中国消費洞察オンライン〜中国ビジネスをマーケティング視点から再構築!

 

マーケティング戦略分析 [ 2014年12月16日 ]

エコ意識が高まる中国の新エネ車事情(4)
人気のキックボード、価格はピンキリ
キックボードの価格はピンキリで、国産は300~400元程度のものがある一方、海外製のハイエンドモデルになると5000~6000元程度する。天猫(Tモール)での売れ筋は1500~2000元の価格帯の製品だ。筆者が注目したのは1台3200元の科迪龍(Coodelon)というメーカーの製品。月間販売台数は2000台近くという。また、イスラエル系のiNOKiMは定価5980元というハイエンド製品だが、14年3~8月期で1万台以上売れた。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年12月15日 ]

エコ意識が高まる中国の新エネ車事情(3)
若者に人気の電動キックボード
さて、EV以外でCO2削減という観点から注目を集めているのは電動キックボードである。子供の遊び道具と見られていたこの代物は、今やお洒落な若者の移動ツールとなっている。筆者はある日、上海の街中を2キロメートルほど歩いているうちに5人のキックボード使用者を目にした。いずれも20~30代の若者男性だ。キックボードの試乗ができる展示販売スペースを設ける商業施設も少なくない。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年12月12日 ]

エコ意識が高まる中国の新エネ車事情(2)
支援策背景に伸びるエコカー市場
深刻化する大気汚染と政府のエコカー支援策などに押される形で、中国のEV市場は成長を遂げている。14年1~8月の新エネルギー車の生産台数は前年同期比328%増の3万1137台になり、このうちEVは7倍近く増加して1万6276台に上った。プラグインハイブリッド車(PHV)に至っては約12倍の6621台だった。販売面では、14年1~6月期において新エネ車は前年同期比2.2倍の2万477台が売れたが、これは13年通年の値を上回る。……

 


 

マーケティング戦略分析 [ 2014年12月11日 ]

エコ意識が高まる中国の新エネ車事情(1)
大気汚染と優遇政策がEV市場を後押し
目の前をスタイリッシュな車がすっ飛ばして行き、通行人の注目が集まる。ドライバーは40歳前後の男性で、シンプルなファッションからは洗練された印象を受ける。ここまでは現在の中国ではよく見られる光景だが、車の前方に目をやると一味違うことに気づく。大型液晶パネルを備えた独特のダッシュボードが近未来感とスマート感を醸し出す。そう、高級スポーツ電気自動車(EV)を投入する米テスラである。……

 

    1 ページ 全 1 ページ (総数: 4)      
pageTop