中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第8号】~中国も高齢化待ったなし!注目される介護ビジネス~

中国マーケティング&内販攻略のための会員制ビジネスサロン 
「キャスト中国ビジネス」中国マーケティングEC会員コース  
http://www.cast-marketing.com/ 
=============================== 
2012年2月15日 毎週水曜日配信・無料 
【キャスト中国市場インサイトメルマガ 第8号】  
=============================== 
【目次】 
 1.コラム「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」 
      ~中国も高齢化待ったなし!注目される介護ビジネス~ 
 2.新着コンテンツ一覧 
 3.お知らせ(セミナー予告) 
   ◆【チャイナ・マーケット・インサイト】第3回 2012年4月17日(火)開催決定 
    中国巨大ネット通販サイト「淘宝」をいかに攻略? 
    「淘宝トップ店舗の成功を徹底分析!」 
===============================

 こんにちは。キャストの大亀です。 
 昨日はバレンタインデー。中国では「情人節」といい、、特に上海など大都市では数年前から本格的に恋人たちのイベントとして認知されるようになりました。中国の場合、バレンタインデーは欧米式の祝い方をするようです。基本的に男性から女性へ愛のメッセージとともに花束を贈るというのが風習のようで、昨日も上海のオフィス街では花束を山積みにした配送の自転車や誇らしげに花束を抱えてビルから出てくる女性を目にしました。 
 日本のように女性から男性へチョコを贈ることはないのかと思いきや、町中のGODIVA店が大盛況でカップルで溢れていたのを見ると、少なからず日本の風習も中国の若者に影響を与えているのかと感じました。 
 この「情人節(恋人達の記念日)」ですが、中国では旧暦の七夕(7月7日)も同じく「情人節」として、年2回のイベント日となっています。中国の男性は大変だと思いながらも、イベントプランニングが得意な日本企業にチャンスが転がっているような気がしました。 
 では、中国市場インサイトメルマガ第8号をお送りいたします。

※配信先メールアドレスの変更・配信停止をご希望の場合は、お手数ではございますがこちらのアドレスまでご連絡ください。 【 配信先変更・停止窓口:service@cast-marketing.com 】

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
コラム  
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
「大亀浩介の中国Bizコンサルタントの眼」 
 ~中国も高齢化待ったなし!注目される介護ビジネス~

 まもなく93歳になる私の祖母が、昨秋足首を骨折し、現在も病院で寝たきり状態になっています。これまで介護は他山の石だった我が家も身近な問題として向き合うことになりました。無事骨折の手術も終え、祖母もリハビリ後は補助車で普通に歩けるようになるとのことでほっとしています。介護認定も「要支援2」ということでそれほど深刻ではなかったのですが、やはりお風呂など外部の介護サービスを利用することを検討しています。 
 この体験を通じて、改めて日本の医療及び介護環境は官民含め充実していると感じました。医療も基本国民健康保険で気軽にお医者さんにかかれますし、介護も民間の老人ホームから介護施設、訪問介護など幅広く揃っています。団塊世代の先駆けとなる昭和22年生まれが今年、定年延長の満期で完全リタイアとなる65歳を迎えることにより、100兆円のシニア市場を目指して各社がしのぎを削っているという記事のとおり、日本ではシニア商戦が活発化しています。(「産経新聞」2012年2月5日付より) 
 このように急速な高齢化を迎え介護ビジネスの先進国となった日本に対して、中国のビジネスマンも新たなマーケットとして注目しているそうです。中国では不動産価格が停滞し、都心部など物件そのものでは利益が確保できなくなりつつあるので、バリアフリーや介護専用物件などより付加価値の高い物件を提供することで利益率を高めようとする投資家が日本の老人ホームの視察に来ている、とあるクライアントからお聞きしました。 
 昨年11月に日本のロングライフホールディングが山東省・青島市に中国との合弁で会員制の高級老人ホームをオープンしたというニュースは、日本国内外で大変な注目を集めました。地上27階建て161室で、プールや診療所も完備する高級マンションは2人で住む場合、入居時の保証金などが282万元(約3,500万円)と日本並みの費用にもかかわらず、モデルルームは現地の富裕層で混み合っているそうです。(「日本経済新聞」2012年1月27日付より) 
 中国老齢事業発展計画によると、中国の高齢者(60歳以上)は2011年の1億7,800 
万人から、2015年には2億2,100 万人に増加する見通しで、上海市では今年、老人ホームの建設を加速し、高齢者向けのデイサービスセンター20カ所、居住区内の食事サービスセンター40カ所を設立する計画で、高齢化社会を迎える中国も今後介護をどうしていくのか動向が気になるところです。 
 一人っ子政策の影響を受け、今後急激に進むといわれている中国の高齢化。従来の家庭介護が難しくなるなか、日本の充実した介護用品や決め細やかなサービスが注目を浴びています。ハードとソフトの両面でシニアの介護に関して経験豊かな日本は、中国にとってよき「senior(先輩)」となれるのではないでしょうか。

文責:コンサルタント 大亀浩介( twitter @kosukeokame )

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
新着コンテンツ一覧 
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
※下記コンテンツの全文を閲覧するには「中国マーケティングEC会員」のログインIDとパスワードが必要です(一部お試し閲覧除外記事あり)。「フル/法令/Q&A会員」のログインIDとパスワードではログインできません。(お試しID発行 >> http://www.cast-marketing.com/trial/

「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(13)」 
 ~カルフール流の支払いサイトと在庫処理とは?【代金・価格編①】 
 カルフールの支払いサイトは一般的に、商品納入日を起算日としてから60日となっている。サイトの日数は商品品目や交渉により変動することもあるようで、例えば農産品は15日、家電類は30日になっているケースもあるようだ。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。 
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=285 
※このコンテンツはお試しIDでは閲覧できません。

「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(12)」 
 ~厳格な商品陳列規則、メーカー発言権はほぼゼロ【費用編④】 
 陳列の場所や方法についてカルフールには厳格な商品陳列規則があり、どの商品類をどの位置に置くかが明文化されている。一般の商品棚の陳列方法についても原則メーカーや問屋側には発言権は全くなく、すべてカルフール側の判断で決定される。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。 
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=282 
※このコンテンツはお試しIDでは閲覧できません。

「中国のインフレ率が再び上向きに」 
 ~豚肉価格が25%上昇、春節の影響? 
 中国国家統計局が9日に発表した2012年1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比4.5%となった。そのうち、食品価格の上昇率は10.5%に上り、特に豚肉価格が25%上昇した。野菜価格も23%上昇した。 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。 
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=284

「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(11)」 
 ~チラシ掲載は別途費用が必要?【費用編③】 
 カルフールの店舗に入ると至るところで販促キャンペーン中のポスターやチラシがあり、また通路には販促用のキャビネットやカウンター棚が所狭しと設置されている。これら販促に必要とされる経費は実際のところどのくらいなのであろうか。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。 
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=281 
※このコンテンツはお試しIDでは閲覧できません。

「外資系大手スーパー「カルフール」徹底研究(10)」 
 ~販促費もメーカー負担?様々なコスト【費用編②】 
 アカウント開設費や「進場費」(入場料)、「上架費」(棚代)などの費用のほかに、カルフールはさまざまな名目で各種費用を要求してくる。「新店開設費」「既存店新規改装費」「祝祭日キャンペーン費」など、数を挙げればキリがない。…… 
(全文はこちら) ※『中国マーケティング・EC会員』IDにてログインの上ご覧ください。 
http://www.cast-marketing.com/index.php?Mod=Marketing&Cmd=DataList&Action=Detail&MRid=280 
※このコンテンツはお試しIDでは閲覧できません。

■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
お知らせ(セミナー予告) 
■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■チャイナ・マーケット・インサイト 第3回 
------------------------------- 
中国巨大ネット通販サイト「淘宝」をいかに攻略? 
  「淘宝トップ店舗の成功を徹底分析!」

「これが知りたかった!」という中国ビジネスの疑問について、各業界のキーパーソンに直接ヒアリングし、その実態をズバリ解説する「チャイナ・マーケット・インサイト」。第3回目は、中国ネット通販(B2C+C2C)の約8割を占める巨大サイト「淘宝」のトップ店舗にインタビューし、その成功体験をひも解きます。

日時:2012年4月17日(火) 18:30~20:00(受付は18:15より) 
場所:六本木アカデミーヒルズ カンファレンスルーム5 
   (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) 
講師:キャストコンサルティング㈱取締役 大亀浩介 
費用:5,000円(税込)/名 
   ※キャスト中国ビジネス「中国マーケティング・ECコース」会員様は1社1名様まで無料

お申込は2月29日(水)より開始、同日配信のメルマガ第10号でお知らせいたします! 

pageTop