 ~618消費トレンド⑥~スポーツ・アウトドア人気続く

 百度(バイドゥ)と京東(JDドットコム)による「618消費トレンド洞察報告」によると、618セール期間中に、スポーツ・トレーニング関連トピックの検索回数が前月比121%上昇した。トレーニング用のスマートミラー、握力測定器、子供用トレーニング器材、内転筋トレーナー、ヨガマット、縄跳び、ケトルベル、バーベルなどの取引額が急増し、なかでも子供用のホッピングは前年比10倍の取引額を記録。内転筋トレーナーの取引額も前年比885%増と激増している。また様々なサポーター製品の取引額も急増した......

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◆618セール消費トレンド分析レポート(5)
 ~618消費トレンド⑤~エコ意識と低炭素消費広がる

 低炭素化(二酸化炭素削減)やエコロジーが、消費の新たなスタイルとして定着しつつある。エコ外出、エコ内装、省エネ家電、プラントベースフード(植物由来の原料を使用した食品)などが注目され、過剰包装の排除や生産工程における環境への配慮、再生可能原材料の導入などに取り組む企業も増えている。 パッケージに関しては、ビニール包装や紙ラベルを省いた簡易包装が増えている...... 

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◆618セール消費トレンド分析レポート(4)
 ~618消費トレンド④~家電のアップグレード&スマート化

 居住環境へのこだわりが高まり、消費者の家電製品に対する要求もアップグレードしている。多くの消費者にとって、家電製品は機能性だけでなく、家庭生活に楽しみをもたらす存在となっている。京東(JDドットコム)では、ゲーム用テレビモニターの過去1年間の取引額が500%増と伸びている。また新しい家電製品が続々と誕生する一方で、住宅のスペースには制約がある......

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◆618セール消費トレンド分析レポート(3)
 ~618消費トレンド③ 「国潮」トレンドで老舗が復活

 検索エンジン大手の百度(バイドゥ)によると、2022年の中国国産ブランド及び製品の「検索熱度」(キーワード検索の注目度)が27%上昇したようで、中国国産ブランドを選ぶ消費者が増えつつあるようだ。なかでも中国語で「老字号」と称する老舗ブランドへの注目度が高く、全体の4割近くを占めている。老舗ブランドに注目する消費者の内訳を見ると、18~24歳の“レトロ愛好女子”が女性全体の25%、35~44歳の「国潮大叔」(愛国おじさん)が男性全体の31%を占めている......

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◆618セール消費トレンド分析レポート(2)
 ~618消費トレンド②~あらゆる方面で健康志向高まる

 新型コロナの予防・管理が常態化するなか、消費者の健康意識の高まりは、生活のここかしこに新しい現象となって現れつつある。飲食面では、サラダやサンドイッチといった西洋風のライトミールだけでなく、トウモロコシと鶏肉の粥など、中国人の味覚に合わせた中華風ライトミールの人気が高まっている。無糖のピーナッツソースやノンオイルドレッシングなど、低カロリー調味料も高い支持を集めている...... 

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◆618セール消費トレンド分析レポート(1)
 ~618消費トレンド①~“舌尖(舌先)”エコノミーが急拡大

 検索エンジン大手の百度(バイドゥ)と京東(JDドットコム)が共同で公表した「618消費トレンド洞察報告」によると、2022年の618セール期間中、「栄養レシピ」と「自家製ジュース」の関連コンテンツ検索回数が、それぞれ92%と163%増加。飲食をベースにした科学的な健康理論を支持する人が増えているようだ。その結果、新鮮なフルーツの取引額が急増。京東では618セールの期間中、ブドウとマンゴスチンの取引額が前年比でそれぞれ687%と309%も増加した。オーガニック(有機)食品の取引額も前年比で382%増となっている......

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■新着統計データ一覧
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◆中国のGDP成長率に対する需要項目別寄与度(2013年~2022年)
◆中国のGDP及び1人当たりGDPの推移 (2013年~2022年)

統計データ一覧はこちら >> 
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■お知らせ
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◆会報誌「中国消費洞察」2023年3月号(vol. 102)発行

 会報誌2023年3月号(vol. 102)の巻頭特集では、中国消費の主役に躍り出る「Z世代」を取り上げました。中国で1995~2009年生まれの若者を指すZ世代。人口は約2億6,000万人に上り、今後、中国消費の重要な牽引役になると予想されています。

 彼らの消費潜在力は2021年時点で約5兆元ですが、2035年には16兆元に達するとも見込まれています。なかでも年長の「95後」(1995~1999年生まれ)世代は、今年24〜28歳で、新社会人から中堅社員になる段階。すでに一定の消費力をつけはじめています。

 それに続く「00後」(2000年以降生まれ)世代は、まだ学生が中心ですが、消費マインドが徐々に芽生え始めています。

 Z世代の多くは一人っ子で、核家族がメイン。中国経済が最も急成長した時期に生まれ育ち、恵まれた環境にある世代といえるでしょう。好きなモノやカルチャーは手の届かない夢ではなく、すべてが手を伸ばせば届くところにあります。

 生まれた時からインターネットやインスタントメッセンジャー、スマートフォン(スマホ)、タブレットなどのハイテク技術やIT製品に囲まれて育っているのも、彼らの特徴を形作っています。

 インターネットだけでなく、ソーシャル(SNS)にもネイティブといわれているZ世代。彼らは地理的な制約を越え、バーチャルコミュニティの中でさえも、同じ興味や趣味を持つ仲間と繋がり、中国で「圏層」と呼ばれる同人的なサークル(ネットを含めた繋がりグループ)を構成しています。

 多様なカルチャーや思想に触れる機会に恵まれた彼らは、異なるカルチャーに対する受容度が高く、またユニークな発想力も併せ持っています。Z世代の多くは、さまざまな方法で自身の観点や感情を表現したり、新鮮な体験やトレンドを追求することを好みます。

 熱心に社交に取り組みつつも、何かを盲目的に追随したり、自分を曲げたりすることはしない。あくまで自分の興味や価値観に忠実で、バーチャルコミュニティのなかでも、同じ興味や趣味を共有する仲間を見つけ出すことに長け、そして交流しています。

 近年、多くの企業が注目する若いZ世代。彼らの消費は今後、新たな“ブルーオーシャン”を生み出す可能性も秘めています。彼らの消費性向やトレンドを把握することは、今後10年における中国事業発展のチャンスを掴み取ることに繋がるともいえるでしょう。

 そこで今号では、中国Z世代の特徴や嗜好、消費行動などについて、生育環境からネット利用状況、興味・趣味、ネット通販やSNSなどの視点から調査・分析し、特に家電、スマホ・デジタル製品、スキンケア、IP(キャラクターなど知的財産)業界にフォーカスしてレポートしています。

 次に、中国でのマーケティングでますます重要性を増すKOLの活用について特集しました。目まぐるしく変化を繰り返す中国消費。以前のように、スター(芸能人)や有名人を起用したイメージ戦略だけでは、特に若者にはブランドや製品をアピールすることが難しくなっています。

 その一方で、中国で「種草」(ジョンツァオ)と呼ばれるシーディング(種まき)の重要性がますます高まっています。ちなみに種草(シーディング)とはマーケティング用語で、宣伝や広告ではなく、SNSやショート動画で情報を発信し、そこからの拡散や“バズリ”を狙ったマーケティング活動といえます。

 なかでも種草の最も代表的な舞台となっているのが、 “中国版インスタグラム”と称される、画像や動画の投稿・共有SNSの小紅書(RED)。リアルなクチコミ情報が注目を集めるなか、KOL(キーオピニオンリーダー)やKOC(キーオピニオンコンシュマー)が発信する文章や動画コンテンツが、人々の消費行動に大きな影響を与えるようになっています。

 中国ビッグデータ分析会社のAdMasterによると、企業の多くがSNSやショート動画を利用したソーシャルマーケティングへの投資を増加。なかでもKOLやKOCを活用したマーケティングがその重点的な位置を占めているようです。

 膨大な予算が必要な芸能人を起用するよりもコストがおさえられ、なおかつ各種専門領域に特化したKOLの活用は、よりコアな消費者層にアピールできる可能性を秘めています。フォロワー数は芸能人に及ばずとも、特定な領域での影響力を生かしながら、ブランドや製品の信頼度をより高める効果も期待できるでしょう。

 またKOLよりも、エンドユーザーにより近いKOCに低予算で委託することで、広告予算全体を有効活用でき、より広範囲な種草も可能となります。結果、さらなる種草効果が発揮され、より多くのコンバージョン(販売転換)が可能となるでしょう。

 種草を活用したマーケティングは、すでに驚愕な実績を生み出しているケースも多々あります。種草をマーケティングプランニングの重要な項目の1つと据えている企業も多く、そうしたなかでも、KOLが種草マーケティングの核心を占めるようになっています。

 そこで課題として浮かび上がるのが、実際に中国で事業を展開する企業にとって、KOLをいかに活用すべきか?KOLの実態は?自社にふさわしいKOLはどのようにして選べば良いのか?各SNSプラットフォーム上でKOLにどのような違いがあるのか?KOLを活用して最大の投資効果をあげるにはどうすれば良いのか?などでしょう。

 今号ではこれらの疑問を整理しながら、詳細に調査・分析しました。

 あの頃の中国ビジネス&生活(その7)では、中国ネットスーパーの変遷に触れています。2004年から上海に在住し、タオバオや天猫、京東などのネット通販もそれなりに利用していましたが、いわゆる“ネットスーパー”といえるものとの出会いは「一号店」というECサイトでした。

 2008年設立の一号店は、日用品に特化したECサイトとして出発。当時、“なんでも屋”のアリババや、家電メインの京東と異なり、ミネラルウォーターや洗剤など、スーパーから持ち帰るには重い商品をメインに取り扱っていました。

 ただ、一号店ではまだ生鮮食品の取り扱いはありませんでした。また当時はまだスマホ決済もフードデリバリーも普及していなかったため、普段の食材等の買い物は近所のスーパーで、そしてミネラルウォーターや洗剤などは一号店でという棲み分けとなっていましたが…。

 そのほかにも、中国の消費やマーケティングに関するインサイト情報やデータが盛りだくさんです。

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会報誌『中国消費洞察』 
2023年3月号(vol. 102)  もくじ
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【巻頭特集】中国Z世代調査分析レポート
自分を悦ばせるための消費を追求
中国消費の主役に躍り出る「Z世代」

【マーケティング戦略】中国KOLマーケティング調査分析レポート
KOCの存在感増す中国「種草」運営
いかにKOLを活用すべきか?

【マーケティングコラム】あの頃の中国ビジネス&生活⑦
中国ネットスーパーの元祖は「一号店」?
フードデリバリー活用でスーパー業は宅配“当たり前”に!

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