日経MJ(流通新聞)でコラム「中国&アジア商売見聞録」を隔週金曜日に掲載。上海を中心に、中国やアジアの見聞きした情報を現場目線からお伝えしています。
第135回「和の抹茶カフェ、中国全土に」(2018年8月31日付)。中国内陸部の主要都市・西安。中国政府が推進する「一帯一路」政策の最重要拠点として、多くのヒト・モノ・カネが集まっている。その西安で続々とオープンする商業施設のほとんどで、存在感あふれる、あるお店に出くわす。「初代」という名の抹茶スイーツ店だ。
瓦屋根と暖簾(のれん)の門構えは、まさに和風テイスト。桜の造花が飾られ、木の温もりを感じさせる内装が日本の茶屋を彷彿とさせ、畳の座敷席を備えている店舗もある。「なぜ内陸の西安に抹茶?」と不思議だったが、実はこれは西安だけに限らない。今や、中国の「抹茶ブーム」は地方都市を含め全国に広がっているのだ。
初代は、本拠を構える西安のほか、南昌、厦門(アモイ)、広州、佛山、長沙、武漢、青島などに100店近くをオープン。武士の鎧を身につけたウサギがシンボルの「無邪」も、北京、上海、杭州、蘇州など全国23都市に100店舗以上を展開。中国全土を席巻する抹茶人気だが、抹茶の何が中国消費者の心に刺さっているのか…。
次回の掲載は2018年9月14日を予定しています。
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