会報誌2014年5月号(vol.14)では、北京の消費現場の最新動向について特集を組みました。08年のオリンピックを境にハード及びソフト両面で大きく変化した北京ですが、新政権による「倹約令」や「接待・贈答禁止」などの影響で地元経済や消費が低迷しているとよく耳にします。
しかし実際には13年の百貨店別売上高ランキングで新光天地が75億元で全国1位になり、そのほかに燕莎奥特莱斯が37億元、西単大悦城が35億1000万元で、全国ショッピングモールランキングのそれぞれ8位と9位に輝いています。新型のモールも続々と登場し、ショッピング環境の多様化も進んでいます。
中国全土に及ぼす影響力が絶大な首都・北京、その商業及び消費分野での動きを見ておく必要があると思い、12年以降新しくオープンまたはリニューアルした商業施設を中心に現地視察・レポートしています。
また業界&企業分析では、今年5月に米証券取引委員会(SEC)に株式公開を申請したアリババを取り上げ、同社の売上高や流通総額(取引高)、純利益率、従業員構成、テンセントとの真っ向勝負などについてレポートしています。
現地企業のインタビューでは消費力が高まる中国消費者のライフスタイル向上ニーズを的確に捉え成長を続ける、仏系高級キッチンウェア大手のル・クルーゼ(酷彩)中国市場部のNina Tang総監に同社の企業戦略についてヒアリングしました。
そのほか、以下のとおり、中国マーケティングやECに関する情報が盛りだくさんです。
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ニュースレター冊子『チャイナ・マーケット・インサイト』
2014年5月号 vol.14 もくじ
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【巻頭特集】
新型モールを巡り「北京再発見」
『ゴージャス施設が続々登場、首都の力強い消費力』
【第2特集】
チャイナ・リサーチ 業界&企業分析
『圧倒的な流通規模と高い利益率、アリババの強みとは』
アリババが米上場へ、ネット業界での競争激化
【インタビュー】
中国ビジネス最前線 〜現地企業のキーパーソンに聞く〜
『高級キッチンウェア市場に挑む フランスのル・クルーゼ』
ライフスタイルの向上を意識、キッチン用品でも高級志向目立つ
【都市別調査】
都市別マーケティングレポート 成都編〜その2
『複数の不動産所有する80后 根強い人気のリアル店舗』