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【第127回】 中国&アジア商売見聞録

配車アプリ、仁義なき戦い(2018年5月11日掲載)

2018年5月11日更新

日経MJ(流通新聞)コラム「中国&アジア商売見聞録」第127回「配車アプリ、仁義なき戦い」(2018年5月11日付) 日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。 

 第127回は「配車アプリ、仁義なき戦い」(2018年5月11日付)。配車アプリの“仁義なき戦い”が再発している上海。2014年に当時テンセント系「滴滴」とアリババ系「快的」が、利用者だけでなく運転手にも料金を補填するキャッシュバック合戦を繰り広げた。15年に両社が合併、米系ウーバーの中国事業も傘下に収め、タクシーからシェアライド、乗り合い、ハイヤーなど業態も増やし、市場をほぼ独占していた。

 そこに真っ向から勝負を仕掛けた「美団」。共同購入からスタート、今ではネット出前アプリ2強の一角を担う「美団外売」として知名度は抜群だ。3月21日に上海でローンチした「美団打車」は、タクシーとシェアライドの2通りからスタートした。

 利用3回までは最大14元の割引という大盤振る舞いで、順調な滑り出しを見せたが、「滴滴出行」も即座に対抗。まさに14年のガチンコ勝負再来の様相だが、ドライバーもよりメリットの大きいほうになびくのが世の常。はたして両社のドライバー確保の対策はいかに…。

 次回の掲載は2018年5月25日を予定しています。

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