日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
第130回は「地方零細店をコンビニに」(2018年6月22日付)。急成長に陰りが見えはじめた中国電子商取引(EC)市場。そうした中、最大手のアリババが次なるターゲットとして触手を伸ばしているのが、中国各地にある昔ながらの「パパママストア(家族経営の零細小売店)」だ。
昨年8月、アリババは本部のある浙江省・杭州に全国初の「天猫小店」をオープン。天猫小店とは、パパママストアを “今風”のスマートな店構えにアップグレードしたコンビニだ。
浙江大学の前にある1号店「維軍超市(スーパー)」。改装後、入り口の看板はLEDを用いた現代的なものとなり、天猫のロゴも加えられた。約140㎡の店内には、食品、酒・飲料類、日用品など品目ごとに整然と並べられ、内装や陳列方法はコンビニそのもの。おでんや中華まん、コーヒーなどの販売も始めた。
中国小売出荷全体の40%を占めているとされているパパママストア。その囲い込みを目論むアリババの取り組みはいかに……
次回の掲載は2018年7月6日を予定しています。
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