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 大亀浩介コンサルタントインタビュー


【第221回】 競争激しい広告業界で生き残れるか
ドラマやCMで人気の上海人スター
2016年6月1日
上海地下鉄の広告も「胡歌」だらけに・・・
上海地下鉄の広告も「胡歌」だらけに・・・
 最近中国の街中の広告で頻繁に目にする芸能人。金城武のような涼しい目をし、ハンサムでクールな顔立ちながら、笑みを見せるとどこか子供のようなあどけなさもあり、巷の女性の母性本能をくすぐっているのでしょう。彼の名は「胡歌」。1982年生まれ、上海出身の俳優です。

 上海の空港や地下鉄、タクシーなどの動画広告、テレビや微信のモーメンツ(朋友圏)で流れてくるものなど、広告という広告が彼をイメージキャラクターとして採用したもののオンパレード。私が記憶している中でも、ソニー、ピザハット、ヒュンダイ(現代自動車)、平安保険と名だたる大企業が起用しているほか、最近タクシーで見た「小紅書」や地下鉄で見かけた「QQ閲読」などは、前者が越境EC、後者が電子書籍のスマホアプリなのですが、業界も幅広くカバーしています。

 最近このように急に露出が増えた理由は、彼が出演した「琅琊榜(ろうやぼう)」というテレビドラマが爆発的な人気を博したからでしょう。日本でもスカパーのチャンネル銀河で放送されているこのドラマは、南北朝時代を舞台にした時代劇で、15年の中国ドラマ最高傑作とも言われています。主人公の梅長蘇(ばいちょうそ)を演じた胡歌がネットを中心に話題となり、一躍大スターとなったわけです。

 しかし、彼は実はポッと出の新人ではありません。04年にドラマ「蒲公英」でデビュー。翌年にはドラマ「仙剣奇侠伝」に出演し、着々と俳優としてのキャリアを積み重ねていた矢先の06年8月末、高速道路で自動車事故に遭遇。同乗の女性アシスタントが死亡するほどの大事故で、彼も首や顔面に100針を超える大手術を受ける重傷を負いました。ほぼ復帰は無理と思われていた中での完全復活というわけです。

 移り変わりの激しい中国の広告業界。14年に中国で大ブームとなった韓国ドラマ「星から来たあなた」の主役だったキム・スヒョンも当時は至る所で見かけたものですが、今やどこに行ったのやら・・・。最近話題の韓国ドラマ「太陽の末裔」のソン・ジュンギも徐々に露出が増えつつありますし、胡歌人気はいつまで続くのか。中国で末長く人気を維持するのは難しいようですが、そろそろこのように中国じゅうでブームになるような日本の芸能人も出てきてほしいものです。


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